みなさんこんにちは、舞子です。ワーキングホリデーと観光ビザでニュージーランドに1年9ヶ月滞在し、先日日本へ無事帰国しました。
気がつけば本当にあっという間だった、ウェリントンでのワーホリとプチ移住生活。
この期間にニュージーランドで私が感じたことや、思い出、悩んだことなどを振り返り、ワーキングホリデー・留学を考えている皆さんにシェアしていきたいと思います。是非参考にしてみてくださいね。
こんな画像を見ては外国って、かっこいいなと思っていました。
実は私はニュージーランドでワーホリしよう!と思い立って、ワーホリに来たわけではありませんでした。どちらかというと、ニュージーランドへ行く夫に付いてきただけ(笑)という感じですね。それに少し前までの私は、「ワーキングホリデー」という制度さえ知りませんでした。
私は10年ほど会社と家の往復しかしておらず、なんだかパッとしない人生を送っていました。特に人生の目標も設定しておらず、結婚もせず、ずっと実家暮らし。
本当に海外とは無縁の平凡な生活の繰り返しでしたが、頭の片隅では海外在住や外国人と友達になること、外国語が流暢に話せることを幼い頃からずっと憧れていたんです。
私の思考はかなりシンプルで、
「英語使える = カッコイイ」
「海外で生活 = 意識の高い」
「英語さえ話せれば、人生は変わり、尊敬される人間になれるだろう!」
そんな発想と「いつかイケメンのアメリカ人と付き合ってみたいなあ〜!」というみなさんが聞いたら、びっくりするような理由で英語教室行くことを決めました。
この頃の私の英語力は本当にゼロに等しかったのですが、ひとまず「東京オリンピックまでに英語話せるようになる!」という目標設定をしました。
家から一番近い英語教室でBe動詞から勉強を始め、ご縁があり英語講師をしていたアメリカ人の夫と結婚しました。
ロード・オブ・ザ・リングのムービーセット
夫はニュージーランドで作られた「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの大ファン。小学生の頃からニュージーランドで有名な映画の専門学校に通い、いつか映画を作ることが夢でした。この考え方に私はカミナリが落ちたようなカルチャーショックを受けたのです。
自分が生まれた国、育った国だけではなく「世界」で、自分の夢を叶えるなんて考えたことなかった!
私が目標にしていた「オリンピックまでに英語話せるようになる」というのは、結局日本を基準に考えており、世界規模ではありません。
私はなんて小さなスケールの人間なんだ……!と、恥ずかしいと同時に自分にがっかりしましたね。
その瞬間から、SNSをボケっと眺めている寝る前の時間を英語学習と、情報収集に費やし、ワーホリへ行く準備と勉強を始めました。
ニュージーランドへの出発の日、私の気分は上京するミュージシャンのよう。この緊張とワクワクは人生で味わったことのないような高揚感でした。
実は新婚旅行でニュージーランド旅行はしていて、その滞在中に大好きになった街が向かい先のウェリントンでした。なので、大丈夫、きっと上手くいく。そう確信していました。
しかし飛行機搭乗までの時間で肉まんを食べていたときに、突然涙が止まらなくなったのです。
「なんか急に怖くなってきた……」30年間過ごした日本を旅立つのが怖くて、心細くて、寂しくて、やっぱり行くの辞めようかな……とまで考えてしまいました。
とっても心細かったのですが、よく考えてみると日本からニュージーランドは90,00km。遠く思えて、12時間もあれば帰ってこられる距離なんですね。「嫌だったらいつだって帰国すればいいし、1回帰っても、12ヶ月以内だったら戻れるよ」と夫に励まされ覚悟を決めました。
行きつけの「Raglan Roast Coffee」は、ウェリントンで超オススメのコーヒーショップです!
海外生活というのは、一見すると優雅に見えますが、本当にハードな毎日の連続。
英語学習や宿題、翌日の授業のプレゼンテーションの準備、ボランティアの参加。伝わらない英語に四苦八苦したり、節約生活や日々のアルバイトに追われたりして、思い描いていた優雅な海外生活とは全然違いました。
日本ではなんでもスムーズにできて当たり前だったことが、うまくいかず、たくさん叱られ恥をかいてばかり。1〜3ヶ月はずっと心細くて不安で、緊張でまれに撃沈したりと毎日毎日、泣いて過ごしました。
一人で買い物に行くのすら怖かった……。
ワーホリ生活の最初は泣いてばかりでしたが、学校生活やアルバイトを通じて現地での生活にも慣れ始めた頃。少しずつ日常生活の中で「小さな成功体験」をどんどん積み重ねていきました。
今日は一人で買い物ができた、コピーを頼めた、オススメのメニューを聞いた、常連さんと話ができた、カフェでコーヒーを注文できた、図書館で本があるか尋ねられた……。
人からすると、どれもかなり容易なことかもしれませんが、私にとって一つ一つが大切な経験だっだんです。
子供がいろいろなことにチャレンジするように、本当に一歩ずつ、海外での初めての体験をクリアしていく日々。この経験によって「なんだ、海外でもちゃんとできるじゃないか」という自信にもつながっていきました。
とにかく外に出てコミュニケーションを!
ワーホリ期間が終了し観光ビザに切り替えたしばらくは、ビザの関係で働くこともできず、自宅で文法の勉強をしたり、テレビをみる毎日を過ごしていました。
「英語で会話ができるようになること」がワーホリの目的だったはずなのに、「あれ私、現地にいるのに最近全然英語話してない!」と気がつきました。
私がやりたいのは勉強じゃなくて、アメリカに住む家族や友人、外国人とコミュニケーションすることだったはずなのに、気がつけば「勉強」してしまっていたんですね。
急いでMeetupのアクティビティや、ボランティアを現地で探して参加しました。
人によって考え方はあるかと思いますが、英語力の向上にはアウトプットはかなり重要だと思います。
空き時間を利用して、一人で単語やフレーズなどを覚えたり、英文を読んだりするのも大切ですが、基本的には誰かと「コミュニケーション」することを意識すると、英語力はアップしやすいと思います。
ワーホリは自分を見つめ直す期間でもあると思います。
現地で生活していると、ついつい英語力などを人と比べてしまうと思います。しかし「他の日本人や、特定の誰かよりも英語がうまいから大丈夫!」という考え・安心感には、あまり意味がないと私自身は感じています。
個人によってワーホリ開始時の英語力や習得のスピードには違いがありますし、競争して英語が上手くなる場合もありますが、自分のペースや目標を大切にする方が良いでしょう。
例えば「絶対に日本人と友達にならない」や「日本食レストランでは働いたら負け」など誰かが決めたかわからないルールを守るよりも、自分で決めたルール・目標やワーホリへの取り組み方などの価値観を、大切にして生活することをオススメします。
私は実際に渡航する前からほぼ毎日、自身の運営する「ブログ」の更新と、手帳に英語で日記を書いています。些細なことから、現地の情報、旅行のログまで様々なことを書き続け、約1,000日。
文章を毎日書いているうちに、自身の成長、考え方のクセや価値観、英語力がどれだけアップしているかを客観的に確認することができました。英語で書くと英作文の練習になるのでオススメです。
方法はブログでも手書きの日記でもよいのですが、メモや紙切れだと捨ててしまいがちなので、しっかり記録が残るものが良いでしょう。
後から読み返すと英語が間違っていたり、恥ずかしくなるかもしれません。ですがその分成長していることが確認できて、自信にもつながりますのでぜひ初めて見てくださいね!
クイーンズタウンで見た夕焼けを絶対忘れません!
本当に人生をぎゅーっと凝縮したように、充実した毎日を過ごしたニュージーランドでのワーホリと&プチ移住生活は終了しました。異国の地でたくさんの人々に出会い、新しい文化、価値観の違いに触れ、たくさん悩んで、迷って、泣いて、笑って、考えた、とても有意義な約2年でした。
ワーホリ中、何度も「ワーホリや留学に意味はあると思いますか?」と質問されてきました。私にとって語学学校に通ったことや、ワーホリ生活はかなり実りあるものだったと確信しています。「ワーホリが意味がある・ないを考えるよりも、意味があるものだと思ったり、意味があるものにしよう」といつも考えていたから、充実したと思います。
時には自分の弱い部分や、嫌な部分と向き合わなければならない、つらい時期が長く続きました。しかしその時に逃げずにしっかり悩んで、トコトン向き合ってきたからこそ「いつものやり方、考え方」というしがらみから、自分を開放することができたと思います。
そして夫とたくさん相談した結果、ニュージーランドでの生活に一旦は区切りをつけ、夫の故郷であるアメリカを次の最終目的地に設定しました。
私自身は現地で出会ったたくさんの人々の生き方にインスパイアされ、漢方や薬膳・ヨガ・私のカウンセリング能力を活かして、何か新しいことができないかなと模索中です。
ワーホリする前の私なら、日本人の価値観に阻まれて、きっとこんなこと考えなかっただろうと思います。どんな時にも新しいことをする時には、必ず困難が待ち受けています。けれど今の私なら、乗り越えられる自信があるので大丈夫。
「Nothing Changes If Nothing Changes (変わらなければ、何も変わらない)。」の言葉を胸に、私は新しいことにチャレンジし続けます。留学やワーホリ を考えている方、悩んでいる方は、まずは一歩を踏み出してみましょう。
きっとまだ出会えない、素晴らしい景色、経験、価値観があなたを待っていますよ!
今まで記事を読んでくださって、ありがとうございました!
過去の連載記事はこちらから ↓
絶対喜ばれる!ニュージーランドでオススメのお土産12選
大都会も自然もまるごと楽しめる!オークランドの人気観光地9選
ニュージーランド航空、日本発着便セール開催。往復8.9万円〜。
ニュージーランドでワーキングホリデーする人に伝えたい、仕事探しで役立つ7つのアドバイス
初めてのニュージーランド留学 最初の1ヶ月で必要な生活費っていくら?初月の家計簿大公開!
ワーホリや旅行で役立つ!海外のレストランで知っておくと便利な英語フレーズまとめ(シチュエーション別)
日本と全然違う!?ニュージーランドの経済都市、オークランドの「お天気事情」を季節ごとに解説
ニュージーランドで長期留学するなら知っておくべき、現地銀行口座の開設からオススメの支払方法まとめ
ニュージーランドでボランティアするには?ボランティアの種類や参加方法・条件を徹底解説
School Withに会員登録しよう!
School Withは日本最大級の留学口コミサイトです。
5000人以上の留学生の口コミを見ることができます!
英検準2級のレベルとは?試験内容から合格に必要な語彙数・勉強法まとめ
英語の勉強方法
【知っておきたい英語スラング一覧】ネイティブが使う略語から最新の表現37選
英語の勉強方法
【英会話アプリ7選】おすすめ無料アプリで手軽に英語力アップ!
英語の勉強方法
これだけは絶対食べておきたい!カナダ料理のオススメ12選
お得な観光情報
英検合格に必要な勉強時間とは?各級ごとに合格するためのポイントも紹介
英語の勉強方法
これだけでOK!すぐに使えるフィリピン語(タガログ語)26選まとめ
海外生活の豆知識
英検3級のレベルとは?試験内容から合格に必要な語彙数・勉強法まとめ
英語の勉強方法
TOEICで600点以上を取る勉強法まとめ!レベル解説からおすすめ参考書まで一挙解説
英語の勉強方法
英語学習にオススメの単語帳18選まとめ!中・高校・大学受験、社会人などレベル別に紹介
英語の勉強方法
英語学習にオススメの映画20選!初心者が楽しく英語を学ぶコツとは
英語の勉強方法
TOEICってどんな問題形式?配点や解答のコツ、おすすめ問題集など解説します
英語の勉強方法
小学生の海外留学情報まとめ!春と夏休みに人気の渡航先や気になる費用を一挙解説
学校の選び方
英語コーチングの価格1/10でTOEIC最大225点UP! 英語ピアラーニング『Gariben』、2期生を募集開始!
英語の勉強方法
フィリピン留学で気になる虫事情!虫除け対策を紹介
海外生活の豆知識
2カ国留学のメリットとデメリットって?スケジュール例や費用相場など徹底解説
留学前の準備
留学経験なしは就活で不利?履歴書への書き方や就活を有利に進めるポイントを解説
留学前の準備
大人の留学って実際どう?費用やおすすめの国、奨学金など20〜40代向けの情報を一挙解説
留学前の準備
プログラミング留学を徹底解説!おすすめの国や費用など基本情報まとめ
学校の選び方
事前の心構えで安心!イギリスの入国審査の流れ、質問項目や解答例をご紹介
留学前の準備
【大学生向け】無料で留学できるって本当?0円で留学する方法やおすすめの奨学金を紹介
留学前の準備
親子留学はフィリピンがおすすめ!費用や人気都市、注意点、語学学校5選を一挙紹介
学校の選び方
あなたにピッタリな学校選びに役立つポイントを配信中
これで安心!留学前に準備しておくべきことまとめ
英語の勉強に役立つ情報を配信しています
なるほど!知っておくと便利な海外生活の豆知識
現地での観光をもっと楽しくするお得な情報まとめ
留学経験者のその後に迫ります
ワーキングホリデーで役立つ情報をお届けします
イベント情報や留学経験者のリアルな体験談を配信中
企画・取材系記事のまとめ
留学や海外関係のニュース記事を配信中
最新の留学動向まとめ
留学の基本知識から流れをご紹介