日本人留学生におすすめのアルバイトと探し方まとめ

留学する際に1つのハードルとなるのが留学資金です。

これから留学しようとしている人の中には、留学中の資金を現地のアルバイトでカバーしようと考えている人もいるかもしれません。また、単純に海外でアルバイトをしてみたいと考えている人もいるでしょう。

結論から言うと、海外では国によって現地でアルバイトをすることが可能です。

しかし具体的な国や、ビザの種類などわからない方も多くいるかと思います。

そこで今回は、日本人がアルバイトするために必要なビザや現地でのアルバイトの探し方などをご紹介します。

留学生は海外でアルバイトできるのか？

そもそもの疑問ですが、日本人留学生は、留学先の国でアルバイトをすることができるのでしょうか。

結論から言うと、国によってアルバイトができるかどうかは異なります。国によっては留学生ではまったくアルバイトができないケースもありますが、条件付きでアルバイトができるケースもあります。

具体的にはオーストラリアやカナダといった、日本とワーキングホリデー提携を行なっている国ついては、現地でのアルバイトが認められています。

より詳しい内容は以下の記事にてご紹介しているので、自分が渡航しようと考えている国でアルバイトができるか知りたい方は参考にしてみてください。
留学中ってアルバイトはできるの？国・ビザごとの労働条件や日本人におすすめのアルバイトまとめ

時間の制限など条件

日本人留学生でもアルバイトができる国では、労働時間に制限があるのが一般的です。また、勤務場所が限定されているケースもあります。

例えば、アメリカやカナダは原則として留学生のアルバイトはできませんが、大学生など一部に限り学校内のアルバイトが認められています。

また、オーストラリアは2週間で40時間までの就労が語学留学生も含めて可能で、ニュージーランドも同様に週に20時間の就労が認められています。さらにイギリスは長期の留学生であれば週20時間までの就労ができますが、語学留学ではできません。

そのほかにも、マルタは外国人登録をすることで週20時間まで働くことができます。

このように、国によって就労の可否や就労条件が大きく異なる点には注意が必要ですが、留学生がアルバイトをすることは不可能ではありません。

日本人が海外でアルバイトできるビザ

日本人がアルバイトできるかどうかは国だけでなくビザも大きく影響します。留学生の場合アルバイトができるのは一般的に「学生ビザ」、もしくは「ワーキングホリデービザ」となります。

一部アルバイトが認められる「学生ビザ」

学生ビザとは、現地の学校に通う人に対して発行されるビザです。「学生」とついているように、基本的には勉強を行うためのビザであるため、原則アルバイトはできませんが、先ほども紹介しているように国によってはアルバイト可のケースもあります。

さまざまな形での就労ができる「ワーキングホリデービザ」

一方のワーキングホリデービザは、日本との間に協定を結んでいる国に限り18歳〜30歳を対象（一部例外あり）に就労を許可するビザです。なお、ビザの期限は1年間（一部例外あり）となっています。

ただし、ワーキングホリデーはあくまでも休暇を目的としたビザであり、休暇のための費用を稼ぐという形で就労が認められています。また、期間に制限がある場合もありますが語学学校に通うことも可能です。就労に関しては、フルタイム勤務もできます。

採用されなければいけませんが、制度上はどんな仕事でもすることができるビザです。2022年3月現在でワーキングホリデーが利用できる国は以下の26の国と地域です。

日本人留学生が現地でアルバイトをするのであれば、この2つのビザのどちらかを利用する場合がほとんどだと考えられます。

日本人の留学生におすすめのアルバイト

ここからは、日本人留学生におすすめのアルバイトについて紹介します。これらはあくまでも一例ですが、仕事探しの際の参考にしてみてください。

おすすめのアルバイト（1）カフェやレストラン

カフェやレストランはどこの国にもあるものであり、中には日本にあるチェーン店のカフェがあるケースもあります。また、日本食レストランであれば日本語中心に仕事をすることも可能です。留学開始直後で語学力に自信がない人にはぴったりの仕事だと言えます。

一方で、現地のカフェで働きたい場合、海外だと経験の有無が重視されるため、まったくの初心者だと採用してもらえない可能性があります。できれば、日本のカフェでアルバイトをしておくといいでしょう。

仕事内容は、基本的に日本のカフェやレストランと同じだと考えてください。コーヒーや料理を作ってお客さまに提供する、レジ作業などです。

おすすめのアルバイト（2）日本語教師

その名の通り、日本語を教える先生として働くアルバイトです。

日本語教師をする場合、

• ・日本の大学で日本語教育課程の学位を取っていること
• ・日本語教師養成講座を修了していること
• ・日本語教育能力試験に合格していること

などの条件を求められることもありますが、資格が必須ではない職場も多々あります。

また、日本語教師のサポート役として働くという選択肢もあります。日本語を学びたい外国人は子供から大人まで意外と存在するため、日本人としての強みを最大限に発揮できる仕事だと言えます。

おすすめのアルバイト（3）コールセンター

企業のカスタマーサポートやコールセンターでもアルバイトを募集しているケースがあります。基本的にはお客さまからの問い合わせに対応することになるため、ある程度の語学力が必要になります。

おすすめのアルバイト（4）店舗スタッフ

スーパーやショップなどのスタッフとして働くという方法もあります。住んでいる地域によっては現地の日本人向けのお店などもあり、そこでは日本語を使って働くことができます。

一方で、現地の一般の人が使うスーパーでは語学力も必要になります。

このように、留学先でのアルバイトにはさまざまなものがあります。中には日本語を使って働けるものもあるので、語学力に自信のない人はそういった求人を探してみてもいいでしょう。

日本人留学生が海外でアルバイトを見つける方法

最後に日本人留学生が留学先でアルバイトを見つける方法として以下の4つを紹介します。

• ・知人に紹介してもらう
• ・現地の求人サイトで検索する
• ・求人の張り紙が貼ってあるお店に直接応募
• ・自分の気になるお店や会社に求人があるか聞いてみる

方法（1）知人に紹介してもらう

現地でアルバイトを見つけるには、知人に職場を紹介してもらうことも一つの手段です。

留学生であれば、日本人留学生のネットワーク、あるいは語学学校の友達などに声をかけてみましょう。

実際の職場を知っている友人の紹介ということで、社員の働く方や職場の雰囲気が事前に知れ、自分の希望とのミスマッチを少なくすることができます。

方法（2）現地の求人サイトで検索する

日本でアルバイトを探すときに求人サイトで検索するように、海外においても求人サイトを利用することができます。また、中には在留邦人向けの求人サイトもあり、そこには日本語で求人情報が掲載されています。

方法（3）求人の張り紙が貼ってあるお店に直接応募する

3つめは、「アルバイト募集」の張り紙が貼ってある店舗に直接応募するというものです。飲食店やショップには求人の張り紙が貼られているケースもあるので見逃さないようにしましょう。

方法（4）自分の気になるお店や会社に求人があるか聞いてみる

4つめに関しては、求人サイトにも張り紙でも募集をしていない企業に対して仕事がないか聞いてみるというものです。

募集していないと、断られる可能性が高いですが、中には面接をしてくれるケースもあります。自分の気になる企業や働いてみたいお店があるのであれば一度聞いてみてもいいでしょう。

まとめ

この記事では、日本人留学生におすすめのアルバイトとその探し方について紹介しました。

アルバイトの可否は国によって異なるほか、取得するビザによっても就労条件が異なるため、まずは自分の留学先とビザについて確認しておきましょう。

一方で仕事に関してはさまざまなものがあり、中には日本語が使えるものもあるので、語学力に自信がない人でも働くことができます。