事前に知っておけば怖くない!オーストラリア留学の入国審査の流れや質問項目、回答例をご紹介

オーストラリアや海外へ旅行をする時に、「入国審査がドキドキする」「ちゃんと受け答えできるのか不安」と思う人も多いのではないでしょうか。

オーストラリアの入国審査は、流れを事前に押さえておくとスムーズです。また、入国審査がより簡単にできる便利な機械も導入されているため、利用方法を把握しておきましょう。

この記事では、オーストラリアの入国審査の流れやよく聞かれる質問と回答の内容、オーストラリアに入国する際の注意点などについてご紹介します。

入国審査時に覚えておくと便利なフレーズや不安を解消する英語学習のご案内などについても紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

なお、オーストラリア留学の準備についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な準備を進めたい方はチェックしてみてください。
オーストラリア留学前の準備の流れ

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オーストラリア留学の入国審査前に準備しておくべきことは?

入国審査では、審査官による質問が行われます。質問の際、以下の書類を手元に用意しておくとやり取りがスムーズです。

  • ・入学許可証
  • ・住所などの滞在先情報
  • ・ビザ発給許可通知書
  • ・帰りの航空券

飛行機に搭乗する際にバッグの中に入れて、オーストラリアの空港に到着したら手元に出しておきましょう。

渡航目的にあったビザを事前に申請する

オーストラリアに留学・旅行をするにあたって、ビザの手続きが必要です。

ただし、滞在期間が3カ月以内の留学・観光の場合はビザは必要なく、ETA(ETAS/電子渡航許可)の申請のみで問題ありません。

3カ月を超えて滞在予定の方は、滞在目的に合ったビザの申請が必要になります。

ビザの種類 対象者
ETA(ETAS) 3カ月以内の語学留学をする人
学生ビザ 3カ月を超える語学留学をする人、大学留学をする人
ワーキングホリデービザ ワーキングホリデーをする人、現地で働きたい人

各種ビザの詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。オーストラリアに渡航予定の方は、ぜひチェックしてみてください。
【2023年版】オーストラリア留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説

オーストラリア政府による水際・渡航措置は2022年7月以降すべて解除

コロナウイルス感染症の拡大以降、オーストラリア政府は、渡航者にワクチン接種完了証明書の提出や、渡航前のPCR検査の実施などを義務付けていました。

しかし2022年7月をもって、オーストラリア政府はこれらの水際・渡航措置の解除を発表しています。2024年1月現在の時点で、オーストラリアに留学・観光をするにあたって、コロナウイルスに関する証明書の提出・ワクチン接種の義務はありません。

マスクの着用も任意のため、自己判断で感染予防を実施してください。

「スマートゲート」で入国審査がもっとスムーズに!

2024年1月現在、シドニーやメルボルンなどの主要都市にある空港では、スマートゲートが導入されています。

スマートゲートとは、審査官による有人チェックを不要とした無人入国審査のことです。「kiosk(キオスク)」という機械で簡単な操作を行い、別ゲートで顔写真を撮影するだけで、入国審査を通過できます。

kioskは日本語に対応しているため、英会話に自信がない方でも安心して利用が可能です。

以下が、スマートゲートの主な流れです。

  • (1)パスポートの顔写真が乗っているページを機械に乗せ、スキャンさせる
  • (2)病歴や犯罪歴を問う質問にタッチパネルで回答し、チケットを発行する
  • (3)チケットを持って自動ゲートへ向かう
  • (4)自動ゲートでチケットを挿入し、サングラスや帽子、マスクを外して本人確認の写真撮影をする
  • (5)問題がなければチケットが返却され入国審査終了

撮影後に返却されたチケットは、税関で提出します。忘れずに受け取りましょう。

また、スマートゲートを利用した場合、パスポートに入国スタンプを得られないため注意が必要です。現地でビザを切り替える場合や銀行口座の開設など、入国日が判明していないと手続きの手間が発生するケースも考えられます。

入国スタンプが必要な方は有人の入国審査を受けましょう。

入国する際の流れ

入国する際の準備や流れを事前に把握しておくと、空港に到着後、慌てずに済みます。ここからは、オーストラリア空港に到着してから到着口に向かうまでの流れをご紹介します。

ステップ1. 入国カードの記入

入国カードは飛行機の中で配布されます。入国カードに記載する内容は、氏名や滞在予定先、荷物の詳細などです。

オーストラリア国境警備隊のサイトにオーストラリア入国カードのサンプルが記載されています。事前に内容を把握し、荷物の持ち込みの可否のチェックをしておきましょう。
Australian Border Force「15 - Incoming passenger card」

ステップ2. 渡航者情報を申告

空港に到着後、入国審査を行います。入国審査の際は、スムーズに手続きができるkioskの利用がおすすめです。

kioskは、「ePassport Self Service」と書かれた案内の先に設置されています。kioskを操作しチケットを発券したら、自動ゲートに向かい写真を撮りましょう。

ステップ3. 写真撮影

kioskで発券されたチケットを機械に差し込み、写真撮影を行います。撮影の際は、サングラス・マスク・帽子などは外しておきましょう。

撮影が終わりゲートが開いたら、返却されたチケットを受け取ります。

ステップ4. 荷物の受け取り

荷物の受け取りゲートのコンベアは、フライト便ごとに分かれて設置されています。自分が乗ってきた便をモニターで確認し、指示されたコンベアへ向かいましょう。

流れてきた荷物を受け取ったら、税関・検疫検査ゲートへと向かいます。

ステップ5. 税関・検疫検査

税関・検疫検査ゲートでは、飛行機の中で書いた入国カードとkioskで発券されたチケットを提出します。

申告が必要な荷物を所持していない場合は、そのまま搭乗口出口へ向かい、入国手続きは終了です。税関申告が必要な荷物を持参している場合は、申告者用のゲートへ移動します。

ステップ6. 到着口へ移動

到着口を出れば、オーストラリアへの入国は完了です。語学学校に空港への送迎を依頼している場合は、待ち合わせ場所に向かいましょう。

公共の移動手段で市内へ出る予定の方は、バスやタクシーを利用してください。主要空港から市内中心部までの移動手段と利用料金については、以下の記事で詳しく解説しています。
シドニーの空港情報と市内へのアクセス方法
メルボルンの空港情報と市内へのアクセス方法
ブリスベンの空港情報と市内へのアクセス方法
ゴールドコーストの空港情報と市内へのアクセス方法
ケアンズの空港情報と市内へのアクセス方法

入国審査でよく聞かれる質問5つを紹介

入国スタンプが必要な場合、入国審査は有人ゲートで受ける必要があります。また、kioskを利用していた場合でも、審査官のチェックが必要となる可能性はゼロではないため、入国審査で聞かれる内容を把握しておくと安心です。

ここでは、入国審査でよく聞かれる質問5つを紹介します。

質問1. What’s the purpose of your visit?(入国の目的はなんですか?)

入国審査で聞かれることが多い質問が、渡航目的です。審査官に不信感を抱かせないよう、はっきり答えられるようにしておきましょう。

回答例:For vacation.(観光のためです。)

審査官への回答は、短い言葉でも問題ありません。ビザの種類に沿った、渡航目的を伝えましょう。

また、留学や仕事でオーストラリアを訪れた場合、以下の回答例を活用できます。

【その他回答例】
To study English at a language school.(語学学校で英語を学びに来ました)For Business.(仕事できました)
I’m here for working holiday program.(ワーキングホリデーで来ています。)

質問2. How long is your visit?(滞在期間はどのくらいですか?)

現地での滞在期間もよく聞かれます。帰りのチケットを購入していない場合は、おおまかな滞在期間を伝えましょう。

回答例2. For 3days.(3日間です。)

滞在予定の期間を伝えれば、問題ありません。以下のその他の回答例も参考にして、質問に答えましょう。

【その他回答例】
One week.(1週間です。)
One month.(1カ月です。)

往復のチケットを所持している場合は、回答と合わせて審査官に見せると、やり取りがよりスムーズです。

質問3. Where are you staying?(どこに滞在しますか?)

審査官の中には、滞在場所を確認する人もいます。難しく考えず、ホテル名や地名などを答えましょう。

回答例3. At the ◯◯ hotel in Sydney.(Sydneyにある〜ホテルに泊まります。)

滞在先は、宿泊先名と地名を伝えれば、基本的に問題ありません。友達の家であれば、「At my friend’s house in East Perth.(イーストパースにある友達の家です。)」など、滞在先に合わせて言い回しを変えましょう。

その他の回答例として、以下が挙げられます。

【その他回答例】
At the school's dormitory(語学学校の寮です。)
I will do a homestay in New Town(ニュータウンでホームステイをします。)

質問4. What do you do?(仕事は何をしていますか?)

普段何をしているのか、という意味で聞かれる場合があります。事前に、自分の職業を英語で言えるように調べておきましょう。

回答例4. I'm a doctor.(私は医者です。)

仕事に関する質問は、職業名を答えれば問題ありません。会社員の方は「I'm an office worker.(会社員です。)」とは答えず、「I'm a sales person.(営業職です。)」「I'm a engineer(技術者)」など、職種名で答えましょう。

退職をして無職の場合やフリーターとして生計を立てている方、学生などは、以下の回答例を参考にして返答してください。

【その他回答例】
I'm a housewife.(主婦/主夫です。)
I'm a part-time worker.(アルバイトです。)
I’m a student.(学生です。)

質問5. Do you have a return ticket?(帰りのチケットはありますか?)

オーストラリアでは復路のチケットを持っていなくても入国できますが、不法滞在の可能性を疑われるケースがあります。

スマートに受け答えをすることで、審査官の心象が良くなるでしょう。

回答例5. Yes,I have.(持ってます。)/No,I don’t have.(持っていません。)

帰りのチケットを所持している場合は、回答と一緒にチケットを見せると良いでしょう。

片道チケットのみを持って入国する場合、所持していないことをそのまま伝え、帰る意志を示せば問題ありません。以下の回答例を参考にして、返答しましょう。

【その他回答例】
I haven’t reserved a return ticket yet, but I’m leaving in 1 month.(帰りのチケットは予約してませんが、1か月以内に出国予定です。)
I don't have a return ticket.but I will return in about two weeks.(帰りのチケットは持っていませんが、2週間ほどで帰る予定です。)

入国審査で知っておくと便利な英語表現

入国審査でのやり取りは、英語で行われます。英語に自信がない方は、審査官が話す内容を聞き取れないこともあるかもしれません。

以下のフレーズを覚えておくと、入国審査で困った際に役立ちます。

  • Please speak more slowly.(もっとゆっくり話していただけますか)
  • Could you say that again, please? (もう1度言っていただけますか?)
  • Sorry, I couldn't hear you.(すみません、聞き取れませんでした)
  • Could you please use simpler words?(もっと簡単な言葉でお願いできますか?)

上記のフレーズに加え、スマホ用の翻訳アプリも起動させておくと安心です。どうしても聞き取ったり喋ったりできない場合は、翻訳アプリを活用しましょう。

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入国審査で行われる英会話は、シンプルで簡単な内容がほとんどです。しかし英語に自信がない方は、不安を抱いてしまうかと思います。

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オーストラリア入国時の注意点

オーストラリアに留学・観光するにあたって、航空便の予約が必要です。航空便を選ぶ際は、次の点に注意しましょう。

異なる航空会社間で乗り継ぐ場合

日本からオーストラリアに向かう便の中には、飛行機の乗り継ぎが必要になる便もあります。

同じ航空会社や共同航空便の乗り継ぎであれば、特に問題はありません。しかし別の航空会社へ乗り継ぎがある便の場合、荷物の受け取りと入国審査が必要になります。

入国審査は、長くて3時間ほどかかる可能性も考えられます。他社の航空会社に乗り継ぎが発生するチケットを購入する際は、乗り継ぎ時間に余裕がある便を選びましょう。

トランジットが発生する場合

飛行機の燃料補給や清掃などで、航空便が経由地に立ち寄ること(トランジット)もあります。立ち寄り時間が短時間であれば、飛行機の中で過ごすことも可能です。

トランジットの時間が長い場合、空港内で過ごしたり、空港の外で過ごしたりすることもできます。

空港の外に出る場合、滞在する国によっては入国審査の他にビザの申請が必要です。トランジット中の過ごし方に合わせて、渡航前に必要な準備を済ませておきましょう。

まとめ

オーストラリアの入国審査は、入国時の手順や質問内容を把握しておけば、問題なく通過できます。

英語に自信がない場合は、便利な英会話フレーズを覚えたり英語レッスンへの参加をしたりして、不安を解消しましょう。

ご紹介した内容が、オーストラリアへの留学や観光で役立てば幸いです。オーストラリアで過ごす日々の、良いスタートを切りましょう。

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ


語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
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留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

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    この記事を書いた人

    Machako

    フィジー留学、オーストラリアにワーキングホリデーをしていました。海外を旅することが大好きで現在、海外ノマドでフリーライターをしつつ旅をしています。旅の中で好きなことは、人と会うこと、その国の美味しいご飯食べること、文化を知ることです。Twitterで海外ノマド情報や好きなこと、お仕事のことなど呟いてますので良かったらフォローお願いします^ ^

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