海外の大学に編入留学して、新しい道へ進もう!メリットや流れ、注意点などを徹底解説

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「日本の大学からでも海外の大学に編入できるの?」「今まで取った単位はどうなるの?」

など、編入での留学に興味はあるけど、分からないことが多くて迷っているという人もいるのではないでしょうか?

周りに経験者は少ないかもしれませんが、日本の短大や大学からでも、海外の大学に編入することは可能です。日本で取得した単位を編入した大学に移行できることもあり、その場合は日本と海外あわせても合計4年で卒業できます。

また編入留学は、留学する上での総合的な学費を抑えられたり、将来ビジネスに役立つ力が身についたりと、さまざまなメリットがあります。

ただし、デメリットや注意すべきポイントがあるのも事実です。

そこで今回は、海外の大学に編入して留学するメリット・デメリットや編入留学の流れ、注意点などを説明します。

編入留学の体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※費用はすべて1アメリカドル(USD)=110円で計算しています(2021年8月現在)。

海外の大学に編入して留学するメリット3つ

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日本の大学から海外の大学に編入して留学する場合、どのような利点があるのでしょうか?

編入留学の主なメリットは、次の3つです。

  • ・総合的な学費を抑えられる
  • ・名門大学の卒業資格が取得可能
  • ・将来ビジネスで役立つ力が身につく

メリット(1)総合的な学費を抑えられる

海外の大学に編入すると、その大学に4年間通うよりも、学費を安く抑えることが可能です。

海外の4年制大学に新入生として留学する場合、費用の高さが最大のネックとなります。学費だけでなく、家賃や食費などの生活費も4年分支払わなければなりません。

特にアメリカの大学の学費は、年々高騰しています。1年分の学費だけで私立のハーバード大学は51,904USD(約571万円)、州立のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でも43,012USD(約473万円)かかります。

一方、日本の場合、文部科学省の調査によると、大学の学費の平均は国立で約53万5,800円、私立で約87万7,735 円とアメリカよりは低価格。

年間の学費は、日本とアメリカで約10倍もの差が出ることもあるのです。

3年次から編入すると現地で生活する期間が短くなるため、費用を節約できます。特に高くなりやすい学費を最大2年分も節約できるため、かなりお得です。

【出典】
Harvard Graduate School of Education「Tuition & Costs|」
UCLA「Tuition and Fees」
文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」

メリット(2)名門大学の卒業資格が取得可能

編入留学なら、現在の大学のレベルを問わず、海外の名門大学への進学を目指せます。海外大学を卒業できれば、現在の大学から大きくレベルアップし、将来の選択肢の幅を広げられることもメリットです。

日本の大学からアメリカの大学に編入する場合、現在通っている大学のレベルや学部は問われません。文部省に認可されている大学なら、通信制でも海外大学に編入可能です。

もし海外の名門大学に編入して卒業できれば、学歴に箔がつき、就職活動も有利に進められるでしょう。

現在の大学に満足できていない人や専攻を変えたい人にとって、編入留学は将来のチャンスが増える良い手段です。

メリット(3)将来ビジネスで役立つ力が身につく

海外の大学に編入すれば、社会に出てからグローバルに戦うときに役立つ国際感覚や仕事に必要な力が養えることもメリットの1つです。

海外の大学に留学したら、現地の学生と一緒に、同じカリキュラムで学習を進めます。

もちろん講義はすべて英語。さらには語学だけでなく、早口で喋る教授もいますし、プレゼン発表や授業中に意見を求められる機会など対応すべきことが多いです。

そのような中で海外大学を卒業するには、大変なことやトラブルに遭ってもその環境に対応・適応し、必要な単位を取得する必要があります。

同じような状況は仕事でも起きることがあります。商品のプレゼン中に詳しい説明や根拠を求められる、相手の納得のいく提案をしなければいけないなど、状況に合わせて臨機応変に対応する力が求められます。

過酷ですが、海外大学ならではの授業や課題を乗り越えることで、突然のトラブルや困難なことも自力で乗り越える力が身につくでしょう。

またネイティブばかりの環境で生活することで、日本とは違う文化や考え方に触れる機会が増えます。

物事を多角的に見たり、日本のことを客観視したりできるようになり、仕事に役立つこともあります。学力だけでなく、ビジネスパーソンとして必要なスキルが身につきますよ。

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海外の大学に編入して留学するデメリット3つ

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編入留学のメリットは分かりましたが、対するデメリットは何があるのでしょうか?

海外の大学に編入して留学するデメリットは、以下の3つが挙げられます。

  • ・すべての単位を移行できるとは限らない
  • ・英語力不足で苦しむことがある
  • ・専門分野の難しさについていけないことがある

デメリット(1)すべての単位を移行できるとは限らない

編入前の単位をどの程度移行できるかは、編入先の大学によって異なります。せっかく日本の大学で単位を取っても、すべて移行できるとは限りません。

基本的に一般教養科目は、移行が認められやすいです。一方、英語系の科目は認可されないケースもあります。

日本での英語科目は「外国語としての英語」を学ぶことが多いのに対して、英語が母国語のアメリカなどでは「国語としての英語」を学ぶためです。

初めて習う外国語は、アルファベットや単語など、基礎的な部分から学習がスタートしますよね。対して国語の授業は、日本の場合でも中高生レベルにもなるとひらがなや日本語の単語を学ぶことはほとんどありません。

作品から作者や登場人物の心情を読むなど、一歩先の読解力が求められ、日本の基礎的な英語の授業では求められるレベルに達しないのです。

編入留学を視野に入れている人は、海外の大学のカリキュラムを事前に確認してから、日本での履修科目を決めると良いでしょう。単位認定されやすい科目を多めに取っておくと、編入後の勉強が少し楽になります。

デメリット(2)英語力不足で苦しむことがある

海外の大学に編入すると、留学先の大学ではネイティブばかりの環境で講義を受けます。編入前から英語で授業を受けていても、現地の英語はレベルがまったく違い、すぐに理解できるとは限りません。

また海外の授業スタイルは日本とは違い、生徒参加型が多いです。分からないことはすぐに質問したり、積極的に発言したりする雰囲気があります。

活発に意見が交わされる中で、英語が聞き取れなかったり、自分の考えを述べられなかったりすると、取り残されている感覚に陥ることもあるでしょう。

ネイティブの英語スピードについていけず、つらい思いをする可能性もあるのがデメリットの1つです。

デメリット(3)専門分野の難しさについていけないことがある

編入すると、すぐに専門分野にフォーカスした授業が始まります。日本の大学では一般教養を広く浅く学んでいたにもかかわらず、編入した途端に深い専門知識を勉強しなければなりません。

必修科目を落とすと、翌年まで再履修できずに困る場合もあります。内容が難しいだけでなく慣れない環境で、しかも英語での専門分野の授業は、ついていけずに苦しくなる人もいます。

編入での留学は、日本の大学に通い続けるよりも格段に大変です。このようなデメリットがあることも覚悟しておきましょう。

海外の大学に編入して留学した体験談

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編入留学のメリットとデメリットが分かったところで、気になるのは実際に編入留学した後の生活ですよね。過去に編入留学した先輩が、現地でどのような経験をしたのか紹介します。

日本の大学からアメリカの大学へトランスファー(編入)する際に失敗しないためには 【アメリカ看護留学連載Vol.5】

アメリカにあるHesston Collegeの看護学部に留学していたゆうこばさんは、アメリカの別の大学に編入をして失敗してしまったそうです。

失敗と言っても、編入ができなかったわけではありません。編入先のガノン大学(Gannon University)に合格して、無事編入できたにもかかわらず、退学せざるを得ない状況になってしまいました。

単位の移行が想定通りに進まず、1年目からやり直さなければいけなくなってしまったのです。

そもそも短期間で卒業するために編入を決意したのに、最短でも卒業まで4年かかることが分かり、泣く泣く退学することに。

願書を送るタイミングでは、単位移行の可否が分からないというのが、編入留学で注意すべきポイントです。

ゆうこばさんの詳しい体験談は、以下の記事をご覧ください。
日本の大学からアメリカの大学へトランスファー(編入)する際に失敗しないためには 【アメリカ看護留学連載Vol.5】

このように編入留学は、大変なことや想定外のことも起こり得ます。

失敗を避けるためには、各大学の特徴や編入留学のリスクなど、事前に詳しくリサーチすることが大切です。そして、自分に合う進路を見つけましょう。

それでは、どのような流れで編入を進めればいいのか説明していきます。

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編入して大学留学するときの流れ

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編入して大学留学するには、どんな準備物や手続きが必要なのでしょうか?編入留学するときの手順を7ステップで紹介します。

ステップ(1)気になる大学の出願条件・提出書類を調べる

まずは、気になる大学についてのリサーチが必要です。大学のウェブサイトから、編入関連の情報をチェックしましょう。出願の条件や期日、提出書類などを確認してください。

必要な提出書類は大学によって異なります。一般的に提出を求められる書類は、次の通りです。

書類 概要
申込書(Application Form) 各大学で個別に作成される申込書。編入者が多いアメリカでは「Common Application」という共通のものが使される
エッセイ(Essay・Writing Supplement) 志望理由やこれまでの経験に関するエッセイ
スクールリポート 在籍中の大学の評価や支払い状況を確認するためのもの
在学中の大学での成績を証明する書類。成績証明書のGPAが合否に大きく影響する
成績証明書(Transcript) 在学中の大学での成績を証明する書類。成績証明書のGPAが合否に大きく影響する
中間試験リポート(Mid-Term Report) 成績証明書に反映されない直近の中間試験の結果を報告するためのもの。一部の名門大学で提出を求められる
推薦状(Recommendation Letter・Reference) 教授からの推薦状が必要な大学もある
TOEFL / IELTSスコア 最低限の英語力を証明するためのスコア。必要なスコアの目安はIELTS 6.5・TOEFL iBT 80点以上
SAT / ACTスコア アメリカの一部の大学で求められる共通試験のスコア。年に何回も受けるチャンスがある

ステップ(2)在籍中の大学で優秀な成績を残す

編入の合否には、上記に挙げた提出書類の中で「成績証明書」がもっとも重視されます。

成績証明書に記されるGPAは、2.0以上あれば編入留学は可能です。ただし、名門大学に合格するためには、GPA3.5以上を求められるのが一般的です。

特に難関大学なら、GPA4.0に近いスコアがないと合格は難しくなります。

出願までに時間がある場合は、成績証明書で落とされないために、高成績を目指して努力しましょう。

ステップ(3)期日までに書類提出・出願料支払いを済ます

各大学の出願期間に合わせて、出願手続きをします。期日までに出願できなければ、合否以前の問題なので、余裕を持って準備を進めてください。

また出願料が無料の大学もありますが、有料が一般的です。有料の大学は書類提出とあわせて、出願料の支払いも忘れずに済ませましょう。

ステップ(4)合否連絡

出願を終えてしばらくすると、合否の連絡が届きます。合格の場合、ビザの申請や入学に必要な書類が届くので、案内に沿って準備を進めましょう。

もしアメリカ国内での違う大学に編入する場合は、ビザ取得時に発行したSEVIS番号の移行が必要です。移行を忘れると、再度費用が発生してしまうので覚えておいてくださいね。

ステップ(5)単位移行の交渉をする

単位移行は、編入してから交渉するのが一般的。ただし大学によっては、合格発表後のタイミングで交渉をスタートできる場合もあります。

同じ国からの編入はスムーズに単位移行しやすいですが、日本から海外の大学に編入する場合は、単位の移行に手こずる学生も多いです。

編入後の負担を考えて、できるだけ多くの単位を認定してもらえるように交渉しましょう。講義名だけでは伝わらない授業の内容を説明することで、認められる場合もあります。

特に小さな私立大学は、交渉が成功しやすいです。交渉の際は、事前に英訳したシラバスを用意しておくことをおすすめします。

ステップ(6)履修登録する

単位移行が終わったら、実際に履修する授業を登録します。卒業に必要な単位取得に向けて、大学側のアドバイザーと相談しながら決めましょう。

ステップ(7)編入

ここまで完了したら、晴れて編入生としての大学生活が始まります。

最初に編入生向けのオリエンテーションがある大学が多いので、今後の生活について不安があれば、この場で確認しておきましょう。また同じ境遇の友達を作る良い機会なので、積極的に交流を図るのがおすすめです。

海外の大学に編入するときの注意点3つ

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海外の大学に編入する流れは、ざっくりと理解していただけたかと思います。ここからは、編入留学に関して注意すべきポイント3つを紹介します。

注意点(1)なぜ編入したいのか、目的を明確にする

編入留学するときは、なぜ編入したいのか、編入して何を学びたいかを明確にしましょう。

日本の大学から海外の大学に編入するのは、決して楽ではありません。合格の難しさもさることながら、卒業はさらにハードルが高いです。

だからこそ、目的をハッキリさせておかないと、途中で挫折してしまいかねません。自分なりの強い意思を持って、編入留学を目指しましょう。

注意点(2)卒業が遅れる可能性があることを覚悟する

編入留学した人の中には、編入前の在学期間と合わせて4年で卒業できず、留年する人もいます。

海外に住む期間を短くするために3年次に編入したものの、残り2年で卒業できず、結果的に想定より長く留学することになってしまうのです。

大学生活が長引けば、その分費用もかかってしまうので、留年は何としても避けたいところ。

3年次に編入留学した場合でも、確実に残り2年で卒業できるとは限らないことを覚悟しておきましょう。

特に先ほど少しお伝えしたように、実際に移行できる単位の数が読めないこと、専門分野の内容が難しいことなどは卒業が遅れる理由になりやすいです。経験者や留学エージェントに相談して、対策を考えておきましょう。

注意点(3)英語を徹底的に勉強しておかないと苦労する

上記でも述べたように、編入・正規問わず大学留学では高い英語力が求められます。

その中でも1年次から新入生として入学していれば、比較的理解しやすい一般教養の授業から始まり、徐々に環境に慣れることも可能です。しかし編入生は、最初から英語環境で難しい専門分野を学ばなければなりません。

入学時にTOEFLやIELTSの基準レベルを満たす必要がありますが、それはあくまでも最低限の足切りライン。渡航までに英語力を徹底的に磨いておかないと、現地で大変な思いをする可能性があるでしょう。

もし、現在の英語力が足りない場合は「条件付き入学」という選択肢もあります。大学指定の語学研修機関で英語のレベルを上げ、基準値を満たせば入学が認められる制度です。

追加の費用や期間はかかりますが、入学前に現地での生活に適応できるメリットもあるので、気になる方はチェックしてみましょう。

まとめ

本記事では、編入留学のメリット・デメリットや流れ、注意点について紹介しました。

おさらいすると、編入留学の主なメリットは次の3つです。

  • ・総合的な学費を抑えられる
  • ・名門大学の卒業資格が取得可能
  • ・将来ビジネス役立つ力が身につく

また、編入留学のデメリットは次の3つが考えられます。

  • ・すべての単位を移行できるとは限らない
  • ・英語力不足で苦しむことがある
  • ・専門分野の難しさについていけないことがある

編入留学は、単位移行や現地での生活など、大変なこともあります。急な環境の変化が大きいので、かなりの努力が必要ですが、その分得られるメリットも大きいです。

また自分のレベルに合う大学や条件付き入学を選択することで、そこまで苦しい思いをしなくて済むこともあります。

「編入留学したいけど、今後のプランに迷いがある」「今の自分が編入可能な海外の大学を知りたい」という人は、一度専門の留学カウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか?

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この留学ブログを書いた人

yuki

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広告代理店での企画営業を退職後、カナダ留学・ワーホリ、フランスワーホリを経験。15カ国・40都市の渡航経験があります。現在は、田舎で野菜を育てながら、半農半フリーランスのWebライターとして活動中です。

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