ロンドンの気候とオススメの服装を解説！雨と変わりやすい気候にどう備える？

ロンドンに行くにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際ロンドンは東京と比べると気温や日照時間、降水量などが異なり、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、ロンドンの気候や季節ごとの雰囲気、服装、ベストシーズンなどをご紹介します。ロンドンへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装、現地での服の調達イメージを持っていただければと思います。

なお、ロンドンの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
ロンドン観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめスポットやイベント・グルメまとめ

本記事は2025年7月時点での情報に基づいて作成しております。

四季のある過ごしやすいロンドンの気候

四季のある過ごしやすいロンドンの気候

ロンドンは、日本と同じように四季があるのが特徴。とはいえ実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。そこでまずは、ロンドンの平均気温や降水量などをご紹介します。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」、およびオランダに拠点を置くWorld Wide Travel Organisationが運営する「Weather and Climate」、ノルウェーに拠点を置くTime and Date ASが運営する「timeanddate.com」掲載の情報を参照しています（※1〜7）。

ロンドンの気候帯

まずはロンドンがどの気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、ロンドンの気候は西岸海洋性気候（気候区分：Cfb）に属しています。

西岸海洋性気候は、暖流や偏西風などの影響により、他の温帯に属する気候と比べると年間を通した気温や降水量の変化が穏やかな点が特徴です。

世界の都市では、ドイツのベルリン、オランダのアムステルダム、スイスのジュネーブなどが西岸海洋性気候に属しています。

ロンドンの平均気温

西岸海洋性気候に属するロンドンは、東京と比べ夏の気温が低く、年間を通した気温差はあまりありません。

ロンドンの平均最高・最低気温

ロンドンでは、夏でも平均最低気温が10℃ほどしか上がらず、、東京と比べてもかなり涼しいのが特徴。

最高気温も東京ほどは上がらないため、夏であっても羽織れるものを持ち歩くなど、防寒対策をおこなうと良いでしょう。

ロンドンの日照時間、日の出・日の入り時間

東京よりも高緯度に位置するロンドンでは、年間を通した日照時間に大きな変動があり、冬の日照時間は夏の1/3ほどになります。

ロンドンの降水量

西岸海洋性気候に属するロンドンでは、年間を通して降水量の変化が穏やかで、東京と比べると年間降水量はかなり少なくなります。

ロンドンのベストシーズンは5〜9月！おすすめ時期と過ごし方

ロンドンのベストシーズンは5〜9月の夏場です。ロンドンの夏の平均気温は15〜25℃と過ごしやすく、街歩きにもぴったりな日が続きます。

さらに、日照時間が長いのもポイント。夜は9時頃まで明るいので、遅くまで観光名所を回ったりイベントを楽しんだり、1日をたっぷり使えます。さまざまなエリアを見て歩くことができますよ。

>ただし曇りが多いイギリスの天気にご注意

過ごしやすいロンドンですが、注意点もあります。それは、曇り空が多いこと。降水量だけ比較すると、ロンドンは東京よりも雨が少なく見えますが、イギリスではどの都市も降ったり止んだりを繰り返す“お天気雨”が多い傾向があります。

大雨は珍しくても、太陽が出ていない、空が曇る時間は長め。曇り空が続くと気分が塞ぎがちになったり落ち込みやすくなったりするので、晴れている時は積極的に外に出る、サプリメントでビタミンDを取るなど対策することをおすすめします。

また、急な雨に備えて傘やレインコート、濡れても問題ない靴を持っておくと安心ですよ。

春のロンドンはどんな気候？3月〜5月の天気と服装ガイド

ロンドンでは3月から春を迎えます。気温は東京ほど急激には上がらず、5月でも平均気温は10℃ほど。最高気温が20℃に満たない日も多いので、東京よりは肌寒さを感じるでしょう。

春のおすすめの服装

昼間は暖かくなる日も多く、長袖のシャツや薄い羽織モノを着て過ごすこともできます。しかし、ジャケットやパーカーなど調整できるように、1枚上に着て寒さ対策をしておく必要があります。

日によっては、冬用のダウンやコートも必要になるほど寒くなります。

夏のロンドンはどんな気候？6月〜8月の天気と服装ガイド

ロンドンでは6月から夏を迎えます。平均気温は15℃近くまで上がり、日差しも強くなります。

特にこの時期は日照時間が長く、時期によっては夜の9時近くまで日が昇っているため、日中のお出かけを存分に楽しむことができます。

夏のおすすめの服装

晴れた日の日中は半袖短パンで過ごせますが、日陰に入ったり朝晩になったりすると気温が下がるため、ウインドブレーカーやカーディガン、パーカーなどで温度調整できるようにしておくと安心です。

また夏は頻繁に雨が降るので、出かける際は、折りたたみ傘を持ち歩くことをおすすめします。

秋のロンドンはどんな気候？9月〜11月の天気と服装ガイド

ロンドンでは9月下旬になると秋を迎えます。15℃近くあった平均気温は11月では5℃近くまで下がり、この時期は肌感覚でも気温の変化を感じられます。

なお、10月には街で紅葉も見られるようになり、観光客が増える時期となります。

秋のおすすめの服装

朝晩が冷え込むような日には、厚手のダウンやセーター、手袋など、冬の装いが必要になってきます。外出時は、寒さ対策をしっかり整えて出かけましょう。

雨の降る日も増えてくるので、折りたたみ傘や防水機能のあるフード付きのウインドブレーカーを持ち歩くのがおすすめです。

冬のロンドンはどんな気候？12月〜2月の天気と服装ガイド

12月から2月にかけて、ロンドンでは冬を迎えます。平均気温は5℃前後、最低気温も日によっては氷点下まで下がる時もあるため、防寒対策は日本での冬並みに取る必要があります。

冬のおすすめの服装

冬用の服装を着るのはもちろん、服装は冷えないように、温かいインナーもきてしっかり防寒しておくと安心です。

手袋やニット帽を身に着けたり、ホッカイロを持参しておいたりすると暖かく過ごすことができます。

また、冬の雨は冷えるので、雨をしのぐ防水性の高いアウターや防風機能のある温かいジャケットをきて出かけるのがおすすめです。足元も雨にぬれても染みてこないような、レインブーツや防水素材のブーツやシューズを履きましょう。

ロンドンの気候でよくあるQ&A

photo by： Faizal Ramli / Shutterstock.com

最後は、ロンドンの天候について気になるポイントをQ&A形式でまとめました。

ロンドンの天気は本当に変わりやすいの？

ロンドンは天気がコロコロ変わると良く聞きますよね。実際に、ロンドンでは「1日の中に四季がある」といわれるほど天気が変わります。

朝は晴れていても午後には雨が降ったり、雨が降ったかと思ったら夕方にはまた晴れたり……というのも珍しくありません。外出時はどんな天気にも対応できるように、折りたたみ傘や薄手のレインコートを持ち歩きましょう。

ロンドンでは雨が多いと聞くけど、実際どう？

年間を通じて雨の日が多いロンドンですが、「一日中ずっと雨が降っている」という日は少なめ。雨が降っても、短時間で止むことがほとんどです。晴れと雨が入り混じる日が多いので、天気予報はこまめにチェックしましょう。

ちなみに、2024年のデータでは、ロンドンで最も月間降水量が多かったのは9月で115mm、東京は8月で381mmを記録しました（※7、8）。

一年を通して降水量100mmを超えた月は2回だけ。東京では8回あったことを踏まえると、大雨が続く日は少ないといえます。

ロンドンではなぜ傘を差さない人が多いの？

よく雨が降るロンドンでは折りたたみ傘が重宝しますが、実は地元の人はあまり傘を使っていません。

というのも、ロンドンの雨は小雨や霧雨がほとんど。一方で風は強く傘が壊れやすいため、多くの人が傘ではなくフード付きのジャケットや防水コートで済ませています。

夏のロンドンは暑い？冷房はある？

気候変動の影響でロンドンの夏も気温が上がる日が多くなってきていますが、日本と比べると湿気が少ないため過ごしやすい傾向にあります。

ちなみに、ロンドンの家には基本的に冷房はありません。猛暑日は扇風機を使用するのが一般的。商業施設やスーパーなどの大型施設には冷房がありますが、地元のレストランやカフェにはついていないことがほとんどです。

冷房がないといっても、2024年のロンドンの8月の平均気温は19.5℃とかなり涼しめ（※9）。最高気温も24.4℃ほどしか上がりません。平均最高気温33.6℃、平均温度29℃の東京と比べとても過ごしやすいので、心配しすぎなくても大丈夫でしょう（※10）。

ロンドンの気候まとめ

今回はロンドンの気候について紹介しました。

ロンドンの気候の特徴は、東京よりも気温が上がらず、特に夏でも冷え込む日があるということ。特に朝晩は注意が必要です。ぜひ今回ご紹介した内容を元にロンドンに持っていく服装の準備を進めて下さいね。

なお、もし留学先としてロンドンを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。

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留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。

ポイント1. 留学の目的

ポイント2. 生徒規模や雰囲気

ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無

ポイント4. 立地

ポイント5. 滞在方法、滞在先の希望

特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
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