「留学に必要なものって何だろう……」
と、何から留学準備に手を出すべきか悩んでいませんか?
留学に必要なものは、パスポートやクレジットカード、常備薬、衣類などある程度決まっています。留学前に必要なものを漏れなく準備できれば、留学中に「あれがない!」と慌てずに済みます。
今回は留学に必要なものを、必需品・電化製品・衣類・日用品・勉強用具・女性向けのカテゴリーに分けて紹介します。また荷物を準備するときのポイントや、持っていくかどうか悩んだ時に使える経験談もまとめました。
今回の記事を参考に、留学に向けて着実に準備を進めましょう!
なお、動画でイメージを膨らませたい方は、下の動画をチェックしてみてください!
また、留学前にすべき準備は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学準備をスムーズに進めるための11つのステップとは?
[目次]
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ここからは、留学に絶対欠かせないものを紹介していきます。留学方法やビザの種類によって必要かどうかが異なるものは、重要度が低くなっています。
まずパスポートがなければ海外に渡航できません。パスポートの発行は数週間から1ヶ月ほどかかるので、持っていない人は早めに準備しておきましょう。
また、パスポートのコピーを1枚用意するのがおすすめです。紛失した際だけでなく、コピーを見せれば足りるシーンで重宝します。
ビザを使って入国する場合、ビザや発給証明書なども持参しておいてください。ビザが発給されると同時にパスポートに貼り付けられることがほとんどですが、発給証明書が紙で発行されることもあります。
紙でビザの証明が出される場合、スキャンしてPDF化しておくと念の為に備えることができます。ラップトップやスマートフォンにデータを入れておくと安心ですね。
現金は、到着してから滞在先に移動するまでや空港で飲み物を買いたいときなどに必要になることがあります。現地通貨は、日によってレートが変わります。両替は直前ではなく、出発前にレートの良い日を狙って両替所、銀行などで現地通貨を用意しておきましょう。
ただし、クレジットカードが浸透している地域では、カードさえあれば困ることはありません。
クレジットカードは現地でお金を用意するために欠かせません。キャッシングで現地通貨を引き出せるのはもちろん、そのまま買い物にも使用できます。
クレジットカードはVISAやMasterなど、国際的なブランドを2種類ほど準備しておくのがベター。そのどちらかがあれば、使えない心配はありません。逆にJCBやアメックスは使えないというケースをよく聞きます。
語学学校や大学などの学校に通う人は、入学関係の書類を用意しておきましょう。
例えば、
・入学許可書
・学費の支払い証明書
などです。
特に学生ビザを使って入国する場合、本当に学校に通うか確認するために、入国審査で提出を求められることがあります。すぐに出せるように、手荷物に入れて保管しておいてください。
留学前に日本で加入した海外留学保険の保険証や証明書があれば、こちらも手荷物に入れておきましょう。また滞在中は常に携帯しておくのがおすすめです。トラブルが起きたときにすぐに出せるだけでなく、保険の書類も入国審査で提示を求められることがあるからです。
家族に保険証券番号などの情報を渡しておくこともお忘れなく。もしもの時に役立ちます。
カナダやアメリカ、イギリスなどへワーキングホリデービサで入国する際に、入国審査で銀行残高を求められることがあります。証明書は必ず、英語や留学先の原語で用意しておきましょう。
もし必要かどうかわからない、不安という人は、念の為用意しておくことをおすすめします。手数料は有料で、通常銀行の窓口であれば即日発行されます。
証明写真は入学したときやパスポートの再発行などで必要になります。2~3枚の予備を準備しておきましょう。
ただし、現地で準備することもできるため、もし余分な写真があれば荷物に入れておく程度でいいでしょう。
航空券のeチケットや予約確認書を印刷しておくと、渡航がスムーズです。特に帰りのチケットは確認されることが多いため、往復航空券の予約を証明できるものを用意しておきましょう。
ただし、印刷していなくてもスマートフォンで表示するだけで足りる場合もあります。
現地で車やバイクに乗りたい方は、国際運転免許証を発行しておいてください。
世界中で日本食が人気とはいえ、海外で買う日本食は割高です。また、慣れない環境で過ごしていると、日本食が無性に恋しくなる時があります。ちょっと多すぎるかなくらいに準備しておくことをおすすめします。現地での生活の癒しになります。
寮やホームステイ先などでカギが準備されていることもありますが、セキュリティ面から自分で持って行った方が安心です。ワイヤーロックやダイヤル錠はスーツケースにつけることで盗難やスリなどの対策になり、貴重品の紛失を防げます。
次に、携帯電話やカメラなど電化製品を紹介します。
大学や語学学校などで課題を課される可能性のある人は、ノートパソコンを持っていきましょう。課題を作る必要がない人でも、現地での情報収集でも役立ちます。
ノートパソコンまで必要ない人は、タブレットを準備しておくといいでしょう。
携帯電話は、SIMフリーにした状態で持参するのがおすすめです。海外では日本より格安にSIMカードを利用できることが多いです。
SIMフリーとは、携帯電話会社の利用に制約がない状態のことで、2021年8月より、原則SIMロックを解除した携帯電話の販売が各キャリアに義務付けられています。
SIMフリーの端末を持っていけば、現地の携帯会社のSIMカードを挿入して使用できます。逆にSIM解除ができていないと、現地で新しく携帯を買う羽目になるため、注意してください。
現地の思い出を残したい人は、デジカメや一眼レフなどカメラを持参しましょう。現在はスマートフォンのカメラの性能が、一眼レフに劣らないほど進化しているため、スマホで代用する手もあります。
ここまで紹介した電化製品は、使用するために充電器が必要になります。充電器も忘れずに用意しましょう。私も何度も忘れたことがあるので、みなさんもぜひ注意してください。
海外のコンセントは、日本と形が異なることが多いです。充電するためには「変換プラグ」が必要なこともあり、国によって形が異なります。
現地で買えないこともないですが、留学先のプラグの形を調べて、いくつか購入しておくとすぐに使えるので便利です。
おすすめは「マルチ変換プラグ」と呼ばれる、一つのプラグでほぼ全世界のプラグに対応できるタイプです。
衣類はかさばるため、特にどの程度持っていくべきか悩みがちです。詳しく解説していきます。
まず下着は毎日取り替えるものなので、必ず数枚は持参しておきましょう。追加分は現地で生活していく中で買い足すのがおすすめです。
または、1週間分を日本から持っていくと、洗濯の心配が不要なだけでなく、下着の劣化スピードが抑えられます。
Tシャツやトレーナーは3〜4枚ほどあれば、現地で買い足す必要はありません。白や黒など、合わせやすい色を選ぶと少ない枚数で着回せます。
部屋着はワンセット用意しておきましょう。留学初日から必要になるため、疲れた体を休めるためにも、日本で用意しておくのがおすすめです。
スニーカーは1足用意しておくと安心です。暑い国はサンダルだけでも過ごせますが、スポーツや外出の際などに必要です。現地で手に入れる方法もありますが、新しい靴で起きがちな靴擦れの心配なく履ける一足があると安心です。
海外は日本とは異なり、室内でも靴を履いたまま過ごすことが多いです。しかし、日本人にとっては慣れないものです。対策として、室内履き用のサンダルやスリッパを用意しておくと安心です。
また、濡れてもいいタイプのサンダルなら、シャワーの際にも大活躍します。
暑い国に留学する人は、サングラスや帽子、日焼け止めなど紫外線対策となるものを持参しましょう。
特にオーストラリアは、オゾン層が薄くなっているため紫外線が非常に強いです。できるだけSPF値の高い日焼け止めを忘れないように注意してください。
海外は冷房が強めに効いていて、外との寒暖差から風邪を引くことも多いです。体温調整ができるように、パーカーやカーディガンなど羽織りものは準備しておきたいところです。
特にフィリピンやマレーシアなど、東南アジアに留学する人は、現地の強烈な冷房対策として忘れずに用意してください。
冬のカナダやアメリカ、北欧など寒い地域に留学する人は高性能の防寒具を用意しておきましょう。特にヒートテックは大活躍です。日本で購入する方が安いだけでなく、薄いので荷物にもなりません。
留学中にパーティーに出席する可能性がある、インターンシップをする方は、スーツやドレスなどフォーマルなシーンに対応できる服も用意しておくのがおすすめです。
次は常備薬や歯ブラシなど日常生活で必要なものを紹介します。
海外で体調不良になったとき、外国語だらけの薬局などで薬を探すのは大変です。いつも使っている鎮痛剤や胃腸薬、風邪薬などは最低限持参しましょう。
爪切りや耳かきも、身だしなみを整えるうえで必要です。かさばらないので、購入しておくと便利です。
爪切りはハサミやナイフ類に分類されてしまうため、手荷物ではなく、預け入れ荷物に入れてくださいね。
歯ブラシなど洗面用具も日本で持参しておきましょう。旅行用の小さい歯磨き粉は手荷物として持ち込めます。フライト時間にもよりますが、長時間のフライトだと、歯を磨きたいという人もいるはず。
日本製の歯ブラシはとても質が高いので、留学期間に応じて複数持参することをおすすめします。
コンタクトレンズやメガネも、使用している人は忘れずに持参しましょう。現地でも購入できますが、慣れるまでは買い物するのが難しいからです。
詳しくは以下の記事でも解説しています。
コンタクトレンズの愛用者必見!留学時のコンタクト情報まとめ
海外では、洗濯が終わったら勝手に洗濯機の外に洗濯物が出されてしまうことがよくあります。
寮やホームステイを予定している人で、下着類を他人に触られるのが嫌な人は洗濯ネットを持参しましょう。また、汚れた洋服やダメージを防ぐアイテムとしても重宝します。
海外旅行用のドライヤーを用意しておくと、留学先や旅行時に便利です。ドライヤーは大きく場所を取るため、現地で購入する方法もおすすめです。セカンドハンドショップで格安に手に入ることもあります。
相部屋の学生寮などはコンセントの数が限られており、充電したくてもコンセントを確保できないことがあります。コンセント不足でストレスを溜めないためにも、タコ足の延長コードは必要です。
また、延長するだけでなく、複数のコンセントをさせるタイプがおすすめですよ。
次は勉強用具として、電子辞書やイヤホンなどの必要なものを紹介します。
筆記用具は勉強に欠かせないもの。留学先でも購入できますが、日本のものはクオリティが高くて使いやすいです。
多めに持っていく必要はありませんが、消えるボールペンは海外でウケるのでおみやげとしていくつかあると重宝するかもしれません。
留学先で英語を学習する際に、リスニング問題でイヤホンを使う機会があります。またノイズキャンセリングの製品は勉強に集中したいときに便利です。
文化が違う留学先では、音に対する捉え方もかなり異なります。日本人なら騒音レベルでも、海外ではあまり気にならないというケースも。
ノイズキャンセリングは充電が切れると使えなくなるため、グレードの高めな耳栓をぜひ1つ用意しておきましょう。勉強時だけでなく、睡眠や移動時にも重宝します。
次は女性ならではの必要なものを紹介しますね。
化粧品やスキンケア用品は、日本製と海外製では肌に合うかどうか変わってきます。肌荒れしたくない、いつも使っている化粧品を使いたい人は、日本から持参しておきましょう。
ただし現地で購入できるものも多いので、厳選して持っていくのがおすすめです。
詳しくは以下の記事でも解説しています。
【留学の持ち物】留学先に化粧品は持っていく?持っていくべき化粧品を徹底解説
生理用品も留学先で購入できますが、海外の生理用品は日本のものとは使い心地が異なります。
スーツケースの場所を取る一方で、帰る際には使い終えていることがほとんどなので、いつも使っているものを日本から持っていくことをおすすめします。
次に持っていくか悩みがちなアイテムについて、留学経験を元にどうするのがおすすめかを解説していきます。
東南アジアや暑い地域では、日本とはまた違った虫が生息しています。日本からの薬が悪いわけではありませんが、現地で買った方が効果テキメン。肌が特に弱いということがなければ、現地調達で足りるでしょう。
日本は軟水ですが、海外の多くの国は硬水です。軟水向けの日本製シャンプーやボディソープは泡立ちにくいことがよくあります。
シャンプーやリンスを日本から持っていくとなると、数キロは簡単に超えてしまうため、留学先で入手することをおすすめします。
新しく調達する場合、現地で購入することをおすすめします。
意気込んで買ったはいいものの使わなかったということも。デザインやスタイルなど、日本にはないものを探す楽しみもあります。
日本のおみやげ文化は海外にはありません。日本好きな人なら別ですが、通常だと意気込んでお土産を準備していっても、あまり喜ばれなかったり、反応が薄かったりと拍子抜けすることがあります。
もし何か買いたい場合は、空港のDuty Freeで購入できるチョコレートなど万人受けするものはハズレがありません。無理にたくさん用意する必要はないため、荷物のスペースに応じて、臨機応変に対応しましょう。
先ほど説明した通り、日本食は留学先での心のオアシスといっても過言ではありません。フリーズドライの味噌汁やだしなど、できるだけ日本でしか手に入らない品を用意するといいでしょう。
ちなみに醤油は簡単に手に入ることがほとんどですが、めんつゆは見つからないか割高です。
海外では日本のようなシャバシャバした化粧水が見つからないことがほとんどです。
また環境の変化や水の違いで肌が荒れやすくなることもあるため、特に基礎化粧品はいつも使っているものを多めに持っていくことをおすすめします。
衣類は圧縮袋に入れて荷造りするとスペースをかなり節約できます。特に1年以上留学する場合は、かさばる冬服などをスーツケースに入れる際に重宝します。
圧縮袋は100均でも購入できますが、簡単にやぶれたり、壊れたりしてしまいます。少し高くてもグレードの高いものをぜひ手に入れてください。
最後に留学に必要なものを準備する際に知っておきたいポイントを3つ紹介します。
実はほとんどの国で「持ち込めないもの」が決められています。
例えば、
・種のあるもの:国の生態系が崩れるおそれがあるから
・肉製品:菌が繁殖している場合、感染症などが広まるおそれがあるから
などです。
自分が留学する国は何が持ち込めないのかは、各国の大使館HPなどで事前に確認しておきましょう。特に多くの国で肉製品やなまもの、乳製品は禁止されているので、ご注意ください。
外務省の海外安全情報内にある、国別の「安全対策基礎データ」でも禁止物の確認が可能です。
飛行機の預け入れ荷物は25〜30kgが通常ですが、安い航空会社やチケットでは持ち込める荷物の制限が少なめだったり、追加料金が必要になったりすることがあります。
空港のカウンターで申し込む際には、費用が割高になります。事前に規定の重さを超えることがわかっている場合は、チケットを購入する際または出発前に追加の荷物枠を購入しておきましょう。
また、重量をオーバーした場合、どの程度まで見過ごしてもらえるかは航空会社や受付スタッフによる場合が多いです。そのため、きっと大丈夫だろうと安易に考えず、規定の重量内におさめることを意識しましょう。
「あれも必要かも」と、どんどん荷物が増えていませんか。長期留学の場合、何を優先すべきか悩む人も多いと思います。
行きはできるだけ現地で消費するものをたくさん詰めて、帰りは空いたスペースにおみやげや現地で買ったものを持って帰れるようにするのがおすすめです。そのため、充電器や靴など減らすのが難しいものをまずスーツケースに入れ、迷ったら現地で買えないかを考えてみましょう。
特に本や参考書は、“お守り”なことも多いため、電子書籍で対応できないか考えてみてください。
今回は、留学に必要なものを38個厳選してご紹介しました。
荷物の準備に迷ったときのポイントは、「現地で買えないか」をまず判断基準にしてください。なんでも日本から持っていくのではなく、現地でセカンドハンドショップがないかや、日本のメルカリのようなサービスがないかを探すのもおすすめです。
またこちらの「留学に必要な持ち物リスト」でも、留学に必要な持ち物のチェックリストを作成しています。
留学準備を始めようと考えている人は、チェックリストも参考にしてみてくださいね。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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