「フィリピン留学に行くけれど、保険には入ったほうがいいの?」
「どの保険に入れば良いのか分からない」
フィリピン留学の準備段階で、このような悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
フィリピン留学で加入できる保険には、さまざまな種類があります。そのため予算や求める補償内容などを明確にした上で、自身にぴったりの保険を選ぶことが大切です。
そうはいってもどう選ぶのか、どんな保険が合っているかはなかなか判断しづらいですよね。そこでこの記事では、フィリピン留学を計画する方に向けておすすめの保険をご紹介します。
保険の種類や保険加入時の注意点なども解説するので、フィリピン留学を計画している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、フィリピン留学で準備するものは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピン留学前の準備の流れ
※記事内ではフィリピンペソをPHPと表記し、為替レートには2024年7月21日時点の情報を参照し、1PHP=2.9円で計算しています。
[目次]
フィリピン留学の際、留学保険への加入は義務ではありません。しかし基本的に、留学保険には加入をしておくことをおすすめします。その理由を解説します。
フィリピンの医療費は、先進国と比べるとそれほど高額ではありません。しかし、都市部や医療技術が発達している病院、または外国人向けのサービスが充実している病院などは、治療費が高くなる傾向にあります。
治療費が安価な病院も存在しますが、外国人の少ない地方都市にあったり、医療設備が揃っていなかったりすることも。また、そういった病院は、外国人の患者の受け入れに消極的なケースも考えられます。
何かあったとき安心して治療を受けるためにも、高額であっても設備が充実しており、的確な治療を施してくれる病院を選ぶほうが良いでしょう。
以下は、フィリピンで治療を受けた場合の、一般的な費用相場(※1)です。
日本と比較してそれほど大きな差はないため、自費でも問題ないように思えるかもしれません。しかしこれらの金額はあくまで目安です。怪我や病気の症状によっては高額な医療費が必要になり、自費では支払いの継続が難しくなることも考えられます。
また、治療を続けながら「医療費の総額はいくらになるのだろう」と不安を抱えるよりも、定額の保険料を支払って安心して治療を受けたほうが、心理的な負担も減らせるでしょう。
フィリピン留学をする方の中には、英語力に自信がない方も多いと思います。
病院で診察を受ける際、医師や看護師が何を言っているのか聞き取れないと、安心して治療を受けられません。
海外留学保険は、英語への通訳サポートが充実した商品も多くあります。保険会社の英語の堪能なスタッフが間に入ってやり取りをしてくれるため、英語に自信がなくても安心です。
また、支払いに関しても病院と保険会社で直接やり取りをするため、留学生がその場で治療費を支払う必要はありません(保険会社で指定している病院の場合のみ)。手持ちのお金がなくても問題ないため、手持ちの資金が少なかったりカードの利用額に上限を設けていたりする留学生でも、安心して治療を受けられます。
海外留学保険が保証するのは、病院の治療費だけではありません。保険会社や選択するプランによっては、海外でのトラブルに対応してくれるものもあります。
特に、貴重品の盗難や紛失は、外国人が被害に遭いやすいトラブルです。カメラやスマホなどを観光中に落としたり盗まれたりした場合、買い替え費用の一部、もしくは全額が補償されます。
それだけでなく、他人を怪我させたり他人の物を壊してしまったりした場合も、保険でカバーできます。保険内容によっては、賃貸アパートやルームシェア先の家具を壊してしまった場合に保険が適用されることもあります。
怪我や病気だけでなく、日々の暮らしを安心して過ごすためにも、海外留学保険は欠かせません。
フィリピン留学で海外保険に加入する際、どのような保険に入れば良いのか迷ってしまうかもしれません。
ここではフィリピン留学で加入できる保険の種類と、それぞれの特徴やおすすめの人をご紹介します。
旅行保険は、短期留学をする人におすすめの保険です。保険期間を細かく設定できるため、帰国日がはっきりしている人に適しています。補償内容も充実しており、加入しておけば短期の海外留学で困ることはほとんどありません。
長期滞在の場合は、留学保険の方が費用が安くなることもあるため、留学期間に合わせて調整しましょう。
クレジットカード付帯保険とは、カード会社によって提供される保険です。海外で利用できるクレジットカードを持っている人であれば、保険が適用されます。
ただし、保険適用の条件はカード会社によって異なります。「カードを持っているだけでOK」「海外でカードを利用することが条件」のどちらかが、カード付帯保険の条件となるため、事前に確認しておきましょう。
また、クレジットカード付帯保険は、補償期間が3カ月に限定されていることがほとんどです。さらに補償額も低く、高額な医療費や大きなトラブルには対応できないこともあります。そのため、クレジットカード付帯保険だけで海外留学をするのは避けたほうが安心です。他の保険と組み合わせて活用したほうが良いでしょう。
クレジットカード付帯保険の特徴や疑問はこちらの記事でチェック!
海外への渡航時はクレジットカードの保険で十分?ファイナンシャルプランナーが解説
海外留学保険は、長期滞在と学業に特化した保険です。旅行保険よりも長期の海外滞在を想定しており、長期の保険費用も旅行保険より安くなります。3カ月以上の留学を考える方はこちらの方がおすすめです。
また、学業に関するトラブルにも対応します。例えば、家族にトラブルがあり留学費用の援助が得られなくなった際は、保険会社が学費をサポートしてくれます。そのほか、一時帰国が必要になった際の航空費も補償の対象です。
もちろん、盗難や他人に損害を与えるといった日常のトラブルに対するサポートもあります。フィリピン留学を安心して送りたい方には、海外留学保険がおすすめです。
留学保険に加入する際は、留学期間に合わせて保険の種類を選ぶことをおすすめします。以下に、留学期間別のおすすめの保険の種類をご紹介します。
【1〜3カ月未満の留学におすすめの保険】
短期留学の場合は、旅行保険やクレジットカード付帯の保険がおすすめです。どちらも3カ月未満の海外生活をカバーする補償が用意されています。
ただし、クレジットカード付帯の保険は補償金額が低く、補償範囲もそれほど広くありません。そのためクレジットカード付帯保険は単体で利用せず、旅行保険と組み合わせたほうが安心です。
【3カ月以上の留学におすすめの保険】
3カ月以上の中期から長期の留学を予定している場合は、海外留学保険がおすすめです。
学業や病気・ケガ、日常生活のトラブルを幅広くカバーしてくれるため、安心して留学生活を送ることができます。
また、旅行保険の保証期間は基本的に3カ月ですが、保険会社によっては1〜2年間の保証期間を提供しているプランもあります。留学保険とほとんど変わらない補償内容が用意されている旅行保険もあるため、留学保険と比較しながら検討すると良いでしょう。
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海外留学保険は種類が多いため、どの保険会社と契約すべきか迷うこともあるでしょう。ここではフィリピン留学におすすめの保険商品を3つご紹介します。
会社名 | 1か月の保険料 | 1年間の保険料 |
---|---|---|
ジェイアイ傷害火災保険会社 | 1万3,980円〜 | 19万9,870円〜 |
エイチエス損害保険 | 1万5,930円〜 | 21万810円〜 |
AIG損害保険会社 | 2万2,800円〜 | 24万6,560円〜 |
ジェイアイ傷害火災保険会社の海外留学保険「t@biho(たびほ)」は、なるべく安価な保険料で充実した補償を求める方におすすめです。
治療費は最大3,000万円までカバーされ、個人賠償責任は1億円まで補償されます。賃貸やシェアハウスで家具を破損した際の生活用動産やトラブルに巻き込まれた際の弁護士費用もカバーされます。
補償内容は自分でカスタマイズできるため、フィリピンでの暮らし方などを考慮して選択しましょう。
エイチエス損害保険の留学プランは、32日〜1年までを保証期間としています。それ以上の長期留学の場合、手続きをすることで保証期間の延長が可能です。
また、滞在期間が6カ月以上の留学生向けに、歯科治療費用補償特約付きプランも用意されています。歯科治療付きプランの費用は、なしのプランと比べても1〜2万円ほどしか変わらずリーズナブルです。そのため中長期の留学を予定している方は加入をおすすめします。
その他、プランが細かく設定されているため、予算や求める補償内容に合わせて選択できる点もうれしいポイントです。
医療保障の充実を求める方には、AIG損保の海外留学保険がおすすめです。この保険では、1カ月以上の留学期間を設定している学生に向けて、すべてのプランで治療・救援の補償費用を無制限としています。
また、滞在期間が1カ月未満の短期留学生には、歯科治療や持病が悪化した場合の治療費を補償するプランもあります。虫歯になりやすい方や持病に不安がある方にぴったりです。
医療機関の紹介や手配、通訳などにも365日24時間対応しているため、いつ何が起きても安心して頼ることができます。
フィリピン留学の際には、保険だけでなくさまざまな準備が必要です。
例えば、パスポートの発行や航空券の手配、語学学校の選定などは、留学日から余裕を持って準備を進める必要があります。しかし各種手続きで用意すべき申請書や証明書には利用期限が設けられていることもあるため、準備が早ければ早いほど良いというわけでもありません。私生活を送りながらスケジュールを管理し、手続きや準備を全て自分で行うのは手間と時間がかかります。
フィリピン留学の準備を1人で進めることに不安がある方は、ぜひスクールウィズを活用してください。
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LINE相談でカウンセラーと話す内容については、以下で体験記事を紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。
【体験談】スクールウィズのLINE相談ってどんなことができるの?実際の流れやできることなどをまとめてみた!
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フィリピンで保険を契約する際は、次のことに注意が必要です。その内容を見ていきましょう。
日本の保険会社が提供する留学保険には、渡航後に加入できるものはほとんどありません。仮にあったとしても、保険料が高額であったり、補償内容に乏しかったりするケースが多くあります。
現地の海外留学生向け保険に加入することも1つの手ですが、日本語でのサポートを得られる商品はほとんどありません。保険の利用時のやり取りは全て英語で行われるため、補償を得たいときにスムーズに申請できないことも考えられます。
また、日本の海外留学保険は、家を出た瞬間から補償が適用されます。現地に到着する前のトラブルにも対応してもらえるため、無事にフィリピンに到着するためにも、必ず渡航前に保険に加入しておきましょう。
海外留学保険は、医療費や盗難など幅広くサポートしてくれます。しかし、全てのトラブルに対して保険が適用されるわけではありません。
以下の内容に該当する場合、保険料が支払われないことがあるため注意しましょう。
上記の中で特に注意したいのが、「契約者の故意や過失」という内容です。わざと落としたりなくしたりした物や、うっかり置き忘れた私物に関しては補償されません。「不慮の事態」「第三者によって与えられた損害」などにしか保険は適用されないため、注意が必要です。
また、保険内容によって補償できる範囲は異なります。例えば、「携行品」の補償はスマホやカメラなど日用品の破損や盗難を補償するもので、家具や家財に関しては対象外となります。長期留学のプランには家具・家財の補償が含まれる「生活用動産補償」がプラスされるのが一般的ですが、短期留学プランには付帯していないことも少なくありません。
「保険に入っているから当然支払われると思っていたのに、すべて実費になってしまった」といったことにならないよう、保険加入時は必ず補償の対象となる内容をよく確認しておきましょう。
フィリピンは物価が他国よりも安価な傾向にあることから、留学先として人気の国です。のんびりとした国民性も、日本人の留学生から渡航先として選ばれる理由の1つといえます。
ゆったりとした雰囲気のフィリピンで楽しい留学生活を送るためには、海外留学保険に加入することが重要です。万が一、現地でトラブルに巻き込まれても、手厚いサポートを得ることで、その後も安心して留学生活を継続できます。
本記事を参考にして、ぜひ自分の留学期間や予算などにぴったりの留学保険を選んでください。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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※1...ジェイアイ傷害火災 海外の医療事情 -フィリピン(マニラ)(参照日:2024年7月21日)
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