イギリスへの渡航者の中には、現地での支払いをどのようにすべきか迷っている方もいるかと思います。イギリスでは現金払いとクレジットカード払いがあり、現金払いを行う場合、現地の銀行口座を開設する可能性も出てきます。
しかし海外での銀行口座の開設には、日本と異なる点も多く、不安を感じてしまう方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、イギリスの銀行口座開設について、銀行を選ぶ基準、おすすめの銀行、口座開設までの流れなどを紹介したいと思います。これからイギリスを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてみてくださいね。
なお、イギリス留学の準備についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な準備を進めたい方はチェックしてみてください。
イギリス留学前の準備の流れ
[目次]
留学考えるなら今から準備!
留学の準備は渡航する半年前、余裕を持つなら1年前からの準備がおすすめです!
スクールウィズのLINE相談では、チャット相談やオンラインカウンセリングなど相談方法が選べるので自分のペースで検討が進められます!
自分だけで調べるとわかりづらい費用やおすすめの留学先、準備するものも留学カウンセラーが寄り添いながらサポートするので安心。
ぜひこの機会に留学準備を始めましょう!
実際のところをお伝えすると、現在イギリスに留学中の筆者は現地での銀行口座は開設せず問題なく過ごせています。日本で開設したネットバンク(日本円からオンラインで外貨購入可能)のVISAデビットカードで問題なく生活ができています。
特にイギリスではほとんどのお店がカード支払いが可能なので、生活する上でそれほど現金を持つ必要もありません。
一方で以下の方々は生活する上で銀行口座を作る必要がある場合が多いです。
・1年以上の長期滞在が決まっている方
・現地で就職し(アルバイト含む)現地の会社やクライアントから給料を振り込んでもらう必要がある方
・自宅や不動産を購入する予定のある方
イギリスで生活するには、以下の方法で現金、あるいはクレジットカード決済で支払いを行う必要があります。
・日本で作ったキャッシュカードを使用する
・日本で作ったクレジットカードを使用する
・イギリスで銀行口座を作る
以下で詳しく見て行きましょう。
国際キャッシュカードは海外のATMで現地の外貨を直接引き出せるカードです。
現在国際キャッシュカードを発行している主要な銀行は、メガバンクから地方銀行まで様々ですが、総合的に年会費が無料・ATM手数料が比較的安いなど自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。
国際キャッシュカード(兼デビットカード)を使用することでのメリットは、
・カード発行申し込み時の収入審査がクレジットカードに比べてハードル低い
・日本の口座からカードを使用した時点で引き落とされる
・支払い金額、銀行残高をタイムリーに確認できる
・日本からの送金に多額の手数料がかからない
一方デメリットは、
・カード付帯の保険がない
・外貨預金ができない場合、都度レート加算代や引き出し手数料がかかる
などが挙げられます。
三菱UFJ銀行
カードではJCBとVISAを選ぶことができますが、イギリスではVISAの方が普及しているため、発行の際はVISAを選びましょう。
初年度年会費無料、翌年以降1080円/年必要。ポイント還元、ショッピング保険あり
三菱UFJ銀行
イオン銀行
年会費永久無料。入会時のポイント獲得、さらに還元もあり。
イオン銀行
ソニー銀行
ペーパーレスで簡単口座開設。日本円からの外貨購入・預金がオンラインで簡単にできる。(1枚で11通貨対応!イギリス以外のヨーロッパ旅行も楽々)
ソニー銀行
ちなみに筆者は以前にソニー銀行口座開設をしましたが、迅速な対応で非常に助かりました。
他にも国際キャッシュカードを取り扱っている銀行はあるので、ご自身のすでにお持ちの銀行口座のキャッシュカードが国際対応しているものか事前に確認してみましょう。
デビットカードは留学に役立つアイテム?その理由やおすすめカードを徹底解説!
日本で作ったクレジットカードの多くは、そのまま海外でも利用することができます。またクレジットカードで支払いをする場合、現金を用意する手間をかけずに支払いを行うことが可能です。
他にもメリットとしては、
・現金を持ち歩かなくてすむ
・日本円からの両替よりも手数料が安い
・支払いでマイルやポイントを貯められる
・ショッピング・旅行・死亡傷害保険が自動的に付帯される場合が多い
デメリットとしては、
・気をつけていないと出費が増えてしまう
などが挙げられます。
留学におすすめのクレジットカードや選び方とは?おすすめカードや学生でも審査が通るカードを紹介します
イギリスに長期で滞在する方には、イギリスの銀行口座を開設することをおすすめします。
現地の銀行口座を開設するメリットとしては、
・給料の受け取りが行える
・ガス・水道代、家賃などの各種支払いがスムーズに行える
デメリットとしては、
・場合によっては口座維持費がかかる
・口座残高の最低金額が決まっている場合がある
などが挙げられます。
実際にイギリスで銀行口座を開設するとなると知らなければいけないのが口座の種類。イギリスでは銀行口座の種類は大きく分けて2種類あります。
・普通預金口座(Current Account)
利子がつかない預金口座。利子はつかず、口座維持費がかかることが多いです。
またオンラインバンキング機能あり、無料でデビットカードの発行も可能。
・定期預金口座(Saving Account)
利子がつく定期預金のような口座。普通預金口座を開設した後、定期預金口座をもつことができます。
イギリスで口座を開設する銀行を選ぶ際は、以下の点に注意しながら候補を吟味しましょう。
・普通預金口座の最低口座金額がいくらか
・口座維持費はいくらか
・ATMでの引き出し手数料は無料か(実際はほとんどのATMは無料)
・学生専用、ビジネス専用の口座があるか
・支店の数が多いか
特に口座維持費は、日本で生活しているとあまり意識する機会はないと思うので、思わぬ費用を払わないためにも事前に確認をしておいてください。
イギリスで銀行口座を開設する流れは以下のようになっています。日本と異なる点も多いので、見落としのないよう注意が必要です。
まずはじめに口座を開設する銀行の候補を挙げましょう。おすすめの銀行は後ほど紹介しますが、基本的にはイギリス国内のメガバンクを検討してみると良いです。
口座を開設する銀行が決まったら銀行のカスタマーサービスセンターに問い合わせ、日本から準備した書類で不足がないか、他に質問として聞かれることは何かなど確認しましょう。
一般的に必要となる書類は以下の通りです。
・身分証明書(滞在ビザ入りのパスポート、またはイギリスで使用可能な国際運転免許証)
・イギリス居住を証明できるもの(直近3か月以内の電気やガスなど公共料金の領収書)
*学生の場合は通っている教育機関の事務局で、社会人であれば会社の事務局に申し出れば証明書類を用意してもらえます。
・日本での残高証明書(直近3か月以内、英語での表記が必須)
・税金の請求書
銀行によっては、オンラインで証明書の発行依頼ができる場合と、直接本人が支店に出向いて依頼をしなければならない場合があります。時間に余裕をもって準備しましょう。
店舗に出向く前にオンラインで受付の予約をとりましょう。
大きな銀行であれば、オンライン予約フォームがホームページに記載されているため、事前に予約をすることで待ち時間や手間を省けます。
近くの支店で予約フォームが見つからなければ直接支店に出向きましょう。店舗の営業時間は、通常日曜を除く10時〜18時ですが、口座開設には1、2時間程度かかるので、余裕を持ちたい場合は、午前中または午後一番で行くことをおすすめします。
ちなみにイギリスはきっちり営業終了時間を守るため、駆け込みで行っても対応してもらえません。
店舗に行ったらいよいよ申請です。
窓口で聞かれる質問は銀行や対応する係の人によっても異なりますが、一般的に聞かれることは、以下のような点です。
・普通預金口座(Current Account)か定期預金口座(Saving Account)のどちらを開設したいのか。
解答例)
「I’d like to open a Current / Saving Account.(普通/定期 預金口座をつくりたいです)」
・なぜ口座開設が必要なのか。
解答例)
「Because I’d like to receive a salary into my bank account.(給料を受け取りたいから)」
「Because my parents will transfer money to me.(親からの資金援助を受けるから)」
・毎月いくら送金する/されるか。
解答例)
「It will roughly be £200.(大体200ポンドくらい)」
その他にも、イギリスでつながる電話番号、メールアドレス、日本の住所などを聞かれます。
順調に手続きが済めば後日自宅に郵送で、Paying in book(預金入金帳)、Cheque book(小切手帳)、キャッシュカードまたはデビットカード、暗証番号が届きます。
これでようやくイギリスで銀行を使えるようになります。
4メガバンクのそれぞれの特徴をまとめてお伝えします。
口座種類:Classic Account
毎日ATM引き出し手数料無料、1日最大500ポンドまで引き出し可能です。また海外送金、ネットバンキングの利用、アプリでの利用料限度の変更も行うことができます。
なお、19歳以下のユース、20歳以上の学生専用口座も用意されています。
Lloyds銀行ホームページ
口座種類:Barclays bank account
維持費無料で、提携しているお店で買い物や食事をすると料金の還元があります。留学生専用口座もあり、連携している30カ国以上への送金が無料です。
Barclays銀行ホームページ
口座種類:everyday bank account
18歳以上のみ申請可能で、維持費無料、ネットバンキング可能などの特徴があります。
RBS/NatWest銀行ホームページ
口座種類:Current bank account
維持費無料、1日最大300ポンドまで引き出しが可能です。また18歳以上の学生専用口座も用意されています。
MONZOでは、イギリス在住であることを証明さえできれば、アプリを通して口座を開設し、コンタクトレスデビッドカードを取得できます。口座維持費や最低残高、さらに海外での手数料も無料というお得で便利なサービス付きです。
MONZO銀行ホームページ
残念ながらイギリスでは複数の銀行口座を一度に持つことができません。
すでに口座を持っていて、別の銀行で口座を開こうとすると、信用調査で引っ掛かり既存の口座を凍結されかねません。万が一銀行を変更したくなった場合は、Switchという方法で口座ごと銀行を変更することもできるため、まずは窓口で相談しましょう。
日本で用意する必要のある書類は、必ず渡航前に多めに用意しておきましょう。
もし書類が不足してしまうと日本から郵送する必要が出てくるので、お金を節約するためにも注意が必要です。
いかがでしたか?
慣れない英語でのやり取りに加えて、面倒な書類手続きと銀行口座開設は大変ですが、事前の準備と口座を開きたいという意思の強さでつかみ取れると思います。
ぜひ上記の情報を参考に、各銀行の最新情報も取得して吟味してくださいね。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
スクールウィズは英語力アップに強い留学エージェントです。
初中級者のための英語学習プログラム「プレ留学」×「カスタム留学プラン」であなたの留学を、経験豊富なカウンセラーが万全の体制でバックアップ致します。
せっかくの留学を失敗してほしくない想いから、英語力を伸ばす独自のサポート、納得いくプランづくりに力を入れています。
いま英語力に不安があっても、しっかり準備するから大丈夫。留学で、憧れだった「英語を話せる理想の自分」を私たちと一緒に実現させましょう!
留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
これだけでOK!すぐに使えるフィリピン語(タガログ語)26選まとめ
留学先の生活・観光
これだけは絶対食べておきたい!カナダ料理のオススメ12選
留学先の生活・観光
オーストラリアの定番お土産20選!現地でしか手に入らないお土産も紹介
留学先の生活・観光
【英検3級面接試験対策まとめ】問題のポイントや勉強法、当日の流れをチェック!
英語の勉強方法
カナダで絶対買っておくべきお土産37選!カナダでしか買えないアイテムも紹介
留学先の生活・観光
オーストラリアに行ったら絶対に食べるべき地元の料理12選
留学先の生活・観光
アメリカでのチップ事情まとめ。在住経験者がシーン別の相場や支払い方法をお伝えします!
留学先の生活・観光
TOEICってどんな問題形式?配点や解答のコツ、おすすめ問題集など解説します
英語の勉強方法
オーストラリアでおすすめのお菓子14選!お土産にぴったりなばらまきを現地在住者が紹介
留学先の生活・観光
留学に持って行くプリペイドカードは何がいい?選び方からおすすめのカードまで紹介します
留学前の準備
これだけは絶対食べておきたい!オススメフィリピン料理10選
留学先の生活・観光
ニュージーランドのワーキングホリデーでかかる費用とその内訳を詳しく紹介
留学費用や予算
イギリスワーキングホリデーの費用はいくら必要?現地生活費と予算の目安を紹介
留学費用や予算
アイルランド長期留学の特徴や費用は?留学体験談から見るリアルな留学を紹介
留学方法・時期・期間
イギリス長期留学を成功させるには?費用やメリットデメリットなど徹底解説
留学方法・時期・期間
短期留学におすすめの国ランキング!最適な語学留学先を見つける方法とは?
留学先選び
マルタ長期留学の魅力とおすすめポイントを解説!費用や効果も紹介
留学先選び
どの国ではたらくと稼げる? 2024年度版 ワーキングホリデーにおける国別、最低賃金月収の実態調査
留学ニュース・企画
ニュージーランド長期留学を選ぶべき理由とは?費用やおすすめ都市も徹底解説!
留学先選び
【TOEIC対策】初心者必見!効果的な勉強法とおすすめ教材
英語の勉強方法
英語で会話をしてみたい!基本フレーズと効果的な練習方法まとめ
英語の勉強方法
どんな理由で留学へ行くかなどをまとめています
どんな留学スタイルがベストかをまとめます
気になる留学費用を紹介します
あなたにピッタリな留学先選びのポイントを配信中
これで安心!留学前に準備しておくべきことまとめ
現地での観光をもっと楽しくするお得な情報まとめ
留学経験者のその後に迫ります
企画・取材系記事のまとめ
海外や英語学習のニュース記事を配信中
英語の勉強に役立つ情報を配信しています
留学の基本知識から流れをご紹介
英語力を伸ばす「あなたにピッタリな留学プラン」を一緒に見つけましょう
\直接話を聞いて相談したいなら/
\まずは気軽に相談したいなら/