アイルランド短期留学の魅力とは？費用からメリットまで徹底解説

短期留学は夏休みや年末年始に集中して勉強できることから、学生から社会人まで幅広い層に人気の留学方法です。

留学先の候補はたくさんありますが、近年はアイルランドの人気が徐々に高まっています。

実は英語圏の国であり、さらに物価も安い傾向のため、コスト面から短期留学を考えている人におすすめの国です。

とはいえ、他の国ほどメジャーな留学先ではないため、本当に留学先に選んで大丈夫か、不安も残りますよね。

そこで今回は、留学を考えている人に向けてアイルランド短期留学の魅力を徹底解説します。気になる費用からアイルランドで短期留学をするメリット・デメリット、各都市の魅力、おすすめする人の特徴まで紹介するので、悩んでいる人は参考にしてみてください。
※記事は2024年2月時点の情報を参考にしています。

アイルランドでの短期留学をおすすめする理由

まずは短期留学の滞在先の中でアイルランドをおすすめする理由を紹介します。

留学費用がヨーロッパの中では比較的安い

ヨーロッパ諸国は物価が高く、留学費用も高くなる傾向にありますよね。しかしアイルランドはEU加盟国の中でも物価が比較的安く、結果として留学費用も抑えやすいと言われています。

実際に1週間の留学でかかる費用を比べてみました。

微々たる差ですが、期間が長くなるとこの差はさらに大きくなります。1カ月であればアメリカは86万円近くかかるところ、アイルランドは52万円と、他の国よりは費用が安くなります。

治安が良い

現地の治安が良いかどうかは、留学先を決める上でも重要なポイントですよね。実はアイルランドはヨーロッパはもちろん、世界的に見ても治安が良い国なんです。

経済平和研究所（Institute for Economics and Peace）が発表した2023年版の「世界平和指数ランキング」で、アイルランドは対象国163カ国の中で堂々の第3位にランクインしました（※1）。

他の主要な留学先と比べると、次の通りです。

ちなみに、同ランキングでの日本の順位は第9位。地域によって差はあれど、滞在中でも比較的安心して過ごすことができます。特に、海外留学が初めての人には安心材料になりそうですね。

自然豊かで独自のケルト文化も楽しめる

アイルランドでは独自の「ケルト文化」が発展しています。

ケルト文化とは古代アイルランドの伝統文化。音楽や美術が得意で、街ではケルト音楽の演奏やイベントを目にする機会もあります。独自の文化を持つ国は少ないため、アイルランドならではの魅力です。

またアイルランドは土地がエメラルドに見えるほど自然豊かなことから「エメラルドの島」と呼ばれています。

都会的なエンターテインメントや遊び場所は少ないですが、独自の美しい自然や文化はアイルランド留学でしか体験できないものです。

アイルランド短期留学の費用

次は、気になる留学費用を紹介します。今回は1週間、2週間、1カ月留学する場合の費用を算出しました。

※今回はアトラスランゲージスクールのGE Fluency Plusコースにて、週26コマの留学をすると仮定します。

合計

アイルランド短期留学の合計費用は下記の通り。

学校やコース、都市によって変動しますが、物価が安い傾向のため、1週間であれば26万円前後で留学することは可能です。

費用の内訳

留学費用の内訳を紹介します。

ただ費用はあくまで目安で、学校やコースによって変わる点はご注意ください。

費用の詳細はこちらにまとめました。
【2022年版】期間別アイルランド語学留学の費用まとめ

アイルランドで短期留学をするメリット

アイルランドの特徴はわかったものの、本当に自分の留学先に選ぶべきかは悩みますよね。そこで次はアイルランドに短期留学をするメリットを紹介します。

日本人が少なく、日本語を話す心配が少ない

アイルランドは最近になって人気が出始めた留学先のため、日本人留学生はまだまだ多くありません。またアイルランドの学校にはヨーロッパ系の留学生が集まることもあり、イギリスやカナダなどと比べて日本語を話す心配が少ないです。

短期間だからこそ、日本人が少ない環境を選ぶほうがしっかりと英語の勉強に集中できます。

ヨーロッパの各国へアクセスしやすい

首都・ダブリンはイギリスやスペインなど隣国へのフライト数を多数運航しており、休日に近くの国に旅行することも可能です。

例えば飛行機を使うと、ロンドンまで1時間半、パリまで2時間、ミラノまで2時間半で到着します。アイルランドはEU加盟国なので、別の国に旅行する度に紙幣を両替する必要がないのも嬉しいところです。

短期留学の旅行はスケジュール的に難しく感じますが、アイルランドであれば週末または卒業から帰国までの間などで旅行しやすいです。

都市がコンパクトで短期間でもまわりやすい

アイルランドは国自体が北海道の3分の2程度の面積で、ダブリンを含めコンパクトと言われています。「外国は車移動が主流」と耳にすることもありますが、ダブリン市内であれば徒歩やバスで移動が完結します。

移動手段が限られる留学生でも、現地の観光スポット巡りや街歩きを十分楽しめるはずです。

アイルランドで短期留学をするデメリット

一方、アイルランドの短期留学にはデメリットもあります。代表的なデメリットをいくつか紹介しますね。

天候が不安定

アイルランドはとにかくよく雨が降るのが特徴です。晴れていたのに突然雨が降ってきた……ということも珍しくなく、「1日の中に四季がある」といわれるほど天気がコロコロと変わります。

短期留学は出かける日が限られるため、観光の日に雨が降るとやや憂鬱です。折り畳み傘を持っておくか、比較的雨の少ない12〜2月に留学しましょう。

アイルランドの天候についてはこちらにもまとめました。
アイルランドの気候とオススメの服装を解説！

英語に訛りがある

アイルランド英語はイギリス英語がベースになっているものの、ゲール語も公用語として利用するため、発音やスペルに独特の訛りがあります。

例えば「i」を「オイ」と発音したり、「u」がこもった「ウ」と聞こえたりすることが特徴です。最初は聞き取りにくく、短期留学ではアイルランドの訛りに慣れるだけで留学期間が終わる可能性もあります。

とはいえ、人気国であるオーストラリアなどにも訛りがあり、一概にアイルランドだけ訛っているとは言えません。留学先選びでは気にしすぎず、訛りがあることだけ頭に入れておきましょう。

アイルランドの英語の特徴はこちらにまとめました。
アイルランド英語の特徴と訛り

食事が合わない可能性がある

アイルランドではじゃがいもなどイモ類が主食です。他の食事も日本ほどバリエーション豊かではなく、アメリカやオーストラリアのように多国籍レストランがたくさんある訳でもないため、辛く感じるかもしれません。

短期留学はしばらく我慢すれば済みますが、心配であればインスタントの味噌汁など日本食を持って行きましょう。

その他、短期留学のメリットとデメリットはこちらでも紹介しています。
短期留学のメリットとデメリットを徹底比較！意味がないって本当？

アイルランド短期留学でおすすめの都市

次に、アイルランド内でも短期留学におすすめの都市を紹介します。

ダブリン

ダブリンはアイルランドの首都であり、経済や文化、流行の中心地です。パブやショップ、語学学校の数も多く、人口の約3分の1が集中するアイルランド最大の都市です。

市街地にはジョージア様式の建物が並び、ヨーロッパらしい雰囲気が漂います。一方で中心地から少し離れると美しい海や滝など壮大な自然も楽しめるのが魅力のひとつ。「人が多く活気のある街に住みたいけれど自然も味わいたい」という人は楽しめます。

ダブリンの特徴や語学学校はこちらにまとめました。
ダブリンの語学学校一覧

コーク

コークはアイルランド南西部から少し内陸に入った場所にある沿岸都市です。ダブリンと比べると落ち着いた雰囲気が漂いますが、きれいな景観や歴史的に重要な観光スポットなど、見どころもたくさんある街です。

市内には語学学校から大学、大学院まで数多くの教育機関が集結しており、国内外から学生が集まる国内最大級の教育都市という一面も見られます。勉強に集中したい人には良い環境が整っています。

コークはダブリンからは電車やバスで約3時間のところに位置しているため、留学中にダブリンに遊びに行くことも可能です。

コークにある語学学校はこちらにまとめました。
コークの語学学校一覧

その他の都市についてはこちらも参考にしてみてください。
アイルランド留学おすすめ人気都市ランキング

具体的な学校やプランを決めたい人は、カウンセラーに相談することも可能です。こちらのLINEからお問い合わせください。

アイルランド短期留学をおすすめする人の特徴

ここまでの内容から、アイルランドでの短期留学は次のような人に向いています。

やはりアイルランド独自の音楽や自然を楽しめる点が魅力です。また日本人も少ないことから、めずらしい留学経験をしたい人におすすめです。

ここまでを読んでアイルランドでの短期留学を具体的に考え始めたら、都市や学校を決めていきましょう。プラン作りは留学カウンセラーに相談するとスムーズに決まります。

スクールウィズでは無料相談を受け付けています。気になる方はまずこちらのLINEからご登録ください。

アイルランド短期留学で英語力は伸びる？最大限の効果を出すには準備が重要！

アイルランドに留学しよう！ と決めたものの「短期留学で本当に英語力は伸びるのかな？」「どのくらい英語力を伸ばせるんだろう」と気になりますよね。そこで次は、アイルランドに短期留学したい人向けにしっかり効果を出すポイントを紹介します。

準備の流れ

まず留学準備は次のような流れで進めます。

6ヶ月前	情報収集、学校探し
5ヶ月前	都市または学校や滞在先の確定、費用の見積もり算出
4ヶ月前	入学願書や必要書類を送付、学費の前払い
3ヶ月前	パスポートの申請、事前の英語学習スタート
2ヶ月前	航空券の手配、滞在先の手配、クレジットカードの申請
1ヶ月前	海外留学保険の手続き
1〜3週間前	両替、買い物、パッキング

短期留学とはいえ、半年前から準備することが必要です。アイルランド留学はビザの事前申請が必要ないもののその他の準備はたくさんあり、学校も夏休みや年末年始はすぐに埋まります。

特に短期留学では、事前にどれだけ英語力の準備ができるかが重要です。次で詳しく説明しますね。

短期留学で伸ばせる英語力は限られる

英語力ゼロの状態から日常会話程度の英語力を習得するまでは、1日6～8時間ほど勉強しても約3カ月はかかるのが一般的です。

短期留学の場合、時間が限られているために思うように英語力を伸ばせない、現地の授業に付いていくのに必死であっという間に留学が終わる可能性があります。英語に慣れてきたところで帰国のタイミングを迎えてしまうこともあるでしょう。

短い期間でも「充実した留学生活だった」と感じるには、事前に現地の授業を理解できるレベルまで準備しておくほうが英語力アップは期待できるのです。

短期留学でも最大限に英語力を伸ばすコツ

次に、短期留学でもできる限り英語力を伸ばすために必要なステップを紹介します。

出発3〜6か月前からインプットを開始

最低でも出発の3カ月前から、できれば半年前から英語の勉強を開始しましょう。

最初に取り組みたいのが、単語や文法のインプットです。単語や文法がわからなければ文章を組み立てられません。

YouTubeや参考書、学生時代の学校の教科書などを使って、日常会話で使う中学・レベルの習得を目指しましょう。中学レベルまでわかれば、日常会話も理解できると言われています。

そして留学の1〜2カ月前になったら、オンライン英会話などで会話の練習もしておきましょう。海外の人とまったく会話したことのない状態より、少しでも話した経験があるほうが英語での会話に戸惑いません。

現地では間違いを恐れずアウトプットに集中

留学生活が始まったら、これまで学んできたことのアウトプットに集中します。

英語環境に慣れていない人にとって、人前で英語を話すのは勇気が必要ですよね。

初めのうちは緊張して英語が出てこない……と悩むときもあると思いますが、臆せずチャレンジすることが英語力アップには必須です。積極的に話す内にスピーキング自体に慣れ、学んだ単語やフレーズをとっさに使えることも増えていきます。

帰国後にTOEICや英検など試験の受験を忘れずに

留学して終わりではなく、現地での英語学習でどれくらい伸びたのか、確認しておきましょう。

留学前後にTOEICやIELTSなどのテストを受けるのがおすすめ。留学がどれだけ効果があったのか、スコアなど数値で見れば成長を実感できる上、「意味のある留学だった」と客観的に示すこともできます。

テストを受けると自分が苦手なポイントが可視化されるため、今後の英語の勉強にも役立ちます。

アイルランド短期留学のプランは留学エージェントに相談すると安心

ここまでを読んでアイルランド短期留学が気になり始めた人も多いのではないでしょうか。

アイルランドは他の欧米圏より費用を抑えて留学できることが魅力ですが、授業料は学校や都市によって異なります。さらに自分の英語レベルや目標に合う環境は個人で異なり、その見きわめは非常に難しいです。

マイナーな留学先ゆえに情報が少なく、個人リサーチには限界もあります。1人で計画するのは難しいので、留学エージェントに相談するのがおすすめな国でもあるんです。

例えばスクールウィズであれば、初回相談はもちろん留学手続きのサポートも無料でお手伝いします。またカウンセリングで「どんな環境が良いのか」「何を目標にしているのか」というヒアリングをもとに、あなたに合う都市や学校を提案します。

カウンセリングを通して「アイルランドじゃなかった」となっても構いません。相談はLINEから受け付けているため、気になる方はまず登録だけでもしてみてください。

登録後、簡単なアンケートに回答した方から順に担当の留学カウンセラーよりメッセージを送ります。タップ形式でも簡単に回答できるため、気軽に使ってくださいね。

みなさんのご相談お待ちしています！

まとめ

今回は、アイルランドの短期留学のメリット・デメリット、費用の目安、各都市の特徴や留学準備のポイントなどを紹介しました。

アイルランドはヨーロッパ圏にありながら、イギリスなど他の国よりも安く留学できる都市です。日本人留学生も少ないので、勉強に集中したい人にとっては英語力アップもしっかりと期待できる環境といえます

今回の記事を読んでアイルランドが良いと思ったら、具体的なプランを立てましょう。

1人で考えるのが難しい……という人は留学カウンセラーの無料相談をぜひお使いください。

あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう！留学準備では大まかに5つのステップがあります。

1. ステップ1：目星をつける
2. ステップ2：相談する
3. ステップ3：申し込む
4. ステップ4：渡航準備
5. ステップ5：出発！

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

「そもそもどんな留学体験ができるんだろう？」

「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」

「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう？」

自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか？

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