「春休みに留学したいな」
「どんなプログラムで留学すれば良いんだろう……」
とお悩みではありませんか?
大学生の場合、春休みは2ヶ月の時間があるため留学しやすい時期です。国によっては温暖な気候で過ごしやすく、寒い冬を海外で過ごすことも可能です。
実際に春休みに留学する大学生は多く、休学することなく留学しながら、英語力を高めることもできます。
そこで今回は、春休みの留学の特徴や選べる留学方法、春休み留学の効果、おすすめの国などを紹介します。
具体的なプランも一緒に説明するので、春休みに留学するか迷っている方は参考にしてみてくださいね。
[目次]
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まず春休みに留学する特徴やメリット、スケジュール例を紹介します。
春休みの期間は学校や地域によって異なりますが、中高生の場合は2〜4週間、大学生の場合は2ヶ月ほどですよね。
留学期間としては決して長い訳ではありませんが、授業のあるときに比べると留学しやすい時期です。
最大2ヶ月といっても、半年を超える長期留学ほどコストは高くありません。
例えばアメリカの場合、半年の語学留学なら学費だけで121万円かかるところ、2ヶ月の語学留学は19〜45万円に抑えられることもあります。
アルバイトのできる大学生であれば、計画的にお金を貯めて自分で留学することも可能です。
春休みの留学は、次のようなスケジュールで留学生活を送ります。
【1日】
7:00 | 起床・準備 |
---|---|
8:00 | 登校 |
8:30〜12:00 | 午前中の授業 |
12:00〜13:00 | ランチタイム |
13:00〜16:00 | 午後の授業 |
17:00〜18:00 | 自習 |
18:00〜19:00 | 友達とショッピング |
19:00〜20:00 | 帰宅・ホームステイ先で夕食 |
20:00〜21:00 | ホストファミリーとおしゃべり |
21:00〜22:00 | シャワー・翌日の準備 |
22:00〜23:00 | 翌日の予習 |
23:00 | 就寝 |
【1週間】
1日目 | 空港到着・滞在先に移動 |
---|---|
2〜5日目 | 授業 |
6〜7日 | 週末のため観光 |
平日は授業を受ける日々ですが、週末は学校も休みです。観光やショッピングなど自由に過ごすことができます。
春休みは2ヶ月留学できるとはいえ短期留学となるため、留学方法は次の5つから選ぶことになります。
ひとつずつ解説しますね。
語学留学はその名の通り、海外で英語など語学を勉強する留学方法です。短期留学ではもっともチャレンジしやすい方法であり、留学といえば語学留学を思い浮かべる人もいるかと思います。
語学学校に通って英語を学びながら、他の国からの留学生と交流もできます。
おけいこ留学は、英語を学びながら何か特定のスキルも習える留学方法です。
例えば、次のようなおけいこ、アクティビティがあります。
語学学校で午前中は英語、午後はおけいこといった形で授業を受けるため、語学留学に比べると英語のレッスンが少ないです。
日本でもあるボランティアはNGOやNPOなどの団体に参加し、社会貢献となる活動をします。
海外では例えば孤児院や老人ホーム、環境保護、観光など幅広いボランティアが募集されています。
ボランティアは活動のため、基本的に勉強はしません。もしくは語学学校に通いながらボランティアに参加することも可能です。
学費がかからない分、語学留学よりは安く留学できます。
インターンシップは興味のある職業や業界で働く体験ができる制度です。
日本にもありますが、1日や1週間と短期な上にディスカッションやグループワークが中心ですよね。海外のインターンは1ヶ月など日本企業よりも長期で、実務を担当できることが特徴です。
例えばホテルでの接客業務、旅行会社でのキャンペーン企画など、社員のような裁量で働くことが可能です。
有給インターンシップであればお給料が発生します。無給インターンシップではお給料は発生しませんが、滞在場所や食事が提供されることもあります。
ホームステイは現地の一般家庭で生活するプログラムで、1週間など短期から滞在することが可能です。
滞在費は必要ですが、食事や洗濯など身の回りのことをある程度ホストファミリーにお願いできます。
現地の家族と一緒に生活することで、その国の文化や生活習慣を身近に感じられそうですね。
春休みの留学は参加しやすいものが多いですが、英語力がなくても留学できるのでしょうか。短期留学に必要な英語レベルを解説しますね。
語学学校には英語力に関する入学条件がありません。初級レベルのクラスも用意されており、サポートがあれば英語力が低くても短期留学は可能です。
少し英語力がある、さらに高めたい人はビジネス英語コース、TOEICコースなどワンランク上の語学学校やコースを選ぶのがおすすめです。
基本的に語学留学は、英語レベルに関係なくできると考えておきましょう。
英語力ゼロでも留学はできますが、講師やクラスメイトとの会話、入国審査や滞在先での生活は基本的に英語です。
分からないと授業を理解できない、入国審査に時間がかかるといったことも考えられます。
何よりも基礎を習得していればさらに多くのことを勉強できたのに、英語力が高くないゆえにアルファベットや単語、文法の勉強をしていたら、現地で過ごす時間を活かせません。
常に英語にふれられる環境は留学だからこそです。事前に勉強しておいた方が短期留学の効果はより高まります。
目安はTOEIC300〜400点レベル(※1)。300〜400点は中学生の基礎英語レベルで、簡単な会話も可能です。
現地の授業は日常会話で構成されているため、中学レベルが分かれば安心です。
留学の3ヶ月ほど前から勉強を始めてみてください。
春休みの留学は英語初心者でも可能ですが、短期ゆえに得られる効果は限定されます。
そこで次は、春休みの留学の効果として、
の3つを紹介します。
海外は文化や習慣など日本と異なりますが、数日や1週間の旅行でその違いはなかなか見えません。日本での日常生活のように、スーパーに行ったり現地のレストランで食事したりする中で見える一面もあります。
春休みは最大で2ヶ月留学できるため、旅行よりは現地の深い一面が見えやすいです。
特に将来海外で働いてみたいといった目標がある人は、春休みの留学で現地生活を体験してみるのもおすすめです。
春休み留学は短期とはいえ、語学学校のクラスメイトやホストファミリー、現地の人など日本人以外と話す機会が多いです。
一緒に過ごす内に仲良くなり、帰国後も交友関係が続くこともあります。
滞在中に友達やホームステイ先の家族と連絡先を交換をしておけば、帰国後も英語のやり取りができ、お互いの国に遊びに行って再会することも可能です。
留学しなかったら出会えなかった人との交流は留学の醍醐味です。
日本でもオンライン英会話や英会話教室で勉強はできますが、レッスンを離れると日本語を話す時間が圧倒的に多くなります。
留学の醍醐味は24時間ずっと英語を聞いたり話したりできることであり、環境の変化は英語力アップに重要です。春休み中ずっと海外で過ごして英語を聞いていれば、英語初心者でも英語に慣れます。
英語の見聞きに慣れるだけでも、英語初心者にとっては大きな一歩。理解できることが増えた状態で帰国後も勉強を続けると、さらなる英語力アップも期待できます。
いきなり英語力を伸ばすことは難しいですが、英語に慣れるための春休み留学もおすすめです。
ここまでを踏まえて、春休みの語学留学は次のような人におすすめです。
春休みの留学は英語力が大幅に伸びるというよりは、海外生活の体験や英語への慣れといった効果があります。
春休みの2ヶ月であれば、大学を休学する必要もありません。時間を有効活用しながら留学することが可能です。
春休みの留学に限らず、海外に行くにはある程度の費用が発生します。特に大学生はアルバイト代から数十万円の費用を捻出するのは難しく感じますよね。
そこで次は費用を節約する方法として、
の3つを紹介します。
滞在費用は留学費用の中でも高くなりやすく、2ヶ月で10万円を超えることもあります。費用で占める割合が大きい分、意識することで数万円ほど節約することも可能です。
滞在先の中でもっとも安いのは学生寮です。
その理由は次の2つ。
語学学校が学生向けに提供しているため、高額な料金は設定されません。また食事など自分で準備する分、純粋な滞在費用だけ請求されます。
学生寮は個室と相部屋(ドミトリー)がありますが、費用を抑えたい場合は相部屋を選びましょう。
他の留学生と一緒の部屋で生活するためプライベート空間はありませんが、その分料金も安いです。個室より数千〜1万円ほど抑えられるため、相部屋がないか聞いてみてください。
航空券も購入方法やタイミングを意識すれば、抑えられます。
夏休みやゴールデンウィーク、年末年始など大型連休は旅行者が多くなるため、航空券の価格が上がりがちです。春休みも例外ではなく、やや高い傾向です。
航空券代を抑えたい場合は、半年前など早め、または直前に航空券を購入することをおすすめします。
航空券はかなり前に座席を押さえておくか、2週間前など直前の方が安い価格で販売されており、留学費用を節約できます。
価格は日によっても変動するため、小まめにチェックしましょう。
アメリカなど先進国は物価が高く、ランチで2,000円、ディナーで5,000円ほどかかります。外食費用を続けていると食費がかさみ、生活費が貯金を圧迫しかねません。
物価が高い国でもスーパーは安い食材が手に入るため、なるべく自炊しましょう。
その他1ヶ月の留学にかかる費用相場は、こちらの記事にまとめました。留学費用の参考にしてください。
1ヶ月の留学にかかる生活費はいくら?節約のコツや安い国を知って平均費用をおさえよう
春休みの留学を決めたら、次は実際に留学する国を決めましょう。
大学生の短期留学におすすめの国として、
の6つを紹介します。
フィリピンは留学先のイメージがないかもしれませんが、英語を公用語とする国であり、英語を話せる人が多いです。
フィリピンの特徴は物価が安いこと。欧米に比べるとまだまだ物価が安く、500mlのミネラルウォーターが約50円で購入できるほどです。
アルバイト代で留学費用を用意する大学生にとっては留学しやすい国です。
またマンツーマンレッスンを提供しており、講師と1対1で授業を受けます。英語初心者でも授業で分からないと思ったらすぐ相談できるため、理解できずに遅れることはありません。
語学学校の学費はおよそ9万8,000円です。
フィリピンの語学学校は、学費に食費と滞在費も含んでいることがほとんどです。追加で費用が発生することはなく、授業料と滞在費が別々に設定されている国よりは安く留学できます。
人気の語学学校をはじめ、フィリピン留学の詳細はこちら
マルタ共和国はイタリア南の地中海に浮かぶ島国で、イギリスの植民地だった過去から公用語としてマルタ語と英語を使用します。
英語を公用語として使っていること、欧米からアクセスしやすいことから、近隣の欧米諸国の留学生から人気です。日本人はまだまだ少ないため、語学学校では国際交流を楽しめます。
マルタは観光地としても有名で、実際に観光スポットがたくさんあります。中でも首都・ヴァレッタは街全体が世界遺産に指定されており、語学学校が休みのときに鑑賞してほしいほどきれいな街並みです。
マルタ留学は1週間でおよそ5万3,000円の費用が必要です。滞在費や食費を含めると10万円と、フィリピンとそれほど変わりません。
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アメリカは代表的な留学先のひとつで、世界各国から留学生が集まっています。語学学校や大学、専門学校など留学先も多く、自分の希望プランやスケジュールに合わせて語学学校やプログラムを選ぶことが可能です。
またエンターテイメントが充実しており、ミュージカルや音楽ライブ、食事などさまざまな文化を味わえます。
加えて語学学校も英語だけでなく、ファッションやアートなど幅広いコースを用意しており、おけいこ留学もしやすいです。
アメリカに1週間留学したときの費用相場はおよそ12万8,000円です。滞在費と食費を含めると18万1,000円と、物価が高い分他の国より多めの費用が必要となります。
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カナダは移民が多く、さまざまな国籍の人が暮らす国です。だからといって治安が悪いこともなく、一部都市が住みやすい都市ランキングに度々ランクインしているほど安全です。
カナダは英語圏の中でもアクセントに癖がなく、聞き取りやすいといわれています。英語初心者でも慣れやすく、勉強しやすいです。
カナダは1週間の留学で約9万3,000円の学費が必要です。滞在費と食費を入れると約12万7,000円ですが、アメリカほど留学費用は高くありません。
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イギリスも留学先として人気の国です。イングランド、ウェールズ、スコットランド、グレート・ブリテンの4エリアから成り立っており、どの都市を選ぶかによっても留学生活が変わります。
英語に関してはイギリス英語が話されるため、本場のイギリス英語を学ぶことができます。
留学先として人気がありながら、アメリカやフィリピンと比べると日本人の留学生はそれほど多くありません。日本語から離れて英語を集中的に勉強できそうです。
イギリスに1週間留学すると、およそ9万9,000円の費用がかかります。滞在費や食費を入れると13万9,000円ですが、アメリカより少し安く留学することが可能です。
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オーストラリアは南半球のオセアニアにあり、移民が多い国として知られています。多国籍なことから留学生の受け入れにも積極的で、語学学校やインターンシップなど選択肢が多数あります。
特に一般的な語学留学だけでなく、おけいこ留学のプログラムが豊富です。自然も豊かなことからダイビングなどもあり、半分英語の勉強、半分はアクティビティを楽しむ留学生活を送れます。
またオーストラリアは日本の下にあることから、時差が2時間ほどと大きくありません。2ヶ月留学して帰国した後も時差ボケなく、いつもの大学生活に戻れます。
オーストラリアは先進国の中でも物価が高くないため、1週間の留学費用はおよそ9万4,000円です。現地での滞在費や食費を含めても13万1,000円と、留学しやすいです。
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春休みの留学は短期で旅行気分も味わえるとはいえ、就職を意識して留学する人もいるのではないでしょうか。
2ヶ月の短期留学でも、英語力を高めることは可能です。必要なこととして、
の4つを紹介します。
2ヶ月ほど海外で過ごすからといって、英語力が勝手に上達する訳ではありません。授業で習ったことを復習したり実際に使ったりすることで少しずつ定着し、スラスラと話せるようになるのが一般的です。
しかし毎日予習・復習をするには、何か目標がないと続きません。どこを目指して良いか分からず、モチベーションが下がります。
留学でもっとも大切なのは、成し遂げたい目標を決めることです。
例えば「2ヶ月でTOEICスコアを100点伸ばす」「友達を20人作る」など、計測できる目標であればなお良いです。
目標の考え方は以下の記事を参考にしてみてください。
留学には目標の設定が不可欠!目標を明確にして英語力を確実にアップさせよう
英語力を高めるために、自分だけのマイルールを作るのもおすすめです。例えば、「語学学校では日本語で話さない」「外国人の友達と常に行動する」などです。
実際に留学経験者の中には「現地では日本語を絶対に使わない」といったルールを決めて留学した人もいました。そのルールのおかげで日本人と話すときも英語を使うなど、英語力アップにつながる行動ができたそうです。
あまり厳しくすると留学を楽しめませんが、目標達成には日々の意識も重要です。自分ができる範囲でマイルールを決めておきましょう。
英語は見たり聞いたりする時間が長いほど、自分の実力として定着しやすいです。できるだけ長く滞在して英語に触れる時間を増やすことも英語力アップにつながります。
大学生の春休みは2〜4月上旬が一般的なため、新学期が始まる1週間ほど前まで現地に滞在するのがおすすめです。
留学生活をギリギリまで楽しみつつ、新生活に向けた準備期間もしっかり確保できます。
英語初心者はいきなり大人数のグループレッスンに参加することも可能ですが、周りの話すスピードの早さについていけず、悩むこともあります。
まだまだ語彙力が足りない、リスニングが難しい場合は、講師と1対1で話せるマンツーマンレッスンの方が受けやすいです。
マンツーマンレッスンは生徒が自分しかいないため、分からないことも聞きやすく、授業を止めてしまう心配も必要ありません。
マンツーマンレッスンを提供しているのはフィリピンです。フィリピンは実際に英語初心者の留学生も多く、講師も指導に慣れています。
英語力に不安がある場合は、まずフィリピンのマンツーマンレッスンを考えてみましょう。
確実に英語力が伸びるプランにしたい、1人で計画を立てて大丈夫か心配という人は留学エージェントへの相談がおすすめです。
留学エージェントは語学学校の手配やビザ申請などを代行してくれますが、留学プランの相談から受けることも可能です。
特に留学カウンセラーは留学経験のある人が多いため、実体験からおすすめの国などを紹介できます。
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今回は、春休みの留学におすすめの国やプランを紹介しました。
春休みは長期休暇を活用するため、大学を休学することなく2ヶ月と長く留学できます。短期留学にはなりますが、過ごし方次第で英語力を大幅に高めて、就職活動に結びつけることも可能です。
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