こんにちは、ライターのほんぬです。わたしは学生時代にチリ、スペイン、アメリカに留学しましたが、特に南米のチリに留学する際には親に大反対された経験があります。
必死に説明しても理解してもらえず、本気なのになぜ応援してくれないの?とイラついて悲しくて虚しい感情ばかりが溜まっていく毎日。
当時は親に反対されることなく留学に行く友人が心から羨ましかったのですが、今では反対する親の気持ちときちんと向き合ってよかったと思っています。
この記事をご覧のあなたは、留学を考えているけれど親から反対されそうで言い出せない、あるいは現在反対されている状況なのではないでしょうか。
この記事では私が実際に親の説得に成功した方法や、説得する上で重要なポイントをお伝えします。いい留学を実現するには親の応援が不可欠。ぜひ参考にして、自分も親も納得できる留学をしましょう。
[目次]
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自分の夢を否定するような、親からの反対。
正直に言うと、わたしはとても傷付きましたし、反対する親が理解できなくて、親子の溝がとても深くなったような気がしました。
ですが、今思えば留学に反対されていたからこそ得られたメリットもありました。考え方を少し変えて、この説得の時間を今後に活かせるようじっくり向き合ってみましょう。
親に留学の必要性を分かってもらうには、なぜ自分が留学に行きたいのかを伝えなければいけません。そして人に伝えるためには、自分の考えをより突き詰めて深めないと、どんなに話しても伝わりません。
「なぜ留学に行きたいのか?」
「なぜその国、その学校でなければいけないのか?」
「留学から帰ってきたらどうするのか?」
「将来的にどんな人間になりたいのか?」
例えばこのような問いかけに対して、簡潔にはっきりと言葉にすることができるでしょうか。頭の中では考えがまとまっていると思っていても、実際に口で説明するとうまく伝えられなかったり、質問を返されると答えられなかったりすることもあるのではないでしょうか。
こういう時、親や頭の中の自分と何度も問答を繰り返すことで、自分を一歩引いた目線で客観的に見つめることができるようになります。
留学に行く目的は人それぞれで正解なんてありませんが、大事なのは留学期間中その目的や初心を忘れず、諦めないこと。
自分が留学に何を期待しているのか、それを実現するには留学中にどんな行動が必要で、留学後にどうなっていたら自分に合格をあげられるだろう。そんなことをじっくり考える機会にしてくださいね。
人間はつい自分に都合のいい情報だけを目にしたいと思ってしまうもの。親に留学先のことを伝える際はより深く留学先のことを調べることになりますが、その時に見落としていた情報を拾えることもあります。
例えばわたしの場合、チリの治安が最も心配だったので調べると、思ったよりも安全そうだと安心していました。しかし、親に伝える前に、念のため細かい治安情報も見ておこうとさらに調べると、留学先だった首都にもスポット的に低所得者層の居住エリアがあり、その周囲は治安が安定しないとのこと。
留学中はホームステイをする予定で、大学が提供するホームステイ先は希望を出した先着順で決まることになっていました。リストをよく見ると低所得エリア以外のホームステイ先が全体の3分の1と少なく、競争率が高そうだということが分かりました。
この情報が留学の1年ほど前に分かっていたので、滞在先の募集が始まると同時に希望を出し、第一希望の家庭にホームステイをすることができました。親の説得と同時に情報を集めていなければ行動が遅れ、あまり治安が良くないエリアのホームステイ先しか残っていなかったと思います。
このように、自分以外の人に説明しようと思って調べると、より細かな情報にも注意が向くようになります。情報を知っているだけで有利に進むことは多いので、いい情報も悪い情報も集めて留学に備えましょう。
留学を伝える前に、そもそもあなたが最後に親の想いと向き合ったのはいつでしょうか。親子という関係に甘え、自分がどんな人かを伝えることや、親がどういう人か知ることを怠っていませんか?
話が少しずれますが、今わたしは大学受験予備校でも仕事をしています。受験生の親御さんに対して相談会を開くと、みなさん言うのが「子どもが何を考えているのか分からない、何も話してくれない」ということ。
わたしも親には必要なことを何も言えなかった時期があるので、生徒の気持ちも親御さんの気持ちもなんとなく分かるな、と思いながら相談に乗っています。
わたしも留学について話し合う以前は、親と向き合うことが苦手でした。
普通に会話をしたり一緒に出かけたりと仲はよかったのですが、心のどこかで親の期待に添えている自信がなく、本音で話すと否定されるのではないか、と少し怯えていた気がします。
高校や大学進学といった進路の相談も、真剣な会話になりすぎないよう、少しおちゃらけて切り出したのを覚えています。でも、いつまでこの上辺だけの親子関係が続くのかと考えると暗い気持ちになることもありました。
あなたにもそんな経験が少しでもあるでしょうか?
親はあなたが何を考えているのかを知りたいと思っています。あなたに留学したいという強い意志がある今を、本音で会話するチャンスと捉えてはどうでしょうか。
お互いに何を求められ、何を考えているのか、親子で大きく乖離しないようすり合わせる、という意識で話すと良いでしょう。
わたしは、留学を反対されたときに親と正面から向き合いました。正直に言うと、「1年間の留学をしたい、しかも南米のチリに行きたい」と言い出すのは人生の中で最も勇気が必要でした。
親は「チリってどこ!?なんでそんな国に行きたいの?」というところからのスタート。
わたしはなぜチリでないといけないのか、なぜ南米に惹かれるようになったのか、その過程を今まで離れていた心理的な距離を埋めるように話しました。
その結果、今では何でも本音で話し合える親子関係になったと思います。もちろん、わたしが学生から社会人になって親のありがたみが分かるようになったというのもあるとは思いますが、あの時お互い腹を割って話していなければ今のように理解しあえる関係にはなっていませんでした。
ぜひ今をチャンスと捉えて、親と正面から向き合ってみてください。
人を説得しようとすると、ついつい口調が強くなってしまうという人も多いのではないでしょうか。ここではわたしの失敗経験や後悔もふまえて、どんな姿勢で説得に臨むのがいいか提案します。
自分も親も、お互いが前進できる話し合いにしたいもの。親は、応援してもらえればとても心強い味方です。
そもそも説得というのは意見を押し通すことではありません。相手の気持ちを受け入れた上で、自分の意見に共感してもらうことが第一歩です。
反対している親の懸念点は何でしょうか?
そして、単に留学の許可をもらうだけでなく、心から応援してもらうためには、さらにどんなことが必要でしょうか。
話し合うときは簡潔に分かりやすく、論理的に話すことも重要ですが、ずっとそんな風に話されると聞いている親は疲れてしまうかもしれません。
もし親が「わたしの意見を聞いてほしい」と思っていたとして、あなたがそれに気づかず自分の主張ばかりを話したら、あなたがどんなに一生懸命に順序立てて話しても、親は「もういい」とあなたの話を半分も聞いてくれないかもしれませんよね。
自分を受け入れてもらうには、まず相手を受け入れなければ始まりません。親が今求めていることは何か、見極めながら話していきましょう。
説得しようと話しているうちに、お互いにヒートアップして「とにかく留学はダメ!」「なんで!?」と、話が振り出しに戻ってしまうこともあるかもしれません。
少なくともわたしはよくありました。治安、お金、住む場所の安全性など、どんな角度から話を始めても、ほぼ毎回「とにかくチリはやめて!」と怒り声で話を打ち切られ、家庭は険悪な雰囲気に。とにかく居づらい空気で話も一向に進まず、わたしも親もイライラとしていました。
そんな時は、一旦落ち着いて休憩を取りましょう。ヒートアップした状態で話しても意義のある話し合いはできません。一息つくだけで、「あんな言い方しなくてもよかったな」「さっき聞かれたこれは確かに調べてなかったな」など、次の話し合いに向けて少し冷静になることができますよ。
親がなぜ留学に反対するのか、その根底にあるのはあなたが大事だから心配という感情ではないでしょうか。
あなたに無関心なら親は応援も反対すらもすることはないでしょう。ここまで育ててきたあなたを大事だと思わない親はいません。
「留学先で事故や事件に巻き込まれないだろうか?」
「自炊に家事、慣れない環境で1人で生活できるだろうか?」
「帰国後は留学経験をうまく活用できるだろうか?」
親はあなたの生活や将来が幸せなものであってほしいからこそ心配しますし、何らかの危険性があると感じたからこそ反対します。そこまであなたを思いやってくれていることにまずは感謝してから、自分のやりたいことやその選択の危険性に対してどう対処するつもりなのかをひとつずつ伝えていきましょう。
親を説得するためには、なぜ反対されているのかを理解しなければいけません。反対理由は家庭によってそれぞれなので話し合いを通して理由を尋ねていくのが一番ですが、ここではわたしや友人も実際に反対されていた、よくある反対理由を5つ挙げてみます。
海外で生活するなら、治安状況が気になるのは当然といえます。
ご存知の通り日本は世界でも安全な国。イギリスのエコノミスト誌が調査している「安全な都市ランキング2019」では東京が3年連続1位を獲得しており、日本の安全性は海外でも有名です。
そんな日本でずっと生活してきた子が、親も行ったことのない国で生活する。
親が抱える感情は、そこで何があるか分からないという不安な気持ちと、何かあった時に自分の子どもが1人で対応できるか心配な気持ちではないでしょうか。
海外となると何かあった時に親がすぐに駆けつけることができないからこそ、その国が安全だと納得できる情報がほしいのです。
留学には大きな費用がかかるため、お金の心配をする親は多いです。
金銭問題では主に次の2点を解決する必要があります。
1つは留学に必要な資金を出せないという問題。そしてもう1つは、留学費用として正確にいくら必要なのか判断できないという親の不安です。
特に学生であれば留学費用を全額自分で支払うのは難しく、費用の一部または全額を親に援助してもらいたいという人も多いでしょう。援助をしてもらうためには、あなたの留学を応援してもらうのと同時に、いくら費用が必要かを理解してもらわなければいけません。
留学費用として、学費や家賃はもちろんのこと、生活費、航空券代、ビザ申請費、保険代などが必要ですよね。手続きが進むとその他の細かな費用も追加され、合計すると時に驚くくらいの予算になります。
また、留学中は怪我や病気をしたり、事故を起こしてしまったり、犯罪に巻き込まれることも十分にあり得ます。
親は留学先の国の相場や物価も分からない状態なので、非常時にどの程度の金額が必要なのか把握することができず不安に感じてしまうでしょう。
留学をする学生や社会人の数は確実に増加してはいますが、親からすると留学はまだまだマイナーな進路に見えるかもしれません。
留学に時間を割くということは、その期間の日本でのキャリアや経歴が空白になってしまうということ。
あなたが学生なら新卒として就職活動をしなくていいのか?と心配になるでしょうし、あなたが社会人なら仕事を辞めてしまうのかと不安に思ってくれることでしょう。
これはわたしの考えですが、親世代とわたしたちの世代では考え方が根底から異なることも多くあります。わたしたちが個人を優先する世代だとしたら、親は集団でいることを優先する世代ではないでしょうか。
親が無意識的に「あなたも人と同じようにしなくてはいけない」「留学というマイナーな選択をしてほしくない」と思うのは仕方のないこと。その考えをむやみに否定するのではなく、自分の考えを親にも分かりやすく何度も伝える必要があります。
留学といえば語学力を磨くものだと思っている人は多いのではないでしょうか。間違ってはいないのですが、親を説得するときにもその認識のままだと失敗してしまうかもしれません。
語学力を上げるだけなら日本にいながら英会話スクールに通ったりすることで達成することができます。ただ、あなたが留学をして海外で生活をしたい理由は、語学力向上だけではないはずです。
そこが伝わらないまま話し合いをしても、親はあなたがなぜ留学にこだわるのか理解することはできないでしょう。もしかすると、卒論や就活など、向き合わなければならない嫌なことから逃げる時間がほしいだけなのでは?と思われてしまうかもしれません。
色々と反対理由を挙げておきながら、実際は単に子どもが遠くに行くのが寂しいから反対している、というケースもあります。
わたしの父はどこからか調べてきては反対理由を次々と増やし、わたしにぶつけてきました。わたしもそれに対して念入りに調べて説得していたのですが、全部説得し終わっていざ明日から留学に出発するとなった時、父に「寂しい」と一言言われたのです。
それまでずっと厳しく論理的な父で、説得中も険悪な雰囲気だったので、わたしはその一言にかなり衝撃を受けました。
それから留学中、父からは何も連絡がなかったのですが、帰国してから母に聞いた話では、父が夜に庭に出て星を眺めていたと思ったら、家の中に戻ってきて潤んだ目で「あいつ元気か?」とわたしの心配をしていたとのこと。
その話を聞いて、「実はめっちゃ寂しがってるやん、大好きやんわたしのこと」とムズムズしたのを今でも覚えています。
反対理由が「寂しい」という感情の場合は、あなたと親の関係性によって対策はさまざまだと思いますが、わたしが実践して有効だった方法を次で紹介していきます。
ここまでは反対理由とその裏側にある親の気持ちを見てきました。では実際に説得する時にはどう対応していくのがいいでしょうか。反対理由ごとに解説していきます。
まずはその国の治安状況を見て、安全かどうかを調べましょう。外務省の渡航情報は欠かさずチェックし、何か情報が追加されていれば親が見る前に自分から伝えるようにしましょう。
また、事件や事故にあった際の緊急連絡先や、災害時の避難場所も調べて伝えておくことで、親は何かあった時でも大丈夫だと安心しやすくなります。
わたしは留学先の国で起こりやすい犯罪トップ3を調べ、それぞれ巻き込まれた場合にどういう対応をするかをGoogle Mapなどを使ってまとめました。
例えばスリ被害なら、クレジットカードを取られた場合にはどこに電話したらカードの利用を止めてもらえるか、その後のお金の管理はどうするか。パスポートが盗まれた場合は、どこで再発行の手続きができるのか、必要な書類はどこで手に入れるか、再発行完了までの期間の身分証明方法などを調べて伝えました。
また、自分で伝えたことは覚えておけるようアプリを使って記録をするなど工夫しましょう。
親に留学の費用を出す予算がないなら、あなたが少しでも自分でお金を集めようとする姿を見せましょう。
・アルバイトでお金を稼ぎ、好きなことをする時間もアルバイトに充てる
・奨学金プログラムを探す
・生活費や学費が安いプログラムに応募する
方法はさまざまです。本気で留学がしたいから、自分にできることをとにかく一生懸命にやっていると行動で示すようにしましょう。そして、行動するときは親にその姿を見てもらうことが重要です。
わたしが実行したのは奨学金プログラムへの応募でした。あえて、両親がくつろぐ夕食後の時間帯に、わざわざ家族が集まるリビングにパソコンを持っていって奨学金を探したり、申請書類を記入したりしていました。
留学のために時間を使って作業している姿を何度も見せることで、話し合わなくても親にわたしの留学のことを考えてもらう機会を増やしました。
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特に、好きなことをやめてまで留学のために時間を使うのは効果があります。
わたしの友人はサッカーが大好きで、空いた時間があればずっと練習していたのですが、親に留学を反対されてからは生活スタイルを変え、バイトと語学の勉強に空いた時間を使うようにしていたそうです。
その生活を、親に留学許可をもらうまでは大学でも家でも徹底。懸命に取り組む姿をずっと見ていた親に本気度を認めてもらうことができ、ついに留学許可を得ることができました。
親が留学にいくら必要になるのか把握できないことを不安に感じているなら、項目ごとに費用を計算して伝えましょう。
学費やビザ申請費用に加えて、医療費や帰国日を変更する際の追加の航空費などトラブルが起こった時の費用の相場も調べます。
調べたものは紙に書いたりエクセルで表にまとめたりするなど、分かりやすく共有しやすい形にしましょう。きちんとまとまっていたら親は「費用が把握できない」とは感じないはずです。
親が無意識で「人と同じようにしなくてはいけない」「留学というマイナーな選択をしてほしくない」と思うのはその世代特有の考え方かもしれません。時には仕方のないことだと受け入れるのも大切です。やみくもに否定して親を傷つける必要はありません。
「あなたはそう思うんだね、わたしはこう思うよ」と、相手を認めてからあなたの考え方を親に理解してもらいましょう。
わたしの両親は精密機械設計の会社に定年まで勤めた父と、20代前半で結婚して以来専業主婦の母。どちらも海外には片手で数える程度しか行ったことがありません。
自分が「将来こういう人間になりたくて、そのためには留学が必要で」と話し合いを重ねて1年間の留学をやっと認めてもらえたと思っても、「せめて他の人と同じ留学先にしなさい」と言われ、チリへの渡航にはさらなる説得が必要でした。
その時に何度も話したのが「他の人と同じことをしても意味がない」というわたしの考えでした。なかなか理解してもらえませんでしたが、いろんな例を出したり友人の話も借りたりしながら、何度も話をしました。そのうちに親は完全に同意はできないものの「そういうものなんだ」と受け入れてくれ、チリ留学を許可してくれました。
留学で何をしたいのかが親に伝わっていないのなら、面と向かって話し合い、留学への熱意を伝えましょう。
・なぜ留学が必要なのか?
・なぜその国、その学校でなければいけないのか?
・留学から帰ってきたら何をするのか?
・将来どんな人間になりたいのか?
・留学で得たスキルをどう活かす予定なのか?
ポイントはできる限り具体的に話すこと。例として、憧れの人や過去に留学した先輩がどう活躍しているかという話をするのもいいでしょう。
自分が描く将来像に共感してもらえれば、親に応援してもらえる可能性が高くなります。
子どもが遠くに行ってしまうのが寂しいという場合は、直接は会えないけれど連絡すると約束しましょう。
海外でもWi-Fiさえあれば、GmailやLINE、Facetime、Messengerなどアプリを使ってメールも電話もできます。しかし、親の世代はそれらのツールを知らないか、知っていても使いこなせない場合も多いです。
わたしの両親はツールの名前は聞いたことがあるけれど使ったことがない状態だったので、LINEやMessengerでの通話方法をレクチャーしました。さらに、日本にいる間に何度か一緒に練習することで、海外でも簡単に連絡を取ることができると実感してもらいました。
また、留学先でも休暇には学校を離れて旅行に行く時もあると思います。その際は事前に目的地を連絡しておくなど、いくつかルールを作っておくと安心してもらうことができます。
どう説得してもNOと言われ続けたら、次第に気分も滅入ってくるかもしれません。でも、絶対に諦めないでください。
留学で得られるものは語学力だけではありません。日本とは違う価値観で生活している人々と何気ない日常の会話をするだけでも、気付くことは実に多いです。他の国での考え方を知ると、今まで見えなかったものが見えてくるようになります。
例えばわたしの場合、日本人の行動や興味、日本の報道や他国との関わり方など、広範囲のことをより客観的に見れるようになったことが留学の最も大きい収穫でした。そしてそれは、これからのわたしの人生を良くしていくのに必要不可欠なものだと思っています。
もし留学に行けない理由がお金なら、あなたの条件で受け取れる奨学金を徹底的に探してください。何かあるはずです。留学によってブランク期間を作るのが不安なら、社会人になってから留学するプログラムもたくさんあります。
留学ができなくて悔しいと感じたなら、あなたが絶対に留学に行きたいと思っている証拠。「あの時留学に行けていたら」と後悔しないために、何か手段が残っていないか諦めずに探してください。
本記事では、親に留学を反対された時の受け止め方や心構え、そして実際の反対理由とそれに対する説得方法を5つずつご紹介しました。
留学に反対されると落ち込みますが、悪いことばかりではありません。留学先や自分や親についてより深く知る機会だと思って、冷静に、客観的に、そして親への感謝を忘れずに、ひとつずつ親の不安をなくしてあげましょう。
わたしはこれまで3カ国に留学をしていますが、両親から一番大反対を受けたチリ留学で、どの留学よりもこれからの人生の糧となる経験ができました。自分や親としっかり向き合ったからこそ得たものだと思っています。
この記事を読んでいるあなたが、自分も親も納得できる留学を作れるよう、心から応援しています。
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