「海外に移住するにはどのくらいの英語力が必要なんだろう…」と思っている方。
海外に移住するのであれば、日常生活に支障のないレベルの、最低限の英語力が必要になります。移住ビザを取得するにあたって一定の英語力を求める国もあるため、あらかじめ準備が必要です。
とはいえ、実際にどのくらいの英語力が必要なのかはわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、
などを紹介します。
海外移住には不安がつきまといますが、必要なポイントを押さえておけばそれほど心配は要りません。まずは海外移住に必要な英語力について知っていきましょう!
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海外移住と言っても、人によってさまざまな目的やライフスタイルがあるため、一概に「これだけ話せれば大丈夫」という基準はお伝えしにくいのが正直なところです。
とはいえ、ある程度の目安がなければどこまで準備して良いのか分かりませんし、不安になってしまいますよね。ここでは、移住のケースとして多い「仕事」や「結婚」を想定してお伝えします。
海外移住と留学の違いは、大きく
・滞在期間の長さ
・取得するビザの種類
で変わります。
海外移住はだいたい1年以上の滞在になることが多いです。それに比べて、留学は短いものだと1カ月から1年ほどとなります。
もちろん語学留学と現地の大学への留学とでは、留学の種類が異なりますが、おおむね滞在する期間の長さは「留学 < 移住」と考えて良いでしょう。
留学に対応できるビザは、滞在期間にもよりますが
などです。それに比べて、移住の場合は、
・就労ビザ
・永住ビザ
などが該当します。留学よりも、移住に関わるビザの方が、条件は厳しくなるのが一般的です。
海外移住に必要な英語力は国によってさまざまですが、「IELTSスコアでOverall 6.5」が1つの基準とされています。
「IELTS」とは「International English Language Testing System」の略で、英語熟練度を測る英語検定の1つ。特に英語圏で重視される指標です。
移住に際しては、特に英語力の証明が必要のない国もあれば、
などの英語圏の国では、移住者に対して「IELTS」で決められた点数を取っていることを証明するよう義務付けています。
IELTSには、
・General(ジェネラル):仕事や移住でやってくる人を対象とした試験
・Academic(アカデミック):英語圏の大学や大学院などへ留学する人を対象とした試験
の2種類の試験があり、移住を目的として受験するのであれば「General(ジェネラル)」を選びます。
IELTSでは、
の4分野の試験があり、結果は1.0~9.0のスコアで示されます。
「IELTSスコアでOverall 6.5」を満たしていれば、「ネイティブと一緒に学校や職場で過ごせるレベル」の裏付けとなり、
・英語圏の大学や高等教育機関の入学
・永住権の申請
などに用いることが可能です。
結論から言うと、留学未経験でも移住は可能です。
実際に私の周りでも、英語が話せない状態から海外へ移住し、うまく生活できている人はいます。とはいえ、英語力が未熟であると、そのぶんさまざまな面で苦労することは間違いありません。
留学に行かなくとも、日本にいるうちに自分で語学力を高めることは可能です。英語の基礎であれば中学校までの教科書で対応できますので、まずはそちらから復習しておきましょう。
その上で、オンライン英会話や各種検定試験を受けるなどして英語力を高めておくことをおすすめします。
特に仕事を探す場合は、一定の英語力が前提条件となっていることが多いため、なかなか仕事が見つからないことが多いです。英語が話せなくても見つけやすい仕事としておすすめなのが、
など。仕事そのものに英語を使う必要がない仕事であれば、採用の可能性は高まります。
英語力をアップさせるためのポイントは、
の3つです。1つずつ説明しますね。
1つ目のポイントが、目標設定を正しく行うことです。
英語学習は短期的なものではなく、中長期の継続した取り組みが必要になります。そのため目標設定を正しく行うことで、学習効果を高めることが可能です。
正しい目標設定をするには、
などの点を押さえておくことが大事です。
まず大前提として、「何のために英語を学ぶのか」をはっきりとさせましょう。
外国に移住するにしても、「仕事に必要な英語力を身につけたい」「日常生活に必要な英語力を身につけたい」「ビザの取得に必要な英語力を身につけたい」で、具体的な努力の方向性が変わってきます。
例えば日常生活に必要な英語力を身につけたいのであれば、文法などはあまり必要ありません。どちらかといえば、リアルのコミュニケーションスキルを高めるための勉強を進めていくことが大切です。
一方ビザの取得に必要な英語力となれば、当然IELTSなどで高い得点を取る必要があるため、基礎的な文法や単語などを押さえておく必要があります。
大きく英語学習と言っても、このように学ぶべき方向性は少しずつ変わりますので、最初に英語学習の目的をはっきりさせておくことをおすすめします。
英語学習を進めるにあたっては、いきなり勉強を始めるのではなく、まずは自身の英語レベルを把握するようにしましょう。
自分の立ち位置が分からなければ、必要な学習ポイントも曖昧になってしまいます。おすすめは一度TOEICなどの英語検定を受けてみることです。その得点から、自分の英語レベルを客観的に知ることができます。
英語レベルを把握すれば、必要な英語レベルまでに達する勉強量や時間などの計画が立てることが可能です。ちなみにTOEIC450点から600点まで得点を上げるには、450時間の英語学習が必要と言われています。
英語学習を効果的に進める上では、「いつまでに」という期限設定が重要です。
恐らく今現在英語が話せなくても、日常生活で困ることは何もないはずです。人は目先に差し迫った問題がない限り、なかなか行動に移せないという性質を持っています。日本にいる多くの人の英語学習がうまくいかない理由はそのためです。
この問題点を解決するためには、期限設定が役立ちます。「〇〇までに日常英会話ができるようになる」「次のTOEIC 試験で600点を取る」などの目標を立てたら、後はそれを月別、週別、日別の目標に落とし込んでください。
そうすることで、今日やらなければいけないことが明確になり、行動に移しやすくなります。
目標設定については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
2つ目のポイントが、同じ目的をもった仲間とつながることです。
勉強は独学で行うよりも複数の人と行うことで学習効果が高まります。他人がいることで、自分の勉強の進み具合や、レベルを無意識のうちに比較するためです。
同じ目的を持った仲間が周りにいれば、同じような問題を抱えている人と情報交換もができるなど、メリットもたくさんあります。
最近はSNSなどでも、そのようなコミュニティが多く作られていますので、近くに仲間がいない場合はそのようなものを通じて繋がってみるのも良いでしょう。
3つ目のポイントが、自分に合ったモチベーション対策を見つけることです。
英語学習は中長期の継続的な学習が必要となるため、モチベーションが学習効果に大きく作用します。モチベーションは放っておくと下がってしまうもの。自分で意識的にモチベーションを高める対策が必要です。
英語学習のモチベーションを高める上でおすすめなのが「自分の好きなものと一緒に学習を進める」こと。例えば、海外の映画やドラマを使って英語学習をすることができます。
物語を楽しみながら、リスニングの練習にもなるため、勉強をしている意識がない状態で英語学習に触れることが可能です。
モチベーション対策には以下の記事を参考にしてみてください。
海外移住する際に気をつけたいポイントは、
の3つです。1つずつ説明しますね。
1つ目のポイントが、文化やマナーです。
当然のことながら、海外は日本と文化やマナーが大きく異なります。文化やマナーを知らずに渡航をすると、不要なトラブルを引き起こす可能性が高いです。
あらかじめ移住先の文化やマナーを押さえておくようにしましょう。
2つ目のポイントが、仕事やお金です。
移住は長期の滞在になるため、現地での生活費や仕事についても考えなくてはいけません。
生活費については、
など、項目に分けて見積もりを立てておきましょう。
また多くの方は移住前に就職先を見つけているとは思いますが、現地で探す場合には、あらかじめ求人サイトなどに登録し、目星をつけておくことをおすすめします。
3つ目のポイントが、福祉や税制度です。
福祉や税制度は、国によって大きく変わるので注意しなければいけないポイントです。
例えば医療費などは、日本では皆保険制度が適用されているため、それほどコスト意識は高くないかもしれません。しかし海外では、医療を受けることは高額なものとして知られています。
国民全員が保険に加入しているわけではなく、民間の保険会社を使ってそれぞれが保険に入ってるケースが多いです。
税制度についても、所得税や住民税、消費税など、 日本とは異なる部分が多いため、移住先の税制度をリストアップしておきましょう。
ここでは、海外移住前に効果的な英語学習として、
の3つをお伝えします。1つずつ見ていきましょう。
1つ目の学習方法が、短期留学、ワーキングホリデーです。
短期留学やワーキングホリデーは、現地に長期間滞在するため、その国や地域の事情を肌で感じることができます。加えて英語学習についても、腰を据えて取り組めるため、極めて効果的な学習方法です。
時間に余裕がある場合は、ぜひこちらの方法を試してみてください。
短期留学、ワーキングホリデーの詳細情報について知りたい方は以下をご参照ください。
短期留学の特徴や学校一覧
ワーキングホリデーの特徴や学校一覧
2つ目の学習方法が、オンライン英会話です。
オンライン英会話は、インターネットを通じて英会話を学習できる、最近人気の学習方法です。基本的にはマンツーマンで、外国人講師と一緒に実践的な会話を練習します。
インターネット繋がっていれば、全国どこからでも勉強ができるため、地方に住んでいる方や時間に制限がある方におすすめです。月額料金は英会話教室に通うよりも安く設定されていることが多く、コストパフォーマンスも高いです。
テーマ・レベル別に解説!おすすめオンライン英会話サービス11選と活用のコツまとめ
3つ目の学習方法が、英語学習アプリです。
英語学習アプリは、スマートフォンにダウンロードすることで使える、手軽な英語学習ツールです。最近は無料でさまざまな英語学習アプリを使えるようになっているため、いくつかダウンロードして自分に合ったものを探すことができます。
おすすめの英語学習アプリは以下の通りです。
「Duolingo」は世界で1番ダウンロードされている無料の語学学習アプリです。単語、文法、リスニング、ライティングなど、英語の幅広いスキルを超初心者レベルから勉強することができます。
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「POLYGLOTS」は、世界中の英語ニュースを読みながら気軽に英語学習ができるリーディングアプリです。ビジネス、マーケティング、テクノロジー、スポーツ、音楽、インテリアなど、いろいろなジャンルを選べます。
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「英単語mikan」は英単語の学習に特化したアプリです。単語のバラエティが豊富で、飽きずに英語学習が進められます。
英語アプリ mikan
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今回は、海外移住に必要な英語力についてお伝えしました。
海外移住に必要な英語力は国によってさまざまですが、一般的に「IELTSスコアでOverall 6.5」 が1つの基準とされています。移住にあたっては、まずこのレベルを1つの目標にしましょう。
英語力をアップさせるためのポイントは、
の3つです。移住の目的や目標をはっきりとさせ、できるだけ身近な人たちと一緒に英語学習に取り組むことが効果的です。
また、効果的な英語学習として、
の3つをお伝えしました。時間や予算の都合もあると思いますので、自分に合った英語学習の方法を選びましょう。
今回お伝えしたポイントを押さえつつ、計画的に英語学習を進めてみてくださいね!
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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