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フィリピン留学について調べていて「フィリピン 食中毒」「フィリピン 感染症」などの文字が目にとまり、衛生面への不安を感じている人もいるのではないでしょうか。日本は世界でもトップクラスの衛生レベルを保つ国のため、フィリピンでも日本と同水準を期待していると、違和感や不便さが積み重なり、滞在が辛く感じてしまうこともあるかもしれません。
フィリピンでの留学生活は、現地の衛生面を理解した上で、自身でできる対策を最大限行うことが重要です。
そこで本記事では、フィリピンと日本の衛生面の違いや、気をつけるべき病気、具体的な対策をまとめました。現在フィリピンへの留学を検討しているけど、衛生面が不安で一歩を踏み出せないという人は、ぜひ記事を読み進めてみてください。
[目次]
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フィリピンと日本の衛生面は大きく異なります。ここでは、フィリピンの衛生面の実態や日本とどのように違うかを解説していきます。
日本は世界トップレベルの衛生基準を誇る国です。基本的に海外では、日本ほどの清潔さが期待できないと思った方がいいでしょう。
水が衛生的に処理されていないことも多く、水道水にも注意が必要です。飲用はもちろん、料理でもミネラルウォーターを用いて、歯ブラシやうがいで口をゆすぐ際にも水道水を使用しない方が無難です。
また、公共トイレや屋台の衛生管理の基準が甘めなので極力避けるようにしましょう。
フィリピンでの留学生活の中で、体調を崩す日本人留学生は少なくありません。水や食事によって、下痢になったり、お腹の調子が悪くなって、病院に行った・入院したという例はよく聞く話です。
例えば、スクールウィズ留学アンバサダーで女子大生の古屋みなみさんは、滞在時に1週間お腹を壊してしまったそうです。
古屋さんは自身の経験を通じて、外食する際は氷に注意して必ずミネラルウォーターを買い、腸内環境を整えるために食物繊維の多いサプリメントなども持っていくべきと伝えています。
体験談はこちらをご覧ください。
現役女子大生が見たフィリピン留学のリアル#04〜 1カ月の総論とブルーオーシャンアカデミーのオススメポイントを紹介!
衛生面が気になる人は、日本人向けの語学学校を選ぶといいでしょう。日本人向け語学学校では教室やトイレ、食堂など衛生面に配慮されている所が多く、日常生活を快適に過ごせることが多いです。
衛生面にストレスを抱えていると、学習の進捗や留学の満足度にも影響が出る可能性があります。学習に集中するためにも、清潔で快適な環境を選ぶことは非常に重要です。
衛生面に十分に注意していても、食事や飲食物、紫外線や蚊などによって、病気やトラブルになってしまうことがあります。ここでは、フィリピンでの具体的な事例を挙げていきます。
フィリピンでは水道水が飲用に適しておらず、氷や生野菜、ローカルの屋台料理などから食あたりを起こすケースがあります。不十分な管理によって発生する大腸菌やサルモネラ菌などによって感染し、激しい腹痛や下痢、発熱を伴うことも少なくありません。
食あたりによって語学学校の授業を欠席せざるを得ない例もあり、体力と学習意欲の両方に悪影響を及ぼします。滞在中はミネラルウォーターの利用を徹底し、衛生管理が行き届いた施設や飲食店を選ぶことが大切です。
フィリピンの高温多湿な気候や不衛生な寝具・衣類、日本の7倍ともいわれる強い紫外線によって、あせもや日焼け、湿疹、かゆみなどの皮膚トラブルが発生しやすくなります。
また、皮膚のトラブルによって睡眠の質が低下し、集中力が落ちてしまうケースもあります。フィリピンでは、汗を適切に管理して寝具や衣類を清潔に保ち、外出時は日焼け止めを塗るなど、十分な対策を行うようにしてください。
デング熱は蚊を媒介にして感染し、フィリピンでは雨季の6〜11月を中心に流行します。症状は高熱、関節痛、倦怠感などが特徴で、重症化すると入院が必要になることもあります。近隣で発症者が出ると連鎖的に感染する例も多く、特に蚊が多い地域では注意が必要です。
デング熱に有効な治療薬はなく、アセトアミノフェンによる症状緩和が基本です。虫よけスプレーや長袖の着用、蚊帳の使用などによる蚊に刺され自体の予防が求められます。
ここでは、自分でできる5つの衛生面の対策を紹介していきます。
フィリピンの水道水は飲用に適しておらず、人によっては歯磨きやうがいなど口に入れるだけでもお腹を壊すリスクがあります。留学生活では、基本的にミネラルウォーターを使うと安心です。
また、学校や寮にあるウォーターサーバーが長期間放置されている場合や、内部の清掃が不十分な場合にも注意が必要です。特に敏感な人は、常に新しいミネラルウォーターを持ち歩くといいでしょう。
屋台の料理は香りも味も魅力的ですが、生野菜や氷入り飲料には注意が必要です。これらは水道水で洗われていたり、製氷に生水が使われていたりすることがあり、細菌による感染リスクがあります。
特に暑い日や夜市では外食を楽しみたくなりますが「火が通っていないもの=リスクがある」と意識することが大切です。留学中の体調不良は学習の進捗を大きく左右するため、慎重な判断を心がけるようにしてください。
フィリピンではデング熱、また一部の標高600m以下の地域ではマラリアなど、蚊が媒介する感染症が報告されています。雨季の時期に自然の多い場所へ行く際には、虫よけ対策が欠かせません。
小旅行や観光で郊外へ出るときは、長袖・長ズボンを着用して、肌の露出は最小限に抑えましょう。
地域にもよりますが、フィリピンは基本的に1年中高温多湿の気候が続くため、部屋に湿気がこもりやすく、カビやダニ、皮膚トラブルの原因になります。寮や施設では換気設備が不十分な場合があるため、窓を開けての換気を定期的に行うことが大切です。
室内では、扇風機や除湿剤などを活用して空気を循環させると、快適さが向上します。湿気対策を怠ると寝具がジメジメしたり不快感を感じることも増え、睡眠の質にも悪影響が出るため、日頃からの心がけが必要です。
衛生面が気になるときは、除菌グッズを持参してこまめに拭き掃除をするのが効果的です。
ただし、日本で市販されている除菌シートやスプレーは、フィリピンでは手に入りにくいことがあるため、気になる人は必要な分を日本から持参しておくと安心です。
留学生活では、余計なストレスを減らし、快適な学習環境を自分で整える意識が大切になります。
フィリピンでは、日本で当たり前に買えるものが売られていないケースが少なくありません。ここでは、衛生面の向上や現地でのトラブルを防ぐために、日本で用意・確認しておくべきものや事項を6つ紹介していきます。
フィリピン滞在中にお腹を壊す人は少なくありません。原因は水や食事による細菌感染が多く正露丸やビオフェルミンといった整腸薬を常備すると安心です。
下痢止めは体内に菌をとどめてしまうため、感染症の症状では逆効果になることもあります。発熱や嘔吐がある場合は、下痢を止めずに水分補給を優先し、場合によっては病院を受診する判断が必要です。
フィリピンの蚊は日本とは種類が異なり、デング熱やチクングニア熱など重症化しやすい感染症を媒介します。そのため、日本からは蚊避けグッズを持参するよりも現地で購入するといいでしょう。
ただし、肌に塗る薬や虫刺されの軟膏などは、日本製の方が日本人の肌に合いやすいため、出国前に準備しておきましょう。
なお、現地の蚊避けグッズとしては「OFF!ローション」や「Human Nature」があります。OFF!ローションはフィリピン人にも人気で現地の薬局やスーパーで入手しやすく、Human Natureは自然派が好みの人におすすめです。
フィリピンでは日本のような手軽な除菌アイテムが手に入りにくく、質や価格にもばらつきがあります。トイレや食堂のテーブル、ドアノブなど気になる場面は多いため、日本の100円ショップなどで売っている除菌ウェットティッシュや、携帯用アルコールスプレーを持参しておくと重宝します。
フィリピンでは気温や水、食事によって急な発熱、頭痛、腹痛など、体調を崩すことが少なくありません。現地の薬は成分が強すぎたり、説明がタガログ語だったりするため、日本で使い慣れている市販薬(解熱鎮痛剤、整腸薬、酔い止めなど)を持参するのがおすすめです。
市販薬は旅行用の小さなケースにまとめておくと持ち運びも便利です。留学先に忘れずに持っていくようにしましょう。
フィリピンでの留学生活は、寝泊まりする寮や校内の衛生環境が学習に直結するため、事前に状況を確認しておくといいでしょう。そうした内容は、利用者の口コミや公式ホームページを通じて学校へ質問することである程度把握できます。
学校や施設によって、清掃の頻度や衛生基準はさまざまです。事前のチェックが留学の満足度につながります。
フィリピン留学中に体調を崩した際、英語で症状を説明するのは想像以上に大変であるため、日本語でサポートが受けられる保険を選ぶと安心です。プランによっては、病院の予約や通訳の手配、治療後のサポートなどを日本語で代行してもらえることもあります。
また海外旅行保険には「キャッシュレス診療」が提供されていることがありますが、実際には提携病院が限られていてすぐに使えないケースも多いので注意が必要です。
さらに、立て替え後に申請するケースも多々あるため、忘れずに領収書の保管をしておきましょう。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
フィリピン留学での保険の選び方を解説!おすすめの保険や費用比較
フィリピンで衛生面で後悔せずに学校選びで失敗しないためには、事前の情報収集が非常に重要です。
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フィリピン留学の衛生面でよくある質問と、それに対する回答を紹介します。
警戒しすぎる必要はありませんが、飲み水として適していないケースが多いため、なるべくシャワーの水は口に入れないように注意しましょう。
特に体調を崩しやすい人やお腹が弱い人は、歯磨きやうがいの際にもペットボトルの水を使用するようにしましょう。トラブルを避けるためにも、水回りの衛生管理には日常的に気をつけるようにしてください。
学校(寮)のご飯は、屋台やローカルレストランよりもリスクは低いです。フィリピンには韓国や台湾など、比較的衛生レベルが高い環境の国から来る留学生も多く、衛生的な環境で調理されていることが多いです。
しかし、学校の食堂の食事であっても水が問題になることがあります。特にお腹の弱い人は、衛生面を気にして学校を選ぶようにしてください。
また、屋台やローカル料理は必ずしも「危険」というわけではありませんが、過去に屋台の料理で体調を崩したことがある方は、避けたほうが無難です。
また、疲れがたまっていて体調が万全でないときも、無理せず慎重に判断しましょう。
日本と同程度の清潔な生活環境をフィリピンに求めるのは現実的ではありません。公的施設や一般的な語学学校では、トイレや共有スペースの衛生管理が不十分なこともあります。
ただし、日系の語学学校では、日本人の志向に配慮した設備管理が行われているところも多く、比較的水回りの設備が整っています。衛生面が気になる人は、日系運営や日本人に評判の高い学校を選ぶことで、学習に集中しやすい環境を確保できるようになるはずです。
フィリピンの衛生面を気にする人は多いですが、学校選びや自身の心がけ、準備次第でトラブルを回避できることが大半です。今まで海外へ行ったことなく、初めてフィリピンへ行く人は、本記事を参考に準備を進めてみてください。
フィリピンの衛生面は日本より劣る一方で、マンツーマンでコストパフォーマンスよく英語を勉強できる国でもあります。環境に対する不安を正しく理解して対策することによって、語学学習に集中できる環境を作り出し、効率良く英語力を伸ばせるでしょう。
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