【社会人のための教育ローン取説】留学ローンのメリットデメリットを詳しく解説

今の仕事でのスキルアップやこれからの転職のことを考えると、「留学をしたい」と考える方は多いのではないでしょうか。

留学をするにあたって頭を悩ませるのが、留学にかかる費用の調達方法です。

長期留学ともなれば数百万円単位で留学費用がかかります。十分な貯金がない場合はどのように留学資金を確保すれば良いのでしょうか。

そこで今回は、留学したくても資金に不安がある社会人の方に向けて留学ローンについてご紹介します。留学ローンを使うメリットや注意点、円滑な返済計画のポイントなどについても触れるため、留学資金の調達に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

社会人が留学ローンを使うメリット

「留学ローン」とは、教育ローンの一種であり、自費での留学費用の準備が難しい方向けに提供されている金融サービスのことです。

海外留学に便利な留学ローンを利用するメリットについて、3つご紹介します。

メリット(1)お金がなくても留学ができる

留学ローンを活用すれば、貯金が十分でない状態でも渡航ができます。

「お金の準備ができたら留学しよう」と考えていたら、いつの間にか何年も経っていた......というのは、留学あるあるのひとつ。年齢を重ねるほど仕事への責任が発生したり時間の融通が利きづらくなったりして、新しいことへのチャレンジが難しくなるものです。

「留学をしたい」と思ったときに実現できるのは、留学ローンの大きなメリットといえます。

メリット(2)留学中に急にお金が必要になっても対応ができる

留学中の生活費が計算よりも高額になってしまったり、渡航先で急なトラブルに巻き込まれ出費が必要になったりすることもあります。

留学ローンを利用していれば、借り入れの追加が可能です。留学中に手持ちのお金がなくなったとき、留学ローンは心強い味方になります。

メリット(3)学力を問われない

留学ローンの借り入れ審査に、英語力は関係ありません。「借入には高い英語力が必要」といったこともなく、融資の可否に学力を問われる奨学金とはルールが異なります。

英語力に自信がない方でも資金調達ができるため、留学初心者の方でも活用しやすいでしょう。

申し込み前にチェック!留学ローンの注意点3つ

留学ローンにはメリットがありますが、注意点もあります。申し込み前に次の3つの注意事項について、確認しておきましょう。

注意点(1)返済しないといけない

留学ローンは返済をしなくてはなりません。

留学ローンの返済時期は、金融機関や商品によって異なります。融資後1ヶ月ほどで返済がスタートするプランもあれば、留学中は利息のみの支払いでOKな商品、帰国後に返済が開始されるものなどさまざまです。

いずれにしてもローンであるため金利が発生し、借りた金額よりも多い額の返済が必要です。社会人であれば、住宅ローンや車のローンと留学ローンの返済時期が重なることも考えられます。

将来の暮らしがローン返済によって圧迫されないように、返済計画をきちんとたてた上で留学ローンの申し込みをしましょう。

注意点(2)審査がある

留学ローンには審査があります。審査のハードルは奨学金ほど高くはありませんが、返済の目処が立っていない場合は審査落ちをしてしまうこともあります。

社会人の場合、退職後の留学資金として留学ローンの申し込みを検討する方も多いことでしょう。しかし留学ローンは住宅ローンや車のローン同様に、返済が継続できるかどうかが審査をする上で重視されるポイントとなります。

そのため留学を控えた無職の状態では、審査落ちすることがほとんどです。現在働いている方は、仕事を辞める前に審査を申請しましょう。

注意点(3)保証人が必要になる

民間の金融機関による留学ローン・公的機関の留学ローンは、どちらも基本的に保証人が必要です。

しかし民間の金融機関の留学ローンは、多くの場合、提携している保証会社が保証人としての役割を担ってくれます。また、公的機関の留学ローンも機関保証制度(公益財団法人・教育資金融資保証基金が保証人となってくれる制度)を利用することで、保証人の選定は不要になります。

ただし機関保証制度を活用した場合、毎月振り込まれる金額が保証料をさし引いた額となります。また、民間の留学ローンのような団体信用生命保険制度もないため、借り入れをした本人に万が一があった場合でも、留学ローンがゼロになるわけではありません。

契約者に何かあった場合は遺族が公的機関の留学ローンを引き継ぐことになる点を、留意しておきましょう。

教育ローンを決める前に確認したいその他の資金調達方法

教育ローンはとても便利ですが、慎重に返済計画をたてないと、後々の生活が大変になります。

そのため教育ローンを借りる前に、貯金をためることや奨学金の活用など、他の資金調達方法についてもう1度検討してみましょう。

貯金

自分が貯金をしたお金で留学をするのであれば、その後の生活でローン返済に追われる心配はありません。急ぐ必要のない留学であれば、資金を貯めてから留学に臨むのもひとつの方法といえます。

貯金で留学をするにあたって気になるのが、貯蓄の目標金額です。留学に必要な資金の目安は、渡航先の国によって変わります。

アメリカの大学院に留学する場合は、最低でも年間250〜300万円は用意しておきたいところです。

目標額達成まで時間はかかりますが、自分で稼いだお金を使い実現した留学は、より一層学びに対して意欲的になれるでしょう。

奨学金

留学ローンではなく、奨学金を活用することもぜひ検討しましょう。

奨学金を受け取るには一定以上の英語力が求められます。しかし奨学金の申請によって英語力の土台が築けるため、現地での学びもスムーズになるでしょう。

また、奨学金の中には返済が不要なタイプもあります。返済不要の奨学金なら資金繰りに悩むことなく現地で学習に勤しめるため、充実した留学生活が実現できるでしょう

奨学金の応募条件は、奨学金を提供する機関や時期によって異なります。申請を検討する方は、希望する奨学金制度の最新情報をチェックしましょう。

おすすめの留学ローン3選

いざ留学ローンを利用する際、「どれが良いのか分からない」「おすすめの留学ローンを知りたい」という悩みを抱える方は多いかと思います。

留学ローン選びに迷う方に向けて、おすすめの留学ローンを3つご紹介します。

おすすめローン(1)日本政策金融公庫 教育一般貸付(国の教育ローン)

日本政府の出資政策金融機関「日本公庫」が提供する、教育費として利用できるローンです。日本学生支援機構の奨学金とも併用でき、さまざまな学校や幅広い用途で利用ができます。金利も固定されており、長期的な返済が可能です。

おすすめポイント

  • ・国の制度のため、安心感がある
  • ・年1.95%の固定金利で民間の留学ローンより低い傾向(2023年5月15日時点)
  • ・申請のキャンセルはいつでも可能
  • ・母子家庭・父子家庭の場合は金利の優遇制度あり

借り入れ条件

借り入れ条件は、世帯年収と子どもの人数によって異なります。

また申し込み時期に制限はなく、1年中いつでも申請が可能です。ただし学生の合格発表時期と申請が重なってしまうと、手続きに遅れが出てしまうことも考えられます。

申し込み時期の目安としては、留学資金が必要となる2〜3か月前までに申請をしておくと良いでしょう。詳しくは下記のサイトをご確認ください。
日本政策金融公庫「利用条件」

限度額と金利

  • ・限度額:350万円 (一定の条件付きの海外留学資金の場合は最高450万円)(2023年5月15日時点)
  • ・固定金利:年1.95%最長18年の長期返済(2023年5月15日時点)

サイト

日本政策金融公庫 「教育一般貸付」

おすすめローン(2)日本学生支援機構 第2種奨学金(海外)

日本学生支援機構(JASSO)は、経済的な理由から修学が難しい学生に、学資の給付または貸与を行っています。

こちらの第2種奨学金は、海外留学の際に利用できる貸与型の奨学金です。海外の大学・大学院への留学で利用できます。

おすすめポイント

  • ・奨学金の種類が豊富
  • ・条件によっては給付型の奨学金もあり(その場合は違う種類の奨学金になります)

借り入れ条件

海外の大学・大学院にて学位を取得するのが目的であることが、借り入れの条件です。また、語学学校・語学コース(ESLなど)に在籍している、もしくは両者のどちらかが留学先である場合は、奨学金を借りることができません。

加えて、国内の学校を卒業後3年以内(高等専門学校卒で海外の大学院へ留学予定の場合は、卒業後5年以内)であることや、申請の翌年に海外の大学・大学院に入学見込みであることも借り入れの条件です。

より詳しい内容は、下記の資料に記載されています。
独立行政法人日本学生支援機構 「第二種奨学金(海外)【大学】の概要」
独立行政法人日本学生支援機構 「第二種奨学金(海外)【大学院】の概要」

限度額と金利

  • ・海外の大学に進学する場合の貸与限度額:月額2~12万円(1万円刻み)
  • ・海外の大学院に進学する場合の貸与限度額:月額5万・8万・10万・13万・15万円の中から貸与月額を選択
  • ・金利:奨学金の貸与終了時の市場金利に基づいて決定。ただし、年3.0%が上限であり、これを超えることはない。(2023年5月15日時点)

サイト

日本学生支援機構

おすすめローン(3)民間の金融機関が提供する教育ローン

銀行など民間の金融機関でも教育ローンを提供しています。

借り入れ条件や金利などはそれぞれの金融機関によって異なるため、事前に確認してから申し込むようにしましょう。

おすすめポイント

  • ・審査が公的機関の留学ローンや奨学金よりも通りやすい
  • ・団体信用生命保険制度が付帯している商品も多い
  • ・金融機関によってサービスや限度額・金利などが異なるため自分に合った留学ローンを選べる

借り入れ条件

金融機関によって異なるため、自身が利用する金融機関でご確認ください。

限度額と金利

  • ・限度額:金融機関によって異なる
  • ・金利:金融機関によるが、3.5%〜5%が相場(2023年5月15日時点)

サイト

教育ローンを提供しているおすすめの金融機関を3つご紹介します。どの機関も大手で保証人が不要なため、申請へのハードルが低いです。

社会人が留学ローンの返済を計画的に進めるためには?

留学ローンは返済をしなくてはなりません。そのため借り入れの際には、返済についてもしっかりしたプランニングが必要です。

ここからは社会人が留学ローンの返済を滞りなく行うために押さえておきたいポイントについて、ご紹介します。

渡航中に英語や留学を証明する資格を取得する

返済を滞りなく進めるためには、安定した十分な収入が必要です。十分な収入を得るために、留学後はより条件の良い仕事への転職、もしくは現職でのキャリアアップを視野に入れる方も多いかと思います。

転職やキャリアアップの際、採用・人事担当者が能力の目安として見る内容のひとつが、英語のスコアです。下記表のいずれかの英語スコアを所持していれば、転職やキャリアアップが有利になります。

テスト名 キャリアアップに求められるスコア
TOEIC 780点以上
英検 準1級以上
TOEFL 78点以上
IELTS スコア6.0以上

日本での就職を目指すなら国内での認知度が高いTOEICや英検を、海外での就職を検討している方はIELTSやTOEFLのスコア獲得がおすすめです。

帰国前から仕事探しを始める

留学ローンを返済するにあたって、留学後の無職期間はなるべく短いほうが良いでしょう。

帰国前から仕事を探すことで、帰国後すぐに仕事に就けます。海外にいながら日本企業の就職活動をするのは難しいように感じるかもしれません。

しかし近年ではオンラインでの説明会や面接が増えています。また、海外で就活イベントを行う日本企業も少なくありません。

留学における再就職へのコツについて、下記の記事で詳しく解説をしています。帰国後の就職に不安を抱く方は、ぜひ参考にしてください。

仕事辞めて海外留学しても大丈夫?成功のコツはキャリアや再就職への不安と対策を知っておくこと

2〜3ヶ月分の返済額は手元に残しておく

民間の留学ローンの多くが、借り入れの翌月から返済がスタートします。そのため留学ローンを利用した方の中には、渡航後すぐに生活が苦しくなってしまう例も少なくありません。

現地の生活に慣れる前に、生活費について悩むのは避けたいものです。また、ローンの返済期間が始まって早々に資金繰りが滞ってしまえば、今後の返済計画にも不安がつきまといます。

留学と返済計画におけるより良いスタートをきるために、2〜3か月分の返済額と生活費に困らないくらい費用には余裕を持って留学することをおすすめします。

また、滞在国で労働が許されるビザを所持していれば、現地で仕事をしながら学校に通うこともできます。資金計画に不安が残る方は、学生とアルバイトの両立も検討してみましょう。

まとめ

今回の記事では、社会人のための留学ローンについてご紹介しました。

留学ローンを利用する際のメリットは以下の通りです。

  • 1. お金がなくても留学ができる
  • 2. 留学中に急にお金が必要になっても対応ができる
  • 3. 学力を問われない

留学時に高額な費用の準備方法は、多くの方が直面する悩みだと思います。しかし資金の準備さえできれば、思い描いた留学生活に一歩近づけます。

留学ローンはもちろん、奨学金や貯金を貯めることなど、さまざまな資金の調達方法について検討しておきましょう。奨学金の情報については、下記の記事でも詳しく解説しているため、ぜひチェックしてみてください。

留学に使える奨学金まとめ!”あなたに合った”がきっと見つかる

留学資金を用意して、社会人のキャリアアップのための留学を実現しましょう。

あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ


語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

  • 「そもそもどんな留学体験ができるんだろう?」
  • 「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」
  • 「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう?」
  • 自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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    この記事を書いた人

    Mina

    暇さえあれば、海外旅行に行く東京OL。幼少期に観ていた海外ドラマ『フルハウス』をきっかけに海外好きに。これまでに約20カ国を旅しました。東南アジアが好きです。大学時代は、オーストラリアとフィリピンへ短期留学、カナダにワーホリへ。現在は、新卒で入社した会社でマーケティングを担当しています。

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