こんにちは!Ayakaです。私は現在、キャリアチェンジを目指す1年間のビジネス留学中で、オーストラリア・ブリスベンにあるグリフィス大学でホスピタリティやスポーツマネジメントを学んでいます。
この連載を読んでくださっている方の中には、アルバイトに勤しみコツコツ留学費用を貯めている学生さんや、「毎月給料の〇%を留学貯金に!」と励んでいる社会人の方も多いのではないでしょうか?実際に留学で一番費用がかかるのは、生活費よりも学費です。さらにそこにお小遣いもほしい・・となるとなかなか大変な部分もあります。
現地の学生たちはどうやって学費やお小遣いを工面しているのでしょう?
というわけで今回は、オーストラリアの大学生たちのアルバイト事情&私の現地アルバイトの様子をレポートします!
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なぜ私がオーストラリアでアルバイトを始めることになったかと言うと、「学費のため」です。7月から始まる2学期にグリフィス大学の大学院に通うべく、渡豪直後に奨学金申請を出していました。これが幸運なことに通ったのですが、奨学金だけでは賄いきれず、予定外の費用が発生することに・・
このままではオーストラリアで勉学どころか、生活すらできなくなってしまう・・という切実(!?)な理由で、会社員生活を約6年間経た今、再びアルバイトをすることになりました!
オーストラリアでも日本と同様に、大学生の多くは勉強の合間を縫ってアルバイトに励んでいます。私の寮のフラットメイトである、オーストラリア人のニコルは病院の夜間対応、マリアはフェアトレード商品を扱った雑貨屋さんの店員をしています。
写真:ルームメイトがアルバイトをしているフェアトレードショップ。ショッピングモールには大小さまざまなお店が入っているので、学生たちのアルバイトの場にもなっています。
アルバイトの職種で多いのは飲食店のスタッフです。欧米人経営の企業のアルバイトは、地元のオージー(オーストラリア人のこと)や、欧米圏からの留学生の競争が激しいのが実情。それもあってか、中国・香港・台湾からの留学生は、中華系移民が営むコーヒーショップやパン屋さん、アジアンレストランでアルバイトをしている人が多数。
日本人もまた同様で、接客は英語、社内のオペレーションは日本語といった形の、日本人経営の企業でアルバイトをする学生が多いのが実情です。
私と同じIBP(インターンシップビジネスプログラム)の友人も、日本人が運営する日本語学校の派遣家庭教師のアルバイトで、オーストラリア人の高校生や家族に日本語を教えるアルバイトをしています。
「せっかく英語圏に来たんだから、日本語を使ってアルバイトするのはもったいない・・」という声もあるかもしれませんが、英語で接客・サービスができることは当たり前なので、自分の母語を生かしてツテを見つけることは、より早く・確実にアルバイト先を見つける鍵になります。
私がオーストラリア滞在に利用しているのは「学生ビザ」。学生ビザの場合、アルバイトの勤務時間には「2週間で40時間まで」という上限があります。
日本での会社員時代は「月165時間+残業時間」で働いていたので、単純計算してもこれまでの2分の1以下しか働けないと思うと心もとない感じがしますが、学業優先のビザなので仕方ありません・・
ただ、「1週間で20時間」ではなく、「2週間で40時間」という制限なので、学校の課題や試験が忙しい週は15時間、時間に余裕のある週は25時間のように割り振ってもよいのはありがたいです。日本と同様、連休や学期間の休講期間は学生にとって「稼ぎ時」というわけですね!
アルバイトをする場合、時給は業種にもよりますが、およそ$18~23くらいが相場のようです。日本円に換算すると約1,500円~1,890円(5月20日時点)なので、日本のアルバイトの相場から考えるとかなりよいです。
また以前、「オーストラリアは特に外食産業が高い」と書きましたが、これらの要因は人件費です。オーストラリアでは人件費が高く、祝日勤務の場合は法律で賃金を上げるように決まっているくらいです。
消費者側としてはちょっと苦しい部分もありますが、労働者側からすればうれしい、という何とも複雑な気持ちになる仕組みです。
写真:オーストラリアの紙幣とコイン。オーストラリアはデビットカード社会で、私も普段は現金をほとんど持ち歩かないのですが、店頭では現金とカード両方に対応しています。特にコインの区別には慣れるのに時間がかかりました。
私がアルバイトをしているのは、ブリスベン内で3店舗を展開する、持ち帰り専門のお好み焼き店 "OKONOMI HOUSE"です。渡豪から約1カ月後の3月中旬からここで働き始めました。
同じIBP仲間の友人に紹介してもらい、日本語で履歴書を作成し、面接を受け、「トライアル」と呼ばれる実務テストを得て採用に。
この他にも、「ブリスベン 日本語教師」のようにインターネットで日本語で検索して見つける、現地の求人サイトで見つける、お店に直接面接を申し込みに行く、といった方法もあります。
OKONOMI HOUSEは、グリフィス大学近くの大型ショッピングモール、街中の目抜き通りにあるショッピングモール、毎週金曜~日曜に開催される「イートストリートマーケット」という屋台街の3店舗で展開しています。
写真:イートストリートマーケットのOKONOMI HOUSE(店舗名はKOTETSU)お好み焼きの形状はパンケーキに近いですが、パンケーキというと「甘い」というイメージをもたれがちなので、JAPANEZE PIZZAとしています。
実は、私は飲食店でアルバイトをするのが初めてで、現在は主にレジで会計係を担当しています。初めて見るお好み焼きに「これはいったい何が入っているの?」とドキドキしながら来るお客さん、「今週も食べに来たよ!」というリピーターのお客さんと、店頭で会話するのは心が弾みます。
日本で神社の巫女さんのアルバイトをしていた頃、各国からの参拝客に境内の案内やお守りの説明をしていたのですが、その時の感覚に近いものがあるかもしれません。さまざまな国籍・人種の方が、日本食に興味を示して「美味しい!」と喜ぶ顔を見ると、お好み焼きを提供する側の私たちもハッピーになれます。
写真:イートストリートマーケットの店舗から見える風景。バンド演奏やダンスショーを楽しみながら、お客さんが楽しそうにお好み焼きをほおばる姿を見るのは幸せです。
そして、飲食アルバイトと言えば「まかない」!食いしん坊の私は、学生時代からずっとまかないに憧れを抱いていました。こってりソースがたっぷり乗ったアツアツのお好み焼きを口いっぱいにほおばれば、「ここはブリスベンではなく大阪では!?」と錯覚してしまうほど美味しく、幸せな気持ちになれます・・
写真:アツアツのお好み焼きを、はふはふとほおばる幸せ!オーストラリアの定番、BBQソースもよいけれど、やっぱりお好みソースが美味しい!とつい思ってしまいます。
*OKONOMI HOUSE
Facebookページ
会計係として店頭に立っていると、実にさまざまなお客さんに接します。店舗によりビジネスマン、買い物途中の主婦、週末を楽しむ家族連れ、友達と遊びに来た各国の留学生など、多様な属性のお客さんと英語でやりとりすると、耳・口ともに英語のトレーニングになります。
店頭に立ち始めた当初は、お金をやり取りする際に使う dollar の"o" と"a"の音の言い分け、"ll"の発音がうまくできず、幼稚園生ほどの子供に面白がって口真似されてからかわれてしまったことも・・
悔しくて、すぐに大学内の English Help という留学生向け英語駆け込み寺に予約を入れ、ひたすら dollar の発音をネイティブの先生に特訓してもらいました(苦笑)。
英語表現にも、日々発見があります。例えばお好み焼きを注文する時のフレーズ。私自身はいつも、"Can I have ~?"と言っていたのですが、オージーの多くは、年齢層にかかわらず "Can I grab one of the pork belly?"(豚玉1枚もらえますか?)のように言う人がとっても多いんです!
grab は「~をひっつかむ;~をひったくる」という印象が強いですが、オージーの友人曰く、略式の「~をすばやく食べる〔飲む〕」という意味からこのように注文する時にも使われるようになったそう。
また、焼き上がりまでの時間を伝えた時によく言われるのが "Gotcha!" という表現。日本では聞いたことがなかったので「えっ?ごっちゃ!?」とキョトンとしてしまったのですが、これは (I've) got you の略で、相手の発言に対して「わかった!」という意味です。略式表現ですが、若い人に限らず、中高年の方でも普通に使います。
ちなみに、日本で「持ち帰り」は「テイクアウト」と言いますが、これは米式の表現。オーストラリアでは "take away" と言います。接客中気になった表現は、メモして蓄積しています!
写真:イートストリートマーケットのOKONOMI HOUSEのメニュー。見た目でも楽しんでもらえるようにメインとなる具材をトッピングしているのが特徴。1番人気はチーズですが、照り焼きチキンも根強い人気があります。
接客をしていて驚いたのは、英語表現ももちろんですが、地元のオージーのお客さんの社交性です。
老若男女問わず、私がお客さんにおつりを渡したら、「にこっ」。番号札を渡したら「にこっ」。番号を呼んでお好み焼きを提供したらまた「にこっ」。その度、必ず目を合わせてくれるんです。中にはパチッとウインクを決めてくれる男性もちらほら・・これがまたイケメンだったりすると、勘違いしやすい私はキケンです(笑)。
店頭に立っている時は、「いらっしゃいませ」の代わりに、"Hi! How are you?" と元気に声を出すのですが、たまたま通っただけのお客様でも、目を合わせて「にこっ」として "Good, thank you!" と返してくれるのにはオドロキでした!
おじぎをしながら注文するお客さん、「アリガトウ!」と日本語で言ってくれるお客さん、食べた後にわざわざ "So yummy!"(すごくうまかったよ!)と、わざわざ言いに立ち寄ってくれるお客さん・・毎回たくさんの笑顔に出会えるので、どんなにフル回転で手一杯な時でも、スタッフの私も笑顔だけは忘れはいけない!と思えます。
写真:トッピングのチーズをガスバーナーであぶる姿を、つい足を止めて見学するお客さん多数。「どんな味がするか試してみたい!」というワクワク感を届けるのも大事なお仕事。
社会人留学の場合、親の支援や日本での奨学金が得づらく、費用を工面するのが大変なことも多いのが現実。ですが、万が一留学費用が十分溜まり切っていなくても、私のように現地で働きながら工面するという手もあります!
「社会人でアルバイト」「留学してまでアルバイト」というのに抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、「海外で、学生時代にやり残したアルバイトに挑戦する」「キャンパス内では出会わない多様な地元の人たち・英語にふれる」という点で、やってみる価値は十二分にあると思います。
ということで、今週末も元気に、ブリスベンに美味しいお好み焼き文化を広めていきます!
【連載】元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記↓↓
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
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