英語学習のモチベーションを維持したい！英語力がぐんぐん伸びる効果的な学習方法5つ

「英語を勉強したいけど、モチベーションが維持できません……」
とお悩みの方はいませんか？

英語を身につけるには継続的な学習が必要です。そして継続的な学習をするには、何よりもモチベーションが重要です。何事も最初が1番大変で、勉強へのモチベーションを維持できれば、車が動き出す時のようにどんどん学習をスピードアップさせることができます。

とはいえ、モチベーションを維持するにはどのような方法があるのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、英語学習のモチベーション維持が大切な理由、モチベーションを上げるのにおすすめな具体的な方法をご紹介します。

モチベーションの維持は難しそうに思えますが、押さえるべきポイントはそれほど多くありません。まずはこの記事を読んで、英語学習のモチベーションを維持する方法を知りましょう！

英語学習のモチベーションが下がる原因

そもそも、英語学習のモチベーションが下がるのはなぜなのでしょうか？

・達成感や成長実感が感じづらい学習になっている
・学習方法に迷いながら英語学習を続けてしまっている
・目的や目標などが整理できていない

上記の3つの原因について深掘りしていきましょう。

理由1. 達成感や成長実感が感じづらい学習になっている

英語に限らず、学習を継続するには達成感や成長しているという実感を感じられるかどうかが重要です。「今がんばれば成長できる」と確信することが、モチベーションキープに重要な役割を果たします。

みなさんの今の英語学習はどのような状況ですか？1日の勉強時間や覚える単語数を決めたのはいいけれど、「今日も〇時間勉強しないと」「単語を〇語覚えないと」など、英語学習がタスクやノルマのようになってしまっていないでしょうか。そのような人の中には、楽しさを感じられず、勉強に飽きてしまった人もいるかもしれません。

たしかに学習を始めるタイミングでは、1日に取り組む勉強時間や量の目安を目標として設定して自分に強制する必要もあるでしょう。しかし、学習を続けるためには自分が成長しているという実感が持てないと難しいです。現時点までの勉強の結果を測れる機会を作っておきましょう。

理由2. 学習方法に迷いながら英語学習を続けてしまっている

シャドーイングやスラッシュリーディングなど、英語学習には技能別・克服したい弱点別にさまざまな学習方法がありますよね。「とにかく何でもいいからやってみよう」と、次から次へとさまざまな勉強方法を試している人もいるのではないでしょうか。勉強方法を工夫するのは悪いことではありませんが、あれこれと試しているだけで身に付いていないかもしれません。

まずは自分に今必要な学習方法を特定しましょう。弱点を克服するためにはどの学習方法がいいのか自分の中で腹落ちしないと学習方法がコロコロ変わりやすく、自分がしている学習に納得感を持てずにモチベーションを保てなくなります。

特に、英語学習は自分の現在の英語レベルや課題感を踏まえたうえで学習しないと学習効率が上がりません。自分の現在のスコア帯や弱点など、現状を把握することは英語学習を進めるうえでとても重要です。

理由3. 目的や目標などが整理できていない

効率的な学習には、勉強する目的や目標が必須といえます。

なんとなくTOEICや英検などの資格でいいスコアが取れればいいなと、とりあえず英語学習を始めてみたという場合、ついダラダラしてしまいがちです。勉強時間だから机には座るけれど、集中力がなくスマホを見てしまうときもあるでしょう。

そのため、学習を始める際は「3カ月でTOEIC700点を取る」など、ゴール地点やゴールまでの期間などを具体的に決めておくのがおすすめです。英語学習のモチベーションが落ちたときでも、ゴールを思い出して学習を続けられるようになりますよ。

モチベーション上げにおすすめの方法1「習慣化する」

まず紹介したい英語学習のモチベーションを上げるのにおすすめの方法は、「習慣化する」ことです。

そもそもモチベーションは上下し、不確定なもの。どんな人でも勉強を続けていると、モチベーションが下がってしまって集中できない……という時期があります。そこでおすすめなのが、「習慣化」です。

おすすめな理由

習慣化とは、「自分が続けたいと思っていることを、意思や根性に頼らずに無意識的に継続される状態に導くこと」を指します。デューク大学で2006年に発表された論文によると、毎日の人の行動の40％以上が「その場の決定」ではなく「習慣」によって決められているとのことです。

つまり、習慣化できればモチベーションの高い低いに関わらずに、一定のパフォーマンスを出せる状態を作り出せます。

効果的な方法

習慣化をするうえで、大切なのは3つあります。

• 1. スモールステップを踏む
• 2. 1つの習慣に絞る
• 3. 結果よりも行動に着目する

習慣化に失敗する大きな要因の1つに、行動のハードルを上げてしまうことが挙げられます。どんなに小さな行動でも毎日続けることが重要なので、決して無理せず小さなものから始めましょう。

例えば、スモールステップを「待ち時間ができた時には単語リストを眺める」と設定したとします。「待ち時間＝単語」というシンプルなステップにすることで、習慣化に成功しやすくなります。同じ意味合いから、まずは1つの習慣に絞って取り組みましょう。

また、習慣化を始めたからといって、すぐに結果が出るわけではありません。「いくつ単語を覚えた」などの結果ではなく、行動そのものに着目しましょう。

参考：David T. Neal, Wendy Wood, and Deffrey M. Quinn, 2006, “Habits -- A repeat performance”

モチベーション上げにおすすめの方法2「環境を変える」

続いてご紹介する英語学習のモチベーションを上げるのにおすすめの方法は、「環境を変える」ことです。

気分が乗らない時に、リフレッシュするために外に出てドライブしたり、散歩したりすることがあると思います。環境を変えることは、科学的にも集中力を高め、学習効果を上げる手段として有効であると認められています。

おすすめな理由

アメリカの心理学者フレデリック・ハーズバーグは、1959年に発表した「二要因理論」において、モチベーションを決定づけるのは、次の2つの要因であると主張しました。

1. 仕事の内容がもたらす満足感
2. 仕事の環境がもたらす不満足感

仕事を学習に置き換えると、学習の内容は変えられないとしても、学習環境を変えることは可能です。

環境が変わると気分も変わり、脳の切り替えがしやすくなります。また気分的にもリフレッシュできるのでストレス解消にもつながります。

効果的な方法

学習におすすめな場所をリストアップしました。

• ・図書館：お金がかからない。静かで集中したい人におすすめ
• ・カフェ：飲食や電源が確保しやすい。多少の雑音があった方が集中できる人におすすめ
• ・電車の中：風景が常に変わる。気分転換をしながら勉強したい人におすすめ

意外にも、「人は雑音があったほうが集中力が高まる」という研究結果もあるようです。いろいろな場所を試してみて、自分に合った場所を選びましょう。

参考：動機づけに関する一考察 一ハーズバーグ、理論を中心として一

モチベーション上げにおすすめの方法3「好きなものを学習とミックスさせる」

次に紹介する英語学習のモチベーションを上げるのにおすすめの方法は、「好きなものを学習とミックスさせる」ことです。

英語学習そのものだけで考えると、なかなか楽しさを見出せない人も多いでしょう。しかし、自分の趣味や、興味・関心のあるものと結び付ければ、英語学習を楽しく捉えることができるようになります。

おすすめな理由

心理学に関する研究によると、自分が好きな教科に対する学習姿勢は、嫌いな教科に対するものと大きく異なることがわかっています。

好きな教科に対しては、「自己調整学習方略」と呼ばれる、「自分で工夫して学習に取り組む姿勢」が強まる傾向があります。この特性を活かせば、より効果的な学習を実現できますよ。

効果的な方法

英語学習を好きになるための方法としておすすめなのが、

・洋楽とミックスして英語学習をする
・映画や海外ドラマとミックスして英語学習をする

などです。

洋楽を活用すれば、英文や英単語を読み上げるだけの英語教材のCDと異なり、英語の表現や単語が格段に覚えやすくなります。また、映画や海外ドラマも同様におすすめです。

一度聞いたり観たりした後で、歌詞やセリフを書き出してみると、学習効果がより高まります。

参考：好きな科目と嫌いな科目の学習方略と自己効力感

モチベーション上げにおすすめの方法4「自己効力感を高める」

英語学習のモチベーションを上げるのにおすすめの方法として次に紹介したいのは、「自己効力感を高める」ことです。

物事に継続して取り組むには、「自己効力感（Self-Efficacy）」が必要だと言われています。自己効力感を提唱したのは、カナダのアルバート・バンデューラ。1974年には、アメリカ心理学会会長も務めている心理学会の重鎮です。

自己効力感とは、「ある状況において、ある結果を達成するために必要な行動を自分がうまくできるかどうかの予期」のことです。

おすすめな理由

自己効力感をカンタンに言うと「達成感」や「自分は◯◯ができる」という感覚のことを指します。

自己効力感を高めることは、英語学習だけでなく、さまざまな課題やタスクに取り組む際にポジティブな効果を発揮してくれます。自己効力感の高め方も、自分に合ったさまざまな方法を選ぶことが可能です。

効果的な方法

英語学習において自己効力感を高めるのであれば、実際に英語を使ってコミュニケーションを取ってみると良いでしょう。

外国の友人がいればベストですが、

• ・オンライン英会話を利用する
• ・外国人が多いパブやバーに行く
• ・外国人の観光ガイドボランティアをする

などの方法を通じて、コミュニケーションを取ることも可能です。

参考：自己効力感に関する研究の展望と今後の課題 : 展望的自己効力感の提唱

モチベーション上げにおすすめの方法5「ゲーミフィケーションを取り入れる」

最後におすすめする方法は、「ゲーミフィケーションを取り入れる」ことです。

ゲーミフィケーションとは、「課題の解決を目的として、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動全般」を指します。近年、教育分野でも注目を集めている考え方です。

おすすめな理由

多くの子どもがゲームに熱中するのには理由があります。それは、クリアすることで「達成感」や「満足感」を得られるからです。

ゲーミフィケーションを使った教育では、

・クイズ
・経験値
・くじ引き

などの要素を取り入れることで、ゲームのような「達成感」や「満足感」を与え、学習効果を高めます。

この効果をうまく使えば、英語学習を楽しく効率よく進められますよ。

効果的な方法

ゲーミフィケーションをうまく取り入れた英語学習の方法として「アプリ」を使った学習がおすすめです。アプリの学習はゲーム性が高く、「達成感」や「満足感」を得やすい仕組みになっています。

近年、英語学習を目的としたアプリがたくさん出ており、さまざまなアプリから自分の目的に合ったものを選べます。

おすすめのアプリを3つお伝えします。

mikan
ゲーム感覚で英単語を学習できる

Duolingo
ゲーム感覚で楽しみながら「読む、聴く、話す」の語学習得ができる

ABCTalking
5分もしくは10分の短時間の英会話が低料金で体験できる

おすすめの方法6「定期的に英語力の変化を確認する」

実際に英語を使って英語力を試す機会を持ち、自分の英語力に変化を感じられる状況を作ることも、英語学習のモチベーション維持に効果的です。

TOEICなどの試験を受験するために学習しているのであれば定期的に問題演習をして正答数の伸びをチェックしたり、模試を解いてスコアが伸びているか確認したりしましょう。

海外旅行に行く、共通の目的を持った人たちが集まるミートアップという交流会に参加するなど、英語で会話をする機会を作って積極的に話してみるのもおすすめです。

おすすめな理由

自分の英語力をスコア化したり、ネイティブスピーカーとコミュニケーションしたりすれば、自分の英語力に不足している点をはっきりと自覚できます。

どの問題でなぜ間違えたのか、うまくいかなかった点の原因を整理することができ、勉強方法を見直す機会になるなど、新たなモチベーションを作るきっかけにもつながります。

また、英語学習の初心者ほど、ネイティブと英語で会話ができる実感が得られると学習へのやる気もアップしますよ。

効果的な方法

英語力の変化を確認する方法としては、テスト問題を解く以外ならネイティブとコミュニケーションをするのがおすすめです。外国人と出会う方法の一例として、下記のようなものを試してみると良いでしょう。

• ・英語学習アプリを使う
• ・英会話教室に通う
• ・オンライン英会話を利用する
• ・ミートアップに参加する
• ・外国人が多いシェアハウスに住む
• ・海外旅行や海外留学に行く

アプリに関しては、外国語を学ぶ言語学習者が交流することを目的としたスマホアプリもあるので、安全性に注意しながら利用してみてくださいね。

英語学習を続けるときに気をつけたいこと3つ

英語学習を続けるときに気をつけたいことは、

• 1. 正しい目標設定をする
• 2. 自分に合った勉強法を選ぶ
• 3. 定期的に自分の成長を記録する

の3つです。1つずつ説明しますね。

1. 正しい目標設定をする

目標設定をする場合は、目的にもとづいた、高すぎず低すぎない目標を立てることが大切です。

まずは「なぜ英語ができるようになりたいのか」という目的をはっきりさせ、それにもとづいた身の丈に合った目標を立てます。「前月よりも多くの単語を覚える」「外国人に話しかける」など、特に決まりはないので自由に考えてみましょう。

達成しやすい身近な目標としておすすめなのは、TOEICなどの資格試験に挑戦することです。

2. 自分に合った勉強法を選ぶ

英語学習を効率よく進めるには、自分に合った勉強法を選ぶことが大切です。

そのためには、いろいろな勉強法を試してみないことには、自分に合っているかどうかが分かりません。まずは、今回お伝えした勉強法も踏まえつつ、 自分に合った勉強法を探してみましょう。

3. 定期的に自分の成長を記録する

定期的に自分の成長を記録することは、達成感や満足感といったモチベーションを高めるうえで大切です。

例えば、

• ・ひと月で覚えられた単語の数
• ・学習に費やした時間や、使用したノートのページ数
• ・TOEICなどの試験の点数

などを記録して、定期的に振り返りができるようにしておきましょう。

それでも1人では続きづらいと感じるなら英語グループコーチング『Gariben』

英語学習のモチベーションを維持する方法をご紹介してきましたが、自分だけで学習しているとやる気をキープするのがどうしても難しい時もあるでしょう。

そんな時には、自分の英語力に必要な効率的な学習方法を実践し、仲間と一緒にがんばる環境で英語学習のモチベーションを作れる『Gariben（ガリベン）』を利用するのも賢い手です。

『Gariben』はグループ英語コーチングサービス。5人の仲間と切磋琢磨しながら3カ月間という短期間で集中して学習に取り組めます。同じ学習者の仲間がいるので日々の学習モチベーションを高めることができ、コーチング期間中は定期的な講義で英語力アップに必要な要素を把握できます。

コーチやメンターが並走してサポートするので、3カ月でしっかりと学習習慣を身につけられるでしょう。

特に英語学習を始めたての頃は、自分に合う学習法を見つけて腹落ちさせるには時間がかかります。成長実感が持てないと学習方法を疑ったりして継続できなくなりやすいので、仲間やコーチと一緒に学習を進めると効果的です。
Garibenについて詳しく知る！

短期留学はモチベーションアップにおすすめ

英語学習のモチベーション維持には、勉強する目的を整理しておくことが大切です。とはいえ、何もない状態から自分だけで考えて目的を整理するのは難しいかもしれません。そこで、英語を勉強する目的となる原体験を得るために、短期留学をするのもおすすめです。

「英語を勉強する目的づくりのために留学？」と思われるかもしれませんが、実際に仕事の合間を縫って留学へ行く社会人や、長期休暇を利用して留学へ行く学生はたくさんいます。

1～2週間ほどの短期留学でも、日本とは異なる英語圏での生活環境、人とのやりとり、その国ならではの文化などから大きな刺激を得られるでしょう。その刺激が、帰国後の英語学習への強い目的意識やモチベーションにつながります。

スクールウィズでは、LINEで留学相談を受け付けています。無料で留学に関する相談ができ、ぴったりな留学プランを見つけるお手伝いも可能です。お気軽に質問・相談してみてくださいね。

まとめ

今回は、英語学習のモチベーションを維持する方法についてお伝えしました。

モチベーションは常に維持できるものではなく、上下するのが普通です。うまくモチベーションを管理すると、全体としての学習パフォーマンスを高められます。

今回ご紹介したいくつかの方法の中から自分に合ったものを選び、ぜひ英語学習に役立ててください！

また具体的な勉強内容は下の記事でも紹介しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
英語力が絶対アップする勉強法まとめ！初心者からビジネス英語までレベル別に解説

あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう！留学準備では大まかに5つのステップがあります。

1. ステップ1：目星をつける
2. ステップ2：相談する
3. ステップ3：申し込む
4. ステップ4：渡航準備
5. ステップ5：出発！

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

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