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アイルランドへの移住って実際どうなの?移住のメリットや申請方法について解説

アイルランド人

「アイルランドへの移住ってどうなのかな?」
と思っている方。

アイルランドはイギリスのすぐ隣にある島国で、フレンドリーな国民性、治安の良さで知られる英語圏の国です。教育水準も高く、EU圏内でも大学進学率は常に上位をキープ。人口・経済成長ともに伸び盛りで、移住先としては将来に期待できる国と言えるでしょう。

とはいえ、実際にどのように移住の準備を進めていけばよいかわかりませんよね。

そこでこの記事では、アイルランド移住事情についてご紹介したいと思います。ハードルが高そうに感じるアイルランドへの移住も、押さえるべきポイントはそれほど多くありません。

まずはアイルランドの移住について知っていきましょう!

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アイルランド移住って?

ダブリン

アイルランドってどんな国?

アイルランドの人口は約420万人と、国としては小規模です。それでも近年の経済の好調を受けて人口が増加し続けており、成長期にあります。

人口の約4分の1に当たる100万人以上がダブリン州(County Dublin)に住んでおり、その内訳は、

・首都ダブリン(Dublin):約50万人
・コーク(Cork):約20万人(コーク州全体では約45万人)
・リムリック(Limerick):約9万人(リムリック州全体では約20万人)

です。近年はゴールウェイ(Galway)も人口も急増しています。

第1公用語は「ゲール語」ですが、実際のところ一部の地域のみでしか用いられておらず、ほとんどは英語が話されています。

アイルランド移住の現状

アメリカの海外移住専門誌「インターナショナルリビング・ドットコム」の調査では、海外移住にベストな国20位にランキングしているアイルランド。

外務省が公表しているデータによると、2017年のアイルランドに住む日本人の数は2,316名です。在日アイルランド人の数は1,084名ですので、現状は日本からアイルランドを訪れる人数の方が多いようですね。

人口、経済ともに成長している珍しい国で、それに伴い移住も年々増加しています。

参考:インターナショナルリビング・ドットコム

参考:外務省「アイルランド基礎データ」

アイルランドでの移住生活は実際どんな感じ?

アイルランドへは友人が移住しており、そこに滞在させて頂いた中で感じたこと、友人から聞いたことから移住についてお伝えさせていただきます。

アイルランドに移住してみて感じたこと

アイルランドの首都ダブリンは、首都といってもとてもコンパクトで、すべてが「ほどほど」に揃っており住みやすいです。ダブリンに住んでいると移動はもっぱら徒歩が主流。30分以上歩く距離でも、平気でみんな移動しています。

あと特徴的なのが、やはり天気です。ダブリンの天気は変わりやすいことで有名。朝起きて快晴でも、30分後には大雨が降っていることもあります。

日本で「今日はなんだか変な天気」と言うことがあると思いますが、その変な天気が当たり前なのがアイルランドです。

日本との生活環境の違い

日本とアイルランドの生活環境の違いについては、

・物価
・治安
・文化

の3点からお伝えしますね。

物価

気になる物価はそれほど日本と変わりません。もちろん為替の状況によりますが、1ユーロ=150円で計算すると、

・ミネラルウォーター(1.5リットル):160円
・コーラ(1.5リットル):260円
・卵(6個):150円
・ラム肉(350g):800円

といった感じです。やや高めのものもありますが、それほどの違いは感じません。

しかし、外食になるとやや割高感が出てきます。マックでセットを頼めば1,000円近くかかり、ちゃんとしたランチを頼むのであれば2,000円~3,000円は見ておく必要があります。
アイルランドの物価って実際どれくらい?現地の物価事情を項目別にまとめて解説!

治安

アイルランドは一般的に治安が良いと言われていますが、スリや置き引きなどの軽犯罪は多く注意が必要です。

日本ではよく見かける「歩きながらスマホ」ですが、アイルランドではスマホが高く売れることからひったくりに合うケースが多いです。財布やスマホなどの貴重品は目に触れるところに出さず、人込みをできるだけ避けて歩きましょう。
油断は禁物?「治安が良い」アイルランドで気を付けるべき3つのコト

文化

アイルランド人は紀元前からローマ帝国の支配前にヨーロッパに住んでいたケルト民族の末裔であり、そのケルト民族が培ってきた文化をケルト文化と呼び、長い歴史を持っています。

国土の約80パーセントが農耕地である農業国で、さらにその8割以上を牧畜用の土地として使用。乳製品や肉類、それらを加工した加工食品が多く食べられています。
アイルランドと日本の文化の違い!特徴から注意点まで、渡航前に知っておきたい情報まとめ

アイルランドに移住するメリットは?

モハーの断崖

ざっくりとアイルランドについて説明してきましたが、ここではアイルランドに移住することのメリットについてお伝えします。

メリット(1)人柄がフレンドリー

アイルランド人は世界的にもフレンドリーなことで有名です

話すことが大好きな人が多く、町を歩けば楽しそうな話し声が聞こえてきますし、誰でも気軽に声をかけてくれます。特によく話される話題は「天気」。これは日本と一緒ですね。

メリット(2)大自然を堪能できる

アイルランドは日本と比べて、こじんまりとしているため、ちょっと移動すれば田舎の大自然を味わうことができます。日本と同じく水道水が飲めるという点も、かなりの魅力ではないでしょうか。

メリット(3)英語圏の国である

アイルランドでは、第1言語を「ゲール語」としていますが、実際に使われているのは英語です。まったく知らない言語を一から覚えるのはなかなかハードルが高いので、移住する上で英語を使えるかどうかは大事です。

アイルランドに移住するデメリットは?

ジャガイモ

次は、アイルランドへ移住する前に知っておきたいデメリットについて紹介します。

デメリット(1)食事は基本ジャガイモ

アイルランドにおいてジャガイモは、日本の「米」にあたる主食として扱われています。もちろんパンやスパゲッティなども食べますが、比率的にはジャガイモが一番多いです。

スーパーに行くと何種類ものジャガイモが揃っており、料理に合ったものを購入できます。イモ好きには持って来いの国ですが、逆の方は少し辛いかもしれません。

デメリット(2)アイルランド人の英語は聞き取りにくい

アイルランド英語はやや訛りがあり聞き取りにくいです。アメリカ英語との大きな違いは、「発音」と「スピード」。

ややこもっているような発音が多く、「I」を「アイ」ではなく「オイ」と発音するなど、母音の発音に特徴があります。また、話すスピードも速いため聞き取りにくさに拍車がかかるのです。

アイルランドに移住するためには?

ビザ

アイルランドへ移住するためには、国によって定められた条件を満たすことが必要です。自分ひとりでも申請は可能ですが、移住をサポートしてくれる「移住エージェント」を利用することもできますので、不安な方は相談すると良いでしょう。

移住方法について

移住するといっても、どのようなシチュエーションで移住するかによって必要なビザや条件が異なります。

・学生として移住する:学生ビザ
・ワーホリで移住する:ワーキングホリディビザ
・アイルランド人と結婚して移住する:配偶者ビザ

など、さまざまです。まずは、自身がどのビザの対象となるかはっきりとさせましょう。

ビザの条件・種類

ここでは、長期の移住に必要とされる代表的なビザとして

・一般就労ビザ
・ディファクトビザ
・永住権
・市民権

の4つをご紹介します。

一般就労ビザ

一般就労ビザは、現地で仕事をする際にもっとも利用されているビザです。
滞在可能期間は2年で、3年ごとに更新が必要。申請は労働省のホームページから行うことができます。

【申請の条件】
・現地の企業から雇用が決まっていること
・年収が30,000ユーロ以上もらえること
・国が指定する職業リストに当てはまっていること

ディファクトビザ

ディファクトビザは「婚約者ビザ」とも呼ばれ、アイルランド国籍、もしくはEU国籍保持者と2年以上付き合っている実績のある人が取得できます。配偶者ビザ同様、学校へ行くことも働くことも可能です。1年ごとに更新が必要となります。

【申請の条件】
・アイルランド国籍、もしくはEU国籍保持者と2年以上付き合っている実績があること

永住権

永住権は、5年ごとに更新を行うことでアイルランドへ住み続けることが可能なビザです。通常の就労ビザ、配偶者ビザ、ディファクトビザ更新時に、5年以上合法的に滞在している場合は、5年間の滞在期間を取得できます。

【申請の条件】
・5年以上合法的にアイルランドへ滞在していること

市民権

市民権は、アイルランドへの帰化を意味します。

市民権を取得すると、無期限に滞在できるだけでなく、

・選挙権(種類によって異なる)
・社会保障

などがアイルランド人同様に得られます。しかし、日本では二重国籍を認めていないので、市民権を得る場合は日本国籍を失うことになります。

【申請の条件】
・就労ビザの場合:9年間の間に5年分合法的に滞在日数があること。そのうちの1年は連続してアイルランドに滞在していること
・5年間の間に3年分合法的に滞在日数があること。そのうち1年は連続してアイルランドに滞在していること

移住に語学力はどれくらい必要か?

移住そのものに対して定められた語学力の基準はありませんが、一般的に現地で働く場合は、IELTS Generalのoverall 5.0~6.0は必要と言われています。

移住するにあたり、どれくらい初期費用がかかるのか?

移住するにあたり、取得するビザによって初期費用が異なります。

ざっと目安をお伝えしますと、

・一般就労ビザ:約70,000円~140,000円
・配偶者ビザ:約14,000円
・市民権:約150,000円

とさまざまです。これは自分自身で申請した場合ですので、移住エージェントなどを活用する場合はプラスの費用を見積もる必要があります。

その他に検討すべき費用としては、

・渡航費用
・引っ越し費用
・住居費用
・ライフライン手続き費用
・日用品の購入費用

などがありますが、どのエリアに住むかによって金額は大きく変わります。輸送費がかなり高いので、引っ越しに関しては可能な限り現地調達するようにしましょう。

アイルランドで仕事は得やすいのか?

パソコンを触る人

アイルランドの非雇用率は下がりつつあるものの、NON-EU国民にとって、仕事を得るのはまだまだ厳しいのが現状です。しかし働く上では、良好な職場環境も整っていますので、チャンスがあればトライすべきでしょう。

日本人向けに多い求人は、

・サマークラスなどの日本語の先生
・日本語を伴うテレマーケター
・ITエンジニア

など。日本支社がある企業から検討していく方が、採用の確率は高まります。

アイルランドで移住するなら住みやすい都市は?

ダブリン

ここでは、アイルランドで日本人に人気な住みやすい都市をいくつかご紹介します。

おすすめ都市(1)ダブリン

アイルランドの首都がダブリンです。

ロンドンからは飛行機で約1時間30分。観光地も多く、ショッピングも楽しめます。街の人の雰囲気もよく、仕事の面でもアイルランド最大の都市であることから、仕事にバリエーションがあり職を探しやすいでしょう。

少し街から外れて郊外に行けば、のどかな田舎の風景が広がっています。この都市と田舎のバランス感が人気の理由のひとつです。

おすすめ都市(2)コーク

アイルランド南部の街コークは、人口約13万人でダブリンに次ぐ、アイルラン第2の都市です。街の規模は大きすぎず、それでも必要なものはほとんど揃うため生活に困ることはありません。

商業都市でもあり港町でもあるコークは治安が良く、路線バスや鉄道など公共交通機関も発達しているので移動するのも便利です。映画祭やジャズ・フェスティバルが毎年開催されていて、文化の街としても知られています。

おすすめ都市(3)ゴールウェイ

ゴールウェイは、西欧のヴェネチアとも言われる芸術の街。アイルランドの伝統的な音楽やダンスが今も残っており、演劇や映画などの芸術イベントが多く開催されています。

またゴールウェイは観光地ということもあり、観光シーズンにはいろいろな国から観光客が訪れる活気ある街です。

アイルランドに移住する際の注意点

アイルランドへの移住を検討している方には、まず最低限の「英語力」もしくは「コミュニケーション力」を備えることをおすすめします。

アイルランドの魅力のひとつでもある「人柄の良さ」。その魅力は、はやり直接会話したり、コミュニケーションをとったりして初めて感じることができるものです。

ぜっかくアイルランドへ移住しても、その魅力を十分に味わえなければ移住の魅力も半減してしまうでしょう。

まずは、日本にいる間に基礎的なリスニング力とスピーキング力を高めておきましょう。

まとめ

ここまで、アイルランドへの移住についてお伝えしました。

アイルランドの人口は約420万人と、国としては小規模ですが、近年の経済は好調で人口も増加しています。

EU圏からは多くの人がアイルランドへの移住を希望しているため、移住や就職のハードルは決して低くありません。それでも、人柄が豊かで、自然に溢れたアイルランドは移住先としては魅力です。

移住にあたっては、

・一般就労ビザ
・ディファクトビザ
・永住権
・市民権

など、取得可能なビザを調べて申請を行う必要があります。

おすすめの移住先として、

・ダブリン
・コーク
・ゴールウェイ

の3つをご紹介しました。

まずは、移住先を決めた上で必要なビザの条件を確認することからはじめましょう!

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    この留学ブログを書いた人

    長濱 裕作

    長濱 裕作

    学生時代はお金を貯めて海外各地を放浪。異文化に触れる楽しさや多様性の価値を知る。学生結婚を経て12年に渡り大手アミューズメント企業に勤めるも、家族と過ごす時間を増やすために退職。現在は田舎に引っ越して古民家を購入、半農半ライターとして生活。子どもたちの留学の在り方についても勉強中。妻ラブな3児の父。

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