1年間の留学の効果はどのくらい？英語力の変化や失敗しない方法も解説

こんにちは、カナダに1年間留学をしていたKanakoです。

留学を考えるとどれくらい英語力がアップするのかや、その他にはどのような効果があるのか気になりますよね。

効果は人それぞれなんて言われることも多いかもしれませんが、大体でもいいから把握したいものです。

ということで今回は、交換留学に実際に行っていた私が、自分の実体験も元に、どれくらい英語力が上がるのか、その他にどのような効果があるのかということを具体的にご紹介して行きます。

これから留学に行く方はぜひ参考にしてみてくださいね。

1年間の留学での効果はどのくらい？英語力の変化を4技能別に解説！

それではまず、英語の４技能がどのように変化するのかご紹介して行きます。だいたい英検2級、TOEIC650点前後の方の場合を想定しています。

個人差はありますが、これくらいのレベルからの場合、英語がブラッシュアップされ、ワンランク上の英語が身につくイメージです。

スピーキング

スピーキング力は、かなりアップすると考えられます。

もちろんこれは個人差によりますが、人と話すことが好きな人ならアウトプットの場も多く、飛躍的に伸びることもあります。

日本ではどうしてもインプットがメインの英語学習になるので、アウトプットの機会が少ないです。

しかし、留学では常にアウトプットの場になるため、自ら発言する機会が増え、スピーキング力は自然と身につくでしょう。

リーディング

リーディング力は、現地での授業のスタイルによるかと思います。

例えば、リーディングを毎週宿題として課されるような授業を取っていれば、気づかぬうちに自然と活字になれ、速読できるようになります。

一方でリーディングをあまり課されないような授業が多い場合、自ら取り組まないとなかなかリーディング力は付きません。

日本にいるよりは英語を読むという機会が日常的にあるので、全くリーディング力が伸びないということはありませんが、ある程度触れる機会を多くしないと飛躍的に伸ばすといったことは難しいでしょう。

ライティング

ライティング力もリーディング力同様、どれだけ触れる機会を多く作れるかによって成長のスピードは異なります。

ライティング力を伸ばしたいのであれば、エッセイライティングなどが課される授業がおすすめです。

その中でも英語の授業がおすすめです。英語の授業では、普段の話し言葉や書き言葉ではなく、文学的面から英語に触れる機会があります。

私は留学中の英語の授業でシェイクスピアの作品を古英語で読む機会がありました。

かなり苦労しましたが、英語という言語の背景を知ることができ、ライティングの時もその背景について考えながら書けるようになりました。

リスニング

リスニングは、かなり伸びるでしょう。というのも、留学に行けば英語の世界の中にどっぷりです。

夢を英語でみるようになるまで、英語が日常になります。常に英語を耳にしているので、自然と伸びます。

また、ただリスニング力が伸びるのではなく、さまざまなアクセントのある英語を聞き取れるようになるでしょう。

世界の多くの国は多民族国家であり、同じ地域に住んでいる人でも話す英語のアクセントはさまざまです。

ですから、ちょっとアクセントが強めの英語でも簡単に理解できるようになるでしょう。

1年間の留学で得られた英語力以外の効果は？

ここからは、英語力以外に留学で得られることを5つご紹介していきます。

効果（1）自立できる

まず1つ目にご紹介する効果は、自立できるということです。

特に若い時期（高校時代など）に海外へ留学に行くと、親元から離れて生活をするため、なんでも自分でやらなくてはなりません。

また、誰も知らないという状況で海外に出て、1から自分の生活を作らなくてはならないので、自身の生活についても考えます。

自立するために留学へ行く方は少ないと思いますが、異国の地へ1人で行って、生活することで自立しなくてはならない環境が作り出されるのです。

効果（2）家族の大切さを知る

次にご紹介するのは家族の大切さを知るということです。

私は、もともと家族が嫌いだったなどという家族とのマイナスな関係はありませんでしたが、留学に行ってこれを思い知りました。

当時高校生だった私は、母に注意されることなどが嫌で仕方なく、喧嘩することもありました。

しかし、留学に行って母に言いたいことを言い、喧嘩ができることがどんなに幸せなのかということを知りました。

ホストファミリーと生活をしているとどうしても、言いたいことがあっても言えないというシーンがあります。その時はやはりストレスがたまります。

私にとって、家族の大切さを知ったことが留学での1番の収穫だった言っても過言ではありません。

効果（3）メンタル面で成長できる

留学は向かい風の中を歩いているような気分になることがよくあります。何もかもが自分の敵に思え、どうしたらいいかわからなくなってしまうのです。

しかし、留学中は何も言わずにそっと手をさせ伸ばしてくれるような人はなかなかいません。

その状況を打破したかったら、自分でどうにかするしかないのです。

このメンタルがやられてしまいそうな状況に立ち向かわなければ行けないのが留学であり、それによってメンタル面はとても成長します。

留学が辛いことばかりのように感じるかもしれませんが、辛い状況は成長のチャンスです。留学は辛いこともあったほうが、楽しいだけではない、充実したものになりますよ。

効果（4）日本という国をより知ることができる

留学中は、日本を海外から見ることができます。要するに日本を客観視することができるのです。

すると、日本の良さを改めて知ることができたり、逆にいいと思っていたところが実はそこまででもないことを知れたりと日本の新たな一面を知ることができます。

私は、留学に行く前まであまり日本人の周りに合わせるみたいな国民性が好きではありませんでした。

しかし、留学に行くことで日本を客観視することができたので、足並みを揃えるという国民性が日本人の美徳であるということを理解することができました。

効果（5）自分に自信がつく

先ほどもご紹介しましたが、留学は辛いことが多いです。

しかし、その逆境に立ち向かい、自分で解決をし、1年間の留学生活を無事に終え、日本に帰国したということはその後自分の自信になります。

帰国後ちょっと辛いことがあっても、「自分は留学を成功させることができたから」と自信になるでしょう。

1年間の留学で効果を出すため知っておきたいポイント5つ

それでは、留学で効果をより出すためのポイントをご紹介していきます。

ポイント（1）英語の基礎を作ってから留学へ行く

1つ目は、英語の基礎を作ってから留学に行くことです。

決して、英語力を身につけておくというわけではなく、留学中に英語力をアップさせるためにその土台を作っておくということです。英語力は留学中に身につければいいのです。

基礎がないと、必要最低限のコミュニケーションがなかなか取れなかったり、英語で英語を学習するのが困難な状態だったりということがあります。

そのため、しっかりとした基礎を作ってから留学に行くのが留学の効果をより出すためのポイントとなります。

留学前の英語の準備について詳しくはこちらをご覧ください。
事前の準備が重要！留学前にやっておくべき勉強5選

ポイント（2）事前に留学の目的を明確にする

2つ目は、留学中何がしたいのかや、何のために留学に行くのかなど、留学の目的をしっかりと持っておくことです。

留学中は想像以上に何もすることがないような時間があるため、自分が何をしたいのかはっきりさせておかないとただただ時が流れて行くという状態になってしまうかもしれません。

もちろんゆったりと時間が流れる感じを楽しむ時があってもいいと思いますが、あまりにもその時間が多いと1年という時間の中では少しもったいなかもしれません。

ですから、留学の効果を最大限に出したいのであれば、何をやりたいのか、なぜ留学に行くのかの目的意識はしっかりと考えましょう。

留学の目的についてはこちらも参考にしてみてください。
どうしてみんな留学するの？留学経験者の留学理由や目的とは

ポイント（3）留学中のルールを自分の中であらかじめ決めておく

3つ目は、留学でのルールや目標を決めておくことです。曖昧な形で出発してしまうとあとで後悔することになるかもしれません。

目標をしっかりと決めていく人は多いかもしれませんが、ルールまではっきりと決めていく人はそこまで多くはないのではないでしょうか。

留学では、遊びも勉強も含めてさまざまな経験をする機会があります。しかし、ルールを決めておかないとさまざまな機会に振り回されるかもしれません。

そこで、自分がどのように留学生活を送りたいか、目的にそったルールを自分の中で決めておくことがおすすめです。

ポイント（4）なるべく多くのコミュニティに所属する

4つ目は、多くのコミュティに所属することです。

先ほどもご紹介しましたが、留学中は想像以上に自由時間が多いです。そのため、多くのコミュニティに所属をし、色々なことにチャレンジするのがおすすめです。

数多くのコミュニティに参加するとそれだけ多くの人に出会え、その分友達も増えます。たった1年しかないので、多くのコミュニティに参加することがおすすめです。

中でも通う学校にスポーツ系のクラブがあるのであれば、それが特におすすめです。

というのも、スポーツは英語がそこまでできなくても比較簡単な英語でコミュケーションがとれます。

また、日本人は海外に行くと学生時代の部活などの経験から、スポーツにおいてヒーロー的存在になることが多いので、みんなに知ってもらうチャンスにもなります。

現地のコミュニティについてはこちらも参考にしてみてください。
留学中の英語学習や友達づくりにおすすめ！「Meetup」イベントに参加するメリットと参加方法をレポート

ポイント（5）自分の得意を作っておく

5つ目は、自分の得意を作っておくことです。

先ほど、日本人はスポーツにおいてヒーロー的選手になれることがあるとご紹介しましたが、それが最後にご紹介するポイントに繋がってきます。

最後のポイントは自分の得意を作っておくことです。この得意というのは、プロレベルである必要もありませんし、スポーツでなくても何も問題ありません。

ただ、自分がそれを好きで人よりちょっと得意かもレベルでいいのです。

何か得意があるとそこから友達の輪を広げられたり、みんなにあなた自身のことを認識してもらったりするチャンスとなります。

料理でも、折り紙でも、書道やスポーツ、カメラでも本当になんでもいいので、何か1つあると自分のアピールするポイントとなりますよ。

1年間の留学を失敗しないためには？

続いては、留学を失敗しないためのポイントを5つご紹介します。

ポイント（1）留学の目的を明確にしてから渡航する

長期留学だけのことではありませんが、留学を失敗させないためには必ず留学の目的を明確にしておくことが大切です。というのも、ほとんどの人は留学中に辛い場面に遭遇します。

その時に、留学の目的や目標がないと簡単に逃げ出したくなってしまいます。そうならないためにも、目的意識というのは大切です。

留学の目的がはっきりしていれば、自らさまざまなことに挑戦することができ、より充実した留学生活になるでしょう。

ポイント（2）日本人であるという自覚を忘れない

留学を成功させるためには、日本人であるという自覚を忘れないことも大切です。留学を成功させるためのポイントとしては、「なんで？」となるかもしれませんが、大切なポイントです。

たしかに留学中周りは自分からしたら外国人ばかりで、別に日本人という自覚がなぜ大事なのかわからないかもしれませんが、周りは常にあなたのことを「日本人」としてみています。

そのため、あなたの些細な行動が日本人はこんな人なんだという印象を与えてしまいますし、それは留学生自身の留学生活を良くないでしょう。

ですから、どうしても薄れてしまいがちな日本人という自覚ですが、日本の代表なのだという意識は忘れないようにしましょう。

ポイント（3）とにかく積極的に

留学中はとにかく積極的に行動するのがおすすめです。積極的に行動しないと何をするにも時間がかかってしまいます。

例えば、最初の友達を作るとなった時、自分から声をかけられる人と声をかけてもらうのを待っている人では、友達ができるまでに要する時間が異なります。

早いうちから友達ができれば、より充実した留学生活を送ることができますよ。

ポイント（4）SNSとの付き合い方を考える

留学中SNSとの付き合い方は考える必要があります。確かにSNSは楽しく便利なものですが、楽しいからこそ留学の弊害となる可能性があります。

人と話さなくても楽しめてしまうので、なんとなく1日が終わることも。だからこそ、どれくらいSNSを使うのかや誰とチャットなどをするのかなどをある程度決めておくといいでしょう。

ポイント（5）現地の日本人とばかりいないようにする

せっかく留学に行くのであれば、現地にいる日本人とはある程度距離を置いた方がいいでしょう。

もちろん避ける必要はありませんが、日本人といると周りにも良い印象ではないので、日本人といるときも英語で会話するなど工夫をして付き合おうようにしましょう。

1年間と長期の留学先に選ぶならこの国！おすすめ3選

それでは最後に長期留学におすすめ留学先をご紹介します。

おすすめの国（1）オーストラリア

次のおすすめはオーストラリア。オーストラリアは自然が豊かでゆったりと時間が流れるような国です。自然が好きな方に特におすすめな国です。

私はオーストラリアに旅行に行った際、都市と自然が融合した感じに心惹かれ、留学をしたら楽しいんだろうなと思いました。

ゆったりと時間が流れる中、しっかりと英語を勉強したいという方におすすめの留学先です。

オーストラリア語学留学について詳しくはこちらをご覧ください

おすすめの国（2）カナダ

カナダを留学先としておすすめするポイントは、とにかく英語の訛りが少ないことです。

寒さがちょっと厳しい国ですが、その寒さと雪も楽しめる人であればおすすめです。冬が寒い分夏はとても気持ちよく過ごすことができます。

また、カナダは街と街が離れているので、街がコミュニティとして成立していて、さまざまな世代の人と関わりたい方などにはぴったりな留学先かもしれません。

日本とは全く異なる気候の中で生活できるのはなかなか貴重なので、カナダに留学もいいかもしれませんね。

カナダ語学留学について詳しくはこちらをご覧ください

おすすめの国（3）アメリカ

留学と言ったら、アメリカというイメージが強い方も多いのではないでしょうか。

アメリカは教育水準も高く、将来海外大学に進学したいなどの夢がある人におすすめです。

一度アメリカをみておくことで、将来のためにモチベーションアップにも繋がるはずです。

多国籍文化であるアメリカでは、アメリカの文化以外にもさまざまな文化を知ることができます。

アメリカ語学留学について詳しくはこちらをご覧ください

まとめ

いかがでしたか？本記事では、1年間の留学で得られる効果についてご紹介しました。

英語力アップ以外にも自立できたり、精神面で成長ができたりと多角的に成長することができます。

留学にちょっとでも興味があり、チャンスがあるならば、せっかくなら挑戦してみるのがおすすめですよ。私は見えている世界が180度変わり、留学を機に人生が変わったと言っても過言ではありません。

留学に興味がある方は、ぜひこの記事を参考に留学を検討してみてはいかがでしょうか。

あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう！留学準備では大まかに5つのステップがあります。

1. ステップ1：目星をつける
2. ステップ2：相談する
3. ステップ3：申し込む
4. ステップ4：渡航準備
5. ステップ5：出発！

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

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