「海外で働きたい」と考える方は、条件が合うのであれば、現地での定住を前にワーキングホリデーへの応募がおすすめです。ワーキングホリデーとは、定められた期間の間、海外での語学学習と労働が認められている制度のことです。
オーストラリアでは、雇用主1社につき最長6カ月間、季節労働者であれば最大12カ月の労働ができます。オーストラリアは労働環境が良く稼ぎやすいことから、ワーホリ希望者の渡航先として人気が高い国です。
しかしワーキングホリデーに興味があっても何から始めていいか分からない方や、実際に仕事が見つかるのか不安に思う方も、多いことでしょう。
そこでこの記事では、オーストラリアでワーホリを活用して仕事をするための「いろは」について、ご紹介します。
なお、オーストラリアのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説
※記事内ではオーストラリアドルをAUDと表記し、為替レートには2023年10月20日時点の情報を参照し、1AUD=97円で計算しています。
[目次]
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ワーホリでオーストラリアに渡航した際、仕事を探して就労を開始するまで、次の5つのステップをクリアする必要があります。
まずはワーホリの労働条件を確認しましょう。オーストラリアでワーホリの仕事を探す際は、以下の3つを調べておくことが大切です。
これらの内容を順にご紹介します。
オーストラリアで働く場合、雇用形態はフルタイム、パートタイム、カジュアルの3種類に分類されます。ワーホリの場合はカジュアルで採用されることがほとんどです。
カジュアルとは「臨時雇い」の勤務形態のことを指します。シフトがなく、店や会社の人手が足りないときにのみ、出勤するスタイルです。そのため、繁忙期や閑散期で労働時間が上下します。
プライベートの予定を組みづらい点がカジュアル勤務のデメリットですが、フルタイムやパートタイムと違い、サービス残業がほぼない点はメリットといえます。
カジュアルでの雇用は勤務時間に保証がない代わりに、賃金が他の働き方より優遇されています。
フルタイムやパートタイムの最低時給が2023年10月時点で21.38AUD(約2,073円)なのに対し、カジュアルの最低時給は25%高い26.73AUD(約2,592円)です(※1)。この時給金額は平日勤務の金額であり、土曜日には1.2倍、日曜日には1.5倍、祝日には2倍になります。
最低時給が高く休日出勤の割増し賃金も充実している点が、オーストラリアのワーホリは稼げると言われている理由です。
オーストラリアのワーキングホリデービザは、他の国に比べて取得しやすく、1年中好きなタイミングで申請できます。また、ワーホリビザの期限は原則1年間ですが、オーストラリアの場合は、一定の条件を満たすことで最大3年まで延長できます。
たとえば、1年目に農場での季節労働などの特定の労働を3カ月間行えば、セカンドワーホリビザを取得できます。セカンドワーホリビザがあれば、滞在期間が1年間延長されるため、最初のビザの1年間と合わせて合計2年間はオーストラリアで過ごせます。どのような仕事が対象になるのかは、こちらをご確認ください。
加えて2019年7月からは、2年目の年に再び特定の労働を6カ月間行えばサードワーホリビザも獲得できるようになりました。この制度を活用すれば、最大3年間オーストラリアに滞在が可能です。
ただし、ワーホリビザが獲得できるのは、30歳までです。31歳の誕生日を迎えると申請ができないため、注意しましょう。
仕事の条件を確認したら次は履歴書を作りましょう。海外でも仕事を見つけるにあたって、履歴書が必要になります。
ローカルジョブで仕事を見つける場合、英文の履歴書を書けたほうが有利です。日本にいるうちに、英文履歴書の書き方について学んでおきましょう。
履歴書が作成できたら仕事を探しましょう。日本にいながらでも、インターネットを活用すれば、海外での仕事を見つけることができます。おすすめの仕事の探し方は後述の「オーストラリアでのワーホリ仕事の探し方」で解説します。
採用の可否は、履歴書の内容と面接で判断されます。日系企業・現地企業どちらに応募しても、英語で面接することが予想されるため、英語のスキルを磨いておきましょう。
また、企業によっては面接後にテスト(トライアル)として、実際に勤務するケースもあります。トライアル期間中の仕事ぶりで採用の可否を判断し、企業の方針によってはトライアル後に再び面接が実施されます。
面接やトライアルをクリアすれば採用です。面接後すぐに採用というケースもあれば、1週間以上連絡が来ないことも、少なくありません。
応募してから採用されるまでは最短で即日、長くて1カ月ほどかかると考えた方が良いでしょう。
ここでは、オーストラリアのワーホリで日本人が採用されやすい3つの職種を紹介します。求められる英語力や時給を見て、自分に合っているか判断してみてください。
オーストラリアのワーホリで、初めてのバイト先としておすすめなのが日本食レストランです。
日本食レストランは、オーナーが日本人である場合がほとんどです。加えてお客さんも現地に住んでいる日本人が多いため、高い英会話スキルはそれほど必要ありません。英語力に自信のない方でも働きやすい環境です。
日本食レストランの時給は、平均で25AUD(約2,425円)前後です。シェフや板前など、キッチン業務ができる場合は、30AUD(約2,910円)以上の時給を設定している店舗も、多くあります。(※2)
オーストラリアにはカフェ文化が根付いており、街には多くのカフェが立ち並んでいます。おしゃれな店も多く、オーストラリアのカフェ勤務を希望する海外留学生は、珍しくないようです。
カフェの時給は25〜30AUD(約2,425〜2,910円)ほどです(※2)。スタッフもお客さんもオーストラリア人が多いため、日常会話中級から上級ほどの英語レベルが求められます。
オーストラリアのワーホリ滞在者から人気を集める仕事のひとつが、ファーム(農場)です。3カ月以上、ファームで季節労働をすればセカンドワーキングホリデービザ(滞在期間が1年延長されるビザ)が取得できます。そのため、オーストラリアに長期滞在したい方からの応募が多いとされています。
ファームの時給は高めで、30〜40AUD(約2,910〜3,880円)ほどです。(※2)現地の方とのコミュニケーションができる英語力のほかに、体力も求められます。
ここでは、オーストラリアで仕事を探す方法をご紹介します。さまざまな仕事の探し方があるため、自分に合った方法を試してみてください。
インターネットにはオーストラリアの求人情報が多く載せられています。求人サイトを活用すれば、日本に滞在中にオーストラリアの仕事を探すことも可能です。
求人サイトは日本語サイトと英語サイトがあります。日本語サイトは日系企業の求人が掲載されており、英語サイトはローカル企業の求人がメインです。
以下に、日本語サイトと英語サイトのおすすめを記載します。
【英語サイト】SEEK
世界中で利用されている求人サイトです。地元の人向けの募集も掲載されています。履歴書をアカウントに保存できるため、検索から応募までがスムーズです。
【英語サイト】indeed
日本でもおなじみの求人サイトです。ローカルジョブはもちろん、日系企業の募集も掲載されています。
現地を歩いて気になるカフェやレストランを見つけたら履歴書を持参して、直接応募をするのも良い方法です。
断られてしまう可能性もありますが、熱意をアピールすることで採用してくれるケースもあります。忙しくなさそうなタイミングを見計らって、訪問してみましょう。
現地の新聞やフリーペーパーには、求人が掲載されています。日本人向けに発行されたフリーペーパーには日系レストランや日系企業の求人情報も多くあるため、チェックしてみましょう。
フリーペーパーは日本食レストランや日系企業のエントランス、日本食料品などに置かれています。気になる方は、足を運んでみてください。
語学学校の中には、現地での仕事を紹介してくれるところもあります。学校が紹介してくれるため、労働環境や法の遵守などの点で安心できることがメリットです。
滞在中に語学留学と就労の両立を検討している方は、仕事紹介付きの語学学校を選ぶのも良いでしょう。
「ワーホリの権利を獲得しても現地で仕事が見つからないかもしれない」と、不安を抱える方は多くいます。
現地での仕事をなるべく早く見つけるために、日本にいるうちから準備を整えておきましょう。
ここからは、日本にいるうちに押さえておきたい、ワーホリで仕事を獲得するためのポイントについてご紹介します。
オーストラリアに渡航後に仕事探しをしても、すぐには見つからない可能性があります。仕事が見つかるまで、現地では手持ちの費用を削って生活しなくてはなりません。
インターネットには多くの求人が掲載されており、日本にいる間でも海外の仕事を探せます。
渡航後なるべく早く仕事を始めるためにも、日本にいるうちに求人を確認し、働き先の目星をつけておくと安心です。
現地のレストランや企業で働きたい方は、スタッフとの連携やお客さんとコミュニケーションが取れるだけの、即戦力となる英語スキルが必須です。ローカルジョブに就きたいのであればワーホリに行く日から逆算して勉強プランを立てましょう。
ローカルジョブに必要な英語力は、TOEICなら700~800スコア、英検の場合は準1級です。目標が定まると、勉強のやり方や必要な学習時間なども見えてきます。
ワーホリ経験者の友人がいる場合は、仕事の紹介をお願いできないか相談してみましょう。友人が現在働いているお店、もしくは過去に働いたお店の情報を教えてもらえるかもしれません。
お店の雰囲気についても事前に把握できるため、初めての海外就労に対する心理的なハードルも低くなるでしょう。
ワーホリ経験者が身近にいない場合は、ワーホリの説明会やSNSなどで、経験者の友人を新たにつくるのも手です。
日本にいても仕事探しの準備はできます。しかしインターネットや紹介だけでは、理想の仕事にはなかなか出会えないかもしれません。
現地でも仕事探しをする場合は、これからご紹介する内容をぜひ実践してみてください。
オーストラリアで外出する際は、レジュメ(履歴書)を常にカバンに入れておくことをおすすめします。
働きたいお店を見つけても、自宅に戻りレジュメを準備する間に募集定員に達してしまったり、勇気がしぼんでしまったりすることもあるかもしれません。
カバンの中にレジュメが入っていれば、その場ですぐに応募ができます。シワにならないように、クリアファイルに入れてレジュメを持ち歩きましょう。
海外での仕事といっても、すべての仕事が時給が高く、おしゃれで華やかな内容とは限りません。ワーホリでの仕事に高い理想や夢を抱きすぎていると、働く機会を逃してしまう可能性があります。
まずはやりたい仕事ではなく「できる仕事」から応募をし、スキルアップをしてからやりたい仕事を探すのも、ひとつの方法です。
仕事に応募する際は、自信が応募した仕事内容に対して経験や知識があることをアピールしましょう。
日本での就労経験であっても、現場の素人ではないことが分かれば、採用担当者も前向きに検討してくれます。特に人手が足りていない職場であれば、経験者や有識者はなおさら重宝されるでしょう。
仕事内容に関して持っているスキルはどのような小さなことでも、採用担当者に積極的に伝えてみてください。
オーストラリアで仕事を見つけるためには、日本にいるうちから仕事探しを始め、履歴書の作成や面接の準備をしておくことが大切です。
また、現地でもお店に直接応募をしたり、語学学校に紹介してもらったりなど、仕事を探す方法はたくさんあります。
オーストラリアへのワーホリを検討しながらも、仕事の探し方が分からない方は、紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
以下の記事ではオーストラリアで働く日本人の方に取材した内容を、まとめています。オーストラリアでの働き方のヒントが得られるため、ぜひ渡航前にチェックしておいてください。
コーヒーの街・メルボルンでバリスタとして働くには?先輩バリスタに学ぶ仕事獲得術 | #メルボルンで働く 01
ファームジョブ成功者に聞いた!ワーホリで優良ファームを見つる方法と仕事を楽しむコツ#メルボルンで働く 05
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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※1...オーストラリア政府観光局|オーストラリアでどのくらい稼ぐことができるか?(参照日:2023年10月20日)
※2...SEEK(参照日:2023年10月20日)
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