こんにちは、ニュージーランドの首都ウェリントンに住む舞子です。私は30歳の時にニュージーランドのワーホリビザ、夫はスチューデントビザを取得し、2018年1月に日本を出国しました。
これからいざ留学しようとなると、どんな語学学校に留学するかはとても悩ましいところですよね。授業はどのように進むのか、どんなアクティビティがあるのか、環境や校風なども学校によって異なってきます。また、はじめての留学で具体的にどのような経験ができるのかも気になるところです。
そこで今回は私がニュージーランドのワーホリで初めて4ヶ月間勉強した、「キャンベルインティテュテート・ウェリントン校」についてと、そこでの学生生活をご紹介します。
私のウェリントンでの留学生活の様子を踏まえて、今後の学校選びの参考にしていただければと思います。
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キャンベル校舎が入るウェリントン駅
キャンベル・インティテュテートは、1987年に開校されたウェリントンで一番古い英語学校。一般英語コースはもちろん、IELTSコースやラグビー留学、バリスタコースなど様々なコースを用意しているので、個人に合った学習コースを選択できます。
卒業後には名門ヴィクトリア大学への進学や、他の専門学校への編入も可能です。授業も少人数制で先生との距離が近く、一人ひとりに丁寧な指導とカウンセリングをしてくれます。
またキャンパスは歴史的建造物としても有名なウェリントン駅の中にあり、ウェリントン市内外からのアクセスに大変便利でした。
学校では看板娘のデイジーちゃんがお出迎えしてくれます。
クラスメイトたちと
私が入学した時期が1月末だったことから、学校の日本人生徒の割合は全体の20%とやや多く、クラスには2人日本人がいました。
しかし学校では「必ず英語を話すこと」がルール化されており、言語が同じでも英会話が決められていました。もし母国語を話していると「language!」と先生に注意されてしまいます。
授業は午前の文法クラスと、午後のスピーキングクラスに分かれており、午前中に学んだ文法を午後のスピーキングクラスでアウトプットするカリキュラム。午前のクラスではただ単語を覚えるだけでなく、チームに分かれゲーム形式で問題に答えたり、新しく学んだ単語を使って生徒同士で会話の練習をするなど、アクティブな授業内容でした。
午後は英語を話すことに重点が置かれ、ディベートをしたり、プレゼンテーションの機会が与えられます。どちらのクラスも少人数制で先生が目を配りやすくなっており、分からないことがあればすぐ聞けるので安心して授業に参加することができました。
オリエンタルベイでのビーチバレー
毎日放課後には、担当の先生が様々なアクティビティを計画しており、自由に参加できます。
月曜日はカフェでコーヒーを飲みながら英語を学ぶ「コーヒークラブ」、木曜日はパブでお酒を飲みながら生徒同士の交流ができる「パブ・ナイト」、そして金曜日にはサッカーやサーフィン、ヨガ体験、アスレチックや文化財見学など多岐にわたるアクティビティがあり、充実した放課後ライフを満喫できます。
トレッキングは人気の放課後アクティビティ
トレッキングコース「レッドロック」
イースターなどの大型連休には、バスでの旅行や国立公園でのトレッキングなどがあり、多くの生徒たちが参加します。
また追加で勉強ができる「発音矯正クラス」、仕事探しの方法やCVの作り方を学べる「ジョブ・ハンティング」、そして金曜日には様々なトピックスが用意された「カンバセーションクラス」に、どれも無料で参加することができます。
私は発音矯正クラスとカンバセーションクラスに参加していましたが、みんなで歌を歌ったり、ボードゲームをして楽しく発音を覚えたり、自分とは違うレベルやクラスの人と会話することによって得られるものは大きかったですね。
私が語学学校への進学を決めたのは「英語で会話ができるようになること」と「世界中の友達を作る」という目標を立てていたからです。
ワーホリ生活中は旅行とは違い、いつも英語ネイティブである夫が横に居て通訳をしてくれるわけではありません。様々な状況にも自分の力で対応できる、生きた英語を学ぶための練習として学校に行くことにしました。
留学先であるキャンベルに決めたのは、一度新婚旅行時に学校見学をして気に入ったことと、授業の質の高さやアットホームな雰囲気に魅力を感じ、3ヶ月学校生活を送ることになりました。
学校に通い始めた最初の1ヶ月間は、全く友達がいませんでした。1人でランチを食べ、スピーキングのクラスでも聞く側で、放課後もアクティビティに参加しませんでした。英語を話すことに恐怖を感じていたからです。
「留学 友達 できない」「ワーホリ 孤独 帰りたい」などをネットで検索し、大泣きする毎日を送っていました。
「本当はこんなはずじゃなかったのに……」。
慣れない海外生活によって私のストレスは限界点を突破し、ついに学校の入り口で号泣。それを見つけた担任の先生は「あなたまだ2週間目だから大丈夫!私がしっかり教えるし、わからないことがあったら聞いて、絶対答えるからね」と慰め、「今、たくさん話している生徒たちも最初はぜ〜んぜん、話せなかったんだから!」とウインクしながら私に長いハグをしてくれました。
人前で泣くなんて、30歳ギリホリなのに恥ずかしいことこの上ない……。でも先生の言葉はすごく勇気になりました。
ある日、いつまでも自信のない私にクラスメイトが言いました。
「Who’s afraid of grammar? Don’t care !(誰が文法を気にしてるの?どうでもいいじゃん!)」
彼女は「ここは学校。あなたが文法や単語を間違えても、誰も笑わなし、バカにしたりなんかしない。それによってあなたという人間を判断したりしない。」と続けました。
この言葉は深く私の胸に刺さり、私は間違いを恐れず、たくさん笑って、たくさん会話をして、どんどん自分を表現できるように意識し始めました。
そうしているうちに、新しいクラスメイトのブラジル人とチリ人の男の子たちと仲良くなりました。失敗をしても受け入れてくれる彼らの温厚な性格やポジティブな発言に何度助けられたことか。
私たちはいつも一緒に授業を受け、周りからは「サウスアメリカンチーム」と呼ばれるようになりました。私は日本人なんですけどね(笑)。
教室のドアに貼られたメッセージたち
クラスのみんなは私が日本人というと、たくさん質問をしてきます。
「日本の面積は?人口は?」
「日本のオタクについてどう思う?」
「日本の素敵な場所教えて?」
「京都行ったことある?京都のいいところ、教えて?」
しかし、私は彼らの質問にすぐに答えることができません。今までに日本の面積なんて考えたこともなかったし、人口1億人の英語の言い方も知らなかった。4年間京都の大学に通っていたのに、ろくに観光をしたこともなく、日本人なのに日本のことを何も知らなかったのです。
世界の人と友達になるということは、自分の国についても改めて知る機会なんだと、この時実感しました。
さらに授業でそれぞれの母国語について話す機会がありました。私のクラスには15人、8か国の生徒がいます。クラスにいた日本人数名で自己紹介や会話をしてて、それをみんなが聞き、感想を述べる授業です。関西弁、博多弁、標準語が教室を飛び交います。
「日本語って、ポルトガルにはない綺麗な発音をしているね」
「単語がつながっているように聞こえました」
「面白い発音していました!」
多国籍国家ではない日本では、多少のなまりがあるにしろ、意思の疎通ができて当たり前。結局話しているのは日本人です。
しかし、ここは英語学校。色々な人が英語を習っており、様々な癖や発音があるため、一度で伝わらなくて当たり前。先生は「相手に伝えようとする気持ちの大切さ」を教えてくれ、みんな英語を話したいから英語学校に来ているんだと、考えを改めることになりました。
国籍やジェンダーは関係ない!という学校の黒板
キャンベルでは卒業の日に1人ずつ、卒業スピーチをすることになっていました。以前から準備はしていたものの、200人の生徒の前に立ち、スピーチするのはとっても緊張します。
「こんにちは、まいこです。みんなにはブラジル出身とよく聞かれますが、がっかりさせてごめんなさい。実は日本人です。」会場は大きな笑いが起きました。
卒業式にみんなで英語の歌を歌いました。
私のスピーチが終わると生徒全員が大きな拍手をしてくれ、記念撮影をしてくれました。みんな私のことが大好きと言ってくれ、教育実習に来てくれた先生も私の友達になってくれました。
学校に通わなかったら、きっと英語を話す楽しさを知らなかったし、地球の裏側に住む人たちに出会うことも、彼らの文化や考え方を知ることもなかった。学校で出会った人たちからもらった経験と勇気は私の宝物になりました。みんなには感謝しても感謝しきれません。
私の卒業スピーチの後、どうしたら、英語が上手くなりますか?という質問に対して先生がこの言葉を教えてくれました。
「Use it , Lose it 」
つまり「英語を使うか、それとも失うか」。
英語は使わないと、すぐに忘れてしまいます。それに日本人生徒の英語の勉強の仕方はほとんど座学のためインプットが多く、知っている単語に出会っても意味がわかる、読めるのに話せないということが多いそうです。
英語学習は自転車と一緒で、たくさん本を読んで知識を蓄えるだけではなく、何度失敗しても実際に話してみることが重要なことだと先生は教えてくれました。
英語はいつも長い旅路。すぐに話せるようにはならないけれど、自分なりにコツを掴んで、勉強することが大切だよ。と話してくれました。
今回は私のウェリントンでの学校生活についてご紹介いたしました。英語を話せることによって、たくさんの可能性が広がるということを身をもって体験した濃い4ヶ月間だったと思います。
学校生活では英語力だけでなく、世界中の人と話すチャンス、大好きな友達たちを得ることができました。それによって文化の違いや、考え方、価値観の違いを知ることは、私の人生に大きな影響を与え、大きく成長できたことは間違いありません。
語学学校や国選びは今後のモチベーションに繋がっていきますので、たくさんの情報収集が必須です。もし時間があり、語学学校へ通うことに迷っている方は、現地に赴き一度見学して、できればクラスを体験してみることをオススメします。
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