「ニュージーランドに興味があるけれど、ワーキングホリデー先としてどんな魅力があるんだろう……」
と思っている方。
ワーキングホリデーを利用できる国の中でも、ニュージーランドは特に人気の国です。大自然に囲まれ、人柄も良いニュージーランドへは、理想的なワーキングホリデー先として年間2000人がワーキングホリデーの制度を利用して渡航しています。
とはいえ、人気だとは聞くけれど、具体的にニュージーランドのどのようなところがおすすめなのかは、わかりにくいですよね。
そこで今回は、
の順にお伝えします。
これからニュージーランドでのワーキングホリデーを考えている方必見の情報やニュージーランドをワーキングホリデー先に選ぶべき理由までを順番にご紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
なお、ニュージーランドのワーキングホリデーについて、費用やおすすめの都市、学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ニュージーランドのワーキングホリデーの詳細はこちら
※費用はすべて1ニュージーランドドル(NZD)=80円で計算しています。
[目次]
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太平洋の南西に位置するニュージーランドは、北島と南島をメインに多数の小さな島々から成ります。何と言っても、ニュージーランド最大の魅力は豊かな大自然です。
雄大な山々や広大な平野、そして海にも囲まれているニュージーランドでは、1年を通してさまざまなアウトドアアクティビティを楽しむことができます。
また、ニュージーランドは「人種のるつぼ」とも呼ばれ、多様な民族が暮らす国です。異文化に対する理解も寛容で、国外から来た観光客でも温かく接してくれます。初めて外国を訪れるという人にもピッタリな国と言えるでしょう。
外務省のホームページによると、ニュージーランドの人口は2017年3月時点で約476万人です。国の面積は日本の約7割ほどの広さで、27万534平方キロメートルです。「人の数より羊の数が多い」と言われるほど自然が溢れ、広大な自然を生かして世界的に有名な映画『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影舞台となったことでも知られています。
また、かつてイギリスの植民地だったことからその影響を色濃く受けており、街中では19世紀初期のイギリス建築物をよく目にします。、飲食店では、「フィッシュアンドチップス」を食べることができ、要所でイギリスを感じることがあるでしょう。
ニュージーランドの公用語は、英語とマオリ語です。マオリ語とは、ニュージーランドの先住民である「マオリ族」の言語で、マオリ族の文化は今もニュージーランドに深く根付いています。例えば、ニュージーランドと言えばラグビーが強いことで知られていますが、ナショナルチームの「オールブラックス」が試合の前に踊る「ハカ」は、マオリ族の伝統的な踊りです。
マオリの文化やイギリスの文化が共存する点がニュージーランドの魅力と言えます。
参考:外務省「ニュージーランド基礎データ」
ニュージーランドでのワーキングホリデー利用者数は年間約2,000人で、参加者数から見るとその人気の高さはワーホリ加盟国の中でもトップ3に入ります。ここでは要件と得やすい仕事の種類を簡単にご説明します。
ニュージーランドにおけるワーキングホリデーでの就労は、同一雇用主のもとでは3カ月までと決められています。就学については、2009年より複数のコースの受講が可能になり、合計6カ月まで認められるようになりました。
ワーキングホリデービザの要件は以下の通りです。
【ワーキングホリデービザの要件】
・対象年齢:18歳~30歳
・定員数:制限なし
・滞在期間:最長1年(3カ月以上の季節労働をした者に限り、3カ月の滞在延長が可能)
・就学期間:6カ月まで
・就労期間:ビザ有効期間内なら制限無し
・申請方法:ニュージーランド移民局のサイトよりオンラインにて申請
ワーキングホリデービザの審査結果は、申請から7~10日ほどでメールにて送られてきます。
ニュージーランドでのワーキングホリデーで得やすい仕事は、
などです。カフェやホテルスタッフでも、バックヤードでの仕事であればそれほど英語力は求められません。英語力に自信のない人は、会話があまり必要とされない仕事からあたってみましょう。
ニュージーランドでワーキングホリデーすべき理由は、
の7つです。
1つずつ説明しますね。
1つ目の理由は、大自然を満喫できる点です。
ニュージーランドは国土の約3分の1が、国立公園や自然保護地区に指定され、険しい山々や広大な平野、氷河やフィヨルドに火山台地まで、表情豊かな自然で溢れています。
都市で生活していても少し郊外に足を伸ばせば、その自然を存分に楽しめるキャンプやハイキング、山登りや植物観察、バードウォッチングや天体観測など、バラエティに富んだアウトドアアクティビティを体験することが可能です。
日本とはスケールが異なる雄大な自然を肌で感じながら、語学を身につけることができますよ。
自然を満喫!ニュージーランドの絶景10選まとめ
2つ目の理由は、人が優しく、治安も良い点です。
ニュージーランド人は、とてもフレンドリーで寛容な人が多いことで知られています。いろいろな国の人を受け入れている多人種国家なこともあり、異文化を受け入れる土壌が整っているためです。
また治安も日本までとは言いませんが、英語圏の国々の中では良い部類に入るため、安心して過ごせます。
ニュージーランドって本当に安全なの?ニュージーランド在住14年の私が治安状況を徹底解説!
3つ目の理由は、生活費を稼ぎやすい点です。
ワーキングホリデーをするうえで重要なポイントの1つが「仕事」ではないでしょうか。現地で働き、収入を得ながら観光できることがワーホリの魅力でもあります。
ニュージーランドでは2018年4月1日より、最低時給が16.50NZD(約1,320円)に引き上げられました。日本の最低時給が874円であることを考えると、約1.5倍の給料をもらえるので、効率よく生活費を稼ぐことができます。
4つ目の理由は、語学習得の環境が整っている点です。
ニュージーランドでは、イギリスの植民地であったことからイギリス英語を学ぶことができます。世界ではアメリカ英語よりもイギリス英語を使う人の人口が多いため、メジャーな英語を学べる点はメリットです。
加えてニュージーランドは教育水準も高く、質の高い語学学校のコースが充実しています。IELTSなどの資格対策も学校の授業でサポートしてもらえます。
ニュージーランドの語学学校まとめ
5つ目の理由は、さまざまな資格が取れる点です。
ワーキングホリデー中に余暇の一環としていろいろな資格を取る人が増えています。ニュージーランドでは、
などの資格を取得することが可能です。
6つ目の理由は、実は日本と似ている点が多いからです。
日本とニュージーランドが似ている点は、
の3つです。
ニュージーランド北端の街「ケープ・レインガ」から南端の「ブラフ」までは車で約2,000キロ。日本の稚内から鹿児島までは約2,600キロなので「南北に伸びる島国」という点でとても似ており、北と南で異なる風景や気候を楽しむことができます。
またニュージーランドは、外国では珍しく水道水がそのまま飲めるほど、水資源が豊かです。さらに日本と同様に火山帯の上に位置しているため地震が多く、各地で温泉が沸いています。
異国での慣れない生活はストレスを感じてしまうこともありますが、ニュージーランドなら日本との共通点が多いので、他の国よりも過ごしやすいでしょう。
7つ目の理由は、日本とは異なるワークライフバランスを体験できる点です。
ニュージーランドは日本とは異なり、プライベートを優先させます。基本的に残業はしませんし、納期に間に合わないような場合は納期自体を伸ばすことも当たり前です。家族や友人と過ごす時間を何よりも大切にしているニュージーランド人は「おおらか」という言葉がとても良く似合います。
ニュージーランドで過ごすことで、日本では得られない価値観を体験することが可能です。
ニュージーランドでのワーキングホリデーにおすすめな都市は、
1.オークランド
2.ウェリントン
3.クライストチャーチ
の3つです。
ニュージーランド最大の都市オークランドは、ニュージーランド全人口の約3分の1が生活する経済・文化の中心地です。ニュージーランドへワーキングホリデーに訪れる人の多くが、オークランドを滞在先に選びます。
オークランドには「オークランド大学」と「オークランド工科大学」があり、街全体の教育水準もかなりの高さ。そのため留学生や語学学校の数も多く、語学習得を目的としたワーホリにはピッタリの都市と言えます。
ウェリントンは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影地があることでも有名な都市です。壮大で豊かな自然を有するウェリントンは、オークランドよりももっと落ち着いた雰囲気で過ごしたいという人におすすめです。
街自体はコンパクトで、街の中心地から徒歩圏内にカフェやレストラン、マーケットなど生活に必要なお店がたくさん。政治の中心地であることから治安が高いため、安心して過ごせます。
クライストチャーチは「ガーデンシティ」とも呼ばれ、ヨーロッパ調の美しい街並みが残る街です。観光地としても人気が高く、夏にはさまざまな分野の国際大会やガーデンフェスティバルなど、大きなイベントが開催されます。
クライストチャーチにあるカンタベリー地域では酪農や畜産、農業が盛んなため、季節労働の仕事を見つけやすいです。
最後に、ニュージーランドでのワーキングホリデー前にチェックしたいポイントとして、
の3つをお伝えします。
1つ目のポイントは、情報収集をすることです。
ワーキングホリデーは観光や語学学習、就労など、自由度が高いため、現地での過ごし方は個人ごとに大きく異なります。まずは自分がワーキングホリデーをどのように過ごしたいかをはっきりとさせ、その実現に必要な情報から優先的に集めることが重要です。
1番確実なのは経験者に直接聞くことですが、それが難しいようであれば同じようにワーホリに行っている人のブログなどをいくつか参考にするのも良いでしょう。自分1人では難しいと感じるようであれば、専門のエージェントに相談することでスムーズにワーホリの準備を進めることが可能です。
2つ目のポイントは、英語力を高めておくことです。
ワーキングホリデーに行く人の多くは、最初の3カ月で語学学校に通い、英語の勉強をしています。もちろん、語学学校にしっかりと通えば英語を上達させることが可能ですが、実際のところゼロから勉強を始めても3カ月では足りません。
日本にいる間に基礎的な学習を固めておくことで、語学学校での学習の習得スピードがグッと高まります。
3つ目のポイントは、ニュージーランドでの生活費を用意することです。
「現地で働くから、お金はそれほど必要ないのでは?」と思っている方もいるかもしれませんが、できれば100~200万円程度は用意しておくことをおすすめします。
そもそもワーキングホリデーを始めるにあたって、
などが必要です。現地で仕事を探す場合でも、仕事が見つかるまでに時間がかかるケースもあります。想定外の事態に対応できるよう生活費は余裕を持って用意しましょう。
ここまで、ニュージーランドでのワーキングホリデーをおすすめする理由として、
の7つをお伝えしました。
ニュージーランドは、自然が豊かで、人柄や治安も良く、ワーキングホリデー先としては理想的な国です。大自然を感じながらのんびりと観光したり、語学を学んだりしたい方にとってピッタリの国と言えるでしょう。
今回ご紹介した7つの理由を参考にしていただき、みなさんがニュージーランドで貴重なワーキングホリデーが体験できることを祈っています!
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