「ワーキングホリデーにはどれくらいの英語力が必要なんだろう」
「英語ができないと難しいのかな……」
と、英語力を理由にワーキングホリデーを迷っている方もいるのではないでしょうか。
ワーキングホリデーは渡航時点である程度英語ができた方が良いです。ただ現地で語学学校に通うなど、ワーキングホリデー中に英語力を伸ばすことも可能です。また渡航まで日本で英語学習に励み、現地で働けるレベルにまで伸ばしておくといった方法もあります。
英語力ゼロだからといって、ワーキングホリデーができない訳ではありません。
とはいえ、本当に渡航してから英語力を伸ばせるのか、どうやって勉強すれば良いのかはわかりにくいもの。
そこで今回は、ワーキングホリデーに必要な英語力と勉強法を解説します。またそれでも苦手意識がある人に、英語初心者でも渡航しやすい国も紹介します。
英語力でワーキングホリデーに行くか悩んでいる人は参考にしてみてください。
なお、ワーキングホリデーの概要はこちらにまとめています。すでに決断している人はこちらを参考にしてみてください。
ワーキングホリデーガイド
監修者
留学カウンセラー:小野 勢希
高校時代にニュージーランドに2年の長期留学、オーストラリアでは短期留学の経験あり。フィリピンでは30校以上を訪問。「2ヵ国留学」「ワーホリ」など、オセアニア圏の留学を得意としている。
[目次]
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一般的に海外で生活する上で必要な語学力はTOEIC600〜700点と言われています。しかし、アルバイトをするならより高いTOEIC700〜800点程度の英語力があると仕事を見つけやすくなります。
そのため英語力ゼロの状態で渡航は難しく、一定レベルの英語力を身に付けてから渡航するのがおすすめです。
ただ、現地で語学学校に通ってから働く場合は英語初心者でも渡航できることもあります。
語学学校に通うパターンとすぐ働くパターンで必要な英語力が異なるため、各パターンごとに求められる英語力を紹介しますね。
語学学校の入学に、英語力の条件はありません。日常会話レベルや基本的な文法がわからない状態でも通うことは可能なため、語学学校に通うなら英語力は低くてもワーキングホリデーはできます。
ただスクールウィズが独自に考案した留学計画早見表を参照すると、そこからTOEIC700〜800点レベルになるには、およそ4〜6カ月の時間が必要です。つまり英語力ゼロでも渡航はできますが、語学学校に通う期間が長くなってアルバイトをする時間が短くなります。
さらに一部の国では、ワーキングホリデー中に語学学校に通える期間が4カ月など、限られているケースもあります。その場合は日本での事前学習や別の国での語学学習など、プランの調整が必要です。
語学学校に通う場合は英語力ゼロでもワーキングホリデーはできますが、その分プランに制限が生まれることは頭に入れておきましょう。
現地で働く場合、基本的にTOEIC700〜800点レベルの英語力は必要です。さらに、職種によって求められる語学力のレベルが異なります。
・清掃、クリーニング:TOEIC450点以上
・フルーツピッキングやファームなどの農作業:TOEIC450点以上
・日本食レストランのスタッフ:TOEIC450点以上
・カフェのスタッフ:TOEIC650点以上
・ローカル飲食店のフロアスタッフ:TOEIC750点以上
基本的に清掃やピッキング作業は言葉より体力を求められるため、日常会話レベルの英語力でも可能です。また日本食レストランはオーナーやお客さんが日本人であることも多く、日本語で働けることがあります。
一方、カフェスタッフなど接客業は現地に住むお客さんとの会話が求められるため、一定の英語力が必要です。
あくまで目安ですが、現地で働くのであればある程度の日常会話ができるTOEIC650点レベルまでは引き上げておきましょう。
ここまでを踏まえると、ワーキングホリデーでは英語力はあった方が良いです。加えて、英語力が高い方がより条件や時給の良い仕事を得られる可能性もあります。
例えばオーストラリアのワーキングホリデーでは、仕事によって時給が変わります(※1)。
英語力が高い方が時給が高い傾向である接客業にチャレンジでき、より多くの収入を得られます。働くことが目的であれば、英語力ゼロでのワーキングホリデーはおすすめしません。
働きたいという気持ちでワーキングホリデーに興味があり、できるだけ長くアルバイトしたい場合は英語力を身に付けてから挑戦する方が良いでしょう。
「ワーキングホリデーに行けば英語力が伸びるのでは」と考えている人もいるのではないでしょうか。正直に申し上げると、ワーキングホリデーで海外で生活するだけでは英語力は伸びません。
ワーキングホリデーから帰って来た人たちに英語学習の成果について聞くと、よく「思ったよりも英語が上達しなかった」という声を聞きます。その一方でしっかりと英語力を伸ばし、高い英語力を使って現地でアルバイトができた人もいます。
その違いは何なのか、英語力が伸びた人とそうでなかった人へのヒアリングから傾向をまとめました。
まとめると「渡航前の日本と渡航後の現地両方で英語学習の時間を設けた」「現地では積極的に英語を使う機会を作っていた」ことがポイント。ただ海外に行くだけでは英語力は伸びず、現地で英語力が伸びるような行動をするから身に付くのです。
事前学習や現地での積極的な行動が重要なことを頭に入れておきましょう。
先ほどお伝えした通り、ワーキングホリデーは渡航前の事前学習が重要です。そこで次は、おすすめの英語学習方法を紹介します。
日常会話で使用する英語は、中学校までに習うレベルの単語や文法がほとんどと言われています。中学英語をしっかり押さえておくだけでも、日常会話レベルの会話ができるようになることも可能です。
何からすれば良いか迷ったら、中学レベルの単語帳と文法の参考書を購入し、ひと通り完了させることから始めてみてください。
なお、おすすめ参考書はこちらにまとめています。
【決定版】英語のおすすめ参考書21選と勉強法まとめ | 中学英語をやり直したい社会人必見!
・英語の基礎を固めることができる
・単語帳と参考書さえ揃えば、手軽に始めることができる
最近はスマートフォンで勉強できる英語学習アプリがたくさん出ています。有料アプリの方が問題数の多さや精度の高さではおすすめですが、無料で十分使えるアプリもあります。
アプリは気軽に勉強できる上に、単語や文法、リスニングなど分野ごとに学習できる点からもおすすめです。特に語彙力強化にはおすすめなので、基礎固めの時期に使ってみてください。
・すき間時間を使って勉強できる
・自分の苦手分野を集中的に学べる
基礎力が身に付いたら、リスニング力とスピーキング力アップのために海外の作品を鑑賞してみましょう。楽しみながら英語に触れられる上に、トレンドに合った今どきの表現やフレーズを学べる点が魅力です。
字幕を英語に設定しておけば、聞き取れなかった単語の確認も可能。リスニング学習の効率を上げることができるでしょう。
・フレンズ:同世代の男女6人の日常をコメディに仕上げたドラマ。多くの英語指導者やバイリンガルがおすすめしているコンテンツ。
・モダン・ファミリー:3つの家族が繰り広げるドタバタコメディードラマ。現代的な多様な家族のあり方を反映した設定も魅力。
・グリー:廃部寸前の合唱部が歌とダンスを競い合いながら全国大会を目指して奮闘する物語。劇中のフレーズは日常的なものが多く、話すスピードも比較的ゆっくりで聞き取りやすい。
・趣味としても楽しめる
・良い意味で勉強感がなく、続けやすい
スピーキング力を磨きたいなら英会話レッスンがおすすめです。なかでもオンライン英会話はインターネットとスマホ、またはPCがあればどこからでも学習でき、忙しいなかでも続けやすいです。
どれだけテキストでしっかりと勉強していても、実際に言葉にするとこれまで学んだ単語や文法が出てこないことがあります。それはスピーキングの実践でしか身に付かないため、話すことに慣れるためにもおすすめです。
さらに英会話レッスンはお金を払って、マンツーマンで指導を受けるので途中で投げ出しにくいところもポイント。「自分一人では勉強が続きそうにない……」という方は積極的に英会話レッスンを取り入れましょう。
特にオンライン英会話は対面の英会話教室よりも金額が安い傾向です。無料体験レッスンも受けられるので、気になるサービスをいくつか試してみましょう。
・マンツーマンでわからないことも質問しやすい
・オンライン英会話なら金額が安く、どこからでも受けられる
県や自治体、学校または有志団体などが国際交流イベントを定期的に開催していることもあり、日本に住んでいる外国人とコミュニケーションを取ることができます。
勉強を一人で続けていると、徐々にモチベーションは低下しがちです。そんなときに外国の人とコミュニケーションを取る機会を作ることで、実際にワーキングホリデーまでに身に付けるべき英語レベルの感覚を掴むことができます。単純に海外の人と話すことでやる気も出るため、モチベーション維持の方法としてもおすすめです。
・モチベーションアップにつながる
・学んだことを実践で試し、さらなるレベルアップに役立てられる
留学エージェントや英会話教室などは、留学前の英語学習サービスを提供していることがあります。留学が決まっている人に向けて専用の学習プランを提供するもので、同じ時期に留学予定の人と一緒にグループワークをしたり、留学の悩みを相談し合ったりできることもあります。
例えばスクールウィズが提供するプレ留学では、留学予定の方を対象にプロ講師の指導と専任チューターのサポートで英語学習を支援。留学仲間とのグループで情報交換もできるため、一人だと挫折しそうな方、英語初心者で何から勉強すれば良いかわからない方には特におすすめです。
同時に留学相談も受け付けており、そもそも自分にワーキングホリデーができるのかといった相談を聞くことも可能です。相談はLINEから受け付けているため、まずはこちらからアカウントにご登録ください。アンケートに回答後、担当カウンセラーからご連絡します。
・プロの指導を受けながら着実に英語力を伸ばせる
・自分に必要な学習プランがわかる
ここまでを読んで英語学習が重要なのはわかったものの、本当に自分でもできるのか、自分はどんなワーキングホリデープランにすれば良いのか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで英語初心者には特におすすめのプランをまとめました。迷ったらこちらを参考にしてみてください。
何度かお伝えしている通り、英語力に自信がない場合はワーキングホリデー中に語学学校に通うのがおすすめです。
語学学校は入学に英語力の条件がない上に、現在のレベルに合ったクラス分けがされます。そこで基礎から学び、徐々にレベルを上げていけば、英語力は着実に伸びます。時間と費用はかかりますが、不安な場合は学校でプロから教わるのが安心です。
ただ国によっては就学は4カ月までなど、ワーキングホリデービザで語学学校に通える期間に制限があります。その場合は日本での事前学習とうまく組み合わせて学習プランを考えましょう。
ワーキングホリデーだからこそすぐに働きたい場合は、高い英語力を求められない仕事からチャレンジしましょう。
前述の通り、ホテルの清掃スタッフと農場でのフルーツピッキングは英語力より体力を求められる傾向です。日常会話レベルがわかれば仕事の指示も理解できることが多いため、まずはその仕事から始めてみましょう。
同時並行で英語を学び、一定レベルまで高まったらカフェスタッフなどに挑戦してみてください。
自分のワーキングホリデー先で語学学校に通える期間がさほど長くない場合、別の国で語学留学をしてからワーキングホリデーをするという手段もあります。
この2カ国留学で人気なのがフィリピン。物価が安い分学費も安く、長期で学んでも欧米で学ぶより学費を抑えられます。またフィリピンの語学学校は短期で集中的に学ぶプランも多いため、語学学校に通う期間をなるべく短くしたい人にもおすすめです。
フィリピン留学についてはこちらにまとめました。
フィリピン留学
photo by:Hyserb / Shutterstock.com
英語力に自信がない場合、ワーキングホリデーや留学する人の多い国を選ぶのもおすすめです。
ワーキングホリデーで人気なのは次の3つです。
上記の国は世界中から人気な上、積極的にワーキングホリデーや留学を受け付けています。迷ったらこの3つから考えてみましょう。
ワーキングホリデーで人気の国はこちらにもまとめました。
【最新版】ワーキングホリデーの人気国ランキングまとめ
ここまでを読んで事前学習が重要なことはわかったものの、「自分にワーキングホリデーができるのかな」と不安を覚えた人もいるのではないでしょうか。
英語力やワーキングホリデーのプランに不安が残る場合、留学エージェントに相談してみましょう。留学エージェントではあなたの現在の英語力などからおすすめのプランを提案してくれます。
スクールウィズでも無料相談を受け付けており、留学経験のあるカウンセラーがあなたのお悩みを聞きながら留学する国や学校を一緒に考えます。
相談はLINEから。登録後、アンケートにご回答いただき次第、担当カウンセラーからご連絡します。少しでも悩んだら、お気軽にご利用くださいね。
ワーキングホリデーは就学や就労など現地で自由に過ごせることが魅力です。英語力ゼロからでもワーキングホリデー自体は可能ですが、より充実した経験をするためには、ある程度の英語力を身につけておくことをおすすめします。特に現地での仕事を希望する場合は、日本での事前の英語学習や現地での語学学校通学が重要になります。
今回の記事を参考に、自分に最適な学習プランをじっくり考えてみてくださいね。学習方法やワーキングホリデー準備で悩んだなら、LINEから相談を受け付けています。少しでも困ったことがあれば、お気軽にご利用ください。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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