経験者がお答えします!ワーホリ仕事探しのコツやよくある疑問まとめ

ワーホリ 仕事

ワーキングホリデーでは大半の方が語学学校を卒業後、仕事探しを始めるかと思います。

海外では日本とは仕事探しの勝手が違うだけでなく、言語も異なります。なかなか思うように仕事を見つけることができず、困っている方も多いのではないでしょうか?またこれから仕事探しを予定していて、不安な思いをされている方も多いかと思います。

私はワーキングホリデーとして3カ国で仕事探しをしました。その経験から、ワーホリ仕事探しの方法やのコツはもちろん、よくある疑問についても紹介したいと思います

ワーホリで仕事探しに悩んでいる方はもちろん、現在の仕事が辛いという方も、参考にしてみてくださいね。

なお、ワーキングホリデーについて、費用やおすすめの国や都市、学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
オーストラリアのワーキングホリデーの詳細はこちら

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ワーホリ仕事探しが辛い!よくある3つの悩み

ワーホリ 仕事

まずはワーホリで仕事を探している人がよく困っていることとして、

  • ・仕事探しの方法
  • ・履歴書の書き方
  • ・面接の通過

などをご紹介いたします。

悩み1:どうやって仕事を探せばいいのか分からない

日本では求人サイトや情報誌からアルバイトに応募するかと思います。

しかし仕事探しの方法は、国によって異なります。特に海外では仕事探しの方法もわからないことが多いため、戸惑う方が少なくありません。

求人情報をどこから入手するか分からない方へ、簡単にですがワーホリ中に仕事を探す方法として

  • ・インターネットの求人サイト
  • ・掲示板
  • ・フリーペーパーの求人
  • ・飛び入り
  • ・エージェント

の5つをご紹介いたします。

方法1.インターネットの求人サイト(日系、ローカル)

海外でも日本のように求人サイトを活用できます。特に日本人向けの情報サイトも多く、最新情報が掲載されています。

国によっては複数のサイトがあるので、うまく使い分けましょう。また英語に自信がある、専門職として働きたい方は現地のサイトを活用するのもおすすめです。

方法2.掲示板

掲示板に求人情報を掲載しているところも少なくありません。
掲示場所は例えば、

  • ・留学エージェント
  • ・コミュニティーセンター
  • ・日本食材を扱うスーパー

などです。こまめにチェックしてみてください。

方法3.フリーペーパーの求人

留学エージェントなどで手に入る日本語のフリーペーパーにも、日系の求人情報が掲載されています。すべて日本語のため、求人内容も理解しやすいです

ただし情報が古い場合もあるので注意してください。

方法4.飛び入り

気になったお店に履歴書を直接持っていくのも、1つの方法です。タイミングが良ければ、そのまま面接をしてもらえることも少なくありません。

英語力は必要ですが、給与や仕事内容、仕事場を自分で確認できます

方法5.エージェント

インターンシップや企業での就業を検討している方は、留学・転職エージェントを活用してみましょう。

求められる英語力は高いものになりますが、エージェントの紹介ではしっかりした企業が多いのが特徴です。仕事探しに失敗する確率を下げることが可能です

悩み2:履歴書やカバーレターの書き方が分からない

続いての悩みは「履歴書やカバーレターの書き方が分からない……」です。

海外でも仕事の応募には、履歴書(レジュメ)を使用します。また履歴書にそえる手紙として「カバーレター」も一緒に提出します。

それぞれの違いは、以下の通りです。

・履歴書(Resume):学歴や職歴、趣味、特技など個人に関する情報をまとめたもの
・カバーレター(Cover Letter / CV):志望理由やスキル、実績など自己アピールをまとめたもの

そして履歴書やカバーレターは、もちろん英語で作成します。英語での履歴書ということもあり、作成に苦戦する人も少なくありません。

また履歴書の書き方は、国によってまったく違います。日本のようにフォーマットに決まりはほとんどありませんが、国や業種によってアピールの仕方や表現が異なります。

そのため自分が志望する業界や仕事先、渡航先のアピール方法や履歴書の書き方などを知ることが欠かせません。

分かりにくい場合は、語学学校や留学エージェントなどが添削サービスを提供していることもあるため、一度尋ねてみましょう

悩み3:面接に受からない

「なぜかなかなか面接に受からない……」そんな悩みをよく耳にします。その原因は採用に対する考え方やアピールにあります。

日本では「終身雇用」の考えが強く、育成に力を入れる企業が多いです。しかし海外では、終身雇用の考え方がありません。そのため即戦力となる人材を求める傾向が強いです。

日本の面接スタイルのように志望理由などをメインにアピールしていると、「自己表現力が不足している」と受け取られてしまうことも少なくありません。

海外で面接を受ける際は、自分自身が即戦力であることをアピールしてください。具体的には「長所」や「自分を雇う事でどんな貢献ができるか」などです

しっかりとアピールすることで好印象を与えることになり、結果として採用につながります。

またこの他にも、ワーホリ中にできる仕事をおさらいしておくこともおすすめです。次でご紹介いたします。

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そもそもワーホリにはどんな仕事があるの?日本人に人気の職業3つ

ワーホリ 仕事 日本人 おすすめ 職業

ワーホリ中に日本人が就業しやすい仕事や業界として、

・日本食レストラン
・旅行業
・カフェ

をご紹介いたします。

仕事(1)日本食レストラン

日本人のワーキングホリデーの場合、日本食レストランで働いてる方が多いです。

というのも、皿洗いや料理の仕込みを中心に行う「キッチンハンド」では、それほど高い英語力が求められません。英語初心者でも採用されやすいです。

一方でウェイトレス・ウェイターの場合、お客様は現地の人が中心なので、ある程度の英語力が必要となります。またレセプションについても、流暢に電話で対応できる英語力が欠かせません。ある程度の英会話力がある方におすすめです。

注意点として、日本食レストランは最低賃金でのスタートがほとんどです。稼ぎたい場合はチップ制度がある国の日本食レストランを選びましょう。す。

私がカナダでウェイトレスとして働いていた日本食レストランでは、給与と同じくらいチップがもらえていました。チップの配当はお店によって異なりますので、面接時に確認してみてください。

仕事(2)旅行業

ツアーガイドや旅行代理店、お土産屋などの求人もたくさんあります。

特にオーストラリア、ニュージーランドなど観光業が盛んな国では、日系企業からローカル企業まで募集があります。さらには歩合制の会社もあるため、ハイシーズンに働くと稼げることも少なくありません

私はニュージーランドで、ツアーガイドとして働いた経験があります。修学旅行・団体旅行などを担当し、仕事中には現地のドライバーやレストランと英語での対応や調整も行う仕事です。そして私がいた会社は歩合制だったので、ハイシーズンに稼ぐことができました。
ただツアーガイドには、相当な体力も必要です。

また旅行代理店での仕事は人気なので、経験がない方は厳しいかもしれません。ツアーガイドやお土産屋さんはそれほど高い英語力を必要としないため、未経験者はそちらから挑戦してみることをおすすめします。

仕事(3)カフェ

日本のカフェで働いた経験を持つ人は、就業できる可能性の高い職業です。特に全世界でチェーン展開をしているお店であれば、渡航前に日本の店舗でアルバイトをして経験を積んでおくことも採用されやすくなるコツです

また国によっては語学学校にバリスタコースがあり、カフェでの就業につながることも少なくありません。私が滞在していたカナダのバンクーバー、ニュージーランドのオークランド、イギリスのロンドンにはカフェがたくさんあり、日本人のスタッフもよく見かけました。

学校で学んでから働くと、採用の確率も高まります。

ただしワーホリの場合、カフェでの仕事は最低賃金でのスタートとなることが少なくありません。また早朝から営業している店舗も多いため、早朝シフトが厳しいとよく聞きました。

一方で同僚が現地の人ということもあり、英語力をアップさせるチャンスでもあります。積極的に英語を使って、語学力を伸ばしましょう。
ここまでワーホリ中の仕事探しのコツや人気の職種についてお伝えしました。

とはいえ、現地で実際に仕事を探してみないとわからないことも少なくありません。

そこで次は、私の経験談をもとに仕事探しに成功するコツをご紹介いたします。

ワーホリ中、私はこうやって仕事を探しました!経験者が仕事探しに成功した方法やコツ

ワーホリ 仕事

私がワーホリで仕事を見つけることができた経緯やコツとして、

・履歴書やカバーレターの作成を念入りにする
・留学や転職のエージェントを活用する

の2つをご紹介いたします。

方法(1)履歴書やカバーレターの作成は念入りに

採用側は履歴書を合否の判断基準とします。私が働いていたレストランのマネージャーは「履歴書を適当に作成している人は面接する気もない」と言っていたほどです。

このことから、仕事探しにおいて「最も重要なことは履歴書だ」といっても過言ではありません。

そのため私は、語学学校の添削サービスを利用しました。サービスでは日本語で経歴についてカウンセリングしてもらうことから始まり、フォーマットやアピール方法の指導などを受けることができます。何度も作り直し、とても大変だったことを覚えています。

しかしその結果、ワーホリ中の書類選考はすべて合格でした。海外での初めての仕事探しには、添削サービスの活用も検討してみてください。

方法(2)留学・転職エージェントを活用する

エージェントは企業とのつながりを多く持っているため、信ぴょう性の高い情報を入手できます。

というのも、ワーホリ中の外国人を多く雇ったことがある企業には、必ず口コミが存在します。エージェントのカウンセラーは現地に長く住んでる方が多いので、このような企業の情報やつながりを持っていることが少なくありません

私もニュージーランドで応募する旅行会社を決める際、エージェントに相談をしました。カウンセラーの方が希望する会社の採用担当者に連絡をしてくれたり、実際にその会社で働いたことがある人につなげてくれたりと、本当に頼りになる存在だったことを覚えています。

カウンセラーの協力で得た情報をもとに、労働環境や人間環境などをポイントに仕事先を選ぶことができました。

仕事探しをスムーズに進めたい、評判の良い企業で働きたい人はエージェントの活用も検討してみてください。

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ワーホリで仕事探しをするときの注意点3つ

ワーホリ 仕事 注意点

ここまでワーホリの仕事探しのコツを紹介しましたが、仕事探しには注意点もあります。

そこでワーホリで仕事探しをする際の注意点として、

・労働条件を確認する
・むやみに履歴書を配らない
・ビザサポートを安易に信用しない

など、私の経験をふまえてご紹介いたします。

注意点(1)労働条件をしっかり確認する

海外には悪質な労働環境が存在していることも事実です。

例えば、

・残業代を支払わない
・休みがない

などです。

そのため給与についてはもちろんのこと、勤務体系や労働環境などを確認をすることもおすすめします。日本では聞きにくい点かもしれませんが、時給の交渉や、シフトについて自分の希望を伝えることは何も悪くありません。

海外では気になることを、面接の時点でしっかり聞いてください。

特に現地の方が経営する「ローカルジョブ」の場合は、自己主張をしっかりすることが採用への一歩でもあります。

注意点(2)むやみやたらに履歴書を配らない

気になるお店に履歴書を配るのも、仕事探しの方法だとお伝えしました。しかし色んな店舗に履歴書を配っていると、お店や企業同士で情報共有されてあなたの信用度が下がる可能性もあります。

というのも海外での日本人のコミュニティーは想像しているよりも狭く、すぐに情報が伝わることも。「その子、うちにも面接きたよ……」なんて言われては大変です。

注意点として、配る数が多いことが問題なわけではありません。レストランやお土産屋、カフェなど、業界や職種に一貫性のない配り方が良くないと認識されています

より多くの店舗に履歴書を配る場合には、「カフェ」や「ホテル」など業界や職業をしぼって配るようにしましょう。

注意点(3)「ワークビザのサポートあり」に騙されない

求人に「ワークビザ(就労ビザ)の取得サポートあり」と記載しているところもよく見かけます。しかし専門職でない限り、基本的にビザサポートは厳しいと考えてください。

国によってはビザの取得が簡単なこともありますが、どこの国も就労ビザの取得は年々厳しくなっているのが現状です。実際に悪質な労働環境で働き続けて、「そろそろビザサポートをしてもらおう!」と思ったら、就労先から断られた友人を何人も見かけました。

ビザに関してはまわりの情報を鵜呑みにしないように、自分でしっかり調べることをおすすめします。

ワーホリ仕事探しQ&A!英語力や就労ルールの疑問にまとめてお答えします

ワーホリ 仕事

ここまでワーホリの仕事探しについて解説しました。

最後にワーホリの仕事探しについて、よくある質問にお答えします。

質問(1)ワーホリにはどれくらいの英語力必要なの?

ワーホリでは、相手が言いたいことをある程度聞き取れる英語力が必要です。TOEICのスコアでいうと500~600点あれば、日本食レストランでのウェイターとして就業可能です

一方でローカルのレストランとなってくると、TOEIC700点以上の高い英語力が求められます。英語初心者の場合、はじめの数カ月間は皿洗いを担当するキッチンハンドなど、英語力不問の仕事を検討してみてください。

質問(2)6カ月ルールってなに?

オーストラリアやデンマーク、ノルウェー、香港では、同一雇用主のもとで6カ月を越えて働くことができません。1年間の滞在の場合、6カ月ごとに仕事先を変える必要があります

ただしオーストラリアに関しては、内務省が許可した場合のみ、ひとつの雇用主の下で最長12か月まで働くことが可能です。

このようにワーキングホリデービザの場合、同一雇用主のもとで働ける期間は国によって異なります。また法律が改正されることもあるため、常に最新情報を確認するようにしてください。

質問(3)仕事が辛いんだけど変えたほうがいい?

辛い仕事を無理に続ける必要はありません。

日本と違って、海外では転職を「ステップアップ」とみなす傾向があります。転職をするときも、前職を辞めた理由について面接でしっかり伝えることができれば、不利とはなることはほとんどありません。

なによりもワーキングホリデーのビザには、1年の期限があります。早めに切り替えて、新しい仕事を楽しむことが大切です。

質問(4)日本にいるときに準備すべきことはある?

履歴書やカバーレターは、日本で事前に下書きを用意しておきましょう。

履歴書の書き方は、日本にいてもインターネットで調べることができます。下書きを作成をしておくことで、語学学校の先生や現地の友達に添削してもらうことも可能です。

ただし海外には日本のように、コンビニのコピー機でスマホから印刷する機能はありません。学校などのコピー機を使う可能性が高いため、下書きはUSBで持っていくことをおすすめします。

質問(5)英語力が心配……どんな仕事がおすすめ?

英語初心者の方には、日本食レストランやホテルのハウスキーピング(清掃係)がおすすめです。

日本食レストランの中には、英語力をそれほど求めないところも少なくありません。特に日本人が多い都市のキッチンスタッフであれば、求人に「英語力不問」と書かれていることも。

またホテルなどハウスキーピングの業務は、接客がメインではありません。ベッドメイクや掃除に高い英語スキルは必要ないため、英語初心者でも採用されやすいです。また多国籍のスタッフが在籍している環境で働くことができ、英語の練習も可能です。

自分の英語力や希望にあった場所で、海外での仕事を楽しみましょう。

まとめ

今回の記事では、ワーホリの仕事探しについて解説しました。

私の経験からお伝えする仕事探しのコツは、

・履歴書やカバーレターの作成を念入りにする
・留学や転職のエージェントを活用する

などです。

まとめるとワーキングホリデーでの仕事探しでは、以下がポイントとなってきます。

  • ・さまざまな方法を使って、求人情報を収集する
  • ・英語での履歴書作成には時間をかける
  • ・自分の希望は面接時にしっかりと伝える

日本に比べると言葉の壁やビザの期限などがあるため、職種の選択肢が少ないと感じるかもしれません。しかし海外で働くということは、とても貴重な経験です。コツをつかんで探すことで、かけがえのない経験や思い出ができます。

この記事によって、不安が少しでも解消されれば幸いです。そして素敵な職場に出会い、素晴らしいワーキングホリデー生活を送ってくださいね。

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    Naaa

    関西出身、東京在住。3カ国のワーホリを経験。大学を休学しカナダ、大学卒業後にNZ、日本での仕事を辞めてイギリスへ。現在は、外資系IT企業にて勤務。

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