
3カ月のフィリピン留学は、英語が「何となく聞き取れる」から「自分の言葉で話せる」へ変わり始める期間です。初心者が中級者になるまでに必要とされる学習時間の目安に、ちょうど手が届くラインだからです。
ただし、3カ月あれば誰でも同じように伸びるわけではありません。渡航前にどこまで準備したか、現地で何に時間を使ったかで、帰国時の英語力は大きく変わります。
・3カ月あれば初心者から中級者、日常会話が成立するレベルまで届く
・リスニングとスピーキングは伸びるが、ネイティブ並みの流暢さには年単位かかる
・伸びる人と伸びない人の差は、渡航前に文法と語彙の基礎を固めたかどうか
3カ月に限らずフィリピン留学の全体像から知りたい方は、フィリピン留学まとめもあわせてご覧ください。
[目次]

結論から言うと、3カ月のフィリピン留学で劇的な効果を得られる可能性は十分あります。
しかし、その人のモチベーションや現時点での英語レベル、英語学習への取り組み方によって、結果は大きく変わります。
計画的に勉強を進めていけば大きな変化を感じることもできますが、怠けてしまうとせっかくの留学期間を無駄にしかねません。3カ月でしっかりと効果を得たい人は、これから紹介するポイントや勉強法などをしっかりと実践してみてください。
ちなみに、3カ月のフィリピン留学では、初心者ほど効果を感じやすいと言われています。
下記の表は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルごとに必要な学習時間と、対応するTOEICスコアをまとめたものです。学習時間は英語資格試験を運営するCambridge Englishが公開する目安、TOEICスコアはETSが欧州10カ国の専門家22人と実施した調査にもとづく最低スコアです。
| CEFRレベル | 学習時間の目安(初心者からの累計) | TOEIC(L&R)の最低スコア |
|---|---|---|
| C2 | 1,000〜1,200時間 | - |
| C1 | 700〜800時間 | 945点 |
| B2 | 500〜600時間 | 785点 |
| B1 | 350〜400時間 | 550点 |
| A2 | 180〜200時間 | 225点 |
| A1 | 90〜100時間 | 120点 |
この表の時間は、まったくの初心者からの累計です。すでにA1レベルにある人がB1へ届くまでに必要なのは、差し引き250〜310時間ほどとなります。
フィリピン留学ではレッスンが1日7〜8時間ある学校が多く、週5日を12週間続けると420時間前後。B1を目指すのに必要な時間を、レッスンだけで確保できる計算です。
ただし、英語学習の進捗は母国語の影響を受けます。日本語は英語と成り立ちや文法が大きく異なるため、日本語話者の場合はもう少し時間がかかることがあります。

ここでは、3カ月のフィリピン留学で得られる効果について、より具体的に見ていきます。常に英語漬けの生活になるため、英語技能のさまざまな側面で変化が期待できるはずです。
フィリピン留学ではマンツーマンでレッスンを受けるのが一般的です。レッスンの時間も1日7〜8時間とたっぷりあります。複数人のクラスで授業を受けるよりも圧倒的にアウトプットの時間が多いため、スピーキング力アップが期待できるでしょう。
また、外務省のフィリピン基礎データに記載の通り、フィリピンは英語が公用語のひとつであるため、レッスン外でも英語に触れる時間があります。英語に触れる時間が多くなる中で自然とリスニング力も鍛えられていくでしょう。

レッスンではただ話をしていくだけでなく、カリキュラムに沿って文法事項やボキャブラリーを学ぶ時間もあります。「英語を英語で学ぶ」という体験ができるので、今まで触れてこなかった語彙にたくさん触れることができるでしょう。
また、レッスンで学習したことをすぐに実践で試せる場所がたくさんあるので、習ったフレーズを繰り返し使うことができます。何度も触れる中で習った語彙や文法を徐々に習得していけるはずです。
英語力が全体的に底上げされることで、TOEICなどのテストスコアの向上も期待できます。特に、常に英語環境に身を置くことで自然とリスニングのスコアアップが目指せるでしょう。
もちろん、初級者がいきなり満点を取れるほどの伸びを期待するのはなかなか難しいですが、500点台の人が700点くらいまで上げることは可能な範囲です。また、中にはTOEICに特化したコースを開設している語学学校もあるので、スコアアップを目指している人はそういったコースを受講するのもおすすめです。

次は、反対に期待するのが難しい効果を3つご紹介していきます。言語学習にはいろいろな側面がありますが、その中には3カ月のフィリピン留学ではあまり変化を感じにくいものもあります。
3カ月あれば「英語に慣れる」そして「英語でコミュニケーションをとる」レベルまでには到達することはできるでしょう。一方で、ネイティブのような流暢さを手に入れるのはなかなか難しいです。
一般に、流暢に話せるようになるには繰り返しの訓練が必要であり、「ペラペラ」と言えるようになるには年単位での時間がかかります。そのため、3カ月のフィリピン留学でネイティブ並の英語力になるというのは非常に難しいと言わざるを得ません。

元々の英語力によっても、伸び方は変わってきます。ある程度基礎が固まっていて、すぐに実践練習に入れる人ならスピーキング力やリスニング力の向上といった効果が期待しやすいです。
一方、中学英語がままならない初心者の場合、まず文法や語彙の習得から始まります。そのため、3カ月の期間ではコミュニケーションの練習まで十分にこなせない場合があります。十分な効果を得たいと思ったら、留学前に文法やボキャブラリーなど基礎部分は固めておきましょう。

TOEIC800点は、上の表のB2(785点)を超える水準です。初級〜中級者の場合、3カ月のフィリピン留学に行ったからといって、いきなりここへ届くのは難しいでしょう。こういった英語力チェックテストで高得点を目指すには、そのテストの形式に応じた対策が必要です。
仮に、元々のスコアが500点程度の人が800点以上を目指したいと思ったら、ただ留学に行くだけでなくTOEIC対策にしっかり時間を割く必要があります。
ここでは、実際に3カ月のフィリピン留学をした人の体験談をご紹介していきます。現地でどんなことに取り組んでいたのか、留学の前後で英語力にどのような変化があったのかを見ていきましょう。

photo by:まささん
大学生のうちに知らない世界を見てみたいという思いから留学を決めたまささん。セブ島に3カ月留学し、平日はじっくり英語と向き合い、土日はアクティビティに参加するなどさまざまな経験をしました。
「CIA」という学校で3カ月過ごすなかで韓国や台湾、アラブ首長国連邦など多様なバックグラウンドを持つ友人ができたそうです。3カ月の留学を経て、TOEICのスコアは500点から740点にアップ。上の表に当てはめると、A2から中級者のB1へ到達した計算になります。
まささんの留学体験は下記ページでさらに詳しく紹介しています。
みんなの留学体験記:フィリピン・セブ「Cebu International Academy」まささん(3カ月・大学生)

photo by:mayuさん
社会人として6年間働いたあとにフィリピンへと留学したmayuさん。変化のない日々に嫌気がさし、アイルランドへのワーホリを決意。その前に英語力アップをしたいと、フィリピン留学に参加しました。
留学先には落ち着いた環境でじっくり勉強ができる「MMBS」という学校を選び、3カ月みっちりと英語と向き合ったmayuさん。初めは単語をつなぎあわせて話すことしかできなかったそうですが、3カ月後には時制などを考えながら、文法に沿った文章が作れるようになったそうです。
mayuさんの体験談は下記の記事でさらに詳しく紹介しています。
みんなの留学体験記:フィリピン・ターラック「MMBS」mayuさん(社会人・3カ月)

3カ月のフィリピン留学で効果を確実に出すためには、自分に合った学校やコース選び、事前の学習が欠かせません。ただし、どれが自分に合っているかを判断するには、"コツ"が必要です。
プラン選びに迷ったら、ぜひスクールウィズにご相談ください。留学問い合わせ実績9万人以上をもとに、学校選びから出発前の英語学習まであらゆる側面からサポートします。
自分に合う学校が分からないときは、下記の無料LINE相談をご利用ください。今の英語力と3カ月という期間から、候補になる学校とコースをお伝えします。
「LINE相談ってどんな感じ?」と気になる人に向けて、下記の記事で体験談をご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
【体験談】スクールウィズのLINE相談ってどんなことができるの?実際の流れやできることなどをまとめてみた!

3カ月という短い期間で期待するような効果を得るためには、戦略的な学習方法と継続的な努力が必須です。ここでは、学習効果を最大限引き出すためのポイントをご紹介していきます。

英語力がゼロの状態でも留学自体はできますが、あまりおすすめはできません。慣れない環境、わからない言語に馴染むのにいっぱいいっぱいになってしまって、あまり効率的な学習が期待できないからです。留学前に、中学レベルの文法と基礎的な語彙は復習しておきましょう。
スクールウィズでは、出発前サポートの一環として「プレ留学」というサービスを提供しています。初級から学べるプログラムになっていて、留学準備に特化したマンツーマンのレッスンやグループアクティビティが受けられます。スクールウィズを介して4週間以上の留学をする人なら無料で受講可能です。留学前の英語学習にぜひ役立ててくださいね。

スピーキングの習得には、「知っている知識」を「使える知識」にしていくステップが必要です。英語を話そう思っても、いざとなると知っているはずの簡単な単語も出てこない......なんて経験をしたことのある人は多いでしょう。
スムーズに言葉が出てくるようになるためには、まずは「英語で話すことに慣れる」段階を踏む必要があります。そのためにも、アウトプットの時間を増やすことがポイントです。
レッスンの中で積極的に話していくのはもちろん、自己学習でも瞬間英作文やシャドーイングで「話す」時間を増やしていきましょう。
フィリピン留学は人気が高いため、同じように留学している日本人に出会うことがあります。日本語で気軽に話せるためついつい日本人同士で固まってしまいがちですが、英語習得を目指すならそれはおすすめしません。レッスン外では英語を全く使わない、なんて状況にも陥りかねないからです。
もちろん、日本人同士でも「英語で話そう」と約束すればアウトプットの時間になるでしょうが、周りが同じだけのモチベーションを持っているとは限りません。英語環境に身を置きたいと思うなら、日本人同士で固まるのはなるべく避けましょう。
英語学習の成果は短期間では実感しづらく、モチベーションの維持がなかなか難しいです。「成長できているのかな?」と心配になってしまうこともあるかもしれません。
そういった場合には、校内で行われるTOEICなどの模擬テストを受けたり、先生に積極的にフィードバックをもらったりしましょう。
定期的に実力をチェックすることで、成長を実感できるはずです。もしくは、定期的に英語で話している音声や動画を録っておくこともおすすめです。帰国する頃には、その変化を実感できるはずです。
今回は、3カ月のフィリピン留学の効果について詳しく解説してきました。3カ月という期間で効果が出るかどうかは、本人のやる気や取り組み方に左右されますが、帰国後に十分変化を感じられる期間です。
より確実に効果を実感するためには、自分に合った学校選びとコース選びも欠かせません。学校の探し方が分からないときは、スクールウィズの無料LINE相談をご利用ください。予算と目標をもとに、3カ月で通える学校の候補をお伝えします。
また、実際に留学するとなると、費用についても考える必要があります。通う学校や滞在方法によって費用は変わりますが、3カ月では約106万〜131万円が目安です。費用について詳細が知りたい人はぜひ下記の記事もご参照ください。
【最新版】3カ月のフィリピン留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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