10月5日(木)~6日(金)は社員研修のため、いただきましたお問い合わせは10月7日(土)以降順次回答いたします。
こんにちは!Ayakaです。私は現在、キャリアチェンジを目指す1年間のビジネス留学中です。9月末にグリフィス大学のビジネススクールを修了し、現在はオーストラリア・ブリスベンにある自転車普及促進のための非営利組織、バイシクル・クイーンズランドでインターンシップをしています。
今回のテーマは「マーケティングの専門用語」。日本語で馴染みがある語も意外と英語だとパッと出てこなかったり、カタカナで覚えていても実は英語では呼び方が違ったりするものもあります。
そこで今回は、私が実際にビジネススクールで学び、インターンシップをする中で、特に重要だなと感じた頻出用語・概念を中心に10種ご紹介します。どれも基本的なものばかりなので、ぜひ押さえてくださいね!
私がビジネススクールでマーケティングを専攻した際に、どの授業でもよく出てきたのが“BCG Matrix”。“BCG”と聞くと、子供の頃にワクチンを打ったワクチンを思い出す人も多いかもしれません・・!
ですが、マーケティングでいうBCGとは、“Boston Consulting Group (BCG) Matrix”のこと。日本のマーケティング用語では「プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント」(PPM)と呼ばれるものです。
1970年代はじめにボストン コンサルティング グループ(BCG)が提唱したことから英語では“BCG Matrix”、もしくはシンプルに“BCG”と呼ぶようになりました。
この“BCG Matrix”、日本語では各区分を「花形商品」「問題児」「金のなる木」「負け犬」と呼びますが、英語ではそれぞれ“stars”、“question marks”、“cash cows”、“dogs” と呼びます。
「花形」は日本でも「スター」と呼ぶのでイメージが理解しやすいですね。また、「吉と出るか凶と出るかわからない」というイメージで“question marks”もイメージが湧きます。
でも、“cash cows”はどうして?と思ったら、英語で“cash cow”には「お金を産む牛、金になる乳牛」というニュアンスから「ドル箱」の意味があるそうです。
ちなみに、オーストラリアの朝の情報番組では、毎日視聴者に電話をかけて賞金が当たるコーナーがあるのですが、ここにコアラやカンガルーの着ぐるみとまざって、牛が登場します。これもおそらく“cash cow”から来ているのかもしれませんね!
マーケティング用語の中には、英語表現よりも、日本語での方が定着しているものも多くあります。例えばアンゾフの製品市場マトリクスにある「市場浸透」は、そのまま“market penetration”でOKです。“penetration”は動詞で“penetrate”となり、「浸透する」「(市場などに)進出する」の意味があります。
「市場浸透価格」は“penetration price”で、市場浸透価格を取る戦略のことは“price"に“-ing"を付けて“penetration pricing”呼びます。
「商品開発」は“product development”、「市場開拓」は“market development”、「多角化」は“diversification”。近頃、カタカナ語でも「ダイバーシティ(diversity)」とよく耳にしますが“diversification”はこの派生語にあたります。
マーケティングの用語には、対になっているものが多いのも特徴です。そういったものは用語をペアで覚えておくとよいですね。市場分析などで使用する、企業内外の環境を指す「内部環境」・「外部環境」はそれぞれ“internal environment”、“external environment”。
例えば、“Internal environment includes culture, facilities, technology and people.”(内部環境とは、企業文化、設備、技術、人を含む。)のように説明されます。
ちなみに、“in-”は「内」を、“ex-”は「外」を表す接頭辞。「呼吸する」も“inhale”で「吸う」、“exhale”で「吐く」となります。このように対義語はセットで覚えると、記憶に残りやすいのでおすすめです。
商品・サービスのグローバル展開における戦略の一種である、「標準化」と「地域化」もペアで覚えておきたい用語です。それぞれ“standardization” と“localization” で表します。
“Standardization is offering the same products in all markets.”(標準化とは、すべての市場で同一商品を提供すること。)であるのに対して、“Localization is offering different products, or modifying the products, for different markets.”(地域化とは、異なる商品や変更を加えた商品を、異なる市場に提供すると。)であるのが特徴です。
例えば、コカ・コーラは世界中どこでもほぼ共通の商品展開がされている一方、マクドナルドは日本では「照り焼きバーガー」や「月見バーガー」といった日本独自の商品を展開しており、地域化を進めていると言えますね。
「商品」は大きく二分すると、「目に見える」(tangible)か「見えない」(intangible)かという観点で分けられます。
“Intangibles are performance-based products that cannot be touched”(Intangibles とは、触れることのできない、パフォーマンスに基づいた商品のことを指す。)のに対して、“A good is a tangible product that we can see, touch, smell, hear or taste.”(グッズとは、目に見え、触れて、嗅げ、聞いて味わうことのできる商品のことを指す。)という違いがあります。
“in-(im-)”は 「無・・」「不・・」を表す接頭辞。“possible”(可能な)と “impossible”(不可能な)を参考にすると覚えやすいでしょう。
「競争優位」を訳そうとすると一見「優位」が難しく見えますが、これは“competitive advantage”。「アドバンテージ」とカタカナでも言いますが、「優位」もこの advantage でOKです。
また“competitive”は「競争」(competition)の形容詞形。“He is competitive.”(彼は競争心が強い。)のように人に対しても使います。
“Companies seek to create a competitive advantage in order to outperform the competition”(企業は、競争から抜きんでるために、競争優位を創り出そうと模索する。)のように使います。
略称が多いのも専門用語ならではですが、“WOM”も頻出語の一つ。これは“word of mouth”つまりは「口コミ」のこと。
「口コミがなぜ専門用語?」と一見思いますが、“WOM marketing”(口コミによるマーケティング)のように立派なマーケティング手法です。SNSやレビューサイトでのユーザー評価はもちろん、近しい人からの評判は消費者が商品・サービスを選択する際の大きな判断材料となるため、“WOM”を戦略的に活用することで、マーケティングの一手段として成り立つわけですね。
専門用語がカタカナ語になっていると、なんとなくわかったような気になってしまいがち。もちろん、各語の基本的な意味から中身を推測するのはOKですが、きちんと概念を押さえておきたいものです。
“value proposition”は「バリュープロポジション」と一応カタカナでマーケティングの用語になってはいるものの、なんとなくわかるような、わからないような感じがしますね。
“value”は「価値」、“proposition”は“propose”の名詞形で「提案」や「命題」といった意味があります。「価値命題」と言われても今一つピンとこないかもしれませんが、これは「顧客の視点から見て意味のある価値」かつ「他社と比べて自社が提供できる優れた価値」のことで、企業にとって価値があり、また顧客にもメリットがある「価値の提案」をすることを指しています。
「規模の経済性」は英語では“economies of scale”。事業規模が大きくなるほど、単位当たりのコストが小さくなり、競争上有利になるという効果のことを指します。
“economies”は“economy”の複数形。「規模」を表す“scale”は日本語でも「スケールが大きい」のように使いますね。“Selling to an international market would enable the company to achieve huge economies of scale.”(国際的市場に売り出すことは、その企業に巨大な規模の経済性をもたらすだろう。)のように使われます。
オーストラリアのビジネススクールや企業の現場は当然ですが、すべて英語で授業も仕事も行われます。たとえ日本語で専門用語や概念を知っていても、それを英語で使えないと、わかっていないのと同じとみなされてしまいます。ビジネス専門用語を解説した英文サイトや、無料オンライン英英辞書もあるのでぜひ活用してみてくださいね。
まずは英語で概念を理解する努力をしてみて、わからなければ日本語でも調べてみて、説明やケーススタディを読むと理解が深まり、記憶に残りやすいものです。
「日本語で覚えているからいいや」ではなくて、ビジネス用語を英語で使いこなせることは、インターナショナルな環境でビジネスパーソンとして生き抜いていくためのベースと言っても過言ではありません・・!「ぜひ、未来への自分への投資!」と思って、日英両方で押さえていくときっと役に立つはずです!
【連載】元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記↓↓
今年の冬、来年の春に留学を考えているなら、そろそろ留学準備に動き出しましょう。渡航予定の直前になってから準備を始めると、下のような失敗をしてしまう恐れもあります。
せっかくの留学を理想的な形で実現するなら、渡航予定日の半年前から準備を進めることをお勧めします。
なお、語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
なんとなくイメージが持てたら、留学エージェントに相談してみましょう。
目的にあった留学期間が設定できているか、渡航先の雰囲気は自分に合っているか、受け入れ先の語学学校や滞在先は自分の希望に沿っているかなど、プロの目線からアドバイスがもらえます。
スクールウィズに会員登録しよう!
スクールウィズは日本最大級の留学口コミサイトです。
5000人以上の留学生の口コミを見ることができます!
これだけでOK!すぐに使えるフィリピン語(タガログ語)26選まとめ
海外生活の豆知識
これだけは絶対食べておきたい!オススメフィリピン料理10選
お得な観光情報
【知っておきたい英語スラング一覧】ネイティブが使う略語から最新の表現37選
英語の勉強方法
アメリカでのチップ事情まとめ。在住経験者がシーン別の相場や支払い方法をお伝えします!
海外生活の豆知識
これだけは絶対食べておきたい!カナダ料理のオススメ12選
お得な観光情報
アメリカと日本の文化の違い!特徴から注意点まで、渡航前に知っておきたい情報まとめ
海外生活の豆知識
オーストラリアの定番お土産20選!現地でしか手に入らないお土産も紹介
お得な観光情報
オーストラリアに行ったら絶対に食べるべき地元の料理12選
お得な観光情報
【英会話アプリ7選】おすすめ無料アプリで手軽に英語力アップ!
英語の勉強方法
英語学習にオススメの映画20選!初心者が楽しく英語を学ぶコツとは
英語の勉強方法
【英語学習にぴったりな映画23選】初心者におすすめの作品や人気視聴アプリまとめ
英語の勉強方法
留学に持って行くプリペイドカードは何がいい?選び方からおすすめのカードまで紹介します
留学前の準備
社会人留学を失敗させないために知っておくべき4つのポイント
留学前の準備
社会人のカナダ留学で英語力はどのくらいアップする?方法や費用などよくある疑問をまとめて紹介
留学前の準備
英語のメールで使う適切な結びの挨拶とは?ビジネス・フォーマル・カジュアルのシーンごとに紹介します!
英語の勉強方法
オーストラリア社会人留学の魅力とは?費用から得られる効果まで一挙解説
留学前の準備
TOEICのスコアアップの鍵は単語力!スコア別の単語勉強法も解説します
英語の勉強方法
オーストラリアの物価は日本より高い?生活費や節約術など現地在住者が徹底解説
海外生活の豆知識
英検準2級リスニングの対策方法完全版!試験までの期間別にやるべきことを徹底解説
英語の勉強方法
経験者から学ぶ!短期留学から社会人留学までイギリス留学の体験談6選
留学前の準備
英語のメールで使える書き出し表現まとめ!用途別に適切な表現をご紹介します
英語の勉強方法
あなたにピッタリな学校選びに役立つポイントを配信中
これで安心!留学前に準備しておくべきことまとめ
英語の勉強に役立つ情報を配信しています
なるほど!知っておくと便利な海外生活の豆知識
現地での観光をもっと楽しくするお得な情報まとめ
留学経験者のその後に迫ります
ワーキングホリデーで役立つ情報をお届けします
イベント情報や留学経験者のリアルな体験談を配信中
企画・取材系記事のまとめ
留学や海外関係のニュース記事を配信中
最新の留学動向まとめ
留学の基本知識から流れをご紹介
「一人ひとりにベストな留学体験」をサポートする海外留学の総合エージェントです。
あなたにピッタリな留学プランづくりから、事前の英語学習、留学中のサポートまで
万全の体制で留学目標の達成をバックアップ致します。
\直接話を聞いて相談したいなら/
\まずは気軽に相談したいなら/