大学生のうちに留学の夢を叶えたい!と思いつつも、何から始めればいいのかと途方に暮れている人はいませんか。そもそも「いつ」が留学にベストなのかと悩んでいる人もいるでしょう。
大学生の留学は、時期によって就活に響いたり卒業のタイミングがずれたりとその後の人生プランに大きな影響を及ぼしかねません。そのため、目先のことだけでなく将来のことも視野に入れて慎重に留学の計画を立てる必要があるといえます。
今回の記事では、留学の種類に応じたおすすめのタイミングや、それぞれの学年での留学にはどんな違いがあるかなどを詳しく見ていきます。留学を考えている学生の方は、ぜひこの記事を参考にその時期を検討してみてくださいね。
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[目次]
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長期留学の場合、交換留学でも私費留学でも基本的には2年生から3年生にかけてがおすすめです。その理由として、主に次の2つが挙げられます。
1年次はまず新生活に慣れるのにいっぱいいっぱいで、すぐに次のステップに進むのが難しい人も多いでしょう。
2~3年次ならある程度大学生活に慣れ余裕が出てくるころなので、新しいことに挑戦しやすいタイミング。1年次から情報収集を始め、ゆっくり時間をかけて留学プランを考えることができるのもおすすめポイントです。
また、この時期は就活までまだ時間があるので、将来のことを考えつつも、自由にいろいろと自分の興味を探求できる時期でもあります。語学だけでなくさまざまなことに挑戦することで自分の視野が広がり、将来の可能性を広げてくれるきっかけになるかもしれません。
また、就活は大学3年生の夏ごろから準備期間に入り、翌年3月ごろから本格的にスタートします。2~3年次にかけて留学に行けば、それより前に帰ってこられるので就活への影響が最小限に抑えられます。
1~2カ月の短期留学なら、学年を問わずいつでもおすすめです。夏休みや冬休みを利用すれば、授業を休まず行けるため単位の心配をする必要がありません。
また、就活に響くということもないでしょう。「時間がない!」という人は1カ月未満の留学ももちろん検討できます。例え短期間であっても、自分なりに目標があればきっと充実した留学が実現できるはずです。
ただし、短期留学の場合は正規留学ではないので履歴書やエントリーシートの学歴欄にその経験を記載することができないことに注意してください。自己PRや学生時代に取り組んだことなどを説明する項目でアピールすることは可能です。
その際、ただ「留学した」と書くだけではあまり魅力的な経験とはいえません。正直、留学する“だけ”なら、お金と時間があれば誰にでもできるからです。
採用担当者の目に留まるには、その経験を通して何を得たのか、自分がどう成長したのか、具体的に説明できる必要があります。例えばTOEICや英検を受けるなど、自分の「スキル」をアピールできるようにしておきましょう。
続いて、学年ごとの留学についてそれぞれ見ていきましょう。メリットだけでなくデメリットもご紹介しますので、合わせてご検討ください。
1年生の場合、長期留学を検討しづらい点がデメリットとして挙げられます。欧米の大学は大体が9月はじまりなので、それに合わせて渡航するとなると日本の大学入学後すぐに手続きを始める必要があります。
課題があったり、テストがあったりと慣れない新生活の中で並行して留学の準備をするのはなかなか現実的とはいえません。また、交換留学の場合はそもそも1年生の申し込みを受け付けていない大学も多いです。
一方、短期留学であれば1年生のうちでも実現しやすいでしょう。早いうちに短期留学を検討しておくことで、その後の長期留学のイメージがつきやすくなったり、将来について考えるきっかけになったりというメリットがあります。
2年生になると、長期留学もしやすくなります。1年生のうちから準備を進めておけば、バタバタと慌てる必要もありません。就活までも時間があるので、1番自由に留学プランを決めやすい時期といえます。
一方、多くの大学では2年次終了までに一般教養科目の履修が義務付けられています。2年生で長期留学に行くとなると、一般教養の履修が終わらずに翌年に繰り越してしまう可能性が高まります。
3年生からはゼミや研究室などが本格的に始まり忙しくなるので、履修科目はなるべく減らしたいところ。もし、科目の調整が難しいようであれば短期留学も視野に入れてみましょう。
大学生活にすっかり慣れ、余裕を持って物事をいろいろ考えられるようになるのが3年生です。留学についても、自分の夢や将来の進路を具体的に考えながら、より実りのある留学を考えられるのではないでしょうか。
3年生の早い時期に留学すれば、就活や卒業への影響を最小限にして長期留学もできます。一方、帰国後はすぐに就活が始まります。就活で役立つスキルを身に着ける、留学中から情報収集を怠らないなど、いろいろと準備が必要です。
この時期に長期留学をするなら、卒業は先延ばしになります。もちろん就活もあと倒しになりますので、1学年下の学生たちと同じタイミングで就活をスタートすることになる点は覚えておきましょう。
夏休みや冬休みを利用した短期留学であれば就活や単位を気にせず実現可能ですが、4年生の長期休みには内定先の懇親会があったり、友人同士で卒業旅行を企画したりといったことが考えられます。
そういったイベントを逃すことは承知の上で、留学プランを考えることになるでしょう。
ここでは大学生におすすめの留学方法をご紹介します。それぞれ期間や目的、期待できるスキルや経験、休学の必要性など内容が異なりますので、自分の希望に合わせて選ぶようにしましょう。
大学が提供する交換留学プログラムに参加する方法です。留学先では、語学だけでなく自分の専攻と関連する科目などを勉強します。
より専門的な知識を身に着ける機会が得られるので、その後の勉強や就活の際に役立つ経験やスキルの習得が期待できますよ。
また、交換留学の場合はそこで取得した単位は日本の大学の単位として認定されるので、留年の心配がありません。
しかし、交換留学生になるには学内の選考に受からなければならないというハードルがあります。他の候補者と差をつけるためにも、日頃から学業に励み、語学力を磨いておきましょう。
海外の語学学校などに短期で留学する方法です。
1週間から自由に通学期間を設定できるので、夏休みを使って留学するなど自分の都合に合わせてカスタマイズできます。入学時の語学力は問われないため、どの英語レベルの人でも挑戦しやすい留学方法です。
レベル別に分かれたクラスでそれぞれのペースに合わせた授業を受けることができるので、効果的な英語学習が期待できるでしょう。ただし、留学は短期になればなるほど費用が割高になる傾向にあります。
ワーキングホリデーとは名前の通り、働きながら海外に滞在できるビザです。青少年の文化交流の促進を目的に、18歳から30歳までを対象に発給されています。就労だけでなく就学も許可されているので、語学学校に通うこともできます。
国によって規定は違いますが、多くは1年まで滞在可能、それより前に帰国することも可能なので、短期間で切り上げれば単位を気にせずに留学できます。ビザ申請にあたって英語力の基準はないので、誰でもいろんなことに挑戦しやすいビザといえるでしょう。
しかし、自由度が高いということはすべて自分で決める必要があるということ。綿密に計画を立てないと、「海外に行ったのにただ何となく日々をぼんやり過ごしてしまった」ということになりかねません。明確な目標とそれを実現するためのプランを事前にしっかり練っておきましょう。
最後に、大学生の留学のタイミングについてよくあるご質問とその回答をご紹介します。
留学の方法と時期によります。例えば就活を終えたあとに、長期休みを利用して短期留学をするのであれば新卒を諦める必要はありません。あるいは3年生から4年生にかけての春休み、就活前の短期留学なら問題ないでしょう。
一方、半年以上の長期留学をするのであればタイミングに関わらず就活に影響が出ます。なぜなら多くの企業は4年生の春頃からエントリーの受付を開始、6~7月頃から本格的に試験や面接を実施し始めるからです。
その時期に留学に行くのであれば、そのタイミングで選考を行う企業は諦めざるをえませんし、内定が決まってから留学へ行くとなると長期の留学はなかなか難しくなります。
「どうしても4年生で長期留学に行きたい、でも新卒を諦めたくない」ということであれば、卒業時期を伸ばして翌年の就活に挑むことになります。
上述の通り、短期留学は学歴欄に記載することができません。そのため、自己PRなどその他の項目の中でうまくアピールする必要があります。
その際には、短期留学で何を学んだのかを具体的に説明するようにしましょう。語学力や異文化交流の経験など、短期留学で得られるものはいろいろとあります。
その経験が自分のエントリーする企業が求めるスキルとどうマッチするのか、よく分析してアピールしましょう。うまくアプローチできれば、短期留学であっても十分に就活で活かせるはずです。
短期留学は自分の英語力を試す良い機会になります。何ができて何ができないのかがハッキリわかり、英語学習を見直すきっかけになるでしょう。
また、実際に国外へ出て異文化体験をしておくのも、長期留学前に経験しておいて損はないでしょう。
日本とは違う文化や慣習、あるいは社会的ルールなどに触れることで“海外”に対する免疫をつけることができます。そうしてさまざまな価値観に触れておけば、長期留学に行った際にカルチャーショックを最小限に抑えられるはずです。
まずは目的、目標をハッキリ決めましょう。それによって留学の長さや内容が変わってきます。
例えば「海外の大学に行く」が目標であれば交換留学や私費留学を選ぶ必要がありますが、「異文化体験がしたい」「英語の勉強がしたい」であれば短期留学やワーキングホリデーも選択肢に入ってきます。
このように、目指すところによって選ぶべき道は変わりますので、まずは自分が留学を通して何を実現したいのかを考えてみましょう。
英語力アップのため、就活でアピールするため、と学生のうちに留学を考えている人は少なくないでしょう。日本とは違う文化や価値観にいろいろと触れることができるので、自分の視野を広げる経験がきっとできるはずです。
短期留学であればどのタイミングでも検討しやすいですが、長期留学となると就活や単位を考える必要が出てきます。もし、長期留学を考えている場合には早めの動き出しが肝心です。
ただし、学年が上がったからといって長期留学ができなくなるわけではありません。自分のやりたいことがハッキリしており、留学先で十分なスキルや経験が得られるのであれば休学してでも行く価値はあります。まずは自分の目標を見定め、その実現に向けて計画を立てましょう。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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