現在ワーホリ中の方の中には、「帰国日が迫ってきたけれど、帰国したら何をすればいいんだろう」と思っている方は多いのではないでしょうか。
ワーホリでの経験をしっかりと活かして次のステップに進むためには、就職活動の進め方がポイントになります。また、帰国に際しては行わなければならない手続きもたくさんあるため、漏れがないよう一つずつ確実に取り組む必要があります。
そこで今回は、ワーホリ帰国後の手続きから転職活動のポイントまで、まるっと解説します。ワーホリ中の方はもちろん、これからワーホリに行く方、ワーホリ後の生活がどうなるかが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ワーキングホリデーについて、費用やおすすめの都市、学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
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[目次]
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まずは転職活動をするうえで何をすべきかを解説します。
転職活動を始めるにあたっては、まず自分がどんな仕事に就きたいのかを考える必要があります。やりたいこと、そして自分の持っているスキルを整理して、転職先の候補を洗い出しましょう。
また、早めに転職サイトに登録しておくのも大切なポイント。転職サイトに登録するのは現地でもできるので、早めに登録しておいてどんな仕事があるのかリサーチしておきましょう。
ちなみに、ワーキングホリデー経験者が就職活動を進めるには、まず「ジョブボード」の利用をおすすめします。ジョブボードとは求人・求職サイトのことで、登録することでワーホリ経験者が有利になるような企業から採用してもらう確率も高まります。
実際にワーホリ経験者を優遇している事例としては、英語保育園やマクドナルドなどの外資系企業があります。
またジョブボードでは外国語を用いたコミュニケーションが可能な人材を募集しているため、
などの人たちが利用するケースも少なくありません。
求人の多いシーズンに関しては職種によって異なりますが、基本的に2~3月、8~9月に求人件数が増える傾向です。
ワーキングホリデー帰国後にスムーズな就活を行うには、このタイミングに合わせて渡航するとよいでしょう。
求人件数の増える時期をもとに考えると、ワーキングホリデーに出発するオススメの時期は「1月と7月」です。この時期に出発すれば、ちょうど求人が増え始める頃に帰国します。
求人の増加にあわせて動き出すことができ、スムーズに就活を開始できますよ。
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2つ目のステップが、英語力の証明です。
ワーキングホリデーの経験を就職時に活かすうえで、もっともポイントとなるのが「英語力を証明できること」と言っても過言ではありません。客観的に英語力を証明できることで、企業側も採用する際に評価しやすくなるためです。
英語力を証明できる資格は「英検」「TOEIC」「TOEFL iBT」「IELTS」の4つ。それぞれ特徴は以下の通りです。
英検 | 日本で多くの学生が受験している英語資格。5級から1級までの7つの級があり、合格点以上の点数が取れた場合に資格が得られる。テスト内容は、筆記試験と面接。 |
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TOEIC | 年間120万人以上が受講する、英語によるコミュニケーション能力を評価するための資格。試験内容はビジネスに関連するものが多く、リスニング100問とリーディング100問で構成されている。 |
TOEFL iBT | 主にアメリカの大学入学に活用されている英語資格。試験内容はアカデミックなものが多く、大学の留学などの審査基準にも使われる。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングすべてのテストがある。 |
IELTS | 世界でもっともメジャーな英語資格。イギリスなどの欧州への移住では、IELTSが英語力の判断基準として採用されている。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングすべてのテストがある。 |
就職を希望する職種や企業がどの英語資格を優遇しているか、あらかじめチェックしておきましょう。
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希望の就職先が見つかったら、履歴書などの必要書類を準備し、応募します。社会人の場合は職務経歴書の提出を求められるので、これまでにどんな仕事を経験したのか、それを通してどういったスキルが身についたのかなどを整理・情報を更新しましょう。
特に職務経歴書は、前職を辞めてから時間が経つほど情報をまとめるのに苦労しやすくなります。そのため、退職したらすぐに、もしくは退職前にどういった業務をしていたかを整理しておくことをおすすめします。
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次は、帰国後に行う役所での手続きについて解説します。
帰国後に必要な手続きには主に下記の3つがあり、手続きの種類によって役所が異なります。
・役所:健康保険、住民票など
・国民年金事務所:国民年金
・税務署:確定申告など ※個人事業主の場合
それぞれの手続きについて詳しくみていきましょう。
転入届は、出国前に外していた住民票の籍を再度入れ直す手続きです。
恐らく多くの人がワーキングホリデーに行く前に、住民票を抜く手続きを取っているのではないでしょうか。住民票を抜いておくことで、
を支払う必要がなくなるからです。
しかし再び日本で生活する場合、帰国後に改めて住民票を入れ直す手続きが欠かせません。
転入届は、原則帰国日から2週間以内に手続きを終わらせる必要があります。
転入届と同様に、健康保険や国民年金に関しても再加入の手続きが必要です。
健康保険や年金は、転入届で市役所を訪れた際にあわせて対応してもらうことが可能です。年金課を訪れ、再加入する旨の書類を記入するだけです。
働いている企業の健康保険に加入する場合は、一度企業側に確認しましょう。
住民票や健康保険などの手続きに必要なものは、以下の5つです。
・印鑑
・年金手帳
・健康保険証
・身分証明証(運転免許証、パスポートなど)
・マイナンバーカード
年金手帳に関しては、年金の基礎番号を控えていれば原本は不要なこともありますが、念のため持参することをおすすめします。
ワーホリ中に日本で所得があった場合、また会社を退職してワーホリに行った人で、渡航前に会社で年末調整を行っていない場合は、税務署にて確定申告を行う必要があります。
ちなみに、確定申告は過去5年にさかのぼって行えるので、1年以上ワーホリ生活を送っていた人でも心配しなくて大丈夫ですよ。
前述の通り、住民票の転入届は帰国後14日以内と定められています。そのほかの手続きについても、できるだけ早めに対応することをおすすめします。
これら手続きは帰国するうえで必ずやらなければならないこと。時期を逃すと手続きが複雑化したり、余計な費用がかかったりする可能性もあります。帰国したら忘れずに、速やかに済ませてしまいましょう。
次は、ワーホリの経験を活かして就職・転職を成功させる3つのポイントについて紹介します。
ここではワーホリ帰国後に就職しやすい業界は、ホテルなどの接客業や外資系企業です。
日本は観光産業に力を入れており、観光地のホテルなどには外国人がたくさん訪れます。外国人観光客を案内するうえで英語は欠かせないツールの一つ。英語でコミュニケーションが取れる、相手のニーズに応えられる人材は重宝されるでしょう。
実際に都心のホテルなどでは、外国人に対応できるスタッフを数多く募集しており、英語が話せるワーホリ経験者は採用される可能性が高いです。
もう一つが外資系企業です。外資系企業で働くうえで英語力は必須のスキル。職場も多国籍な環境が多いので、他文化で暮らした経験を持つワーホリ経験者は就職活動を有利に進められることが期待できます。
そもそもワーホリするにあたって「何のためにワーキングホリデーに行くのか」「語学を習得してどうしたいのか」といった点をはっきりさせておくべきです。
目的や目標によって現地で取る行動の優先順位が大きく変わり、得られる結果も当然それに見合ったものになるからです。
目標とする英語力に関しては、どの資格試験を受けるか、何点を目指すかを決めて考えてみましょう。
語学学校に通う場合は、以下のように英語力に合わせてクラスが分かれます。自分が目標とするクラスを決めて、あらかじめ学習を進めておきましょう。
Advanced(アドバンスド):上級レベル、TOEIC 850~990点
Upper-intermediate(アッパーインターミディエート):中上級レベル、TOEIC750~850点
Intermediate(インターミディエート):中級レベル、TOEIC650~750点
Pre-intermediate(プレエレメンタリー):中下級レベル、TOEIC450~600点
Elemntary(エレメンタリー):初級レベル、TOEIC200~450点
Beginner(ビギナー):超初級レベル、TOEIC5~200点
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せっかくワーホリ生活で英語力を身につけても、帰国してから英語を使わなければ語学力は低下してしまいます。ワーホリで身につけた英語力を維持・向上させるためにも、英会話を続ける環境を作りましょう。
例えば、オンライン英会話を始めたり、英語のニュースを読んだりといったように、日常的に英語に触れる習慣をいじすることが大切です。
また、英語力をアピールするには「数値化」することもポイント。定期的に英語の資格試験を受けて、高いスコアを目指しましょう。その際、何点くらいであれば目標の業界で評価されるのかをリサーチすると、目標に向かって努力を続けやすいですよ。
ワーホリから帰国した後に充実した生活が送れるかどうかは、実はワーホリ渡航前のプランニングがカギになります。というのも、ワーホリの経験を活かして就職するならば、ワーホリ生活そのものを実りのある時間にしなければなりません。
例えば帰国後に英語を使う接客業の仕事に就きたいのであれば、観光業が有名なエリアに渡航する方が就職活動に有利に働くでしょう。しかし、帰国後の状況も考慮しながら留学準備を進めるのは簡単ではありませんよね。
そこでおすすめなのが、留学エージェントを使うこと。スクールウィズでは、膨大な情報の中から、一人ひとりの希望にあったプランを提案します。具体的なイメージが湧いていなくても大丈夫。「こんな生活がしたい」「こんな経験がしたい」など、それぞれのワーホリのイメージに寄り添ったプランを一緒に計画します。
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「LINE相談ってどんな感じなの?」と気になった方は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
【体験談】スクールウィズのLINE相談ってどんなことができるの?実際の流れやできることなどをまとめてみた!
次は、留学を経験した先輩の就職活動を見てみましょう。ワーホリではありませんが、帰国後の就職活動に必要な視点やポイントが詰まっています。
photo by:Miyasakaさん
一人目は、アイルランドに留学したMiyasakaさんです。30歳を目前に自分について見直したいと思ったMiyasakaさんは、2年半勤めた会社を退職し、留学を決意。1カ月半のアイルランド留学に旅立ち、帰国後はIT系の業界に正社員で就職しました。
そんなMiyasakaさんが1カ月の留学で得た大きな収穫は、「英語には抵抗ない」と言い切れるようになったこと。現在の仕事も、英語が好きであることや英語力をアピールして採用されたと話しています。
以下の記事では、1カ月のアイルランド留学の様子や帰国後の就職活動、留学で大きく変わったことなどを振り返っています。
1ヶ月半のアイルランド留学総括!帰国後の就職活動とその後の顛末 | #ダンレアリー留学記 9
photo by:hiroeさん
二人目は、イギリスに留学したhiroeさんです。hiroeさんはロンドンに6カ月留学し、帰国後は2カ月間の就職活動の末に環境コンサルタント会社への就職が決まりました。
hiroeさんは勤めていた会社を退職して留学するにあたり、留学前から再就職に向けた準備をしていたそう。例えば、帰国後も余裕を持って就職活動できるよう資金を貯めておく、留学中はクラスメイトと積極的に関わったり、目標を設定したり、限られた時間で最大限の経験ができるよう考えて過ごしたと話します。
以下の記事では、再就職活動を見据えてhiroeさんが留学前にやったことをさらに詳しく話しています。
社会人留学を成功させる3つのヒントと帰国後の再就職について| 社会人留学体験記
photo by: 9dream studio / Shutterstock.com
最後に、ワーホリ後に抱きやすい疑問やよくある質問に回答します。
以前は海外転出届を提出するとマイナンバーカードが失効してしまいましたが、制度変更により、令和6年5月27日から海外転出届提出後も引き続き同じマイナンバーカードを利用できるようになりました。
継続利用するためには、海外転出届を提出する際に「マイナンバーカードの継続利用申請書」などを自治体に提出します。詳しくはお住まいの自治体のホームページ、もしくはマイナンバーカード情報サイトをご確認ください。
健康保険や国民年金の金額は、日割りではなく月割です。そのため、たとえ月末に帰国しても月初に帰国しても同じ金額が請求されます。支払う金額がもったいないと思うなら、帰国日を月初に調整することをおすすめします。
住民税は、「1月1日時点で日本(その自治体)に住所がある人」が課税対象となり、金額は「前年の1月1日〜12月31日の所得」に基づいて確定します。
例えば、2025年3月に海外へ渡航する場合、2025年1月1日時点では日本にいることになるので、留学中でも支払いの義務が発生します。反対に、2025年1月1日時点ではまだ留学中、2025年3月に本帰国という場合は“日本に住所がない人”にあたるので、住民税が課税されません。
渡航のタイミングによって課税されるか否か、そして住民税の金額が変わると覚えておきましょう。
ワーキングホリデーは基本的に「休暇」を目的としたビザであることから、企業側や採用担当者がワーホリに対してあまり良いイメージを持っていない可能性も考えられます。
そのため、就職活動の時は「ワーホリへ行った目的・どんな経験をしたか・どういったスキルを得たか」の3点を明確に伝えるようにしましょう。この3点を押さえれば、ポジティブな評価を得やすくなります。
特に、外資系やグローバル企業、語学を活かす職種なら評価されやすい傾向にあります。応募する業界や職種に合わせたアピールができるよう、しっかりと準備を行いましょう。
ワーホリはやめた方が良いと聞くこともありますよね。ワーホリは人生を豊かにする経験ができる一方で、英語力が乏しいと現地での仕事探しに苦労したり、目的があいまいのまま1年間過ごしてしまうとキャリアに影響が出たりすることもあります。
帰国後に「ワーホリに行って良かった」と心の底から思うためには、事前準備と現地での過ごし方が大切。以下の記事では、ワーホリの失敗談を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ワーキングホリデーはやめた方がいい理由は?後悔しないために知っておきたいポイント
帰国後の就職活動でおすすめのサービスは、
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ここまで、ワーホリを帰国後までに必要なことや、就職活動から役所での手続きについて解説しました。
特に就職活動は難航する人が多く、時間がかかる人も少なくありません。
有利に進めるためには、以下のポイントが大切です。
今回お伝えしたポイントを押さえておくことで、よりスムーズに就職活動を進めることが可能です。
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留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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