カルガリーの気候とオススメの服装を解説！

カナダ・カルガリーに行くにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際カルガリーは東京と比べると気温や日照時間、降水量などが異なり、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、カルガリーの気候や季節ごとの雰囲気、服装、ベストシーズンなどをご紹介します。カルガリーへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装、現地での服の調達イメージを持っていただければと思います。

※本記事ではカナダ・ドルをCADと表記し、為替レートには2023年1月23日時点での情報を参照し、1CAD＝98円で計算しています。

カルガリーの気候帯

まずはそもそもカルガリーがどの気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、カルガリーの気候は亜寒帯湿潤気候（気候区分：Dfc）に属しています（※1）。

亜寒帯湿潤気候は夏と冬の寒暖差が激しく、年間を通して一定の降水量があることが特徴です。温帯湿潤気候との違いは最寒月と最暖月の気温。

亜寒帯では、最寒月の平均気温が-3℃未満、最暖月の平均気温が10℃を以上となる地域を指し、年間を通した寒暖差が温帯に比べ一層激しくなります。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北などが亜寒帯湿潤気候に、その他地域の大部分は温帯湿潤機構に属しています。

年間を通して気温差が大きく、夏場に雨が多く冬場は乾燥する点では日本での暮らしと似ていますが、カルガリーの冬の方が冷え込みが厳しい点に注意が必要です。

東京よりも冬の冷え込みが厳しいカルガリーの気候

上ではカルガリーの気候帯について簡単にご紹介しましたが、実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。続いては、カルガリーの平均気温や降水量などを東京と比べながらご紹介します。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」、およびオランダに拠点を置くWorld Wide Travel Organisationが運営する「Weather and Climate」、ノルウェーに拠点を置くTime and Date ASが運営する「timeanddate.com」掲載の情報を参照しています（※2〜6）。

カルガリーの平均気温

亜寒帯湿潤気候に属するカルガリーは、東京と比べ季節ごとの気温の変化は似ていますが、カルガリーの方が年間を通して気温が低くなります。

特に冬の気温は東京よりも冷え込むため、冬に滞在する場合には、日本で生活する以上の防寒対策を取りましょう。

カルガリーの平均最高・最低気温

カルガリーでは、東京より一回り寒く、夏の最高気温は東京の最低気温ほどまでしか上がりません。冬は最低気温が-20、-30℃近くまで冷え込む日もあるため、東京以上の冷え込みには注意が必要です。

カルガリーの日照時間、日の出・日の入り時間

カルガリーでは、年間を通した日照時間の変動が激しく、東京と比べると夏は日照時間が長く、冬は短くなります。

日照時間の長い夏は問題ありませんが、日照時間の短い冬は気分が落ち込むなどする恐れもあるため、気候によって気分が変わりやすい方は渡航時期を調整しましょう。

カルガリーの降水量

カルガリーの年間降水量は東京と比べると少なめになっています。ただし、冬は日本以上に雨が多く降る時期になる点だけ注意が必要です。

カルガリーの春（4月中旬〜6月）

カルガリーでは3月ごろから気温が上がり、春の訪れを感じます。

平均気温は東京と比べ10℃ほど低く、冬着で過ごす日々は続きますが、5月ごろになるとようやく東京の春先ほどの気温になります。

春のおすすめの服装

4月では平均最低気温が氷点下となるので、まだ冬用の防寒具が手放せません。5月に入ると、長袖のシャツにトレーナー、セーター、また下はジーンズやパンツ、そして秋用のジャケットでも過ごせるようになります。

日中暖かくても夜に冷え込むことがあるため、日中から夜にかけて外出する際は夜用の防寒対策をしっかりするといいでしょう。

カルガリーの夏（6月〜9月中旬）

カルガリーの夏は短いですが、一年の中で一番快適に過ごせる季節です。平均最高気温も20℃台前半と、湿気もなく爽やかな夏を満喫できます。

この時期は日の出時刻が午前6時頃、日の入りが午後22時頃と日照時間が大変長いため、外出もしやすくなります。

夏のおすすめの服装

服装は半袖1枚、または夏用ワンピースなど、日本の夏の格好と同じで十分です。日本の夏よりも日差しは強いため、帽子やサングラスがあると便利でしょう。

また日焼け対策のために長袖のシャツを着るのもおすすめです。

ただし、朝晩は冷え込むため、ジャケットやコートなど外出時は羽織るものを持って出かけるといいでしょう。

カルガリーの秋（9月）

カルガリーの秋は大変早く過ぎ去り、すぐに冬となります。8月には15℃前後だった平均気温も9月を過ぎ10月なると5℃前後まで下がるなど、秋は夏からの急激な気温の低下を感じます。

秋のおすすめの服装

日中はトレーナーやセーターを重ね着するか、秋用のコートなど羽織るものがあるといいでしょう。夜は冬用のジャケット、ダウンなどで防寒するといいです。

カルガリーの冬（10月〜4月中旬）

カルガリーの冬の到来は早く、10月から冬となります。

12〜2月が寒さのピークで、平均最低気温に至っては-10〜-13℃ほど、日によっては-30℃、-40℃まで気温が下がる日もあるので、防寒対策は徹底しましょう。

冬のおすすめの服装

寒さが東京よりも厳しいため、手袋や厚手のセーター、ブーツ、ダウンジャケット、厚手のコートでしっかり防寒対策をしましょう。

カルガリーのベストシーズンは6月〜9月！

カルガリーのベストシーズンは何と言っても夏です。湿度が低く気温も高すぎないため、外歩きには最高の季節です。

夏にはイベントも多く開催されるため、1年を通して最も楽しめる季節と言えます。バンフ国立公園まで行ってカナダの大自然を満喫するのもいいでしょう。

カルガリー留学中に服を購入できる場所と値段

短期間の滞在であれば、日本から持っていく服装で十分に生活を送れますが、長期滞在などで荷物がかさむ場合には、現地で衣服を買うことを検討しましょう。特にジャケットやコートなどは厚みがあるため、現地調達がおすすめです。

幸いカルガリーには、日本人にも馴染みのある「H＆M」、「GAP」をはじめとするファストファッションの店舗があります。

価格や日本とはやや異なるため、下にカナダで販売されているH＆Mの各衣類の価格イメージをお伝えします（※7）。

カルガリーにある各店舗の位置は下にまとめているので、店舗を訪れる際にはご確認ください。

項目	金額
H＆M	H＆M The Core店をGoogleマップで見る H＆M Chinook Centre店をGoogleマップで見る H＆M CF Market Mall店をGoogleマップで見る
GAP	GAP THE CORE店をGoogleマップで見る GAP CHINOOK CENTRE店をGoogleマップで見る GAP MARKET MALL店をGoogleマップで見る

留学では最低1週間分を用意！

留学の場合、ホームステイ、あるいは学生寮での滞在が多く、自分の好きなタイミングで洗濯できるとは限りません。最低でも1週間分の服装を用意するようにしましょう。

カルガリーの気候まとめ

今回はカルガリーの気候について紹介しました。

カルガリーの気候の特徴は、年間を通して東京よりも気温が低く、特に冬の冷え込みには注意が必要な点です。ぜひ今回ご紹介した内容を元にカルガリーに持っていく服装の準備を進めて下さいね。

なお、もし留学先としてカルガリーを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。

おすすめの語学学校や準備の流れ、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。

また衣服をはじめ、カナダ留学に必要な持ち物は下の記事でまとめているので、渡航前に漏れがないかチェックするためにこちらもあわせてご確認ください。
カナダ留学持ち物リスト

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留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。

ポイント1. 留学の目的

ポイント2. 生徒規模や雰囲気

ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無

ポイント4. 立地

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特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
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【参考文献一覧】