留学で得られる5つの成果とは？英語力がどれくらい伸びるのか、効果を高めるために必要な期間や対策も解説

こんにちは、アメリカ・シアトルに留学経験のあるYSです。

留学でどのような成果が得られるか、具体的に知りたいと思ってはいませんか。時間とお金を使って留学しても、期待していたより結果がでなければもったいないですよね。

実は、留学の成果は「資格試験合格」のような目に見えるものだけではありません。「異文化の理解」「価値観の拡大」など、目に見えないプラス面への着目も重要です。

そこで、今回は留学で得られる効果を色々な観点から徹底分析。この記事を読むことで、留学で高い成果を得るためにしておくべきことがわかります。これから留学を予定している人は、ぜひ読んでみてくださいね。

留学ではどんな成果が得られるの？

留学すると、具体的にどのような成果が得られるがあるのでしょうか。5つに分けて紹介します。

成果（1）実践的な語学力をアップできる

語学留学することで、実践的な英語力を養うことが可能です。特にスピーキングやリスニングの力は、海外生活を生き抜く中でかなりの力がつきます。

日本で英語を勉強する人の中には、「海外に行かなくても語学は勉強できる」と言う人もいます。しかし、「英語を使わなければ生活できない」という経験は、日本ではなかなかできません。

筆者も、「現地で学費が振り込めず四苦八苦する」「道がわからなくなって治安の悪いエリアに入り込む」など、血の気が引く思いを何回もしました。しかし、このようなトラブルに遭遇したことで、とっさの対応力も鍛えられ、英語の表現力を伸ばすきっかけにもなりました。

海外独特の文化や現地の人との触れ合いは、実際にその国に行ってみなければ体験できません。「英語で話さなければ伝わらない」という状況を必死に自分の力で乗り越えることで、本当のコミュニケーション力を身につけられます。

成果（2）海外の友達ができる

学校や地域で出会える人との交流も、留学の醍醐味です。「海外留学」という、同じ目的をもった学生との交流も刺激や励みになるものですが、学外でも多くの出会いがあります。

寮生活の場合は特に、「学内外のイベントをキャッチしやすい環境」であるメリットがあります。イベントで英語を積極的に使ってみるのも良いですし、日本語を専攻するネイティブの学生と出会えれば、お互いの語学を教え合うこともできます。

筆者も、学外で多くの人と知り合えました。留学先で築けた人脈は人生の宝物です。留学後もSNSやメールアドレスなどの連絡先を交換すれば、交流を続けられます。留学期間は、あなたにとって一生モノの出会いがたくさんありますよ。

成果（3）異文化を体感できる

日本でも海外からの旅行者を見かける機会が多くなり、道案内などで英語を使うこともあるでしょう。とはいっても「日本人は英語が話せなくてもいい」と感じる人も少なくないのではないでしょうか。しかし、実は日本のように、「ひとつの言語さえできれば、不自由しない国」はそう多くありません。

日本の人口が減少する中、海外からの労働力に依存しなければならない時代が来るかもしれません。グローバル化が進む社会を見据えるうえで、異文化と共存し、お互いの違いを理解できる感性をもつことは重要です。

筆者も、自分が「外国人」としてアメリカで過ごしたことにより、日本人としてのアイデンティティを改めて実感しました。人種差別があったり、文化の違いに戸惑ったりしましたが、同時に「自分とは違う価値観」に対して寛大な気持ちをもてるようになりました。

これは、実際に自分が海外で生活する経験をすることでしか体感できなかったことかもしれません。

成果（4）失敗に対する恐怖心がなくなる

留学前の筆者は、どちらかというと内向的な性格で、失敗やリスクに対して過度に恐れる傾向がありました。しかし、海外生活を経験することで、多少の失敗やミスにも図太く乗り越えられる自信がつきました。

「困っても、助けを求める勇気があればなんとかなる」と、楽観的に物事を捉えられるようになったからです。

また、日本にいたときは、プレゼンテーションの準備のために何度もリハーサルをして念入りに練習しておくのが当たり前でした。ですが留学時に、海外の学生とのグループワークを通して、「準備に時間をかけすぎる人は無能」という考えもあることに衝撃を受けました。

というのも、能力の高い学生ほど、与えられた時間内で最高の結果を残していたからです。課題の意図、チームのゴールを明確にして作業を進め、最短のルートで高い評価を得るチームメートの姿勢を身近で感じられたことは、貴重な経験になりました。

成果（5）論理的な思考力が身につく

留学先では、英作文やディスカッションの授業を通して、クリティカルシンキングや論理的な思考力を身につけられます。この力はビジネスや研究発表などを、相手にわかりやすく考えを伝える際にとても有用です。

筆者の受講したプログラムでは、プレゼンテーションの授業が多くありました。その中で「ストーリーの組み立て方」「目線や間の取り方」など、実践を通して聞き手の立場に立った表現の仕方を学べました。

このような機会は、日本ではまだあまり重視されないので、留学しないと身につけにくい力かもしれません。

留学でどれくらい英語を話せるようになる？おすすめの期間は？

どのくらいの留学期間を設定すれば、英語を話せるようになるのでしょうか。「1ヶ月」「3ヶ月」「半年」「1年」の4つの留学期間について、それぞれ説明します。

1ヶ月：海外生活に慣れ始める時期

1ヶ月間の留学生活で、どのくらい英語力はアップするのでしょうか。伸びる英語力の目安について説明します。

1ヶ月で伸びる英語力の目安

正直、1ヶ月間の留学では思ったよりもTOEICの点数アップは期待できないことが多いようです。

しかし、留学するまでに全く英語を使う機会がなかった場合、集中して勉強することで堂々と英語を話せるようになる可能性があります。ただし基本的な英文法ができていないと、基礎の勉強だけで1ヶ月があっという間に終わってしまう恐れもあります。

3ヶ月：リスニング力が向上し始める

3ヶ月間の留学生活で、どのくらい英語力はアップするのでしょうか。伸びる英語力の目安について説明します。

3ヶ月で伸びる英語力の目安

3ヶ月というと、英語を使う環境にも慣れ始めた頃ではないでしょうか。「スムーズに英語が話せるようになる」というよりは、リスニング能力がアップする傾向にあります。
「相手が言っていることがわかる」「会話に使う英単語のバリエーションが広がる」などの効果が期待できますよ。

また、ネイティブの講師が話す英語の内容も聞き取れるようになるので、授業内容の理解もより深まるようになってきます。

スピーキングは、多少たどたどしい部分も残りますが、語彙力の範囲内で不都合なくコミュニケーションが可能になります。グループワークでも臆することなく発言できるようになり、プレゼンテーションにも慣れてくるでしょう。

TOEICのレベルアップを目標としている人は、1日3時間の勉強で100点ほど点数アップが期待できますよ。

半年：自分の英語力アップが実感できる

半年間の留学生活で、どのくらい英語力はアップするのでしょうか。伸びる英語力の目安について説明します。

半年で伸びる英語力の目安

生活の中で英語を使うことに違和感が少なくなり、「英語が話せる」という自信がついてきます。積極的に会話をしようとする意欲も生まれ、現地の人とも気軽に会話ができるようになります。日本では内向的だった人も、堂々と自分の意見を言えるほどに成長できるでしょう。

また、滞在期間が半年になると、使用できる語彙数が増えます。日常会話には難なく対応できるようになるでしょう。

TOEICの点数は、だいたい200〜400点ほどのアップが期待できますよ。自分の英語力の向上が実感できる時期だといえます｡

1年：英語で考えられるようになる

1年間の留学生活で、どのくらい英語力はアップするのでしょうか。伸びる英語力の目安について説明します。

1年で伸びる英語力の目安

ワーキング・ホリデーで滞在する人やMBAなどを目指す人は、1年前後の留学生活を送ることになります。海外生活が1年にもなると、日常会話だけでなく色々な場面で英語を使う機会が増えるでしょう。

例えば、「病院で病状を伝える」「郵便局で荷物を送る」「車の故障を治してもらう」など、応用力が必要なシーンでも英語で意思疎通が取れるようになります。頭の中で日本語から英語に翻訳する必要もなくなり、英語で直接考えられるようになりますよ。

1年の滞在になると、TOEICで800〜900点以上を獲得するのも夢ではありません。持続して勉学に励めた人の中には、留学前より400点以上も点数をアップさせた人もいます。

最もおすすめの留学期間は半年以上

確実に留学の成果を得たい人は、半年以上留学することをおすすめします。1ヶ月や3ヶ月の留学期間では、ちょうど英語を使う環境に慣れ始めた時期に留学が終わってしまうことになりかねません。

また、期間が短い分語学力が定着していないと、帰国後にすぐ英語を忘れてしまう確率が高くなります。このような事態を避けるためにも、ある程度長期間留学をすることが大切。余裕をもって留学することで、着実に英語力がアップできますよ。

ただしフィリピンなど1日の勉強時間が長い留学では、3ヶ月ほどの留学がおすすめです。

英語力アップ！高い成果を得られるおすすめのフィリピン留学

短期間の語学留学でも成果を得やすいフィリピン留学をご紹介します｡

マンツーマン授業でスピーキング力をとことん鍛えるフィリピン留学

マンツーマンの授業があるので、個々が強化したいポイントに特化したトレーニングが受けられます。

例えば、発音やスピーキングを強化したい人は、集中的な練習が可能です。質の高い講師が生徒のレベルに合わせて教えてくれますよ。

選べる留学期間も豊富なので、時間のない社会人や学生でも留学の夢を実現できるでしょう。目的別に学校選びができるので、自分にとって無駄な授業に時間をさく必要もありません。

また、英語力を伸ばすだけでなく、「ダイエット（有酸素運動）」「IT（プログラミング学習）」「ボランティア活動」など、さまざまな分野との組み合わせも可能。語学の勉強以外のアクティビティも楽しみたい人に人気です。特にセブ島留学であれば、大自然を満喫しながらマリンスポーツも楽しめます。

子どもがいる人は、「親子で留学する」という選択肢もあります。フィリピンは親子留学のプランも充実しており、子どもの夏休みを利用して留学する人も多いようです。子どもにとっても、異文化にふれる良いチャンスになりますよ。
費用やおすすめの語学学校などフィリピン留学の詳細はこちら

留学で高い成果を得るために！準備しておきたい3つのこと

準備（1）中学レベルの英語を復習しておく

基礎的な語学力があると、現地で文法や単語など、日本でも行える勉強をしなくて済みます。できれば、中学校レベルの基本的な英語は留学前にマスターしておきたいところ。

そうすることで、「英語を話す」「ネイティブの発音を聞き取る」など、その国にいるからこそできるトレーニングに時間を使えます。
事前の準備が重要！留学前にやっておくべき勉強5選

準備（2）留学の目標や目的を明確にする

目標や目的が曖昧なまま留学すると、効果的な成果が得られないことがあります。

例えば、筆者は留学前に、「TOEIC880点以上取る」「1日1回は誰かと英語で挨拶をする」など、具体的な目標やルールを紙に書き出すようにしていました。

ホームシックになったり挫折しそうになったりしたときに、目標を見返すようにするとモチベーションの維持に役立ちますよ。
どうしてみんな留学するの？留学経験者の留学理由や目的とは

準備（3）留学前にオンライン英会話を利用する

スピーキングに不安がある人は、留学前にオンライン英会話を使って練習すると安心です。

自分の英語がどれくらい通用するのかを試せますし、基本的な英会話だけでもマスターしておくと現地での伸びが違ってきます。

講師を指名できるコースがあれば、留学先と出身国が同じ講師を指名すれば、講師から現地の情報も聞けるかもしれません。

筆者も、日本で留学前にオンラインの英会話を利用した経験があります。リスニング力には多少自信があったのですが、滑舌や訛りなどクセのある話者の会話についていけず、撃沈。しかし、留学前に自分の足りない部分を見つけられたので、より危機感をもった留学の準備ができました。
テーマ・レベル別に解説！おすすめオンライン英会話サービス11選と活用のコツまとめ

まとめ

留学で得られる成果は、資格試験の点数のような数値化できるものばかりではありません。異文化の理解や現地の人との出会いなど、目に見えない収穫がたくさんあります。

英語力は滞在期間が長いほど上達しやすいといわれています。確実に英語力を上げたい人は、半年以上の留学期間がおすすめです。ただし、短期留学であっても、留学前から準備を念入りにすることで、より大きな成果が期待できます。

留学を検討している人は、今回紹介した内容をふまえて留学の準備に役立ててくださいね。

あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう！留学準備では大まかに5つのステップがあります。

1. ステップ1：目星をつける
2. ステップ2：相談する
3. ステップ3：申し込む
4. ステップ4：渡航準備
5. ステップ5：出発！

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

「そもそもどんな留学体験ができるんだろう？」

「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」

「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう？」

自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか？

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