ニュージーランドでの短期留学!費用や魅力を徹底解説
- 2023/08/07
「ニュージーランドでの短期留学を考えている」
「でも、どんなプランにすれば良いんだろう……」
とお悩みではありませんか?
ニュージーランドはコンパクトながら自然豊かで、世界平和度指数で第4位にランクインするほど治安の良い国です。都会的な雰囲気はありませんが、穏やかで静かに過ごせる環境が整っています。
留学方法は語学留学やサマーキャンプなどが選択できるため、大学生や社会人であれば落ち着いた環境で英語学習に取り組む語学留学、中高生なら現地の学校に通うサマーキャンプがおすすめです。
とはいえ、ニュージーランドにはどのような魅力があるのか、本当に短期留学でも大丈夫なのか、気になることも多いですよね。
そこで今回は、ニュージーランド短期留学をおすすめする理由、費用相場、メリットやデメリットなどを解説します。
最後におすすめプランも紹介するので、計画がなかなか決まらなくて悩む人は参考にしてみてくださいね。
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なお、ニュージーランド留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ニュージーランド留学
※記事内ではニュージーランドドルをNZDと表記します。為替レートは2024年3月時点での情報を参照し、1NZD=90.79円で計算しています。
監修者
留学カウンセラー:小野 勢希
高校時代にニュージーランドに2年の長期留学、オーストラリアでは短期留学の経験あり。フィリピンでは30校以上を訪問。「2ヵ国留学」「ワーホリ」など、オセアニア圏の留学を得意としている。
[目次]
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ニュージーランド短期留学をおすすめする理由
ニュージーランド留学はいろいろな留学方法で人気ですが、時差や治安の面から短期の留学先としておすすめです。その理由を詳しく紹介しますね。
日本との時差が小さい
短期留学の場合、現地で過ごす期間は短くて1週間、長くて1カ月ほど。日本との時差が大きい留学先だと、体を慣らすことに時間がかかったり体調不良で現地の滞在期間を療養に費やすことになったり、影響が大きいです。
ニュージーランドと日本の時差は通常3時間、サマータイムでも4時間と長くありません。イギリスの9時間、アメリカの13時間と比較すると短い分時差ボケになりにくく、現地時間に適応しやすいです。
英語圏の中でも時差が短い留学先はニュージーランドまたはオーストラリアくらいのため、短期留学では特におすすめです。
現地の人とコミュニケーション取りやすい
ニュージーランド人は優しくおおらかな国民性が特徴です。
基本的にフレンドリーで話しやすい性格であり、さらには多民族国家で普段から外国人と接することに慣れている人が多いと言われています。そのため英語力が高くない外国人の呼びかけや会話でも、じっくりと耳を傾けてくれる雰囲気があります。
カフェなどお店で店員に話しかけられることもあり、短い滞在期間でも語学学校の外で英語を使って会話する機会が豊富です。
治安が良く、中高生でも安心して留学できる
ニュージーランドは経済平和研究所(Institute for Economics & Peace)が発表した「世界平和度指数 2023」において、第4位にランクインしました(※1)。
各都市も穏やかな雰囲気で、危ない目に遭うことは少ないです。よく比べられるオーストラリアは第22位のため、主要な留学先の中でも特に治安が良いと言えます。海外が初めての人も安心ですね。
ニュージーランドは語学留学やサマーキャンプ、ホームステイなど、中高生が参加できるプログラムが豊富ですが、治安が良いという面から未成年の留学先としては安心して過ごせる環境です。
ニュージーランド短期留学の費用
ニュージーランド短期留学が魅力的でも、費用が高いとネックになることもありますよね。
ニュージーランドは欧米圏の中では留学費用が安いと言われています。ここでは1週間、2週間、1カ月の留学費用の目安と内訳を紹介します。
※今回はオークランドにあるNZLC オークランドのGeneral English Full Time 20時間/週に留学すると想定しました。
費用相場
ニュージーランド留学における期間別の費用総額は次の通りです。
- ・1週間:30万1,527円
- ・2週間:39万6,711円
- ・1カ月:60万2,423円
内訳は次で紹介しますね。
費用の内訳
留学期間ごとの費用内訳は次の通りです。
カテゴリ | 費用項目 | 1週間 | 2週間 | 1カ月 |
---|---|---|---|---|
学費 | 授業料 | 4.5万円 | 9.1万円 | 18.3万円 |
学校支払い諸費用 | 6.5万円 | 6.5万円 | 6.5万円 | |
渡航費 | 航空券購入費 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
海外旅行保険加入費 | 0.5万円 | 1万円 | 2万円 | |
ビザ関連費 | 0.4円 | 0.4円 | 0.4円 | |
現地生活費 | 滞在費 ※2食付きホームステイに滞在する場合 |
3.5万円 | 3.5万円 | 7万円 |
食費 ※自炊と週末は外食をする場合 |
1.4万円 | 2.9万円 | 5.9万円 | |
通信費 | 0.2万円 | 0.2万円 | 0.2万円 | |
交通費 | 0.4万円 | 0.9万円 | 1.8万円 | |
娯楽費 | 2万円 | 4万円 | 6万円 | |
雑費 | 0.5万円 | 1万円 | 2万円 | |
総額 | 29.9万円 | 39.5万円 | 60.1万円 |
あくまで目安であり、実際の金額は留学先の語学学校や滞在期間などによって変動します。
工夫によってはもう少し費用を抑えることも可能です。気になる人はこちらも参考にしてみてください。
【2024年版】期間別ニュージーランド語学留学の費用まとめ
ニュージーランド短期留学でおすすめの都市
ニュージーランド留学では主にオークランド、クィーンズタウン、ウェリントンが主要な留学先です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
オークランド
オークランドは北島の北部にあるニュージーランド最大の都市であり、大都会の雰囲気と大自然をどちらも満喫できるのが魅力です。
ニュージーランド内では都市の規模が大きい分、ビルや店舗などが並ぶ都会的な雰囲気もあります。その一方で都会的な街の中心部を少し離れると、穏やかなビーチや公園、滝、森林など自然が広がっています。郊外には有名なワイナリーやブドウ園もあり、自然や食、文化などを満遍なく楽しめる環境です。
語学学校や専門学校の数の多さから留学生も集まる傾向にあり、移民の多いニュージーランドの中でも特に多国籍な雰囲気を感じられます。
自然豊かな国の中でも都会的な雰囲気も好きな人、より多くの留学生と英語で交流したい人におすすめです。
オークランドでの留学を具体的に検討したい方は、おすすめの語学学校などをご紹介しますのでぜひLINEからお気軽にご相談ください。
相談前にオークランドにどんな語学学校があるかを知りたい方は、下のページから学校一覧を確認できます。
オークランドの語学学校一覧
クィーンズタウン
クィーンズタウンは南島の南部、ワカティプ湖のほとりにあるコンパクトな都市です。街からは南アルプスの山々を一望でき、その景色の美しさから「女王に相応しい街」とも呼ばれています。
クィーンズタウンは、ニュージーランド随一のリゾート地でもあります。年間を通して温暖なニュージーランドですが南アルプスのあるクィーンズタウンは比較的涼しく、夏は避暑地、冬はスキーリゾートとして観光客からも人気です。
スキー以外にもスカイダイビングやパラグライダーなども用意されており、アクティビティが好きな人におすすめの都市です。
クィーンズタウンでの留学を具体的に検討したい方は、おすすめの語学学校などをご紹介しますのでぜひLINEからお気軽にご相談ください。
相談前にクィーンズタウンにどんな語学学校があるかを知りたい方は、下のページから学校一覧を確認できます。
クィーンズタウンの語学学校一覧
ウェリントン
北島にあるウェリントンは、ニュージーランドの首都です。中心地からわずか50km圏内にビーチや自然保護区などがある、国内でも特に自然が身近な環境です。
また別名「ニュージーランドの映画の都」と呼ばれるほどエンターテインメントが盛んな都市でもあります。街中には数多くのシアターやギャラリーがあり、映画製作スタジオが提供する見学ツアーが豊富なのも魅力です。
短期留学中でも十分観光しやすいため、観光を楽しみたい人におすすめ。自然はもちろん、映画鑑賞が好きな人は特に楽しめます。
ニュージーランド短期留学のメリット
ニュージーランドは短期留学におすすめの国ですが、自分の留学先として合うか、似ている国のオーストラリアとはどう違うのか、疑問も残りますよね。
そこで次は、ニュージーランド短期留学の代表的なメリットを紹介します。こちらを参考に、自分の留学先をニュージーランドにするか決めていきましょう。
自然豊か
ニュージーランド留学の最大の魅力は大自然を堪能できること。ニュージーランドは北島と南島、そして周りに浮かぶ小さな島々からなる国で、コンパクトではありますがどの都市も自然を身近に感じられる環境です。
現地では市街地から一歩外に出ればビーチや森林公園、壮大な山々を楽しめます。自然が多い分、雰囲気も穏やかで落ち着いて生活できるでしょう。
都会的な騒がしい雰囲気や遊び場所など誘惑は少なく、短期でもしっかりと英語学習に集中できます。
年間を通じて気候が温暖
ニュージーランドは平均気温が10.9〜20.3℃と、年間を通して寒暖差が少ないです。
特に冬が暖かい傾向にあり、平均気温は10℃前後。カナダやアメリカの冬は氷点下を下回ることもあるため、欧米圏の中では温暖です。夏も20℃前後で暑すぎず、どの時期に留学しても穏やかな気候の中で生活できます。
短期留学は特定の時期にしか留学できないため、暑さや寒さが苦手でもいつ留学しても過ごしやすいです。
他の国より物価がやや安い
ニュージーランドは先進国の中では物価が安いと言われています。
実際の物価をまとめました。
【ニュージーランド】
- ・水1.5l:1.94NZD(約176.1円)
- ・お米5kg:16.4NZD(約1,488.9円)
- ・レストランのディナー(2人分):120NZD(約1万894円)
【オーストラリア】※1AUD=98.74円で計算
- ・水1.5l:1.99AUD(約196.5円)
- ・お米5kg:16.55AUD(約1,634.1円)
- ・レストランのディナー(2人分):140AUD(約1万3,823.8円)
【アメリカ】※1USD=151.4円で計算
- ・水1.5l:2.17USD(約328.5円)
- ・お米5kg:22.65USD(約3,429.6円)
- ・レストランのディナー(2人分):75USD(約11,356.3円)
途上国ほど安い訳ではありませんが、主要な留学先の中では生活費を抑えやすいです。費用を抑えたい人は、ニュージーランドなら留学費用を下げやすいです。
都市がコンパクトで短期でもまわりやすい
ニュージーランドの都市の規模は、それほど大きくありません。ただしその分、主要都市のオークランドでも1日で回れるほどのコンパクトさであり、短期留学でも数日あれば観光できます。
1週間の短期留学など時間が限られていても、学校が終わった後などに街歩きや観光を十分楽しめます。
ニュージーランド短期留学のデメリット
魅力的なニュージーランド留学ですが、メリットばかりではありません。代表的なデメリットを紹介するので、留学先として選ぶときは頭に入れておきましょう。
国全体が田舎で利便性は低い
ニュージーランドは他国と比べると、良くも悪くも田舎です。
オークランドなど主要都市の中心部は整っていますが、それでも1日あれば回れるほどの大きさ。お店も24時間営業のところは少なく、17〜18時など早い時間に閉まります。
ビルが建ち並ぶ東京やニューヨークのような雰囲気はなく、都会的な雰囲気が好きな人は物足りなく感じるかもしれません。
心配な場合は複数都市に滞在する、オーストラリアなど他の国に遊びに行くと、物足りなさは解消されます。
オークランド以外の都市は経由便の利用が必要
日本からの直行便が利用できるのはオークランドのみです。クィーンズタウンやウェリントンに留学する場合、オークランドなど他の都市、またはオーストラリアなど他の国での乗り換えが必要です。
さらに日本からニュージーランドはLCCでの直行便のフライトが運行されていないため、航空券だけで往復20万円とやや高い金額になります。経由便であればLCCも利用できますが、初めての海外渡航で乗り換えはハードルが高いです。
短期留学や初めての留学であれば直行便のあるオークランドがもっともおすすめです。もしくは、オーストラリアのほうが直行便またはLCCを利用できる都市が豊富なため、オーストラリアの留学プログラムに変えるというのも1つの選択肢です。
ニュージーランド短期留学のおすすめプラン
ここまでを読んでニュージーランド留学を決めたものの、自分はどんな留学プランにすべきか悩みますよね。ここでは代表的なプランとおすすめする人の特徴を紹介します。
語学留学
語学学校で英語を勉強する語学留学は、英語力アップを目的とする人におすすめです。講師から英語を教えてもらえる上に他の留学生と会話する機会もあり、英語に触れる機会がたくさんあります。
最短で1週間の留学から受け付けており、仕事で休みが限られる社会人でも留学しやすいです。
ただし英語力アップには数ヶ月の時間がかかるため、短期留学で英語力が飛躍的に伸びる可能性は低いです。英語力をなるべく伸ばしたい場合は、1カ月などできるだけ長い期間留学することも考えましょう。
ホームステイ
現地の一般家庭に滞在する留学方法で、ホストファミリーと交流しながらニュージーランドの生活を体験できます。学校には通わないため、勉強というより海外生活を体験してみたい人におすすめです。
1週間など短期から受付可能な上、授業料がない分費用は下がります。時間が限られる、費用を最小限に抑えたい人には特に向いています。
サマーキャンプ
中高生であれば、夏休みや春休みのみですが現地の学校に入学できるサマーキャンプも選べます。
寮に滞在しながら現地の中高生と共同生活をしたり、学校の授業を受けたりできる留学方法で、ニュージーランドの学校生活が体験できます。
また寮生活で先生やスタッフの元で生活するため、未成年でも比較的安心です。
ニュージーランド短期留学にチェックしておきたいFAQ
最後にニュージーランド短期留学でよくある疑問点についてまとめました。
中学生〜高校生でもニュージーランド短期留学はできますか?
ニュージーランドは大学生や社会人はもちろん、中学生、高校生にも人気の留学先です。
前述した通りサマーキャンプという現地の学校生活を体験できるプログラムがあり、短期留学も受け付けています。また語学学校でも学校によっては18歳以下の入学を受け付けており、1週間や1カ月の語学留学も選択可能です。
実際に留学した体験談もあります。気になる人はこちらも参考にしてみてください。
中学生はニュージーランドに留学できる?日本との教育制度の違いを知って、最適な留学方法を考えよう!
英語ができない普通の17歳女子高生が、単身でニュージーランドに語学留学し、大学に進学するまで
30代や40代でも留学できますか?
留学に年齢制限はありません。留学方法は限られますが、30〜40代であれば語学留学、大学・大学院留学が選択できます。
特に仕事の都合で休みが取りにくい社会人は、長期休暇や有給を使った短期の語学留学を選ぶ人が多いです。1週間〜1カ月の留学でも海外生活の体験や英語学習はできるため、意味も感じられます。
留学に年齢制限はないため、30代や40代でも積極的にチャレンジしましょう。
ニュージーランド短期留学プランは留学エージェントに相談するのもおすすめ
ニュージーランド留学は自分で手配もできますが、手続きがすべて英語だったり情報がなかなか見つからなかったり、時間がかかることが多いです。おすすめの都市や学校も個人の留学の目的、予算、滞在期間によって変わり、これ!という間違いないプランはありません。
自分で考えても本当にこれで良いのか、プランに確信を持てないまま留学することになります。
不安な場合は留学エージェントに相談するのが安心です。留学エージェントは入学や航空券など必要な手続きを代行してくれるだけでなく、留学プランから相談することも可能です。
スクールウィズでも留学相談を実施しており、留学経験のあるカウンセラーが面談を通してあなたに合う都市や語学学校を提案します。何も決まっていなくても、今考えている希望をお話しいただければ、留学カウンセラーが一緒に整理します。
相談はLINEから。登録後にアンケートに回答していただければ、カウンセラーがご連絡します。チャットで相談も可能なため、お気軽にご登録くださいね。
まとめ
今回は、ニュージーランド留学の概要やおすすめプランを紹介しました。
ニュージーランドは自然豊かで治安の良い、穏やかな国です。物価もやや安いため、費用を抑えながら英語学習にも集中したい人におすすめです。
留学プランとしては語学留学やホームステイ、サマーキャンプがおすすめですが、人によって合うプランは異なります。不安な場合は留学エージェントの無料相談を使うことも考えてみてくださいね。
みなさまのご相談お待ちしております。
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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【参考文献一覧】
※1...IEP「2023 Global Peace Index」(参照日:2024-03-21)