大学3年で留学を考えている人の中には、就職活動への影響やこの時期に留学するメリットとデメリットを知りたい人も多いのではないでしょうか。ネット上では「良い」と「悪い」の意見が混在していて、迷っている人もいるかもしれません。
そこで、今回の記事では、大学3年で留学する際の留学期間の決め方、おすすめの留学方法、注意しておくべきポイントなどについてご紹介します。
また、大学1年から4年まで、それぞれの時期に留学するメリット・デメリットもまとめています。大学3年での留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、年代別のおすすめの留学時期などは下のページでもまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学するなら時期はいつがベスト?必見の留学おすすめ時期まとめ
[目次]
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大学3年で留学すると就職活動に影響するというイメージを持っている方もいるかもしれません。結論から言うと、現在ではそこまで問題にならないでしょう。
確かに、以前は留学は大学1~2年でするのがベストと言われていました。では、なぜ今では問題ないと言えるのか解説していきます。
2012年卒までは大学3年の10月にエントリー開始、2013~15年卒は大学3年12月にエントリー開始と、就活解禁が早い時期に行われていました(※1)。そのため、大学3年のときに海外にいると、就活イベントに参加できなかったりインターンに行けなかったりと、就活のスタートダッシュに遅れが出やすい傾向にありました。
しかし、現在は就活解禁が大学3年の3月と後ろ倒しになり、大学4年の春から夏にかけて活動が集中する傾向があります。そのため、以前に比べると大学3年で留学しても帰国後に十分な時間を持って就職活動に取り組めるようになっているのです。特に休学して留学するならほとんど問題ないと思われます。
ただし、エントリーの前段階となる自己分析や企業選び、企業研究やインターンシップへの応募など、留学中に情報を集めて行ったほうが良いこともあります。
大学3年で留学しても就活への影響が少なくなったのは、就活解禁時期が後ろ倒しになったからという理由だけではありません。
グローバルな視点を持つ人材を求める企業は年々増加傾向にあるため、留学経験者に対する評価が高まっています。日本国内だけでなく世界展開を目指す企業も少なくはなく、国境を越えて地球規模の視野で物事を見たり考えたりすることができ、スキルや職務を超えてビジネス全般を俯瞰できる人材が求められているのです。
留学して他の国の文化や考え方に触れることで、そのような人材に成長する可能性がある学生だという印象を持ってもらうこともできるでしょう。
また、インターネットやSNSを採用活動に積極的に取り入れる企業も増えているため、留学中でもオンラインで情報を入手して説明会や選考に参加することも可能です。海外にいても就職活動を進めやすくなっており、留学したからといって就活で不利になるケースは減少しています。
ここでは、大学生が留学する際のメリットとデメリットについて、学年別にご紹介します。
結論から話すと、このようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
大学1年 | ・時間がある ・2回目以降の留学計画を立てやすい |
・保護者からの金銭的な援助が必要 ・入学前からの留学計画が必要 |
大学2年 | ・入学後に留学準備を進められる ・長期留学の時間も取りやすい |
・専門課程や部活 ・サークルとの両立が難しい |
大学3年 | ・就活前に留学ができる ・自分に合った留学先を選べる |
・行きたいインターンを逃す可能性がある ・留学前や留学中の就活が必要になる可能性も |
大学4年 | ・内定後は気持ちと時間に余裕がある ・留学の目的意識を明確に持てる |
・トラブルに巻き込まれると卒業や就職に影響がある可能性がある |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
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まずは、大学1年生で留学するメリットとデメリットを紹介します。
大学1年生の場合は「時間がある」というのが最大のメリットです。留学することによってその年に取得できる単位が減ったとしても、2年生以降で挽回できます。
また、漠然と「一度、留学を経験してみたい」と思っている人が短期留学を試してみるにしても、時間がある1年生のうちにする方がよいでしょう。そうすれば、初留学の反省点を生かして2回目の留学計画を立てることも可能です。
保護者が金銭的な援助をしてくれない場合、大学1年生では自分で必要な留学資金を準備することは難しい場合が多いでしょう。アルバイトを始めてから数カ月程度で留学費用をすべて貯めるのは大変です。
奨学金を利用するにしても、年に1回しか募集がないケースも多いため、大学入学前から受験勉強と並行して留学の計画と奨学金の応募を進める必要があります。
ここでは、大学2年生で留学するメリットとデメリットを紹介します。
留学の計画や奨学金申し込み、資金調達といった留学の準備について、大学に入学してから、じっくりと時間をかけられることが大学2年生で留学する場合のメリットといえます。
また、大学3~4年生と比較すれば時間に余裕を持てる場合が多いため、長期留学をするなら大学2年生までにするのが良いでしょう。
大学によっては、1年生は教養課程のみで、2年生から専門課程に分かれる場合があります。専門課程の内容によっては2年生からゼミや研究が忙しくなり、留学する時間的・精神的な余裕がなくなる可能性もあります。
また、サークル活動などでは2年生が中心となって活動するケースも多いため、留学との両立が難しい場合もあるでしょう。
ここでは、大学3年生で留学するメリットとデメリットを紹介します。
大学3年ともなれば、大学生としてさまざまな経験を積んだ上で留学を計画できるため、自分に合った留学先や留学内容を正しく選択できるでしょう。
企業の採用情報の開示とエントリー受付は、主に大学3年の3月からスタートします。就職活動を始める前に留学するなら、大学3年の2月までにすることがおすすめです。
また、最近ではオンライン上での面談を実施する企業も増えてきています。もちろん最終面接や役員面接では来社する必要がありますが、留学中に就活を始めておくと帰国後にスムーズに就職活動をスタートさせられるでしょう。
忙しい留学前や留学中に、同時に就活を進めることはかなり多忙なスケジュールだといえます。せっかくの留学期間なのに、PCの就活サイトを見ているというのも人によってはストレスに感じるでしょう。
また夏休み期間には、インターンや説明会などのオフラインでしか参加できないイベントも多く開催されます。気になる企業で働く人たちに直接会ってみたい、という場合は留学時期や期間を調節するのが良いでしょう。
応募したい企業がエントリーを受け付ける時期と留学時期が重なってしまう可能性があります。企業の採用情報を早めに入手したうえで、留学する時期を検討したほうがよいでしょう。
ここでは、大学4年生で留学するメリットとデメリットを紹介します。
この時期に留学する人は「社会人になれば、なかなか留学にも行けないから学生のうちに行こう!」という意識を持ちやすいため、留学の成果も出やすい点がメリットといえるでしょう。
卒業後の進路が決定し、大学生活も残り少ないことを意識すると、留学に対する真剣度も増します。
また、早い時期に企業からの内定があれば、それ以降は時間的な余裕が生まれるため、留学しやすくなります。
というのも経団連の定める就職活動のルールとしては、就職活動における面接・採用は大学4年生の6月以降、正式な内定発表時期は10月以降と規定しています。
しかし、実際には6月に内定を出す企業がほとんどであり、就職活動のピークは6月までと考えて良いでしょう。
留学中に何か大きなトラブルが発生したら、最悪の場合には卒業や就職に支障が出る可能性もゼロではありません。
日本での生活と比較すると、海外生活では事故・病気のリスクやストレスが増大するため、大事な就職を目前に控えた大学4年生の留学では、特に帰国まで無事に過ごせるようにリスクマネジメントや健康管理を徹底する必要があります。
留学には1週間~1カ月程度の短期留学や、6カ月~1年間程度の長期留学があります。長期のでは、日本で通っている大学に休学手続きを取る必要が出てくるでしょう
ここでは、休学する場合と休学しない場合の留学期間や内容について、それぞれ紹介します。
長期留学の期間は6カ月から1年間程度です。長期留学の場合は留学先で大学など専門機関に通学して単位を取得するなど、専門的な学習を目的とするケースがメインとなります。
また、留学する時期によっては6カ月間(前期または後期のみ)の休学で済む場合もあれば、1年間、休学しなければならないケースもあります。
留学を開始するタイミングは、英語圏の大学では9月から学期が始まるケースが多いということを念頭に置いて検討しましょう。
休学の影響が気になる方はこちらの記事もご覧ください。
休学して留学するのって実際どう?就活への影響などメリットとデメリットを徹底比較
短期留学の場合、期間は1週間から1カ月程度のものが多くあります。また、短期留学では、語学留学やボランティア・ワーク体験、文化・スポーツ体験、異文化交流体験といった内容がメインです。
短期留学なら春休みや夏休みを利用すれば、大学の講義を休まずに留学できます。あるいは、受講する講義やゼミによっては、1カ月程度なら欠席しても後から遅れを取り戻せる場合もあるでしょう。欠席する分をレポート提出などで埋め合わせできるかどうか、講師や教授に相談してみるという方法もあります。
ただし、留学方法によっては休学が必要となるケースもあります。ここからは、大学3年での留学におすすめの留学方法について解説しますので、自分の希望に合った留学方法を検討してみましょう。
大学3年生におすすめの留学方法として、語学留学、サマースクール、交換留学、認定留学の4種類をご紹介します。
それぞれについて特徴、費用の目安、休学が必要か、どんな人におすすめかなどを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
語学留学とは、現地で語学学校に通う留学スタイルのことです。語学学校では英語をはじめとする第二・第三言語を習得するためのレッスンを受け、文法やスピーキング、ライティングなどを学びます。
語学留学は1週間~1カ月程度の短期留学も、6カ月~1年間程度の長期留学も可能。留学生が世界中から集まるので、さまざまな国籍の友達を作りやすい環境です。わからないことは講師に直接聞くことができ、英語を集中的に学べるので、英語力を効率的にアップさせたい人におすすめです。
語学留学の費用は期間や学校によってさまざまですが、目安としてアメリカで短期・長期で留学する場合の費用をご紹介します。
1週間 | 1カ月 | 1年 | |
---|---|---|---|
学費 | 16.8万円 | 36.6万円 | 319.7万円 |
渡航費 | 24万円 | 25.1万円 | 49.7万円 |
滞在費 | 6.6万円 | 26.5万円 | 343.9万円 |
生活費 | 4.6万円 | 15.9万円 | 189.7万円 |
総額 | 52万円 | 104.1万円 | 903万円 |
費用の詳細についてはこちらも合わせてご覧ください。
【2024年版】期間別アメリカ語学留学の費用まとめ
サマースクールとは夏休みに行われる短期のプログラムのこと。語学学校や大学が開催するケースが多く、世界各国から集まった留学生とともに寝食を共にし、語学だけでなく文化や芸術、スポーツなどさまざまなプログラムを通して学び合うことができます。
プログラムによっては、大学キャンパス内の寮で暮らし、図書館や書店、レクリエーションセンター、コンピュータルームなどの施設を自由に使うことができるなど、さながら現地の大学生のように過ごせるものもあります。
交換留学とは、日本で在籍している大学と協定を結んでいる海外の大学とで、学生を派遣し合う制度です。留学先の学校は協定校のみに限定されるため、行きたい大学が協定校となっているか確認しましょう。
基本的には留学先で取得した単位が在籍している大学の単位として認定されるのが特徴です。費用面では、日本の大学に籍を置いたまま海外の大学に通うため、必要となるのは日本の大学の学費や現地での滞在費、娯楽費、渡航費など。留学先の大学の学費は免除されます。交換留学を希望する学生が多い場合には試験などによって選ばれる必要があり、留学期間は多くの場合で6カ月から1年となっています。
交換留学ではその学生の専門分野について留学先の大学で学ぶことが目的とされています。英語を使って専門的な内容を理解する必要があるため、留学前の選考時点である程度の語学力が求められることも少なくありません。
認定留学は、外国の大学で取得した単位が日本の大学の単位として認められる制度です。交換留学と違って留学先を自由に選べるのが特徴です。休学扱いにならないため4年間で卒業できるケースもあります。
認定留学として認められる留学先の学校や留学内容は日本の各大学によって異なるため、大学に確認してみましょう。
留学中の単位認定についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【留学の単位認定】留学中に単位は取れる?高校と大学の単位の仕組みを徹底解説
留学方法を決めて学校やステイ先を選ぶなど、留学するためには膨大な情報から自分に合ったものを吟味する必要があります。
さらに、大学3年のタイミングだと就活準備も並行して進める必要もあり、一人で準備を進めるのはなかなか大変ですよね。そのようなときには留学エージェントを活用することが成功の鍵です。
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【体験談】スクールウィズのLINE相談ってどんなことができるの?実際の流れやできることなどをまとめてみた!
ここでは、大学3年で留学する場合の注意点や、就職に向けて準備しておくべきことを3つご紹介します。
企業から内定が出ていても、卒業に必要な単位を取得しなければ卒業できず、内定も取り消されてしまう場合があります。単位が不足する原因は留学に限りませんが、留学して講義を欠席することで単位をもらえないケースもあります。
講義の教官にあらかじめ確認するなど、間違いなく単位をもらえるように確認・対策することが大切です。
特に認定留学をする場合は、日本の大学の単位として認められる条件を満たすように、書類や出席日数、試験の点数などをしっかりと確認するようにしましょう。
企業が採用情報の開示とエントリー受付を開始する時期は、大学3年の3月(4年生に進級する直前)です。しかし、その前段階となる自己分析や応募企業選び、企業研究やインターンシップのエントリー・参加、OB・OG訪問などは、時期を選ばず参加できます。
採用応募へのエントリーが開始したら、すぐに提出できるように、エントリーシートの準備などを早めに進めておくことが大切です。
また留学先によっては現地で就職活動を行い、帰国前に内定を取ることも可能です。詳細は下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
留学中に内定が取れちゃう? 留学中の就活事情、対策について
留学で身に付けた英語力をしっかりと企業に提示するためにも、TOEICやTOEFL、IELTSなどの英語能力試験を受験しましょう。
なぜならいくら留学中に英語を伸ばしたとしても、その力を客観的に証明する指標がなければ企業にはなかなか伝わらないからです。
特に英語力を活かした職業につきたい人や外資系企業に就職したいと考えている人は、このような英語の試験を受けることをおすすめします。
TOEICを受験する場合には、リスニングとリーディングの2技能の試験であるL&Rだけではなく、S&Wテストも受験して4技能を証明できるようにしておきましょう。
本記事では、大学学年別に留学するメリット・デメリット、大学3年で留学する際の留学期間の決め方、おすすめの留学方法、注意すべきポイントなどについてご紹介してきました。
大学3年生での留学は決して遅くはありません。以前と比べて就活解禁時期が後ろ倒しになっただけでなく、企業がグローバルな視点を持つ人材を求めており、海外でもオンライン上で選考に進むことも可能となっているからです。
自分がどんな留学を実現したいかイメージし、留学方法や期間、休学するかどうかを検討しましょう。ただし、卒業や就職を目前にした大事な時期ですので、単位の取り損ねに注意して、就活の準備を進め、帰国後に英語力を証明できる試験を受験できるように計画しておきましょう。
就職活動を控え人生の岐路ともいえる時期に、留学で自分の能力や経験をより豊富にすることができれば、その後の人生にもプラスに働くはずです。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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※1...リクナビ「新卒採用スケジュールの変遷」(参照日:2025-02-19)
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