ワーホリでマッサージセラピストとして働くには? 先輩セラピストに聞いてみた #メルボルンで働く 03
みなさん、こんにちは。オーストラリア・メルボルンで競技チアリーディングの選手として留学をしている、笠原園花(かさはら そのか)です。
本連載はメルボルンで留学やワーホリをしながら仕事をしている日本人に密着取材し、そのリアルな生活ぶりをお伝えする「メルボルン・留学お仕事シリーズ」第3弾! マッサージ・セラピスト編です。
今回紹介するのは、ワーキングホリデービザでメルボルンに滞在しながら、マッサージ・セラピストとして勤務する岡本更紗(おかもと さらさ)さんです。
日本では看護師として病院にフルタイムで勤務。テレビ番組でメルボルンが「世界一住みやすい街」として紹介されていたのをきっかけに、メルボルンへの憧れが募り、2018年4月よりメルボルンでの生活を開始しました。
現在は「あんまや」という日本式マッサージ店で週末勤務しています。
日本ではマッサージ師として働いたことはなく、資格も保持していなかった岡本さん。そんな岡本さんは、いかにしてマッサージセラピストとしての職をメルボルンで得たのでしょうか?
まずは、岡本さんのマッサージ師としての仕事がある日の一日を覗いてみましょう。
なお、オーストラリアのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説
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ワーホリで働くマッサージ師の一日
岡本さんが働くのは、クイーン・ビクトリア・マーケット内に店舗を構える「あんまや」。日本式マッサージが受けられるとあって、毎週末地元民はもちろん、メルボルン在住の日本人にも大人気なお店です。
7:00am 出勤
メルボルンの朝は早いです。特にマーケット内に店舗があるため、ほかのマッサージ店と比較しても出勤は早め。
7:30am 開店準備
マーケット内のどの場所に店を構えるかはその日の交渉次第。メルボルンで一番大きいマーケットのため、場所取りは大事。その交渉も自分自身で行います。マッサージ師として働きながら交渉力もつきそうですね。
8:00am頃 開店
いよいよ開店。観光場所にもなっているマーケットのため、観光客から地元民まで様々。世界各国の人々を対象に、呼び込みから施術まで行います。
ここでのお給料は歩合制。施術すればするほど自分の元にお給料が入るので、働くモチベーションにもなります。
3:00pm 仕事終了
朝が早い代わりに、閉店も早いです。マーケット自体がこの時間帯に終了するためです。勤務終了の頃になると、マーケット内の青果店がセールを始めます。お買い得の野菜購入など、ショッピングをする時間も充実しているのが嬉しいポイントです。
マッサージセラピストとしてメルボルンで働くには? 条件や仕事の探し方
マッサージの種類にもよりますが、日本と同様マッサージセラピストになるのに資格が絶対に必要というわけではありません。しかし、求人には「経験ありの人」という文字をよく見かけるようです。また、資格があったほうが働き口は見つけやすいのは間違いなし。
オーストラリアでマッサージの学校に通い、学位や資格を取得するのがベストかもしれませんが、ワーキングホリデーや短期留学ではなかなか難しいですよね。
岡本さんの場合は、Chudo Japanese Acupuncture& Massage 主催で、日本人講師によりメルボルンで不定期に開催されているマッサージ講習を受講しました。2日という短期間でみっちり日本古来の「あんま」スタイルのマッサージ法を学べ、受講後にはオーストラリアプロ団体のIICT認定資格の取得まで可能です。
このように日本式マッサージあんまを学び、オーストラリアで通用する資格を取ったことで、日本でマッサージ師としての経験がなかったにもかかわらず、現在メルボルンで職を得ることができたようです。
日本式マッサージあんまの認定資格を取得できるのは、オーストラリアの中でもここメルボルンの上記講習のみと言われているので、もし資格を取得すれば希少価値が高いですよね。
メルボルンでマッサージセラピストをして良かったこと
ワーホリでマッサージセラピストとして働いて良かったことを伺ってみました。
世界中の人々と出会えること
観光地での施術のため、地元民のみならず、世界中からの観光客と関わることができるのは大きなメリット。貴重な留学生活、マッサージを通してグローバルな空間にいられること自体がとても楽しく、貴重な体験ができているようです。
自分の手で人を癒すことができること
お客様から「ありがとう」と言われることがとても嬉しくやりがいになっているようです。日本にいた頃は、まさか自分自身が海外でマッサージをするとは想像もしていなかったという岡本さん。
自分の手で人を癒すことができるマッサージの魅力にはまっています。
マッサージを通して日本の良さを広める機会ができたこと
日本古来のマッサージ「あんま」は、手ぬぐい一つでできるリラクゼーションマッサージ。このあんまを通して自身が日本の文化を知るきっかけになったと同時に、お客様相手に日本の文化を話し、日本の良さを広める良い機会にもなっているといいます。
メルボルンでマッサージセラピストをして大変だったこと
一方で、悪天候だと来客数が減り、売り上げが大きく変動することも。
またオーストラリアでは、日本人に比べて体格が大きい人が多いため、マッサージといえども体力はかなり使います。
海外でマッサージセラピストをするからこその大変さもあるようですね。
どんな人がマッサージセラピストに向いている?
マッサージセラピストに向いている人についても伺ってみました。
スキルをに身に付けたい人
「手に職を」とよく言われますが、マッサージセラピストは世界中どこでも通用する職。メルボルンで生活をしながら何かスキルを身に付けたい人には非常にオススメです。
人と接するのが好きな人
マッサージセラピストは、接客業です。マッサージしながら会話もしたりするので、人と会話を楽しんだり、世界中の人々とフレンドリーに接することができる人におすすめです。
人の役に立つ仕事をしたい人
マッサージは人の身体を癒すことができる仕事。施術後に「ありがとう」といってもらうことがモチベーションになる人には向いていると言えます。
まとめ
いかがでしたか? マッサージセラピストは経験がある人はもちろん、経験がなくてもメルボルンで新しいスキルとして身に付けることができる魅力的な職業です。
海外で新しい事に挑戦する機会にもなりますよ。興味がある人は是非挑戦してみてくださいね。
次回のメルボルンお仕事シリーズもお楽しみに!
メルボルンで働く美容師、バリスタ編もぜひチェックしてみてください ↓↓
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