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日本からのアクセスが良く、物価が安いフィリピンは日本人に人気の語学留学先です。一般社団法人海外留学協議会(JAOS)が2023年に実施した調査(※1)では、日本からフィリピンへ5,792人(前年比268%増)が留学したことを示しています。
しかし、一部では「フィリピン留学はおすすめできない」「フィリピンの生活が辛い」といった意見も確認できます。ネガティブな意見を見て、フィリピン留学に行くべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、フィリピン留学をおすすめしないと言われる理由や、メリット、向いている人・向いていない人などを解説していきます。現在フィリピンへの留学をお考えの方はぜひ記事を参考にしてみてください。
[目次]
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ここではフィリピン留学がなぜおすすめしないと言われてしまうのかを解説していきます。
フィリピン留学をおすすめしない理由に「英語力が伸びなかった」という意見を見かけることがあります。確かにフィリピンには日本人が多く留学しているため、語学学校の寮で生活すれば、日本語だけで過ごせてしまいます。日本人にとって物価が安いので誘惑が多いことも影響し、自ら積極的に英語を使い、勉強に時間を投資しなければ、英語力が伸びなかったと感じることもあるでしょう。
英語力は現地でどのように過ごすかで大きく変わります。特に、英語のスピーキングやリスニング能力は会話の回数を増やすことでしか向上しません。
「英語力が伸びなかった」という結果は、フィリピン留学自体ではなく、その人の過ごし方に問題があるケースが多いです。最初は会話に苦労するかもしれませんが、留学先の環境を積極的に活用し、自ら英語を使う機会を作ることが重要です。
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フィリピンでは英語が公用語ですが、あくまで第二言語です。もっとも話されているのはタガログ語であり、英語は主に公の場やビジネスシーンで使用されます。
つまり、フィリピン人の英語は非ネイティブ言語であり、講師によって文法や発音の理解・指導レベルが異なることがあります。通う学校や担任する教師によっては、「留学したのに思ったほど英語が伸びなかった」と感じることもあります。上級レベルでネイティブ環境での実践的な英語を求める人には、物足りないと感じるかもしれません。
このような失敗を避けるためには、自分に合った学校選びが重要です。学校のカリキュラムや講師の質を確認し、自分の目的に合った環境を選ぶことで、より効果的なフィリピン留学を実現できるでしょう。
フィリピンはスリやひったくり、詐欺などの治安面、停電やネット環境など生活インフラの不安定さなど環境面は日本と大きく異なります。また、食事や衛生状況の違いによって体調を壊して勉強に支障が出るケースもあります。
こうした治安面、環境面の課題に対処するためには、貴重品を厳重に管理して危険なエリアを避ける意識を持ち、学習環境が整った学校、生活インフラの整った寮を選ぶことが大切です。食事では、水道水を避けて衛生的なレストランを利用するなどの注意を払えば、体調不良になるリスクを減らせます。
フィリピンでは外食費や交通費は安めですが、学費や寮費はそこまで安くはありません。また、初級者向けの学校が多いため、すでに基礎的な力がある中上級者には、支払った費用に対して満足な効果を得られなかったと感じる人もいます。
フィリピンの語学学校は日本人比率が高く、日本語環境になりがちな面や、欧米圏に比べて実践的な英語環境が少ないことから、コスパが悪いと考えてしまうこともあるでしょう。留学先を選ぶ際は自分のレベルに合った環境の国を選び、費用対効果を考えながら比較検討すると良いでしょう。
フィリピン留学にはネガティブな意見がある一方で、さまざまな魅力があります。ここでは、フィリピン留学のメリットについて詳しく紹介していきます。
下記の通り、フィリピンは他の英語圏の国と比較しても留学費用が安いです。フィリピンの学費だけを見ると「1週間:12.9万円」「1カ月:27.7万円」です。
国名 | 1週間 | 1カ月 |
---|---|---|
フィリピン | 22.0万円 | 42.3万円 |
アメリカ | 52.0万円 | 104.1万円 |
カナダ | 39.1万円 | 75.5万円 |
オーストラリア | 30.2万円 | 64.8万円 |
ニュージーランド | 34.9万円 | 68.6万円 |
マルタ | 34.4万円 | 73.7万円 |
他国と比較すると、カナダ「1週間:12.7万円」「1カ月:26.9万円」オーストラリア「1週間:13.2万円」「1カ月:25.6万円」と大差ありませんが、フィリピンは学費に滞在費や食費が含まれるという特徴があります。フィリピンでは、基本的に語学学校が滞在先を手配します。
フィリピンの留学費用は年々上昇しつつありますが、それでもまだ他の国より安いです。そのため、費用にこだわりたい人には適した留学先といえるでしょう。
国別・期間別の費用を知りたい方はこちらの記事を見てください。
短期留学の費用を徹底解説!国別・期間別の費用比較と節約術
フィリピンの語学学校では、講師と一対一のマンツーマン授業のカリキュラムが多く用意されています。マンツーマン授業では自分にあった学習プランを提供してくれることに加え、会話の機会が数多くあるのが特徴の一つです。
欧米圏の語学学校では、日本と同様にグループで授業を受けることが一般的です。その場合、会話についていけず発言できなかったという声はよく聞きます。
基礎力に不安がある初心者で英語を喋る機会を増やしたい人には、フィリピンはぴったりの国といえるでしょう。
フィリピンの語学学校は、初心者~中級者が短期間で英語漬けの環境に身を置くのに適しています。
特に「スパルタコース」と呼ばれるプログラムでは、1日10時間以上の授業や自習が組み込まれており、集中的に英語力を伸ばせることが特徴です。また、マンツーマン授業ではスピーキングの機会が豊富で、自分のレベルや弱点に合わせた指導を受けやすいこともメリットといえるでしょう。
ここではフィリピン留学がどんな人に向いているのか、向いていないのかを紹介していきます。
フィリピン留学は英語の初心者〜中級者で、短期間の休暇を利用して集中的に勉強したい人におすすめです。フィリピンでは英語環境でのマンツーマン授業を通じて、限られた時間でスピーキングやリスニングを集中的に伸ばせます。
また、フィリピンは日本からは約4時間ほどで行くことができ、時差もマイナス1時間と大きな違いはありません。そのため、渡航後も日本とほぼ変わらない生活リズムで集中して学習できます。初めての海外留学でも挑戦しやすく、環境の変化に適応しやすい点も魅力といえるでしょう。
本記事でも紹介した通り、フィリピンは他国と比較しても授業料が安く、コスパよく英語学習を進められる国です。留学費用の目安は「1週間:22.0万円」「1カ月:42.3万円」で学費に滞在費や食費も含まれるため、コストを計算しやすいです。
また、日本からの距離も比較的近いため、欧米圏と比較しても渡航費が抑えられます。費用対効果を重視しながら英語を学びたい人にとって、フィリピンは魅力的といえます。
スパルタな環境でもモチベーションが高く頑張れる人は、フィリピン留学に向いています。
フィリピンのスパルタコースでは、朝から夜まで厳格な学習スケジュールが組まれており、強制的に英語漬けの環境に身を置くことができます。また、授業以外でも自習やテストが課されることが多く、英語を本気で学びたい人には適しているといえるでしょう。
フィリピン留学は、TOEICやTOEFLなどの資格勉強や、ワーキングホリデー前の基礎固めには適していますが、ネイティブレベルの英語を目指すには限界があります。
キャリアアップや進路に向けてより高度な英語力を目指す人は、フィリピンで基礎を学び、その後別の国で実践的な英語を学ぶことが一般的です。
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日本と比較すると、フィリピンの治安や衛生面は良いとはいえません。スリやひったくり、詐欺のリスクがあり、停電やインフラの不安定さも日本と比べると大きく劣ります。
衛生面も日本とは異なり、食事や水が合わずに体調を崩す人もいます。安全で快適な環境にこだわりたい人には向いていない可能性があるでしょう。
フィリピン留学について、インターネット上にさまざまな情報がありますが、フィリピンの留学事情はここ数年でも発展しており、現実とかけ離れた古い情報を元に発信されていることも少なくありません。
そのため、留学先を検討する際は最新の情報を参照することをおすすめします。スクールウィズでは、最新情報を知る留学カウンセラーが、事前学習のサポートから渡航後の生活まで、留学に関する総合的なサービスを提供しています。
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今まで記事を読んできて「やっぱり自分にフィリピン留学は向いていないな」と感じる人もいるかもしれません。ここでは、フィリピン以外の留学先でおすすめの国を紹介していきます。
【1カ月の費用目安】
73.7万円
マルタは地中海に位置する小さな島国で、公用語が英語のため語学留学先として人気があります。欧州圏にある国でフィリピンと比べて治安が良く、インフラや衛生環境も整っています。
マルタはフィリピンの治安や生活環境に不安を感じる人や、留学後にヨーロッパ圏でのキャリアを考えている人、多国籍の留学生と積極的に交流したい人にはおすすめです。留学費用はフィリピンより高めですが、環境面を重視する人に適した国と言えます。
マルタ留学の詳細はこちらからどうぞ。
マルタ留学
【1カ月の費用目安】
75.5万円
カナダは英語とフランス語が公用語の多文化国家で、教育水準が高く治安も比較的安定しているため語学留学先として人気です。トロントやバンクーバーなどの主要都市はネイティブスピーカーの割合が高く、大学や専門学校やカレッジ(専門技術を学ぶ教育機関)のコースも豊富にあり、本格的な英語環境で学ぶことができます。
また、カナダはワーキングホリデー制度が整っているため、留学後に現地で働いて稼ぎながら英語を強化することもできます。費用はフィリピンより高めですが、長期的なキャリア形成を考える人にはおすすめできる国です。
カナダ留学への詳細はこちらから。
カナダ留学
【1カ月の費用目安】
68.6万円
ニュージーランドは、自然豊かな環境が魅力の英語圏の国です。教育の質も高く、治安が良いため、安心して学べる環境が整っています。また、オーストラリアやカナダと比較しても滞在費や食費が若干安い上、ワーキングホリデー対象国でもあるので、働きながらお金を貯めることもできます。
ニュージーランドはフィリピンのような短期集中型ではなく、じっくりと腰を据えて落ち着いた環境で学びたい人におすすめです。
ニュージーランドへの留学の詳細はこちらの記事をどうぞ。
ニュージーランド留学
「英語力が伸びなかった」「治安や環境面に課題がある」などのおすすめではないという声もありますが、フィリピン留学は短期間で集中的に英語を学びたい初心者や中級者にとって、大きなメリットもあります。
コストを抑えつつマンツーマン授業で英語力を強化できる点は、他国にはない魅力です。迷っている方はご紹介したマルタ・カナダ・ニュージーランドも比較しながら、ぜひ自分にあった留学プランを計画してみてください。
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※1...JAOS「一般社団法人 海外留学協議会(JAOS)による日本人留学生数調査 2023」(参照日:2025-03-25)
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