最終更新日:2024/07/25
日本からも飛行機でアクセスしやすいアデレードには、訪れておきたい観光スポットがあちこちにあります。イベントやグルメなども、あわせて満喫したいところです。
今回はそんなアデレードでも特におすすめの観光スポットやイベント、グルメなどを厳選してご紹介したいと思います。
※記事内ではオーストラリアドルをAUDと表記し、為替レートには2023年7月4日時点での情報を参照し、1AUD=98円で計算しています
[目次]
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アデレードは、南オーストラリアの州都です。南極海に通じているセントビンセント湾に面し、大陸の南端に位置します。
街の特徴として、とてもコンパクトな造りであることが挙げられます。中心部には徒歩20分圏内に、行政施設や公園、ショッピングモールなど生活に必要な施設が集まることから「20 Minute City」と呼ばれることも。
かねてから暮らしやすい街として知られ、2021年のEIU(The Economist Intelligence Unit)の調査をはじめ、世界で暮らしやすい都市ランキングではたびたび上位にランクインしています。そのため観光だけでなく、ビジネスや留学にも人気の街です。
南オーストラリア博物館はオーストラリアの自然や文化に関する展示が豊富な博物館です。5階建ての建物に、生物学・文化・地球科学それぞれの常設展ギャラリーが設置されています。展示だけではなく、お土産ショップやカフェも併設されているので、ゆっくりと楽しむことができるスポットです。
南オーストラリア博物館のなかでも、文化ギャラリーに展示されている、先住民族アボリジニの資料は世界最多ともいわれています。
2つのフロアにわたって3,000点以上が展示されています。ブーメランや盾、地図や写真など、暮らしぶりのわかる展示ばかりです。
現存する数の少ない無傷の樹皮カヌーをはじめとする、貴重な展示も豊富です。展示を通してアボリジニの文化や歴史を学ぶと、観光がより楽しくなるかもしれません。
営業時間 | 10:00~17:00 |
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入場料 | 無料 |
SNS | |
公式サイト | https://www.samuseum.sa.gov.au/ |
住所 | North Terrace, Adelaide |
南オーストラリア美術館は南オーストラリア博物館の隣にあり、博物館と一緒に楽しむことができるスポットです。1881年に設立され、1900年に現在の場所へと移転しました。
近代絵画や陶器、各国のコインなど、展示品の数は実に35,000点以上にわたります。なかでも18世紀以降のオーストラリア絵画や、先住民族アボリジニのアート作品は必見です。
館内では、自分のペースで利用できるセルフガイド音声ツアーを提供しています。作品の描かれた背景や歴史、エピソードなどを音声で聞きながら鑑賞していくシステムです。
使い方は、スマートフォンなどのモバイルデバイスにアプリをダウンロードし、イヤホンで音声を聞くだけ。言語は英語のみですが、利用することで鑑賞の手助けになるでしょう。
営業時間 | 10:00~17:00 |
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入場料 | 無料 |
SNS | |
公式サイト | https://www.agsa.sa.gov.au/ |
住所 | North Terrace, Adelaide |
エアーズハウス博物館は、かつて南オーストラリア州の首相だったヘンリー・エアーズの元官邸です。室内には、実際に使用されていた家具や絵画が並んでいます。
しばらく博物館として一般公開されていましたが、2021年に閉館。現在は結婚式やパーティーが行われたり、特別な日にハイティー(要予約)を楽しんだりすることができます。
営業時間 | 予約利用のみ |
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入場料 | - |
SNS | |
公式サイト | https://ayershouse.com.au/ |
住所 | 288 North Terrace, Adelaide |
アデレード植物園は1855年に建てられた歴史ある植物園です。園内には、オーストラリア固有種の植物や世界各国の草花が展示されています。あわせて、亜熱帯や地中海沿岸地域の植物も展示されています。
園内のあちこちに、美しい庭園がいくつも整備されています。それぞれの庭園でテーマが異なり、のんびりと散策を楽しむにはうってつけです。
サボテンと多肉植物の庭では、南米やアフリカの植物が進化してきた過程を学ぶことができます。国際バラ園では、春から秋にかけて数千本ものバラが咲き誇り、とても華やかな雰囲気です。
他にも、絶滅危惧種の植物を集めた植物種子園も。日本ではなかなか見ることのできない植物に出会えることでしょう。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
SNS | |
公式サイト | https://www.botanicgardens.sa.gov.au/ |
住所 | North Terrace, Adelaide |
アデレード動物園は、オーストラリアで唯一の非営利動物園です。オーストラリアの固有種を中心に、世界中の貴重な動物を飼育しています。
動物たちの距離が近いのも魅力。コビトカバの食事タイムを間近で観られたり、ミーアキャットに直接おやつをあげられたりする特別な体験も開催されています。動物の魅力をより感じられ、思い出になるような体験ばかりです。
アデレード動物園はオーストラリアで唯一、ジャイアントパンダを飼育している施設です。アデレード動物園で暮らすオスの網網(ワンワン)とメスの福妮(フーニー)は、2009年に中国から初めて南半球に渡ったジャイアントパンダとして、人々に親しまれています。
生息地域の中国によく似た森林を再現した飼育エリアで暮らす2頭。愛らしいしぐさやのんびりとした暮らしぶりに癒されることでしょう。
ジャイアントパンダに夢中なら、開園前に展示エリアを見学できる特別ツアーへの参加がおすすめです。ツアーの定員は25名と、静かな園内で思う存分ジャイアントパンダとの時間を満喫できます。
営業時間 | 9:30~16:45 |
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入場料 | 42.50AUD(4,165円) |
SNS | |
公式サイト | https://www.adelaidezoo.com.au/ |
住所 | Frome Rd, Adelaide |
アデレードには教会の街といわれるほど、さまざまな様式の教会が存在します。なかでも聖ピーターズ教会は、ゴシック様式の2本の尖塔が印象深く、アデレードの街のシンボル的な存在です。
イングリッシュ・オーク材を使用した祭壇やカラフルなステンドグラス、パイプオルガンなど内装も必見です。特にステンドグラスは幻想的で、聖書をもとにしたストーリーが描かれています。
教会の無料ガイド付きツアーは、毎週水曜日の11:00に開催されています。予約は不要で、教会の歴史やエピソードを英語で聞くことができるツアーです。
また、さまざまな言語で説明が書かれたガイドブックも用意されています。教会の歴史を知ることで、より思い出に残るような時間が過ごせるかもしれません。
営業時間 | 火~金曜日:10:30~15:30(月曜は~13:00) |
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入場料 | 無料(寄付推奨) |
SNS | |
公式サイト | http://www.stpeters-cathedral.org.au/ |
住所 | 27 King William Rd, North Adelaide |
街を一望するなら、1938年に建設されたライト展望台がオススメです。モンテフィオーレの丘の頂上から眺める風景は格別です。
展望台には、アデレードの街を設計したウイリアム・ライトの等身大の銅像が設置されています。像のまわりは公園になっているので、のんびりと過ごしてみましょう。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
公式サイト | - |
住所 | 2/76 Pennington Terrace, North Adelaide |
アデレード中央市場は1869年の設立以降、市民の台所として親しまれてきた施設です。70以上もの店舗が集まり、新鮮な食材や多様なグルメを提供しています。
イートインやテイクアウトで利用できる店舗も多く、滞在中の食事場所としても重宝するでしょう。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
SNS | |
公式サイト | https://adelaidecentralmarket.com.au/ |
住所 | 44-60 Gouger St, Adelaide |
アデレード郊外に位置するハーンドルフは、オーストラリアに現存する最古のドイツ人居住区です。1988年には南オーストラリア州の文化遺産にも登録されました。
まるでヨーロッパの街角を思わせるような、美しい建物と並木道が現在も残されています。秋になると、木々が色づきより美しい風景に。街並みを眺めながら、パブやカフェのテラス席でのんびりと過ごしてみるのも楽しいですよ。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
公式サイト | - |
住所 | Hahndorf |
グレネルグ・ビーチは白い砂浜があるビーチリゾート地です。アデレードからトラムで気軽にアクセスでき、日帰りでビーチリゾートを満喫することができます。周辺にはおしゃれなレストランやカフェ、格式の高いホテルもあり、ビーチ以外も楽しむことができます。
ビーチ沿いは遊歩道になっているので、海を眺めながら歩くにはぴったりです。ダイビングやシュノーケルなどのマリンアクティビティや、船をチャーターしてイルカを見に行くのもよいでしょう。
グレネルグ・ビーチでは、マリンアクティビティ以外の楽しみ方も充実しています。思い出作りにぜひ体験してみましょう。
例えば、白砂のビーチをセグウェイで走るツアーはとてもスリリングな体験です。お酒を飲みながら気ままにペダルを漕ぐ、ペダルバーに参加してみるのもよいでしょう。海風にあたりながら、思い思いの時間が過ごせますよ。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
SNS | |
公式サイト | https://www.glenelgbeach.com.au/ |
住所 | S Esplanade, Glenelg |
アデレードから足をのばしてカンガルー島にも行ってみましょう。アデレードからはフェリーや飛行機で行くことができます。
オーストラリアで3番目に大きいカンガルー島では、カンガルーをはじめとする、数多くの野生動物を見ることが可能です。カンガルー島の中でもいくつかエリアが分かれているので、観光客に人気のエリアに絞ってご紹介します。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
公式サイト | - |
住所 | Kangaroo Island |
野生のアシカを間近で見ることができるのはシール・ベイ自然保護公園です。ここでは、1,000頭あまりの野生のアシカが暮らしています。
海から上がってきたアシカが日光浴をしていたり、寝そべったりしている姿は実にかわいいもの。貴重な瞬間を写真に収めることができます。
アシカは保護動物ですが、生息エリアに囲いや檻はないため、許可を持った者のガイドなしでは保護区に入ることができないので注意してください。生息エリアから少し離れた場所にある遊歩道は、観光客のみでも散策できます。アシカにはあまり近づけないものの、自分のペースで様子を眺められるのが嬉しいポイントです。
営業時間 | 9:00~17:00 |
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遊歩道の入場料 | 18.50AUD(1,813円) |
公式サイト | https://www.parks.sa.gov.au/experiences/seal-bay |
住所 | Seal Bay Rd, Seal Bay |
フリンダーズ・チェイス国立公園は、カンガルー島の西側にある広大な自然保護エリアです。カンガルーやコアラ、ワラビーや野鳥など、野生生物を間近で見ることができます。
営業時間 | 9:00~17:00 |
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入場料 | - |
公式サイト | https://www.parks.sa.gov.au/parks/flinders-chase-national-park |
住所 | S Coast Rd, Flinders Chase |
リマーカブル・ロックスは、カンガルー島の南海岸に位置sする島のランドマークです。5 億年もの歳月をかけて、自然が作り上げた岩のアートを見ることができます。
長時間かけて、波や強風によって削られた花崗岩は迫力満点。一緒に写真を撮影する人も多いスポットです。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
公式サイト | |
住所 | Remarkable Rocks Lookout, Flinders Chase |
アデレード郊外のバロッサ・ヴァレーはオーストラリアワインの産地として有名です。広大な土地に、どこまでも続くぶどう畑と150以上のワイナリーが置かれています。ほとんどのワイナリーで見学やワインの試飲ができ、ワイン好きにはたまらないエリアです。
営業時間 | - |
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入場料 | - |
公式サイト | - |
住所 | Barossa Valley |
バロッサ・ヴァレーでは、熱気球に乗って上空からの絶景を楽しむアクティビティが開催されています。
広大なぶどう畑の上空を、熱気球でゆっくりと移動していくツアーです。熱気球から眺める景色は格別で、とても非日常な体験です。
複数の会社が熱気球ツアーを提供していますが、気候条件などによっては中止となることもあるため注意しましょう。
アデレードは、年間通して楽しいイベントが目白押しの街です。観光スポットめぐりとあわせて楽しむのがよいでしょう。
ここからは、アデレードで開催されているイベントについて紹介していきます。
アデレード芸術祭は、1960年から続く世界屈指の総合芸術祭です。オペラや演劇、音楽にコメディなど、あらゆる芸術を楽しむことができます。
中には先住民族からインスピレーションを受けたプログラムも。アデレードならではのプログラムも積極的に開催されています。
期間中には、文学フェスティバルであるアデレード・ライターズ・ウィークも同時開催。こちらも世界屈指の文学イベントで、世界中から作家が集まり、ステージ上でのセッションも行われます。
開催時期 | 毎年3月上旬(年によって異なる) |
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入場料 | プログラムによって異なる(無料プログラムあり) |
SNS | |
公式サイト | https://www.adelaidefestival.com.au/ |
開催場所 | アデレード市内中心部各地 |
クリスマス・ページェントは、1933年から続くアデレードの伝統的なイベント。クリスマスシーズンのはじまりを告げる風物詩として、毎年11月の第2土曜日に開催されています。
約3kmにわたるパレードを盛り上げるのは、たくさんのパフォーマーと豪華なフロートです。特に、サンタクロースのパフォーマーやトナカイの人形が乗ったフロートは、クリスマスらしさが満載です。
パレードの鑑賞は無料なのが嬉しいポイント。30万人以上の観客とともに、クリスマスの近づくワクワク感を体験してみましょう。
開催時期 | 毎年11月の第2土曜日 |
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入場料 | 無料 |
SNS | |
公式サイト | https://christmaspageant.com.au/ |
開催場所 | アデレード市内中心部 |
イルミネイト・アデレードは毎年冬の恒例イベントです。アデレードの街のあちこちでイルミネーションの演出が行われ、ロマンチックな雰囲気を楽しむことができます。毎年異なる演出が行われるのも楽しみのひとつです。
イルミネーションの会場となる場所は、大学構内や美術館、植物園や動物園などさまざまです。近年では、演出にあわせて身体を動かして、自分もアート作品になったような体験ができるイルミネーションも増えています。
開催にあわせて、世界中のアーティストによる音楽ライブも開催。その盛り上がりを体感してみましょう。
開催期間 | 毎年6月中の2週間(年によって異なる) |
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入場料 | プログラム内容による(無料プログラムあり) |
SNS | |
公式サイト | https://www.illuminateadelaide.com/ |
住所 | アデレード市内中心部各地 |
アデレードの街には、地元の人々や観光客に親しまれるレストランやカフェが集まっています。
ここからは、目的にあわせてアデレードでグルメを満喫したいときにおすすめのエリアを紹介していきます。
アデレードはカフェ文化の根付いている街です。コーヒーやスイーツ、内装の雰囲気にこだわったカフェが点在しています。
お気に入りのカフェを探すなら、アデレード中心部に位置するランドル・ストリート沿いを歩いてみましょう。テラス席を持つおしゃれなカフェが集まっています。
中には地元の人々に話題の人気カフェも。毎日でも通いたくなるような、お気に入りのカフェを見つけてみてください。
SNS | |
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公式サイト | https://www.rundlestreet.com.au/ |
住所 | Rundle Street, Adelaide |
グージャー・ストリートは、アデレード中心部にあるメインストリートのひとつ。
イタリアやフランスなどのヨーロッパ料理から、マレーシアやベトナム、タイなどのアジア料理まで各国料理のレストランやカフェが並びます。食べ歩きをすると、まるで世界各国を旅しているような気分を味わうことができますよ。
また、チャイナタウンにも隣接しているため、中華料理を食べたいときにも重宝するエリアです。
公式サイト | - |
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住所 | Gouger Street, Adelaide |
アデレード市内中心部には、見どころがコンパクトにまとまっており、徒歩や公共交通機関での移動が便利です。公共交通機関は電車やトラム、バスが運行しているので、目的地やスケジュールにあわせて利用してみましょう。
なお、中心部の一部区間において、トラムやバスに無料で乗車することが可能です。トラムはエンターテイメント・センター駅からサウス・テラス駅、バスは市内を循環する99C・99A・98C・98Aの路線が無料となっています。
無料の交通手段も活用しながら、効率よく観光しましょう。
のんびりとした時間の流れるアデレードは、地元の人にも観光客にも過ごしやすいエリアです。市内から少し足を伸ばせば、貴重な野生動物を見ることができるのも嬉しいポイント。アデレード滞在を思いっきり楽しんでくださいね。
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