ワーキングホリデーを考えているとき、
「ワーキングホリデーに行きたいけど退職はしたくない」
「休職してワーキングホリデーに行けるのだろうか」
「大学を卒業後、就職する前にワーキングホリデーに行きたい」
などの疑問を持っている方も多のではないでしょうか。
結論として、ワーキングホリデーは休職制度を活用することで、キャリアや仕事に大きな影響を与えずに、海外に滞在することも可能です。
そこで今回は、ワーキングホリデーを考えている方に向けて、制度の内容や休職制度を活用するメリットなど、疑問に徹底的に答えていきます。
本記事の筆者である私も、留学中に多くのワーホリ希望者や経験者と出会いました。その経験をふまえつつ、お話をしますね。
なお、ワーキングホリデーでできることや費用、後悔しないためのポイントなどは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーガイド
なお、本記事は2022年3月現在の情報を元に作成しています。
[目次]
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ワーキングホリデーへ行くタイミングが分からないという社会人も多いかと思います。
結論から申しますと、会社員は休職や退職をして、4月からワーキングホリデーに行くことをおすすめします。
1年の区切りである3月末で退職することで、自分も会社も退職まで慌てることがありません。引き継ぎを済ませてから留学にチャレンジできます。
また学生も、休学や卒業後の4月からワーキングホリデーに行く人が多いです。
とはいえ、ワーキングホリデーに挑戦するかどうか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで次はタイミング別に、メリットとデメリットをそれぞれ解説します。
学生の方は「社会人になる前にワーキングホリデーに行っていいのだろうか?」と悩んでいる人も多いかと思います。
学生の内にワーキングホリデーに行くことは、以下のメリットとデメリットがあります。
・高い英語力を身につけることで、就職活動においてアピールポイントになる
・休学制度を活用することで、帰国時に新卒として就職活動ができる
・就職の時にワーキングホリデーの成果を聞かれる
・遊んで終わった場合、就職活動で悪いイメージをもたれることもある
ワーホリから帰国しても、学生として就職活動をすすめることができます。
しかし滞在中の過ごし方によっては、企業から「遊んでいただけ?」と思われることも少なくありません。アルバイトや語学の勉強で、成果を残すように過ごすことが必要です。
社会人になってからワーキングホリデーを決意すると、帰国後のキャリアなどが気になる方も多いかと思います。
デメリットに注目してしまいますが、社会人のワーキングホリデーにはメリットもあります。
・英語力を身につけることで、転職活動で活かせる
・海外転職につながることもある
・休職制度を活用することで、帰国後に転職活動の必要がない
・語学力が上がらないと転職が不利になることもある
・年齢が高いと、日本では転職先が決まりにくい
・遊んで終わった場合、転職活動でイメージダウンにつながる
社会人は英語力をつけることで、帰国後の転職活動がスムーズに進むことも少なくありません。また休職制度を導入している企業では、帰国後も同じ会社で働き続けることができます。
そのため最もおすすめな方法は、休職してワーキングホリデーに行くこと。次でその理由を解説します。
続いては、休職をおすすめする理由を解説します。
会社によりますが、英語学習やスキルアップの目的であれば「社費留学」の制度を活用できることもあります。社費留学では語学学校の学費や、住宅手当をもらえることも少なくありません。
ただし社費での留学は、ワーキングホリデーの目的が「語学習得」に限られます。会社の規約をもう一度確認して、制度が使えるかどうか確認してみてください。
海外に支店がある企業や業務に英語を使う仕事であれば、ワーキングホリデーの経験が有利に働くこともあります。
なぜなら仕事で求められる英語力をワーキングホリデー中に習得することで、希望の部署への移動や役職への昇進につながる可能性があるからです。
帰国後も会社に貢献できるように、ワーホリ中は英語力を仕事で活用できるレベルまで伸ばしましょう。
休職は会社に戻ることが前提です。
休職制度を活用することで、退職してからワーキングホリデーに行ったときの
「帰国後に仕事が見つかるだろうか」
「転職で失敗したらどうしよう」
などの不安に悩まされることがほとんどありません。
帰国後の不安要素が少ないため、ワーキングホリデー中は語学学習に集中できることが多いです。このような理由から、社会人のワーキングホリデーは休職して挑戦することをおすすめします。
社会人が休職してワーキングホリデーに行くには、いくつか注意点あります。そこで最後に、ワーキングホリデー前にチェックするべきことを4つ紹介します。
ワーキングホリデーは長期で海外へ行くため、住民票を抜いておく必要があります。なぜなら海外に滞在している間でも、居住先を役所に報告する義務があるからです。
また住民票の所在地と今までの仕事によって、健康保険や住民税、年金の支払い金額が決まります。
しかし海外では、日本の健康保険を使うことがほとんどありません。また住民税は住んでいる土地に対して支払う税金のため、海外に滞在している間は免除が適用されます。
そのため住民票の手続きによって、日本に在籍していないことを証明し、渡航先を登録することが欠かせません。
1年未満の滞在の場合、住民票は日本に残したまま海外へ行くことも可能です。その場合は一時帰国の際に、日本の病院で検査や治療を受けることができます。
ただし抜かないと年金と健康保険料を支払い続ける必要があり、留学費用の負担になることも少なくありません。
1年以上のワーキングホリデーでは、住民票を抜いておくことをおすすめします。
【社会人向け】留学中にかかる税金と支払い方法まとめ。海外転出届けの提出方法も紹介
休職してワーキングホリデーに行くことはできますが、すべての会社でワーキングホリデーを理由に休職できるわけではありません。
仕事に英語が必要のない企業でワーキングホリデーを理由に休職を申し出ると、退職をすすめられたり、休職を断られたりすることがあります。
反対に業務で英語を使う場合、休職制度を活用しやすいです。
自分の会社の条件を確認して、帰国後に英語を使った業務で会社に貢献ができることをアピールしましょう。会社に貢献できることをアピールすると、休職を認めてもらえる可能性が高まります。
先ほどもお話しましたが、帰国後にどのようにして会社に貢献できるか考えた上で、ワーキングホリデーに行きましょう。
貢献内容は例えば、
・海外の支店で売上を上げたい
・海外の販路を拡大したい
などです。
そして貢献に必要なスキルや語学のレベルを、ワーキングホリデー中の目標として設定しましょう。
目標を持っておくことで、ワーキングホリデー中の勉強のモチベーションアップにつながるからです。
休職中は、会社から給料をもらうことができません。
一方でワーキングホリデーは、ビザや滞在費、語学学校など何十万から何百万円のお金を支払います。
資金に余裕を持っていないと、途中で貯金がなくなって帰国することになる可能性があります。
ワーキングホリデーへは、十分な資金を貯めてから計画を進めてください。一時帰国などワーキングホリデー生活を中断することなく、最後まで楽しむことができます。
もし今手持ち金が十分でなく、貯金する時間もないという方は社会人でも利用できる奨学金・ローンなどがあるので参考にしてみてください。
留学ローンって実際どうなの?種類から利用方法、社会人の借り入れまで徹底解説
留学するなら必須!留学奨学金・助成金まとめ
今回は、ワーキングホリデーに行くタイミングやキャリアへの対策について解説しました。
結論として、社会人は休職制度の活用がおすすめです。
そして休職をしてワーキングホリデーに行くときは、目標を持って滞在中の計画を立ててください。ワーキングホリデー中に会社に貢献できるスキルを身につける気持ちがあると、休職を許可してもらいやすいです。
会社と自分が共に成長できるように、賢い休職をしてみましょう。
スクールウィズでは、渡航先選びの相談なども受け付けています。より具体的にワーキングホリデーのプランを練りたい人はお気軽に相談してみてくださいね。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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