皆さんは、海外での入国審査に自信はありますか?私は入国審査が大の苦手で、いつも何を聞かれるのかドキドキ。飛行機の中でいつもそのことばかり考えて、何度も英語での受け答えのシュミレーションをしています。
しかし、事前にどんな流れで何を聞かれるのか準備しておけば、入国審査でスムーズに対応することができるはず。
今回の記事では私が現在滞在しているニュージーランドを例に、留学やワーホリでの入国審査の流れや事前に用意しておくべき書類、また入国審査で役立つ英語フレーズ、通過時のアドバイスも合わせてお伝えいたします!
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入国審査はその国に入国したい人に、入国審査官が入国の許可を出す判断をするところ。英語では「passport control」、「immigration」、略して「イミグレ」と呼ばれることも。
通常は事前に書いた「入国カード」や「(ビザ)査証」をもとにチェックされるので、特に難しいことは尋ねられません。入国目的など簡単な質問をされる場合はあります。また不備や記載に不明瞭な部分がある場合に、それに関して質問されることもあります。
入国が厳しい国では、顔写真撮影や指紋チェックなどそれなりの時間を費やす場合もあります。
入国手続きですることはどの国でも同じで、以下の流れになります、
到着ゲート
↓
入国審査
↓
受託荷物の受け取り
↓
税関
↓
入国
ですので、飛行機から降りたらまっすぐに「入国審査場」に向かって列に並びます。国によっては「Foreigner」、「Non-Resident」、「Visitor」 と書かれていたり、国旗によって区別されているところもあります。
列に並び入国審査官に呼ばれたら、手元にパスポートとビザ・入国カードを準備。サングラスや帽子は外して窓口に向かいましょう。審査で問題なければそのまま預け荷物を受け取りに向かいます。
入国審査で提示する必要があるのは以下の書類です。
・パスポート
・航空チケット
・ビザ(査証)
・入国カード
・英文残高証明
並んでいる間に準備しておくとやりとりもスムーズです。再入国時にも必要になるので、パスポートと一緒に用意しておきましょう。
全ての書類は100円ショップなどで見られるクリアファイルに挟んでおくと、入国審査の際にとても便利です。私はクリアファイルにガイドをつけてわかりやすくしておきました。
タブレットでも全ての書類をスキャンしていましたが、入国審査場で電子端末の操作ができない場合などを予想し、やはり紙ベースでの保存をおすすめします。
それでは一つひとつ確認していきます。
パスポートと航空系は一緒に持っておきましょう!
言うまでもありませんが、パスポートがないと国外に出国することはできません。国によって異なりますが、入国する時点で半年以上の有効期限が残っている必要がある場合が多いです。
またビザ申請をする場合は、こちらも国やビザの種類によって異なりますが、1年と3ヶ月の残存期間が必要など一定の条件があります。
ですので留学やワーホリをする場合は、その後に他の国を訪問したり場合によってはワーホリ・留学期間を延長することなどを踏まえて、パスポートの有効期限が2年以上あると安心です。
まだパスポートを持っていない場合は、申請してから受け取りに1〜2週間かかるため早めに準備が必要です。
こちらも入国審査で必要な飛行機のチケット。これが無いとそもそも搭乗ができません。
余裕があればeチケットも一応コピーをしておきましょう。入国審査のときに、万が一帰りの航空券の提示を求められたときに安心です。
帰りの航空券を持っている場合は提出できるよう準備しておきましょう。帰国用のチケットを持っていないと、最悪の場合入国拒否になることがあります。
帰国日をどうしても決められない場合は、第3カ国へ出国するチケットを仮で抑えておくか、帰国日を決める必要のない搭乗区間のみを指定して購入できるオープンチケットも便利です。
また帰りのチケットを購入できるだけの資金証明(英文残高証明)ができれば、入国できる場合もありますが国によっても異なります。留学やワーホリで行く国ではどこまでの書類が通じるのか、事前に必ず調べておきましょう。
参考記事 ↓↓
ワーホリや留学で渡航するなら、必ずワーキングホリデービザもしくは留学ビザを用意しておきましょう。これがないと入国時にワーキングホリデーや留学での渡航と見なされず、観光ビザになってしまいます。
また現地でアルバイトをする時に提出が義務付けられているので、少し多めにコピーしても良いでしょう。全ページをコピーしておくと安心ですね。
入国カードは機内にいるうちに記入しましょう。
入国カードは飛行機内で配られることが多いです。カードの表に記載する項目は、名前や生年月日、職蟻、パスポート番号、航空チケット情報など。
また裏面に記載されている質問もしっかり読み、記載内容に間違いがないかチェックしましょう。入国カードをしっかり記入しておけば、特に入国審査で質問されずに通過できます。
英語に自信のない方は、キャビンアテンダントさんに「日本語のものはありますか?」と尋ねれば、日本語のものがある場合があります。
留学やワーキングホリデーなど長期で滞在する場合、最低限生活できる資金を保有していることを証明する必要があります。国によっては入国審査時に提示を求められる場合もあるでしょう。
私がニュージーランドでワーホリをしたときには、滞在費用の4,200ドル(約34万円)+ 帰国時の飛行機チケット代1,000ドル(約8万円)」の資金証明が必要でした。
これはビザの発効要件なので、証明できないと入国拒否の可能性もあります。
持っていると一番信頼できる書類が「英文残高証明」。発行までに長くて2週間ほどかかるので、渡航に合わせて発行スケジュールを立てて下さい。
金額は日本円記載で大丈夫。日本で現地銀行口座を開設済みだったり、書類が間に合わない場合は、クレジットカードの明細、オンラインバンクの残高照会など、銀行残高が確認できる書類を持参しましょう。
私の場合は、入国までに日本の銀行で「円送金」の手続きをしました。円送金は日本の銀行から、外国の銀行へ「日本円のまま」送金できるシステム。この送金手続きの際に、「預金払戻請求書・預金口座振替による外国送金受取書」という用紙の控えをもらっておいたので、こちらを資金証明書として提出しました。
私はワーホリ開始前にニュージーランドに銀行口座を持っていなかったので、現地で口座の開設をした時点で口座に振り込む方法を取りました。
以下では、入国審査のときに必須ではないですが、あると便利・安心な書類をご紹介します。
・滞在先の住所が分かる書類(ホテルの支払い明細など)
・学校の入学許可証や学生証
・海外旅行保険の証明書
入国カードを書く際や、入国審査時に滞在先を聞かれた時に用意しておくと便利です。ホームステイ先の家族やお迎えのスタッフに会えなかった場合に備えて、自分でステイ先に行けるような準備をしておきます。
住所だけでなく、電話番号やオーナーの名前など、緊急連絡先として用意しておいた方が良いでしょう。
留学やワーホリで現地の学校に通う場合は、学校の入学許可証や学生証をコピーしておきましょう。入国審査時に英語の勉強が目的と答えると、学校の名前や住所を問われる場合があります。
基本的に入国審査時に提出は義務付けられていませんが、ワーホリビザの申請時に保険加入が義務付けられている国があります。場合によっては提示を求められる可能性はないとは言えません。
海外では医療費だけでなく、窃盗や事件に巻き込まれる、個人で賠償責任をするなど、いざという時に高額な費用を自己負担しないといけない場合があります。クレジットカード付帯の保険もありますが、期間が短く低額のためおすすめではありません。自分にあったワーホリ保険に加入しましょう。学生用保険に加入し、卒業後にワーホリ保険に切り替えられるプランもありますよ。
入国審査の質問には、決まった流れやよく聞かれる項目があります。大きく分けると「滞在の目的、期間、場所」です。
以下では知っていると役立つ英語フレーズをご紹介していきます。流暢な英語でなく短い答えだけでも、入国審査官は理解してくれるのでしっかり答えてください。
質問
「Passport please.」
「Show me your passport please.」
「May I see your passport, please?」
質問
「What's the purpose of your visit?」
「Why are you here?」
「What's the reason of your visit?」
答え方
「Working Holiday」
「Sightseeing」
「Vacation」
ワーホリでの入国で気をつけたいのは、目的はあくまで「観光」であること。お金を稼ぎに来たという表現は誤解を与えるので避けたいものです。
乗り継ぎ(トランジット)での入国の場合は「Just to transit」で大丈夫です。
質問
「How long is your visit?」
「How long will you be staying in this country?」
「When are you going back to Japan?」
答え方
「1year」
「6months」
「I’m going back on 〇〇.」
質問
「Where are you staying?」
「Where are you going?」
「Have you booked any accommodation/Hotel?」
答え方
「At hotel.」
「My friend’s house.」
「I’ve booked an accommodation.」
質問
「How many times have you visited 〇〇?」
「Have you ever been to 〇〇 before?」
「Is this your first time?」
答え方
「Yes, I have.」
「My first time.」
「Second time.」
質問
「Do you have a return ticket?」
「Do you have a round trip ticket?」
「Could I see your return ticket please?」
※ round trip ticket:往復チケットの意味。
答え方
「Yes, here it is.」
「I’m going to get.」
質問
「What is your occupation?」
「What is your Job?」
「What do you do?」
※ occupation:職業の意味。
答え方
「Office worker」
「Writer」
「Student」
就労目的での滞在だと思われないためにも、「無職」と答えるのは控えた方が良いです。
いずれの質問場合も、文頭の「What/When/How long/Why」と「purpose/visa/stay/job/address」などの組み合わせさえ覚えていれば、特に心配することはありません。
入国審査では難しい文を作ったりする必要はなく、大抵の場合は単語の受け答えだけで十分です。簡潔に短く答えましょう。
もし入国審査官の英語が聞き取れなかったり、分からない時はしっかり聞き返すのが大切。「Sorry?」や「Pardon?」など、聴き返すようにして曖昧に答えないようにしましょう。
なんでもYESを言ってしまうこともよくありません。日本人がよくする安易な「うなずき」は、海外では同意しているとみなされるため、注意が必要です。
私の体験談として、ニュージーランドのワーホリ中にアメリカに旅行した帰国時に、入国審査官が間違って「観光ビザ」のスタンプを押してしまったことがありました。すぐに間違いに気がついたので、大ごとになりませんでしたが、確認して間違っていたらその場で訂正してもらう方がいいです。
いかがでしたか?今回は入国審査の流れと必要な書類、英語フレーズなどをご紹介しました。日本のパスポートは世界でも信頼度が高いとされていますが、国によっては入国審査が厳しくなり、詳しく質問されたり検査されることがあります。
ですので出発ギリギリに準備するのではなく、数ヶ月前に予定を立て、必要書類が間に合うように予定を立てましょう。
また私が滞在しているニュージーランドでは、入国よりも検疫の方が厳しく持ち物についてよく聞かれます。必ず自分自身で荷造りをして、持ち物の申請に不備がないようにして下さい。申告に虚偽があった場合は、入国自体を拒否されることもあり得ます。
必ず申告・記載内容を見直し、また入国審査で何か指示されたらその指示に従ってくださいね。それでは楽しい海外ライフを。
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