留学で語学学校に通う必要はある？メリットや効果を紹介

留学を検討している人の中には、語学学校に通うかどうか迷っている人も多いのではないでしょうか。

留学で語学学校に通う義務やルールはありませんが、通うことにはたくさんのメリットがあります。

しかし、語学学校に通うには費用がかかるうえ、効果が感じられないかもしれないと通うかどうか悩んでしまいますよね。

そこで今回は語学学校に通うメリットを詳しく解説します。英語力ゼロから語学学校に通い、効果を感じられるまでの期間も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

留学中に語学学校に通うのは義務？

留学といえば、語学学校へ通うイメージがある人も多いのではないでしょうか。

自分は通う必要があるかを考えるために、まずは語学学校がどんな場所なのかをおさらいしましょう。

語学学校への入学は義務ではない

留学中の語学学校への通学は義務ではありません。例えばワーキングホリデー（ワーホリ）のような渡航方法は、滞在中の過ごし方は自由です。よって、語学学校に通わず生活をスタートする人もいます。

ワーキングホリデー中に語学学校に通うべきかどうか、もしお悩みなら以下の記事も参考にしてください。
ワーキングホリデー中は語学学校へ通うべき？通う場合の期間や費用相場、学校の選び方などを解説

またすでに高い英語力があれば、語学学校に通う必要がないかもしれません。このように、語学学校へ通うのは必須ではないと知っておきましょう。

語学学校は語学を学ぶ場所

語学学校とは文字通り、語学を学ぶ場所です。英語をはじめとする第二・第三言語を習得するために通い、講師から文法やスピーキング、ライティングなどを学びます。

日本の英会話スクールとは異なり、世界各国から英語を学びに留学生が集まるのも特徴のひとつ。留学生同士で英会話を練習することも可能です。

語学学校には大学付属の学校と独立した民間の学校があり、どちらも入学時に英語レベルをチェックするテストを受けるのが一般的です。テストの結果に合わせてクラスが振り分けられ、英語初心者から上級者まで自分のレベルにあった授業を受けることができます。学校によっては、渡航前までにオンラインでテストを行うこともあります。

語学学校の様子やカリキュラム、1日の流れなどは下記の記事で詳しく紹介しています。参考にしてみてくださいね。
語学学校ってどんなところ？留学生活をイメージしてみよう

語学学校に通うメリット

次に、語学学校に通うことで得られるメリットを紹介します。

英語を集中的に勉強できる

最大のメリットは英語学習に集中できることです。語学学校では週に20〜30時間、多い場合では約50時間もの授業があります。

特にフィリピンに多いスパルタ式・セミスパルタ式の語学学校は、授業数が多いだけでなく、放課後の自習が必須だったり平日の外出が禁止されていたりすることも。より英語を集中して学べる環境です。日本にいるとなかなか集中して勉強できない人にはうってつけと言えます。

また、すぐに講師に質問できる環境も語学学校ならでは。例えば、フィリピンの語学学校は講師と1対1で学べるマンツーマンレッスンがほとんどです。周囲の学習ペースを気にせず質問できるため、理解が深まりやすいですよ。

留学生の友達ができる

留学先では、友達づくりに苦労する人も少なくありません。

語学学校には自分と同じ留学生が集まり、毎日顔を合わせるため、友達をつくりやすい環境があります。

英語力アップという同じ目標に向かって切磋琢磨するうちに、自然と仲が深まります。一緒に自習したり、休日に遊んだりすると留学生活がさらに楽しくなりますよ。

英語以外も学べる

語学学校によっては、語学以外にもアクティビティや専門スキルの授業を提供している場合があります。英語を学ぶだけでなく、リフレッシュしたり仕事に繋がるスキルを身に着けたりしたい人におすすめです。

留学プランによっては、企業見学やインターン先紹介などを実施していることも。留学後の進路を考えるきっかけにもなるはずです。

語学学校に通ったときの効果

英語力に自信のない初心者が語学学校に通った場合、どのくらい英語力が伸びるのでしょうか。留学期間によってどのように英語力が上がっていくか解説します。

なお、以下で紹介するTOEICスコアの推移は、Oxford University Pressのデータを参考に記載しています（※1）。

1週間

1日7～8時間ほど英語を勉強した場合、1週間で到達できるレベルは「英単語や英文法が少し分かる」状態です。初心者が英語学習をスタートし、英語に慣れるまでは約50時間の学習時間が必要と言われています。

1週間の留学だと50時間ほどが勉強時間の限界で、かつ英語に慣れ始めた段階です。1週間という限られた時間では、TOEICなどのテストのスコアに変化は現れにくいと考えましょう。短期間であることから、幅広くスキルを身に着けようとするのではなく、スピーキングやライティングなど特定のスキルを集中して伸ばすのもおすすめです。

1カ月

1カ月経つと英語で簡単な会話ができるようになったり、よく使う表現はスムーズに言えるようになったりするころです。英語を話すことへのためらいもなくなっていることでしょう。

1カ月の留学生活で、勉強時間は合計で約260時間が目安です。この頃からTOEICのスコアにも勉強の成果が現れてきます。もともと250点程度であれば350点と、スコアを約100点伸ばせると言われています。

3カ月

1日に7～8時間の勉強を3カ月続けた場合、勉強時間はトータルで600～700時間を超えます。TOIECのスコアに換算すると約550～600点を取れるレベルまでの成長が見込めます。

リスニングやスピーキングのスキルが上がり、中級に差し掛かるレベルです。短い会話なら順序立てて話せ、日常会話もスムーズに行うことができ、英語力がグッと高まったのを実感する頃です。

半年

半年が経過する頃にはさらに語彙力がつき、ビジネスやプレゼンも英語で対応できるレベルになります。

ここまでの勉強時間は、トータルで約1,200～1,500時間です。TOEICで950点を目指すには1,750時間の勉強が必要だと言われているので、毎日コツコツと勉強していれば、スコアアップしてきている実感が得られるでしょう。

1年

留学生活をスタートして1年を過ぎると、日常生活での会話はもちろん、ビジネスでも英語が使えるようになり、英語力は上級者レベルに到達します。

1年間で勉強できる時間は合計で約3,000時間です。それだけ勉強すると、英語初心者からのスタートでも不自由なく英語が使えるようになるでしょう。

一方で、語学学校で学ぶだけではスラングやくだけた表現はなかなか身に着きにくいかもしれません。そういった語彙力や表現力を身に着けたいなら、英語の本や映画に触れたり行動範囲を広げたりして、インプットとアウトプットの機会を増やしましょう。

留学期間ごとの効果について、自分の英語レベルを踏まえたアドバイスを受けたいならスクールウィズのLINE相談をご利用ください。

語学学校に通うのがおすすめな人

英語を使いこなせるようになるまで、膨大な勉強時間が必要です。

そのため英語レベルが初級～中級の人、効率的にTOEICなどのスコアを伸ばしたい人は語学学校に通うとよいでしょう。

語学学校ではリーディング・リスニング・スピーキング・グラマーと分野ごとに自分のレベルに合ったコースを受けられます。効率的に英語力を向上させたいなら欠かせません。

また、同じ留学生の友達が欲しい人にもおすすめです。語学学校には世界中から英語を学びに留学生が集まります。学校での授業や課題、アクティビティを通して友達を作りやすい環境です。

日本で勉強するよりもモチベーションが上がり、その分効果も感じやすくなるかもしれません。

語学学校に通うのは意味ないと言われる理由

語学学校に通うメリットがたくさんある一方で、「通う意味がない」という意見を聞いたことがある人もいるかもしれません。ここでは、語学学校に通う意味がないと言われる理由を紹介します。

英語力が身に着かなかったから

意味がなかったと感じる人の多くは、語学学校で得られるはずのスキルや経験が手に入らなかった場合です。

語学学校に通う理由のひとつは、英語力を身に着けて次のステップに活かすためですよね。せっかく学費を支払って学校に通っても、英語力が身に着かなければ「意味がなかった」と感じてしまうかもしれません。

語学学校に通ったのになにも身に着いていないと感じるケースは、語学学校だけでなく留学生の現地生活や過ごし方に原因がある場合がほとんどです。次で詳しく紹介します。

なんとなく留学生活を過ごしたから

語学学校に通っても英語が身に着かない原因のひとつに、目標がないまま留学してしまうことが挙げられます。例えば、

・TOEICの点数を300点アップさせたい
・留学後に英語を使う仕事がしたい

など明確な目標がないとモチベーション高く留学生活に挑めず、英語学習にも力が入りにくくなるでしょう。

語学学校に通っているという安心感から、毎日遊んでばかりいては英語力は伸びません。

英語力を高めるには、学校に行くだけではなく自分で勉強することが大切。予習・復習してインプット量を増やし、学んだ英語を日常生活でしっかり実践してアウトプットしていきましょう。

もし語学学校へ通おうかどうか迷うなら、スクールウィズのLINE相談をご利用ください。留学におすすめの国や語学学校について、留学カウンセラーが無料で相談に乗ります。

留学中に語学学校に通って効果を感じるには

後悔しない留学をするには、留学前の準備から力を入れましょう。次は、語学学校に通ってしっかりと英語力を伸ばすためのポイントを紹介します。

自分のレベルに合わせて計画する

まずは留学する目的を明らかにし、目標を決めてから留学の計画を考えましょう。TOEICの目標スコアや帰国後の進路など、なるべく具体的に決めるのがおすすめです。

留学期間を自分に合わせて決めよう

目標が決まったら、現在の英語力から目標達成までに必要な勉強期間を計算します。

例えば英語初心者の人が「英語でアルバイトできるレベル」を目標とするなら、最低でも約1,200時間の勉強時間が必要になります。1日8～9時間学習するなら、約5カ月は学校に通うのが理想です。

このように、目標達成に必要な勉強時間や留学期間は英語力のレベルによって異なります。自分の英語力に合わせて決めましょう。

自分だけで目的や目標を決めるのが難しければ、留学エージェントに相談して一緒に考えるのもひとつの方法です。

語学学校をしっかりリサーチする

留学の目標を叶えるには、語学学校のリサーチが必要不可欠です。初心者であれば初心者向けコースのある学校や、TOEICスコアアップが目的ならTOEIC対策コースのある学校など、目標にあった授業やサポートが受けられるかどうかを確認してください。

あわせて、ショッピングモールや観光スポットなどの周辺環境や治安などもリサーチしておくと安心できるでしょう。

授業以外でも英語をしっかりと実践していくなら、日本人がなるべく少ない学校や、さまざまな国の留学生が集まる学校をリサーチして選ぶと良いでしょう。日常生活で日本語を使わず、学んだ英語を留学生同士でアウトプットすることは上達の近道となるはずです。さまざまな国の留学生とのコミュニケーションは、視野を広げることにもつながります。

語学学校のリサーチにお困りであれば、留学エージェントのスクールウィズのLINE相談も活用してくださいね。

事前に英語学習をしておく

留学前に英語を勉強しておくことも大切です。英語初心者が日常会話レベルの英語を身に着けるには、時間がかかります。基礎を身に着けてから留学すれば、良いスタートダッシュが切れるはずです。

目指すは中学レベル

英語初心者なら、最低でも中学レベルの英語力は身に着けてから留学するのがおすすめです。中学レベルの英語力は、留学先で応用的な表現や単語、文法を学ぶために必要不可欠です。

また、ビジネス英語のマスターが目標の場合、中学レベルの英語力があれば2〜3カ月、約400～600時間の学習時間で目標到達が見込めます。基礎が身に着いていない状態より必要な留学期間は短く、学費の節約に繋がるのもメリットです。

おすすめの勉強方法

まずは、中学レベルの英語の参考書を購入して勉強を始めましょう。

特に効果的なのが、テキストの文章を音読することです。文法や発音が身に着くだけでなく、スピーキングの練習にも繋がります。

留学前の英語学習には、スクールウィズ独自のプログラムである「プレ留学」も活用してください！

自分の英語レベルにあわせて、専任のチューターやコーチのサポートを受けながら集中して勉強できる内容です。さらに、スクールウィズ経由で留学する人同士でグループを作り、ともに切磋琢磨し合いながら勉強できます。

スクールウィズ経由で4週間以上の留学をするなら、サービス利用料金は無料です（別途入会金が必要）。気になる方は、スクールウィズのLINE相談から問い合わせてみてくださいね！

日常生活でも英語を実践する

語学学校の授業だけでなく、日常生活でも英語で話すことを意識しましょう。語学学校のスタッフや留学生との会話でも、学んだ表現を使ってみて、相手に正しく伝わるかどうか確かめてみるのがおすすめです。

さらに自信をつけるには、語学学校の外でも積極的に英語で会話をするのがマストです。観光スポットやスーパー、公共交通機関など日常生活の場面でも、実践の機会はたくさんあります。

日本にいるとなかなかできないアウトプットの機会を増やせるのは、語学学校に通うからこそのメリットです。

語学学校後、他の留学方法に挑戦するのもおすすめ

留学生の中には、1週間～数カ月間の短期で語学学校に通ってから他の留学方法へチャレンジする人もいます。目標達成を目指すために、まずは語学学校に通い、現地での勉強や生活に慣れておくのは効果的です。

語学学校の後に挑戦できる留学方法

語学学校に通った後は、以下のような留学方法に挑戦するのがおすすめです。

• ・ワーキングホリデー
• ・大学留学

ワーキングホリデー中に働く場合、ある程度の英語力が求められます。英語力が低いと、仕事探しに苦労するケースも考えられます。

ある程度の英語力があっても、レベルによって就労できる仕事も変わるため、希望する業界で働くには語学学校で英語力を身に着けておきましょう。

また、大学や大学院への正規留学を見据えて語学学校に通う人もいます。

海外の大学では現地の学生と同じように、英語で授業を受けて課題などにも取り組みます。授業を理解するには高い英語力が必要です。

語学学校の中には、大学が運営している附属の学校もあります。希望する大学が語学学校も運営していないかチェックしてみましょう。

語学留学でなくても留学はできる

語学学校に通うことはあくまで留学方法のひとつです。

とはいえ、語学学校で英語力を身に着ければ、現地で働いたり大学に正規留学したりして、さらなる挑戦ができます。

英語力をアップさせたい人や新しい挑戦をしたいなら、まずは語学学校に通うことからスタートしてみましょう。

まとめ

今回は語学学校に通うメリットや語学学校で英語力を身に付ける方法を紹介しました。

あくまで語学学校に通うことは留学方法のひとつですが、自分の目標や目的にあわせて、語学学校に通うかどうかや留学期間を考えてみてください。

もしひとりで留学を計画するのが難しいと感じているなら、留学カウンセラーに相談するのがおすすめです。もちろんスクールウィズでも無料相談を受け付けているので、下のボタンよりLINE登録の上ご相談ください。

あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

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1. ステップ1：目星をつける
2. ステップ2：相談する
3. ステップ3：申し込む
4. ステップ4：渡航準備
5. ステップ5：出発！

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

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