イギリスの首都ロンドンってどんなところ?英国在住16年の私がロンドンの基本情報から観光スポットまでまとめてみた

イギリス・ロンドン

こんにちは、イギリスはロンドン在住16年目のMayです!私は2度にわたってイギリス留学を経験し、現在は現地大学のアドミンスタッフとして働いています。

今回はこれからロンドンへ旅行や留学で訪れる予定の方に向けて、首都ロンドンが一体どんなところなのか、ロンドンの基本情報から、観光スポット、その魅力に至るまで、現地のリアルな様子を踏まえてお伝えしていきたいと思います!

なお、ロンドン留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ロンドン留学

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まずはロンドンの基本情報から

イギリスの首都であるロンドンは、イギリスの南東部に位置し、日本から直行便では約12時間半前後です。

ロンドンは意外とコンパクトな街。有名な観光スポットから次のスポットへ徒歩で移動できるところもたくさんあります。歴史を感じさせる建物と、モダンなデザインの近代・現代建築とが面白いバランスで共存し、特徴的なスカイラインとダイナミックな都市風景を形成しています。

イギリス・ロンドン

ロンドンの気候は?

緯度は北海道より北にあるのにもかかわらず、近くを流れる北大西洋海流と偏西風のおかけで、ロンドンの気候は比較的穏やか。ざっくり言うと日本とは逆で、夏は乾燥、冬に湿度が高く、日本人的には春と秋は非常に短く感じると思います。

曇りがちでよく小雨が降るけれど大雨になることほとんどなく(もちろん晴れの日もありますよ!)、1日に四季があると言われるほど、くるくると天候が変わることが多々あります
ロンドンの天気・気候と服装

ロンドンの交通機関はどうなってるの?

ロンドン市内及び郊外への交通の便は良く、ローカルバスは料金一律、地下鉄と電車の料金はゾーン制によって決められています。近年では切符や定期券を購入する代わりに、「オイスターカード」と呼ばれる一種のプリペイド・カードを使う人がほとんどで、その普及率は100%に近いと言ってもいいでしょう。

週末は必ずと言っていいほど補修、拡張工事のために地下鉄・電車のどこかの路線が動いてなかったり、たびたび職員のストがあったりもするので、出かける前には必ず交通情報をチェックしましょう。
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ロンドンの「ここがポイント!」

ロンドンをぜひ訪れるにあたって、ロンドンの魅力的なポイントをいくつかまとめてみました。1つ1つ見ていきましょう!

ポイントその1: 世界の料理をいただきます!

世界各国の料理

ロンドンには想像以上にさまざまな国から人々が集まっていて、そのおかげで日本では考えられないほど、身近に世界各国の料理を味わうチャンスがあります

街のいたる所には各国の料理を提供するレストランやテイクアウェイ(イギリス英語でテイクアウトのこと)のお店があったり、オフィス街近くのマーケットにもグルメ屋台が出没し、安く各国の味を楽しめると大人気です。今ではその数やエリアはどんどん増え、昔はサンドイッチが主流だったロンドンっ子たちのランチ・タイムをとてもエキサイティングなものにしてくれています。

また普通のスーパーでもインドやアジア、中近東などの香辛料や調味料などを簡単に手に入れることができるので、インターネットで検索した世界のレシピを駆使し、我が家の食卓は今日も国際色豊かです!   
ロンドンでおすすめのレストラン厳選7選

ポイントその2: 言語もいろいろ、英語もいろいろ

世界各国からロンドンに来た人々

ロンドンで楽しめるいろいろな国の食は、それらの国の人たちがもたらしたもの。というわけでロンドンでは留学生、働いている人たち、旅行者を含め本当にさまざまな国から来た人たちが行き交います

街を歩いていたりバスに乗っていても、あちこちで頻繁に英語ではない会話が耳に入ってきたりします。時には英語なのはわかるけれど、何を言っているのかいまひとつよくわからない・・・どう聞いてもフランス語やイタリア語にしか聞こえないような外国語訛りの英語だったり、時にはスコットランドやアイルランド訛りだったりすることも。

でも、これがまたとても楽しくて、ロンドンに住む1つの醍醐味だったりするのです。

ポイントその3: タダの贅沢?ロンドンでは無料で楽しめるスポットがたくさん!

みなさんにグッド・ニュースです!ロンドンはお金を使わずに楽しめることがいっぱいです!以下、思いついたものをいくつか挙げてみます。

【ミュージアム、ギャラリー】
「国の文化的アトラクションは国民のすべてに開放すべき」という誠に素晴らしい理念のおかげで、私たち外国人やツーリストもその恩恵に賜っています。ブリティッシュ・ミュージアム、ナショナル・ギャラリーをはじめとした、国を代表する多くの文化施設がなんと入場無料で楽しめます。(特別展は有料。)

【パーク】
ロンドン市内、郊外には広大でそれぞれに個性の違った美しさを持つ公園がたくさんあります。そこでは様々な種類の鳥たち、リスやウサギを見かけたり、リッチモンド・パークでは運がよければ野生のシカの群れに会えることも。ロンドンのような大都市で、こんな贅沢なことってあるでしょうか・・・。

ロンドンの公園のリス
ロンドンの公園ではあちこちで見かけるリス。自宅の庭にあらわれることも・・・。

【イベント、パフォーマンス】
ウエストエンドにあるコヴェント・ガーデンでは、オーディションで選りすぐられた大道芸人たちが毎日いろいろなパフォーマンスで楽しませてくれます。そこからほど近いトラファルガー広場では、巨大なステージやスクリーンが設置されるような大掛かりなフリー・イベントがたびたび開かれたりします。

コヴェントガーデンのアップルマーケット
コヴェントガーデンのアップルマーケットは月曜日がアンティークの日

【新聞・情報誌】
ロンドンの電車や地下鉄、バスで大概の人たちが手にしているのが主に以下の情報誌。

  • Metro(一般向け朝刊、無料。)
  • Evening Standard(一般向け夕刊、 2009年より無料化。)
  • Time Out(1968年創刊のロンドンの食とエンターテイメントをメインにした週刊情報誌、2012年より無料化。)

どれも無料で読むことができるので、ロンドンを訪れた際はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか?

【キャッシュマシーン】
ロンドンでは銀行内だけでなく、なんと銀行の建物の外壁に組み込まれたキャッシュマシーンが街のあちこちに見られます。24時間稼働している上、手数料なしでいつでもお金が出せます!

【年越し大サービス!】
最後にちょっと驚きのサービスなんですが、セントラル・ロンドンで大晦日の花火大会を見に来たりそのまま新年をカウント・ダウンで迎える朝帰りの人たちのために、ロンドン市交通局はなんと地下鉄、バスなどを朝まで無料運行にしちゃうんです!なんて太っ腹!

ポイントその4: バスで行く、どこまでも・・

イギリス、ロンドンのバス

よく遅れる、止まる、路線変更する・・・それでも誰が何といっても、私はロンドンの公共の交通機関が大好きです!特にロンドン中にはバスの路線がくまなく走っており、目的地まで地下鉄よりバスで移動したほうが便利な場合も多々あるので、ロンドンでは誰もが日常的によくバスを使います。

ロンドンですっかりバスっ子になってしまった私は、ムリな距離でない限り極力バスに飛び乗ります。確かに地下鉄だと渋滞もないし移動時間は短くて済むのでしょうが、バスだと運賃が安いうえに目的地に着くまでの間、2階席の窓から街の風景を楽しんだり新しいお店が出来ているのを見つけたりと、こっちの方が断然楽しいからです。バスに乗るのは難しいと思われがちですが、初めは自分の住んでいる周辺のバスマップを手に入れて、そこから少しづつ慣れてきたらいろいろなルートを探索してみるといいと思います。

ポイントその5: 学ぶ機会がたくさんある!

常日ごろから、イギリス人は本当に学ぶことが好きな人たちだなぁと感心しています。テレビにしても、知識を広げろげたり深めたりするためのさまざまな番組が毎日のように放送されています。

そんな学ぶことに熱心な人たちのために、さまざまな分野に特化した科目を学べるコースを提供する学校があります。こちらではとても人気の高い、一般に"アダルト・エデュケーション・カレッジ"と呼ばれているもので、若い人たちから年配の人たちまで幅広い年齢、人種国籍の人たちが足繁く通っています。

規模にもよりますが、このようなカレッジでは写真、デザインなどのアート系からビジネス、コンピューター、ライティングや外国語まで実に幅広いジャンルからさまざまな科目が用意されています。

皆さんもそんなカレッジで何か興味のある科目を見つけたら、ぜひチャレンジしてみてください。もちろん英語で習うのですから英語の上達にも役立つでしょうし、何よりも同じ興味を持つ人たちと出会うことでイギリス生活がより一層ワクワクしたものになると思います。  

絶対外せないロンドンの観光スポット!

ロンドンを訪れるなら絶対に訪れるべき観光スポットを3つご紹介します。

スポットその1: テムズ南岸散歩、セントポール大聖堂からタワーブリッジへ

テムズ川の南岸
シェークスピアの時代から続くパブの向こうには2013年にオープンした高さ309mのThe Shard が見える。

近代的な建築物の狭間に昔のロンドンの面影を垣間見ることのできる、ロンドンっ子たちも大好きな散歩コースです。有名なセントポール大聖堂から2000年を記念して作られた歩行者専用のミレニアム・ブリッジを渡ってテムズ川の南岸を東へと進みます。

途中数々の文化施設や中世の屋敷跡、大聖堂、高級食材マーケットなど見どころがいっぱい!最終目的のタワーブリッジが目の前に現れた瞬間は誰もが感嘆の声をあげます。タワー・ブリッジに到着するのはライトに照らされて美しさを増す、日暮れ時から夜にかけてがおすすめ。そしてブリッジを渡ってテムズ川の北側に戻ると、夜のライトアップがよりその姿を怪しく映し出すロンドン塔がお出迎えしてくれます。

スポットその2: ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)

ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)

個人的には、「人間に生まれたからには一生に一度はここを訪れてみるべきだ」とまで思っているミュージアムです。このイギリス人にも観光客にも大人気の博物館で特筆すべきはふたつ。

ひとつ目は子供だけでなく、大人もワクワクさせられるような恐竜のコーナー。ふたつ目は、地球上に存在するありとあらゆる動物の実物大剥製モデルの展示。

特に圧巻なのが、広大なホールに恐竜から巨大哺乳類まで一挙に展示した「ブルー・ゾーン」。普段なかなか見ることがない動物も含めて、いろいろな生き物の実際の大きさを目の当たりにすることによって、地球上に生きる一動物としての人間である自分の存在を改めて考えさせられます。自然史博物館の壮大な建物自体も一見の価値ありです!

スポットその3: テムズ川(River Thames)を楽しむ!

ロンドンに来てテムズ川を楽しまないで帰るわけにはいきません!346㎞に渡ってイギリスの南部を流れるテムズ川沿いには、数多くの美しい街々が点在します。その中でロンドンの中心部から気軽に出かけられるいくつかの街をご紹介しましょう。

【グリニッジ】

グリニッジパークからの眺め

グリニッジはロンドンの南東部に位置し、ユネスコの世界遺産にも登録されている美しい海事都市。見どころいっぱいなので遠足気分で1日楽しんじゃいましょう!

絶対のおすすめは、ウェストミンスター・ピア(船着き場)から出発する観光船でグリニッジまで行き(約1時間)、帰りはDLR(ドックランド・ライト・レイルウェイ)と呼ばれる、ロンドンの東部を中心に走る自動運転の高架鉄道に乗ってロンドンまで戻るルート。モノレールの様にビルや建物の間をすり抜けて行き、まるで遊園地のアトラクションみたいなのがたまりません!

【観光船で行くテムズ川上流の街々、リッチモンド~キングストン~ハンプトン】

テムズ川に浮かぶボート・ハウス
テムズ川に浮かぶボート・ハウス(キングストンにて)

キングストンはロンドン・ウォータール駅から電車で約30分。12世紀から続くマーケットや人気のデパート、多くのショップがあり、南ロンドンで随一のショッピングタウンとなっています。(私の住む街でもあります!) 

ここから出発する観光船に乗り、1時間かけてリッチモンドに行く船旅がおすすめです。ため息とともに向こう岸に建ち並ぶ船着き場付きの豪邸を見送ったあと、テディントン・ロック(水門)では、実際にボートにのったままで水位変換が体験できるのがこの船旅の1つのアトラクションとなっています。

リッチモンドまで着いたら今度はリッチモンド・ヒルに登り、先程までボートで進んで来たテムズ川を見下ろす・・・。「ほかで類を見ないほど美しい景色だ」と称され、有名な画家たちの作品にも収められたそのままの風景は、今でも国の特別保護法で守られています。

キングストンからリッチモンドとは反対にテムズ川を上流に向けて観光船で30分行くと、人気の高いロイヤル・パレスのひとつで、美しい庭でも有名なハンプトンコート・パレスに到着です。
ロンドン観光といったらここ!現地で楽しめるおすすめスポット10選

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最後に、ロンドンへお越しの皆さんへ

ロンドンにはまだまだたくさん楽しいところ、面白いところがいっぱいあります。みなさんの興味に合わせていろいろサーチし、ロンドンを目いっぱい楽しんでください!これからもロンドンの情報をあらゆる角度から切り取ってお届けしたいと思っていますので、お楽しみに!

なお、ロンドンでの語学留学やワーキングホリデーを検討している場合には、ぜひスクールウィズのLINE相談をご利用ください。費用イメージやおすすめの語学学校の提案、お見積りや申込みといった手続きなど、検討状況に合わせて留学カウンセラーが無料で相談に乗っているので、検討が前に進みます。

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  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

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いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学 ステップ

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    この留学ブログを書いた人

    May

    May

    留学生としてイギリスに渡って以来、今年でロンドン在住は16年目。まわりの人々に支えられ、イギリスで仕事をして生活するという10代の頃からの夢がかないました。自分が留学を目指していた頃の、そのワクワク感をみなさんと共有できるような情報をお伝えしていきたいです!

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