留学先として日本人に人気の国、オーストラリア。2024年1~3月期には8,000人を超える日本人が学生ビザを取得しオーストラリアに留学しています(※1)。ワーキングホリデーの渡航先としても人気が高いですが、いざ留学を考えたとき、どの街に行くべきかと悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、今回の記事ではオーストラリア留学に人気の街のひとつ、パースについてご紹介していきます。街の様子や留学先としての魅力などに触れていくので、ぜひ留学先を決める際の参考にしてみてください。
[目次]
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パースは本土面積の3分の1を占める西オーストラリア州の州都です。州の人口の4分の3がパースに集まっており、その規模はオーストラリア国内で4番目を誇ります(※2)。街中にはショッピングセンターや飲食店が並び賑やかな雰囲気がある一方、少し街を離れれば自然豊かな景色もあり、オーストラリアのいろいろな側面が楽しめる都市です。
パースはスワン川の河口沿いに位置しており、気候は地中海性気候に属しています。夏は気温が上がりますが、乾燥しているためカラッとした暑さです。冬は晴れる日は少ないものの、厳しい寒さになることもあまりありません(※3)。
日本とパースの時差は日本が1時間進んでいます。サマータイムの実施がないため、1年を通して時差は変わりません。
まずは留学先として見たときのパースの魅力についてご紹介していきます。観光地として人気のパースですが、現地に長期滞在するとなるとまた違った魅力があります。特に、留学生には下記の3点が人気です。
Economist Intelligenceが2023年に発表した「世界の住みやすい都市ランキング」において、パースは12位にランクイン(※4)。このランキングは世界中の170を超える街を、安定性、医療サポート、教育、文化と環境、そしてインフラの5つの観点から評価し総合的に順位を決めています(※5)。
また、オーストラリアは「世界平和指数」ランキングでは19位です(※6)。日本は17位ですので、日本と同程度の治安の良さが期待できるといえるのではないでしょうか。この治安の良さ、住みやすさは、長期滞在をすることを考えたら大きな魅力でしょう。
オーストラリアは多民族国家です。ひとつの国の中にさまざまな民族や文化、慣習があり、互いに尊重しあって共生しています。それはパースも例外ではなく、多種多様な人に出会うことができるでしょう。
そんなオーストラリアに暮らす人々は、基本的に「easygoing」。つまり大らかでのんびりとした人が多いです。古くから移民を受け入れてきた歴史があり、他者を受け入れよう、理解しようという姿勢を見せてくれます。
留学生に対してもフレンドリーな人が多く、拙い英語でも理解しようと歩み寄ってくれます。英語にまだ自信がない人にとっては、このオーストラリア人の優しさはとても心強いでしょう。
オーストラリア第4の都市であるパースは、大都市としての十分なインフラが整っています。街には電車やバスが通っており、移動もスムーズにできます。中心部には大きなショッピングセンターがあり、買い物をする場所にも困りません。語学学校も複数あって自分の希望に合わせて選ぶことができますよ。
一方で、豊かな自然を享受できるのもパースの特徴です。海沿いに街があるためビーチまで歩いていくことができ、夏にはサーフィンや海水浴といったアクティビティが気軽に楽しめます。
街中には公園や植物園があり、自然を感じながら日常生活が送れます。都会と田舎の良いところをバランスよくミックスした雰囲気はパースならではです。
続いて、パースで経験できる留学の種類を確認していきましょう。他の都市と同じように、パースではいろいろな方法で留学体験が可能です。下記の選択肢の中から、自分の目的や予算に合わせて選ぶようにしましょう。
英語力向上を目指して留学をする人には、語学留学がおすすめです。現地の語学学校へ入学し、他の生徒と一緒に英語のレッスンを受けていきます。クラスはレベル別に分けられているので、自分と同じくらいのクラスメイトと切磋琢磨しながら英語をブラッシュアップしていけますよ。
パースには中心部だけでも10を超える語学学校があり、日本人比率は10~15%程度の学校が多いです(※7)。一般英語コース、ビジネス英語コースに加えて大学準備コースやIELTSなどの英語資格対策コースが主に提供されています。留学期間は1~2週間程度の短期留学から、3カ月を超える長期留学も可能です。
大学へ留学する場合、正規留学と交換留学などの短期留学の2つの方法があります。正規留学は入学から卒業まで現地の大学に通うのに対し、短期留学の場合は1学期間だけ、夏休みの間だけ、など決められた期間のみ現地の学校へ通う方法です。
オーストラリアの大学にはカレッジが併設されていることが多いので、短期留学者向けの英語コースを受講することが可能です。また、夏休みを利用したサマースクールに通うという手もあります。
なお、正規留学の場合には現地の学生や他の留学生と同じように授業を受けるので、入学時にIELTS6.5に相当に相当する高い英語力が必要です。
高校生の場合も、現地の高校への交換留学と正規留学とが選べます。交換留学の場合は自分の通っている高校の提携校に留学することになるので、ある程度選択肢は絞られます。一方、正規留学の場合は自分で通う学校を選べるので、幅広い選択肢の中から自分に合ったものを探すことが可能です。
また、語学学校の提供しているサマースクールに参加するのも方法のひとつです。2~4週間程度の短期プログラムの中で、英語学習のほか現地の人との文化交流などさまざまな角度から知見を深めていきます。
ワーキングホリデーとは青少年の異文化交流を目的に作られた制度です。現地滞在中の生活費や旅行費をまかなうために一定の条件下で現地での就労が認められており、英語を学ぶ以上にさまざまな経験が積めます。オーストラリアの場合はビザを発給しているのは18~30歳までで、12カ月間の滞在ができます(※8)。
ワーキングホリデービザは就労だけでなく就学も可能です。最長4カ月まで語学学校に通うことができるので、英語力アップを目指す人にもおすすめです(※9)。オーストラリアのワーホリについてより詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひご参照ください。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説
留学するとなると、どれくらいの費用が必要なのかと気になる人は多いでしょう。ここでは、パース留学のおおよその費用についてお伝えしていきます。1カ月間の語学留学をするとして、必要な費用は下記の通りです。
1カ月の語学留学には、最低でも54.8万円は必要です。内訳を詳しく見ていきましょう。
語学学校に1カ月間通うとなると、学費は25万円ほど必要です。内訳は授業料が15.6万円、その他費用が9.4万円です。その他費用の中には教材費や施設利用費などが含まれます。
滞在費は滞在方法によって大きく変わります。語学学校へ通う場合には1日2食つきのホームステイを選ぶ人が多いですが、その場合には1カ月で約14.7万円が目安です。
オーストラリアへ行くにはビザの申請、航空券の購入、そして海外旅行保険の加入が必要です。すべて合わせるとおおよそ9.2万円かかります。
ビザは3カ月間未満の滞在であれば必要なく、「ETAS」と呼ばれる電子渡航認証で入国が可能。申請費は約2,000円です。
航空券に関しては渡航時期と購入するタイミングによって大きく変わります。LCCを使って安く抑えれば最安で9万円ほどで渡航も可能なので、航空券比較サイトなどを活用して安いチケットを探してみてください。
ホームステイの場合、朝晩の食事はつくことが多いですが、ランチは自分で準備する必要があります。仮にランチを毎日外食で済まそうとしたら、ファストフードでも1カ月4.5万円はかかります。費用を抑えたい場合には、なるべく自炊をした方がいいでしょう。
1カ月の語学留学の場合、海外旅行保険の加入は義務ではないので加入しなくても渡航自体は可能です。ただし、現地で病気やケガをして病院に行くことになった場合、無保険だと費用負担が非常に高額になります。そのため万が一のことを考え、加入しておくことをおすすめします。1カ月の海外旅行保険の保険料は1.4万円ほどが目安です。
ここで触れた費用以外にも、友人と遊んだり買い物をしたりといった費用や、スマートフォンの通信費などもかかります。それらを含めると、1カ月の語学留学には60万円近く必要になってきます。なお、さらに費用の詳細を知りたい方は下記ページをご参照ください。
【2024年版】期間別オーストラリア語学留学の費用まとめ
オーストラリアの都市の中でも規模が大きいパースには、語学学校が複数あります。せっかく留学するのだから、きちんと英語力がアップできる学校を選びたいですが、どの学校が自分に合っているかはなかなか判断しづらいですよね。その場合にはぜひスクールウィズの無料相談をご活用ください。
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「LINE相談ってどんなことをするの?」「カウンセリングはどんな感じ?」と不安な方はぜひ下記の体験談も合わせてご参照ください。
【体験談】スクールウィズのLINE相談ってどんなことができるの?実際の流れやできることなどをまとめてみた!
最後に、パース留学でよくある質問とその回答をご紹介していきます。もし、悩みや不安が解消されない場合には上記でご紹介した無料相談を活用し、カウンセラーに質問をぶつけてみてくださいね。
語学学校を選ぶときには、まずはカリキュラムに注目しましょう。自分が必要なスキルが磨けるコースがあるのか、それをしっかり見極めます。また、学費も大きなポイントです。学校によってかかる費用には若干の差がありますので、自分の予算内に収まるかどうか確認する必要があります。
日本人の割合が気になる人もいるでしょう。「なるべく日本語を話したくない!」という人はぜひ日本人の割合が少ない学校を探してみてください。スクールウィズのカウンセリングでは、生徒の国籍比率などの細かい情報もお伝えしています。気になる方はぜひLINE相談から質問を送ってみてくださいね。
2024年6月時点では、日本からパースへは残念ながら直行便がありません。オーストラリア国内で乗り継ぎをするか、シンガポールなど近隣の国経由でパースへ行くしかないので、その点ではデメリットといえます。
また、国内でもメルボルンやシドニーといった各都市から離れているため、オーストラリア国内をあちこち観光したい場合には交通費が高くなりがちです。また、オーストラリアは車社会であり、車がないと移動が何かと不便です。バスや電車もありますが、日本のクオリティに慣れてしまっていると少し驚くこともあります。
メルボルンもオーストラリアの中で留学先として非常に人気の街のひとつです。オーストラリア1、2を争う大都市であり、特に中心部は非常に発展しています。
都市部のスピーディーな暮らしが性に合っているという人はメルボルンの方が馴染みやすいかもしれません。一方でビーチへ行ったり、ハイキングをしたりといったアクティビティをするには街から1時間ほど離れる必要があります。
アウトドアライフを楽しみたい場合には、海や山がすぐ近くにあるパースの方が向いていると言えるでしょう。
先述の通り、オーストラリアは「世界平和指数」で19位にランクインしています。日本と比べても遜色がないほど治安が良く、パースも例外ではありません。とはいえ、犯罪がゼロというわけではありません。特に観光客が多いエリアではひったくりや置き引き、スリといった被害が報告されています。
そのため、自分で自分の身を守るための意識と行動は必要です。例えば夜ひとりで出歩かない、貴重品はカバンの奥に入れておく、などといった最低限の防犯対策はしましょう。パースの治安については下記の記事で詳しく解説しています。
パースの治安は大丈夫?現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介
今回の記事では、パース留学の魅力についてさまざまな角度から解説してきました。都市としての基本的な機能は持ちつつ、豊かな自然を楽しめるパースなら、オーストラリアらしい体験がいろいろとできるでしょう。
また、暮らしやすく治安も安定しているので、安心して学業に集中できるはずです。語学留学や大学留学など選択肢もいろいろとあるので、自分の目的や目標に合わせてさまざまな留学プランが立てられます。どんな留学にしようかと悩んでいる場合には、ぜひ一度スクールウィズの無料相談に相談してみてくださいね。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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※1...Australian Government Department of Education「International student numbers by country, by state and territory」(参照日:2024-06-13)
※2...Britannica「Perth, Western Australia, Australia」(参照日:2024-06-13)
※3...Curtin University「Weather in Perth」(参照日:2024-06-13)
※4...OzTREKK「Australia holds strong in 2023 Most Livable cities ranking」(参照日:2024-06-13)
※5...Economist Intelligence「Global Liveability Index 2023」(参照日:2024-06-13)
※6...Vision of Humanity「Global Peace Index」(参照日:2024-06-13)
※7...Schoolwith「パースの語学学校一覧」(参照日:2024-06-13)
※8...一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会「【2024年版】オーストラリア」(参照日:2024-06-13)
※9...Australian Government Home and Affairs「Working Holiday visa」(参照日:2024-06-13)
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