突然ですが、「TOEICのスコアを生かして転職がしたい!」けれど、「転職に有利なTOEICスコアは一体何点……?」と、気になっていませんか。
英語はもはや、使えて当たり前になりつつあります。多くの企業で、入社時の条件にTOEICのスコアを指定していたり、昇進の条件にTOEICスコアを用いていたり、社会人であれば英語力を求められることもしばしばです。
キャリアチェンジのために勉強を始めたはいいものの、一体何点を目指せば転職で有利になるか明確な指標がないと、モチベーションの維持も難しいですよね。
そこで今回は、TOEICの概要や「グローバル人材」とはどんなものかを確認した上で、転職の際に有利なるTOEICスコアをご紹介していきます。TOEICスコアアップの勉強法も併せてご紹介しますので、最後までチェックしてくださいね。
※本記事では「TOEIC® Listening & Reading Test」のスコアを中心にご紹介していきます。
[目次]
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まずは、TOEICのスコアと転職との関係をしていきましょう。
TOEICは、米国ニュージャージー州プリンストンに本拠地を置く、ETS(Education Testing Servivce)が運営する英語を母国語としない人を対象にした英語コニュニケーション能力テストです。
日本では、リーディングとリスニングの能力を測る「TOEIC® Listening & Reading Test」が有名ですね。TOEICの試験は、日本のみならず世界約160カ国で実施され、英語力を測る指標として広く採用されています。
TOEICの特徴は、合否ではなくスコア方式による評価方法です。
TOEIC® Listening & Reading Testだと、リスニング495点、リーディング495点、合計990点満点で採点されます。問題数はリスニングとリーディング合わせ全200問あり、Part1~4がリスニングセクション、Part5~8がリーディングセクションで構成されています。
最近よく聞く「グローバル人材」とは、どんな人材かパッと思い浮かびますか?
明確な定義はないものの、今回は日本市場に限らず、世界で活躍のできる力を持ち合わせた人材の総称と定義しましょう。
国内の経済の拡大が見込めないなか、多くの企業は成長著しい東南アジアなどの成長著しいマーケット開拓に力を注いでいます。日本経済を牽引していくには、言語の壁を越える共通言語としての英語力、文化の違いを超えたハイレベルのコミュニケーション能力などが求められています。
日本では、アジアの他国に比べて英語教育への遅れが指摘されており、現状として「使える英語」を持ち合わせている人材が不足しています。海外マーケットとの濃い関わりを築くためには、「英語力」「コミュニケーション能力」のある優秀な人材を創出していくことが、日本経済界の直近の課題でもあります。
国際的に活躍したいのであれば、英語力を身につけることが先決です。特に転職においては、TOEICのスコアがあれば年収やよりいい仕事に就くことも可能です。
英語力を生かして転職する際、考えられる就職先は日本企業や外資系企業など多岐に渡ります。
想定される仕事内容は、主に「英語を仕事にする」ケースと、「英語を使って仕事をする」ケースの2つが中心です。
「英語を仕事にする」場合は、例えば通訳や英語教師、翻訳家など日本語を英語にしたり、英語を日本語にしたりと、細かいニュアンスを正しく伝えるための仕事です。
一方で、「英語を使って仕事をする」場合は、一般企業等において海外とのやりとりを行うケースです。この場合はビジネスシーンでの出題が中心であるTOEICスコアが高ければ高いほど、関わることのできる仕事の幅が広がります。
また、企業の大きさは大企業から中小企業までさまざまですが、現在は海外に販路を拡大している企業も多いので、どちらでも英語を使って仕事をする機会は十分揃っています。
TOEICを運営するETSが発表した「上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書によると、回答した国内上場企業のうち、63.2%がTOEICのスコアを採用や昇進の際に利用していると答えています。新入社員に対しては28.5%の企業で採用時にTOEICなどの英語テストを実施しています。
また、企業が求めるTOEICスコアは「600」です。国際部門での業務遂行には、さらに高い700以上の取得が期待されています。69.3%の企業でTOEICのスコアを採用時の参考にしています。
平均的としてTOEICスコア625以上であれば英語力があるとして、優位な転職活動を展開できる可能性が高まります。
続いて、保持しているTOEICスコア毎に、どのような業種や職種で仕事が見つけられるのかをご紹介していきます。
残念ながら、TOEIC500に満たないスコアでは、英語を使う仕事を見つけることはなかなか難しいかもしれません。履歴書書くこともできないスコアです。
TOEIC500未満の英語力は英検に換算すると準2級~3級に該当します。ごく限られたコミュニケーションを取ることができるレベルのため、仕事で使うレベルには達していません。
英語を使う仕事をしたいと思っている人は、まず「使える英語」を身につけることを目標に勉強に励みましょう!
500~600のスコアの人は、旅行先でのコミュニケーションに困らない程度の英語力です。言い換えると、ネイティブたちと円滑に意思疎通を図るのには、なかなか難しいなと感じてしまうことがあるでしょう。
このレベルだと、英語力を生かすというよりも、最低限の英語力がありますと表明する程度です。TOEIC500〜600くらいを優遇条件に掲げている企業もありますが、即戦力としてはちょっと物足りない部分があるので、やはり600点以上をまずは目指した方が、よりいい仕事が見つかります。
企業が一つの基準としてチェックするのが600です。「TOEIC Program DAA2018」によると、2017年のスコア平均点582でした。600以上であれば、ある程度の英語力を示すことができ、履歴書に記入しても恥ずかしいことはありません。
ただし、外資系の企業なのであればまだまだ不足してるスコアです。大手求人サイトで検索すると、600以上のスコアでは業種はさまざまですが、職種は「貿易事務」「英語講師」「技術職」などが多いです。
TOEICのスコアが700~800点あれば、転職の際に選べる仕事の幅がかなり広がります。国際部門でのTOEICスコア目安が700なので、十分な英語力を証明できるでしょう。日本国内の企業であれば十分ですが、外資系企業を目指すのであれば、やっとスタートラインというレベルです。
700以上のスコアだと、こちらも幅広い業種で募集がありますが、職種を見ると「総合職」「海外営業」などでの応募条件となっている場合が多いです。
TOEICが800以上あれば、応募できる外資系企業の数もかなり増え、国内企業であればほとんどの基準を超えます。職種も基本的に海外とのやり取りを行う部署になる可能性が高いです。
ただし、TOEICスコアだけ高くても、話すことができなければ即戦力としては不十分と判断されることもあるでしょう。読み書きに加えて、話すことも鍛えることを怠らなければ、大企業への転職もすぐに叶います。
転職する際に必要なTOEICスコアの目安がわかったところで、次はどのようにして点数アップを実現していくのかを探っていきましょう。
TOEICの出題はビジネスシーンやオフィスシーンで使われる英語が非常に多く登場します。よく比較対象に上がる英検とTOEICとでは、出題される単語も問題の傾向もかなり異なります。
TOEICでハイスコアを記録したいのであれば、TOEICに特化した勉強法を取り入れることが先決です。
勉強法に関しては、他の記事でTOEICに特化した方法を詳しくご紹介しているので、併せてご確認ください!
手っ取り早く英語力を身に着けたいという方は、短期での語学留学もおすすめです。例えば語学留学のメッカとも呼ばれるフィリピンでは、TOEICコースでハイスコアを保証している学校も多くあります。
私が学生時代フィリピンに留学していた時も、何人もの社会人がTOEICコースに在学していました。話を聞くと、やはりほとんどの人がキャリアアップやMBA取得を目指していました。
フィリピンに限らず、カナダ、オーストラリア、イギリス、アメリカなどそれぞれの留学に良さやポイントがあります。
自分に合った留学先を見つける際は、以下のリンクからTOEIC対策コースがある学校を簡単に人気順や学費、満足度、国ごとに検索できます。
TOEIC対策留学ができる、おすすめな語学学校一覧・基本情報まとめ
それでは最後に、TOEICスコアを生かして仕事を探す際に役立つ検索サイトやエージェントをご紹介します。
まずは大手求人検索サイトでの探し方です。多くのサイトではキーワード検索が出来るので「TOEIC600」や「TOEIC700」といったように検索をしてみましょう。
転職活動を有利に展開するためには、エージェントの利用もおすすめです。エージェントは転職のプロなので、本人のニーズと企業のニーズを結ぶ橋渡しをしてくれます。TOEICのスコアが高ければ高いほど、仕事の選択の幅も広がります。
おすすめは以下のサイトです。
リクルートエージェント
JACリクルートメントメント
いかがだったでしょうか。今回は、転職時に必要なTOEICスコアをチェックしてきました。ご紹介した内容を簡単にまとめると、以下の3つがポイントです。
上記のポイントを参考にしながら、英語力を磨いて、TOEICのスコアを生かした転職活動を成功させてくださいね。みなさんの転職活動が有意義なものになるよう願っています!
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
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