キャリアやスキル向上を目指して留学を考えているものの、「失敗しないか不安」「仕事を辞めて留学して後悔することもあるかも」というのは社会人特有の悩みではないでしょうか。
退職してまで留学するなら、後悔のない留学生活にしたいですよね。
そこで今回は、社会人留学の失敗事例や失敗しないためのポイントを紹介します。留学したいけれど仕事を辞めるのは不安という人はぜひ参考にしてみてください。
すでに留学を決めている場合、留学カウンセラーが渡航先の国や都市、語学学校などの相談に乗ることも可能です。留学先選びに悩んでいる人は、こちらのLINE相談もご活用くださいね。
監修者
留学カウンセラー:津田 圭吾
高校1年時にフィリピンはセブ島で短期研修に参加。憧れだった海外で英語を勉強し、外国語学習や異国の文化に触れる面白さに取り憑かれる。大学ではスペイン語を専攻しメキシコへ10ヶ月の長期留学や一人旅で10カ国ほど訪れた。現在はフィリピンを中心に留学カウンセラーとして留学のプランニング/サポートに従事。
[目次]
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失敗しないよう対策をするには、そもそも社会人の留学にどんな失敗があるのか、事例や傾向を知ることが重要です。そこでまずは、社会人留学でよくある失敗例をいくつか紹介します。
留学の目的は、ほとんどの人が英語力アップだと思います。そのためには現地で英語を積極的に使うのが非常に重要ですが、留学中に「英語をほとんど使わなかった」という人も少なくありません。
その理由は例えば次の通りです。
英語力は拙くても話すから伸びることも多いです。また日本語ばかり話していたことで海外にいる感覚も薄く、勉強に身が入らなかったというケースもあります。
社会人の留学であれば、帰国後の転職活動を見据えてビジネスレベルの英語力を身に付けるのがおすすめです。業界・職種にもよりますが、ビジネスレベルの英語力はTOEIC700~800点ほどを指し、留学中にそれくらい伸ばしておくと安心です。
ただし、英語力はすぐに身に付くものではありません。英語力ゼロの状態からビジネスシーンでも対応できるレベルを身に付けるには、短くても半年はかかるといわれています。
先ほどの失敗例と関係しますが、英語力を伸ばしたいのに現地であまり英語を使わない、勉強しないとビジネスレベルの英語力が身に付かず、留学した意味があまりないという状態になってしまいます。
一般的に、退職してから次の転職までの期間はできる限り短い方が良いと言われていますよね。仕事を辞めて留学する場合、そのブランクが不安で1カ月など短期留学で計画する社会人もいます。
しかし前述の通り、英語力は1カ月程度の留学ではあまり伸びません。ブランクを気にしすぎて短期間しか留学しなかったために、仕事で使えるレベルの英語力に到達せず、転職活動で苦労するケースもあります。
もちろんリフレッシュ目的であれば、短期留学でも問題ありません。ただ「英語力を伸ばしたい」「英語を使う仕事に就きたい」という気持ちから留学を考えたのであれば半年ほど、または短くても数カ月は留学するほうが英語力は伸ばしやすいです。
仕事を辞めて留学に踏み切る社会人にとって、帰国後に待ち受けているのが転職活動ですよね。
留学経験があれば仕事探しに困ることはないと思っている人もいるかもしれませんが、社会人の転職活動では、単に留学経験があれば大丈夫という訳ではありません。
社会人の転職活動は新卒採用とは異なり、「希望の仕事をする上で役に立つ経験があるのか」など、これまでの経験やスキルが重視されます。
「英語力や専門知識を習得してキャリアアップしたい」と強い気持ちを持って留学したにもかかわらず、英語力が伸びていなかったら帰国後の転職活動は難航します。
前職の実績があれば採用されることはありますが、キャリアチェンジが目的の場合、希望の職種への転職は叶わないかもしれません。「留学したけれど希望職種で採用されない」「そもそも仕事が見つからない」というのも、社会人留学ならではの失敗です。
留学は期間にかかわらず、一定の資金が必要です。特に長期になるほど100万円以上の予算が必要になります。ただ、とにかく留学したいために資金が不十分でも「節約すれば大丈夫」と、早い出発を優先することもあるでしょう。
物価の安い国を選んだり現地で節約したりすればなんとかなることもありますが、資金ギリギリで留学すると次のような状態になりかねません。
事前に用意する留学資金が十分でないと、海外生活を満足に楽しめない、体調やスケジュールに影響が出ることがあります。
安さを優先すると、学校選びにも影響が出ます。
語学学校の授業料は一週間で受けられるコマ数によって変動します。単純にコマ数を少なくすれば安くはなりますが、それは自分の英語力アップに十分な授業を受けられなくなるということ。
もともと授業料が安い学校もありますが、安すぎると設備が不十分、講師や留学生のやる気がなく、勉強に集中できないといったことも予想されます。
これでは長期で留学しても英語力の伸びは期待できません。資金に余裕がないまま留学を計画すると十分な学習環境を選べず、悪い影響が生まれてしまうのです。
社会人ならではの失敗が、留学先の学校に同世代が少なかったというもの。
学校や時期によっては、大学生や20代前半の比較的若い世代が多いこともあります。あまりリサーチせず決めてしまい、学生の多い時期や学校を選んでしまい、あまり馴染めなかったという声も聞きます。
特に学生の多い時期は旅行も兼ねて留学する人もいるため、授業や寮が騒がしくて勉強に集中できないといったことも起こり得ます。
社会人留学を失敗させないためには、どんなことに気を付けたら良いのでしょうか。まず留学準備で意識すべきことをいくつか紹介します。
留学を成功させるためには、まず留学への明確な目的や目標を整理しましょう。留学する国・都市や期間といったプランは、目的によって変わります。
短期間しか留学できないけれど英語力を伸ばしたい場合は、スパルタ校の多いフィリピン留学がおすすめ。また、英語力を伸ばしてから働いてみたい人はワーキングホリデーのあるオーストラリアやニュージーランドがおすすめです。
目的・目標がないと自分に合わないプランを選んでしまい、英語力が伸びないといった事態になりかねません。
また留学生活では、英語を話すことに疲れてしまったり外に出るのが億劫になってしまったりする瞬間もあります。心がくじけそうになったとき、「自分はこのために留学に来たんだ」と目的・目標を思い出せば「もう少し頑張ってみよう」と思えることがあります。
なんとなく計画する留学はなんとなくで終わってしまいがち。しっかりとした目的・目標があれば、行動的な生活を送れるはずです。
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英語力アップには半年の留学がおすすめですが、半年も仕事をしないことに不安が残る人もいるのではないでしょうか。その場合は留学までに日本で英語力を高めれば、留学期間を短くすることも可能です。
社会人の留学ではビジネスレベルの英語力を習得できるのがベスト。その土台となる一般英語を日本で習得しておくイメージです。
例えば日本で一般英語を3カ月かけて勉強すれば、現地ではビジネス英語やTOEICのスコアアップなど転職に活きる勉強に時間を割ける上に、留学期間を3カ月と短くできます。ブランクが不安な人は、日本での事前学習とうまく組み合わせましょう。
事前学習は個人でも可能ですが、プロのサポートを受けると安心。その一環としてスクールウィズでは事前学習のサポート「プレ留学」を提供しています。詳しくはこちらをご参照ください。
プレ留学
30代以上の社会人であれば、同世代の多い語学学校を選ぶと安心です。国によっては「社会人限定」「30歳以上限定」の学校・コースもあるため、年齢・属性の制限のあるところを選べば馴染みやすいです。
もしくは、学生の多い時期以外に留学するのもおすすめ。7〜8月の夏休みと2〜3月の春休みは学生から人気の時期のため、避けましょう。
30歳以上の留学についてはこちらでも解説しています。
30歳からの留学は遅くない!リットやデメリット、帰国後の就職事情、おすすめの国などをまとめて解説
留学期間はできるだけ長いに越したことはありませんが、長くなればなるほど費用も増えます。資金に不安が残る場合、留学期間は目指したい英語力に加え、予算をもとに決めるのがおすすめです。
基本的に3カ月以上の留学がおすすめですが、欧米圏であれば3カ月の留学では160〜250万円の費用が必要になります。これくらいの資金があれば3カ月の留学を、足りなければ貯金してから留学するか、期間を2カ月など短くしましょう。
もしくは予算が少ないなら、仕事を辞めずに1週間〜1カ月の留学にしておくのもおすすめ。1週間であれば30〜50万円で留学できることもあります。
現在の予算をもとに、現実的なプランを考えると無理することなく計画できるでしょう。
留学は目的・目標によってプランが変わる上に、個人によってベストなプランが異なり、一概にこれが良いと断言するのは難しいです。
また情報も膨大で、自分で調べながら国や学校を決めるのはなかなか大変。特に社会人は現職との兼ね合いや転職活動も考えなければならず、失敗もできない分不安が大きくなりやすいです。
そのような場合は留学エージェントに相談するのも一つの手段です。留学エージェントでは無料相談を受け付けており、あなたの希望や不安を聞きながら、おすすめのプランを提案してくれます。
例えば先ほどの予算についても「現在の予算だと欧米圏では2カ月しか留学できないけれど、フィリピンなら3カ月まで留学できる」など、現在の予算でより長く留学できるプランがわかることもあります。
しかしこのような臨機応変な選択は留学経験がある、または留学に詳しくないとなかなか知り得ないのではないでしょうか。このような個人に合わせたプランも提案できるのが留学エージェントの魅力です。
スクールウィズでもプロの留学カウンセラーによる相談を受け付けています。相談はLINEから。仕事の合間でもチャットで気軽にやり取りできます。
少しでも悩んだら、一度相談してみてくださいね。いま悩んでいることが、案外簡単に解決できるかもしれません。
社会人の留学で失敗を防ぐには、帰国後のキャリア設計も重要です。ここでは代表的なポイントを紹介します。
何度かお伝えしている通り、仕事を辞めて留学するのであれば、次の転職活動で活きる英語力を留学中に身に付けることが必須です。目安はビジネスレベルで、TOEICなら700〜800点程度。現地でそれくらいのレベルを習得できるよう、学習プランを組みましょう。
自分がどれくらいのレベルを目指せば良いのか、どれくらいの留学期間が必要か悩んだときは、こちらの留学計画早見表も参考にしてみてください。
ブランクをできるだけ短くしたければ、留学が終わる少し前から転職活動を始めておきましょう。イメージとしては、帰国後すぐに書類選考や面接に応募できるよう、履歴書の作成や応募先探し、業界・企業研究を留学中に進めておくなどです。
最近はオンラインで面談できる転職エージェントや企業もあるため、海外から面談を受けられることもあります。留学中でもできることは、少しでも進めておきましょう。
どうしても退職して留学するのが不安であれば、現職を辞めずに留学する方法もあります。
例えば1〜2週間の短期留学であれば、長期休暇や有給休暇を使って会社に在籍したまま留学することが可能です。大きな英語力の伸びは期待できませんが、一度留学を経験し、イメージを掴むことはできます。
またフィリピンなど近い国を選べば時差ボケの不安もなく、帰国後すぐに仕事に復帰できます。どうしても不安な場合は、まずは短期での留学を考えてみましょう。
1週間のプチ留学についてはこちらで解説しています。
プチ留学とは?1週間からのプチ留学をするメリットや注意点まとめ
おすすめなのはフィリピン留学。フィリピンの魅力や語学学校はこちらを参考にしてみてください。
フィリピン留学
社会人の留学は不安も大きいですが、得られるものもたくさんあります。そこで最後に、社会人になってから留学した人の体験談を紹介します。留学するかどうかの参考になれば幸いです。
Miyasamaさんは2年半勤めていたクリエイティブ制作会社を退職し、アイルランドで6週間の語学留学をしました。留学した理由は「30歳になる前に自分について見直したかったから」。また、以前から海外生活に興味があったことも理由だそうです。
Miyasamaさんは留学後、IT企業への転職に成功。パソコンのセットアップや情報セキュリティに関する資料の英訳を担当しており、留学で身に付いた英語力をアピールしたことが採用された理由の一つだったそうです。
現地での英語学習や帰国後のTOEIC試験の準備など、転職にかかわる英語力アップの努力については、こちらの記事で語られています。
1ヶ月半のアイルランド留学総括!帰国後の就職活動とその後の顛末 | #ダンレアリー留学記 9
次に紹介する長谷部さんは、新卒から勤めた広告代理店を退職し、カナダでのワーキングホリデーを経験しました。学生時代に留学したかったものの、学業やサークル活動の忙しさで実現できずに就職。しかしいつか退職して留学しようと考えていたこと、仕事に違和感を持ち始めたことなどから、退職して留学を決意しました。
ワーキングホリデーを選んだのは長期ゆえに英語力アップと仕事の両方を体験できることに魅力を感じたから。一年カナダに滞在しましたが、現地での友人との出会いなどからネガティブなイメージのあった転職がポジティブなイメージに変わるなど、良い影響があったそうです。
長谷部さんはその後フランスでもワーキングホリデーを経験し、現在はフリーランスとして働くなど、留学を通して新たな価値観や働き方を手に入れました。
長谷部さんのワーキングホリデー体験談はこちらからお読みください。
留学で働き方や生き方の多様性を知り、未経験から半農半フリーランスに。新しい道を切り開くことができた理由とは
社会人の留学は帰国後に仕事が見つからないかも、留学して英語力が伸びなかったらどうしようなど、不安がつきものです。
ただその一方で、留学でキャリアップやキャリアップチェンジに成功し、留学して良かったと感じている社会人もたくさんいます。
留学を失敗させないためは、事前準備や目的意識が大切。悔いの残らない留学にするためにも、今回紹介したポイントを意識して計画を立ててみてください。
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いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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