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カナダへの移住って実際どうなの?移住のメリットや申請方法について解説

カナダTシャツ

カナダは自然に溢れた豊かな国土を持つ国で、移民も多いため移住先としては最適です。カナダへの移住ってどうなのかな? どうしたら実現できるのかな?」と悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。

移住ともなると、実際にどのように準備を進めていけばよいかわかりませんよね。

そこでこの記事では、カナダの移住事情について紹介したいと思います。ハードルが高そうに感じるカナダへの移住も、押さえるべきポイントはそれほど多くありません。

まずはカナダの移住について基本的なところから知っていきましょう!

カナダ移住の現状

カナダの道

カナダには、毎年何万人という移民が世界中からやってきます。実際、日本にもカナダの移民申請を目指している人がたくさんいます。

移民問題については国の関心も厚く、毎週のように移民法が改定され、その度に少しずつ難しくなり続けているのが現状です。しかし、だからといってカナダへの移住が不可能なのかというと、もちろんそんなことはありません。

ちゃんとした手続きを踏み、条件を満たせばカナダへの移住は可能です。

カナダってどんな国?

カナダは北アメリカ大陸北部に位置し、10の州と3の準州を持つ「連邦立憲君主制国家」です。

「連邦立憲君主制国家」とは、国王が主権者 (Sovereign) となり、国王の名が国家を意味する国を指します。カナダはイギリス連邦加盟国であり、国王が不在のため副総督によって代行する形をとっています。これはオーストラリアも一緒ですね。

アメリカ合衆国国勢調査局の調査によると、2016年のカナダの人口は3,625万人で、日本の約4分の1。国土の大部分が北極圏にあるので、人口の80%はカナダ南部、アメリカ国境に近い範囲に集中しています。

積極的に移民を受け入れている多民族国家のため、ひと口にカナダ人といっても人種も生活習慣も本当にさまざまです。公用語は英語とフランス語で、家庭で日常的に使われる言語は、

・英語:約60%
・フランス語:約20%
・中国語やイタリア語、ドイツ語など:約20%

といった割合。私が暮らしていた期間も、英語だけでなくさまざまな国の言語が飛び交っていたのが印象的でした。

カナダでの移住生活は実際どんな感じ?

実際の生活は、住む前と住んでからとでは印象がだいぶ異なります。移住してわかるカナダのすばらしさや、不便に感じたことをお伝えしますね。

カナダに移住してみて感じたこと

基本的には温暖な気候で暮らしやすい国ですが、カナダは広大な土地を有しているため地域によって気候もさまざまです。私が暮らしていた南西部に位置するバンクーバーでは、冬もそれほどキツくなく、日本人でも過ごしやすいと思います。

逆にトロントなどの冬はかなり厳しいです。移住するときは季節を選ぶのも大事かもしれません。

移民国家なだけあって、「日本人であること」を負い目に感じることはありませんでした。単純に自分の英語力がもっとあればより過ごしやすかったと思います。さまざまな価値観に寛容で、陽気な人が多く、仕事もストレスなく働くことができました。

日本との生活環境の違い

日本とカナダの生活環境の違いについては、

・物価
・治安
・文化

の3点からお伝えしますね。

物価

気になる物価ですが、トータルで考えると日本と同じくらいです。でも、食料品などは安いものもあるので、「カナダの物価安いじゃん!」と感じることが多いかもしれません。
たとえば、私が驚いたのは、

・ペットボトルの水(24本):200円
・米(10kg):800円
・パスタ(1kg):200円

など。日本と比べるとかなり安いですよね。逆に、タバコなどは1箱1,200円近くするのであきらかに高いです。タバコを辞めたい方はカナダに移住すると良いかもしれませんね!

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治安

カナダは一般的に治安が良いと言われていますが、犯罪発生率(人口10万人当たりの犯罪認知件数)は日本の約5倍の水準なので、日本と比べるとやや不安です。

しかし、犯罪と言っても多いのはスリや置き引きなどの軽犯罪で、銃などを使った犯罪はほとんどありません。空港やレストランなどの観光客が多いエリアが狙われやすく、私の友人もカナダの空港でサイフを盗られるというトラブルに遭っていました。

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文化

2017年にアメリカがシリア難民などの受け入れを制限したのに対し、カナダのトルドー首相が難民歓迎の姿勢を示したことは、世界に大きな影響を与えました。カナダは古くから移民受け入れに積極的な政策をとっており、多様な価値観に寛容であるという文化があります。

またカナダ人は、隣国のアメリカと比較されたり、アメリカ人に間違われることを好みません。差別意識の残る国と違い、「多文化主義」や「個人や宗教の自由に対しての尊重」に対してプライドを持っているからです。

仕事に対する考え方も、プライベートを尊重し、家庭を大事にするため残業はあまりありません。

カナダに移住するメリット

メリット

ざっくりとカナダについて説明してきましたが、ここではカナダに移住することのメリットについてお伝えします。

メリット(1)さまざまな文化に触れることができる

すでに何度もお伝えしているように、カナダは移民国家です。

あらゆる国の人種が入り混じっており、国籍・宗教・考え方、実にさまざまです。長年かけてさまざまな国の文化が少しずつ歩み寄ったカナダは、色々な面で懐の深い一面を見せてくれます。

そんな空気感は、間違いなく日本では味わえないメリットの1つです。実際にカナダで暮らしてみるとわかるのですが、1つの固定された価値観で人と接するということが、どれだけ私たちを窮屈にさせていたかということに気づかされます。

メリット(2)雄大な自然を楽しめる

日本では、都心部に住んでいるとほとんど自然を感じる機会がありません。しかし、カナダは決してそんなことなく、都心部であってもありのままの自然を生かした公園が多くあるので、自然を感じながらの生活ができます。

もちろん、さらに地方に行けば日本では味わえない雄大な自然をたっぷりと堪能することが可能。春はハイキングや登山、冬はスノーボードなど、一年を通して自然に触れる楽しさを感じることができますよ。

メリット(3)オン・オフのはっきりしたワークスタイル

カナダでは、仕事とプライベートの線引きがハッキリしています。仕事は定時にきっちり終えて、仕事後のプライベートな時間を使って、スポーツをしたり、仲間と飲みに出かけたりと楽しんでいる方が多いです。

日本で当たり前のように見られる「慢性的な残業」「サービス残業」「休日出勤」などは、カナダではありえません。実際、日本での働き方に疑問を持って、カナダへ移住した方も多いようです。

一度カナダで働くと、なかなか日本の働き方に戻すのは難しいでしょう。それほど、ワークスタイルに明確な差があるのです。

メリット(4)医療費・学費が安い

カナダは医療費が無料かつ学費も安いのが魅力です

歯科と薬代は除きますが、カナダ市民ならびにカナダ移民権保持者の医療サービスにかかる費用は、100%政府によってカバーされています。

また学費についても高校までの学費は無料で、私立に入学した場合も州政府が公立学校に入学した場合の費用部分を負担してくれるため、実質20~30万円の負担で済みます。

大学の費用については国立大学であれば学費は年間30~40万円と、日本と比べてかなり安く、私立であっても補助金が出るためそれほど差はありません。

永住権を取得できれば、これらの補償をカナダ市民と同じく受けることが可能です。

メリット(5)自然災害が少なく、環境が良い

カナダでは西海岸こそ地震はありますが、その他の地域では地震はまずありません。

地震がないので津波の心配もなく、精神的に不安を感じることなく過ごせます。地震が当たり前の日本人にとって、その不安が無くなることはかなりのメリットとして実感できるはずです。

また、カナダは環境汚染レベルも非常に少ないことでも知られています。

NASAが公表している「世界のPM2.5の汚染マップ」では、カナダのエリアはほとんど汚染がありません。トロントやモントリオールなどの都心部でさえ、観測値は15~20µg/m3程度です。ちなみに東京の平均観測値が35µg/m3前後ですので、その違いがわかると思います。

カナダに移住するデメリット

落ち込む女性

ここでは、カナダへ移住する前に知っておきたいデメリットについて紹介します。

カナダはもちろん素晴らしい国ですが、完璧というわけではありません。特に日本の生活環境に慣れていると、不満や不安に感じる部分も多いものです。

それだけ日本という国は恵まれた素晴らしい国とも言えますね。

デメリット(1)外食、日本食が高い

スーパーで売られている食材などに関して言えば、日本とそれほど変わりませんが、外食や日本食を食べようとすると、ある程度の出費を覚悟する必要があります。

たとえば日本でラーメンを食べる場合は、600円~800円くらいが相場ですが、カナダの場合はチップ込みで1,500円以上かかることが普通です。日本食も人気で、年々お店は増えていますが、日本で食べるのと比べて3倍近くの金額ですのでなかなか手が出せません。

カナダへ移住するのであれば、「自炊できるかどうか」は1つのポイントになるでしょう。

デメリット(2)住宅が高い

カナダの住宅事情は、日本と比べても高いといえます。特に都市圏は高いです。

住宅価格が高騰していることで有名なバンクーバーだと、一戸建ての平均価格はなんと2億3,000万円、トロントでも8,500万円と、一般人に手が出せる価格ではありません。

賃貸物件に関しても、家族で暮らすとなると月の家賃は15万円以上を覚悟しておく必要があります。カナダはデフレの日本と異なり、年々物価が上昇していますので、今後ますます価格は上がっていくと見込まれています。

参考:Canada Mortgage and Housing Corporation’s

デメリット(3)遺伝子組み換え食品が普通に売られている

遺伝子組み換えの表示義務がある日本では、スーパーで売られている食品の原料を見るとその多くが「遺伝子組み換えでない」になっていると思います。

しかしカナダに行って驚いたのは、「オーガニック」や「Non-GMO(非遺伝子組み換え)」と記載されたもの以外は、その多くが「遺伝子組み換え」の食品だったことです。

もちろん国として危険性は無いと判断して売られているわけですが、口に入れるものなので抵抗のある方も多いのではないでしょうか。

デメリット(4)仕事を見つけるのが難しい

日本の失業率は3%台で推移していますが、カナダの失業率は7%前後であることから、就職事情は厳しいと言わざるを得ません。

実際に私が仕事を探した時は、たまたまシーズンが良くて見つかっただけで、多くの友人は仕事探しに苦労していました。

たしかにカナダは移民を積極的に受け入れる寛容な国ではありますが、こと就職となると基本的にカナダ人を最優先に雇用しようという考えが普通のようです。カナダで就職を考えているのであれば、まずは日本で経験や実績を積むことが近道でしょう。

デメリット(5)医療を受けるまでに時間がかかる

これはメリットである「医療費が安い」ことの裏側にある問題といえますが、とにかく医療を受けるまでに時間がかかります。

この理由は、

・医療費が無料なので、みな気軽に病院へ行くため常に混む
・財源を気にして医療費を抑制しようとするため、医療機器が少ない

の2点です。特に手術などの大掛かりな医療の場合にそれが顕著で、友人は心電図をとるだけで半年待たされていました。この辺の医療に関する問題も長く暮らすうえでは不安要素となります。

カナダに移住するためには?

飛行機

2017年度版の世界で住みやすい都市ランクキングでは、上位10位の中にカナダの都市が3つもランクインしました。住みやすいカナダには、世界各国から永住権の申請が舞い込むため、永住権取得といっても誰でも簡単に取得できるものではありません。

永住権を得るためには、国や州が定めた条件を満たすことが必要です。

自分ひとりでも申請は可能ですが、移住をサポートしてくれる「移住エージェント」を利用することもできますので、不安な方は相談すると良いでしょう。

移住方法について

カナダには、カナダ連邦政府、各州のプログラムを含めて約60を超える永住権取得のためのプログラムがあります。

まずは希望する移住がどのスタイルなのかをはっきりさせましょう。

・カナダへ移住できればどこでもよい
・カナダのなかでも住みたい地域がある

前者であれば、カナダ連邦政府のプログラムを検討し、後者であれば州の推薦プログラムも検討する必要があります。

永住権が取得できると、カナダの滞在資格が“Permanent Resident(永住者)”になります。

・選挙権が無いこと
・カナダのパスポートを取得できないこと

の2点を除き、カナダ市民とほぼ同等の権利が認められます。

また、カナダ永住権保有者の義務としては、5年ごとに少なくとも2年以上カナダに住んでいる必要があり、PRカード(Permanent Resident Card)の更新が必要です。

ビザの条件・種類

州ごとの移民プログラムを利用するなど方法はいくつかありますが、ここではポピュラーな、

・コモンロー(common-law)
・ケアギバー(Caregiver)
・スタートアップビザプログラム(Start-up Visa Program)
・スキルドイミグランツ(Skilled immigrants)

の4つについてご紹介します。

コモンロー(common-law)

コモンローは日本で言いうところの「事実婚」です。結婚してない(籍は入れてない)けど夫婦同然の関係を指し、カナダではコモンローでも結婚同様に扱われています。移住するうえで相手さえいれば、もっともハードルが低い手段といえるでしょう。

コモンローの申請に必要な書類は以下の通り。

・永住権申請者、スポンサーに関する基本情報
・過去10年間住んだ住所すべて、高校以上の学歴、どこの国、都市で、どんなステータス(学生、就労ビザなど)だったかのリスト
・スポンサーとなる相手に関する情報(過去の離婚歴、コモンロー歴、犯罪歴など)
・移民弁護士や移民カウンセラーを雇う際の委任状
・日本人の場合は戸籍謄本を政府公認の翻訳家に翻訳してもらい、カナダの日本領事館に確認してもらったもの
・パスポート顔写真のページのコピー
・お互いがパートナーであることを証明する写真、共通の知人に事実婚を証明してもらった手紙

ケアギバー(Caregiver)

永住権の申請までに、カナダでケアギバー(介護・介助・世話をする人)として働いていれば、

・幼児
・高齢者や障害者
・住み込みでの介護もしくは介助

の3つのカテゴリーの中から永住権の申請をすることができます。

カナダ国内でケアギバーとしての経験が必要になるため、ワーキングホリデーやビジネスビザですでにカナダで就労経験のある人向けのプログラムといえます。

スタートアップビザプログラム(Start-up Visa Program)

2013年からスタートした、カナダで新しくビジネスや事業を始めようとしている人のために用意されたプログラムです。カナダ移民局では、年間2,750件までこの申請を受け入れるとしています。

カナダ政府が認める、

・ベンチャーキャピタル
・エンジェル投資家および団体
・ビジネス・インキュベーター

のいずれかに、ビジネス計画を承認してもらうことで申請が可能になります。

必要とされる語学力は、

・IELTS:Speaking 5.0, Listening 5.0, Writing 5.0, Reading 4.0
・CELPIP:Speaking 3L, Listening 3L, Writing 3L, Reading 3L
・TEF:Speaking 225, Listening 1480, Writing 225, Reading 150

と、英語またはフランス語で中級レベル以上が求められます。

スキルドイミグランツ(Skilled immigrants)

専門的な知識や技術が必要な職業に就く人向けのプログラムがスキルドイミグランツです。

スキルドイミグランツは、

・連邦スキルワーカー
・連邦スキルトレードプログラム
・カナダ経験クラス

の3つに分かれます。

連邦スキルワーカー

スキルタイプ0、スキルレベルAもしくはBに該当する職種に過去10年以内に1年以上(計1,560時間/週30時間)従事していた場合に申請できるプログラムです。

職務経験の他に、語学はCLB 7レベルがあることを証明する必要があります。その他にも高卒以上の学歴証明など、認定基準を満たすことが必要です。

連邦スキルトレードプログラム

スキルレベルBに該当する職業で、申請前の5年以内に最低2年間のフルタイム勤務経験があり、カナダ内の企業や会社から1年以上のフルタイム雇用の内定が出ている場合に申請できるプログラムです。学歴は問われず、語学レベルも低めに設定されています。

カナダ経験クラス

すでにカナダでの就労経験がある人向けのプログラムです。申請する年から数えて3年以内に、カナダ国内でスキルタイプ0、スキルレベルAもしくはBに該当する職種に1年以上勤務していた場合に申請ができます。

移住に語学力はどれくらい必要か?

必要な語学力は、申請するプログラムによって変わりますが、CLBスコアで7以上が1つの目安です。CLB(Canadian Language Bench Mark)とは、カナダにおける言語能力を示す指標のこと。

「CLBスコア7」は、一般的に中級レベルの語学力とされていますが、IELTSだと約6点、TOEFLだと約60~78点が該当します。(ちなみにTOEFLは学生のための英語力テストですので永住権を申請することができません)

カナダ移民局で認められている語学テストは以下の3つです。

【英語】
・IELTS:General Training(ジェネラル・トレーニング・モジュール)
・CELPIP:General(カナダ国内のみで受験可能)

【フランス語】
・TEF:リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング

ジェネラル・トレーニング・モジュールは、主に英語圏(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド等)にて永住権・移民申請をするさいに英語力の証明として受けるテストです。移民申請のための試験は、世界中でどこの場所で受けてもかまいませんが、語学力証明テストの有効期限は2年間と定められているので注意が必要です。

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移住するにあたり、どれくらい初期費用がかかるのか?

移住するにあたり、まずは永住権を取得する費用からお伝えします。

永住権の取得に必要な費用は、

・就労許可証(申請プログラムによって異なる):約160ドル
・永住権(州推薦プログラムは州ごとに違い有り):約1,000ドル
・電子渡航認証(eTA):7ドル

と、ざっくり1,200ドルくらい見ておけば大丈夫です。意外に安いですよね。

ただ、これはあくまで自分自身で申請を行った場合です。政府が発行するビザや永住権との申請は非常に複雑なため、個人での申請はなかなか大変。移民コンサルタントを活用する方も多いので、不安な方はその分の費用も見ておきましょう。

その他に検討すべき費用としては、

・渡航費用
・引っ越し費用
・住居費用
・ライフライン手続き費用
・日用雑貨購入費用

などがありますが、どこに住むかによって金額は大きく変わります。

移住費用を抑えるためには、日本から持って行くものを最低限にすることがポイントです。輸送費がかなり高いので、可能な限り現地調達するようにしましょう。

カナダで仕事は得やすいのか?

仕事

カナダでは2014年の就労ビザプログラムの改定により、就労ビザに関していくつか大きな変更点があり、従来に比べて外国人雇用に関する条件やルールが厳しくなりました。

この改定は「カナダ人労働者を優先的に雇用すること」を目的にしたもので、求人がある場合、カナダ人に最初にその仕事を得るチャンスが与えられるよう条件付けされています。

カナダで正社員としての働き口を探すのであれば、専門的なスキルか実績が求められます。まずは日本で、経験と実績を積んだうえで就職活動をするのが良いでしょう。

就職活動にあたってはインターネットを使って活動することが当たり前になっていますので、最近人気のリンクトインに登録しておくことをおすすめします。

LinkedIn

カナダで移住するなら住みやすい都市は?

トロント

ここでは、カナダで日本人に人気な住みやすい都市をいくつかご紹介します。

おすすめ都市(1)トロント

カナダ最大の都市トロント。多様な人種が住んでおり、住んでいる人の半数以上がカナダ以外の出身であることから”モザイクシティ”などとも呼ばれます。この都市のように、1つの地域で多様な国の風景が見られる地域はなかなかありません。

さまざまな人種の人々が集まっているため異なる文化への理解・寛容さがあり、日本人にとっては新鮮な刺激をもらえるでしょう。

仕事の面でも、カナダ最大の都市であることから、仕事にバリエーションがあり職を探しやすいのが特徴です。

・日系企業
・IT企業
・飲食店
・旅行会社
・映像会社

などの求人が多く、さまざまな職種から選べます。

難点があるとすれば、冬の寒さはマイナス20℃に及ぶため、寒さに弱い方にはつらいことです。

おすすめ都市(2)バンクーバー

「世界一住みやすい都市」と言われるバンクーバー。トロントに比べると少し街は小さめですが、海と山に囲まれているため、都市と自然を両方楽しむことができ、仕事をしながらカナダの大自然も感じることができます。

シアトルやビクトリアなどにも近いので、遠方へ旅行する際にも使い勝手が良いでしょう。

仕事面では、日系企業などアジア系の企業が多いので、就労ビザもおりやすいのが魅力です。トロントに比べると求人数は少なめですが、比較的温暖な気候なので寒がりの方はトロントを選ぶと良いかもしれません。

おすすめ都市(3)ビクトリア

カナダでも有数の観光地であるビクトリアは街並みが美しく、自然あふれる環境があるため住むうえで満足度の高い都市です。トロントやバンクーバーと比べると街は小さく、エンターテイメントなども少ないので少し物足りなさを感じるかもしれません。

しかし、仕事を探すのであればアジア人が少なく、ワーホリの数も少ないので意外と就職口を見つけやすいです。業種も「飲食関係」「日系企業」「旅行関係」など、十分な選択肢がありますよ。

加えて、カナダの中でもとても温暖な気候なので、1年を通して快適に過ごすことができるはずです。

カナダに移住する際の注意点

移住をする際に、まず最も大事なのが「情報収集」です。

海外移住は国をまたいでの引っ越しですので、時間とお金、精神的にも大きなコストが発生します。行ってから「やっぱり違った」となっても、やり直しがきかない可能性もあります。

情報収集は、

・文化、言葉:どのようなカルチャーで、外国語はどのくらいのレベルが必要か
・お金、仕事:移住にかかる費用と現地での生活費、またそれを支えるだけの仕事があるか
・補償、制度:生活していくうえで利用可能な医療補償や制度はどのようなものがあるか

などの側面からチェックが必要です。

「急いては事を仕損じる」とあるように、移住には時間的な余裕をもって臨みましょう。

まとめ

ここまで、カナダ移住についてお伝えしました。

おさらいすると、移住に必要な永住権の主な申請方法は、以下の4つです。

・コモンロー(common-law)
・ケアギバー(Caregiver)
・スタートアップビザプログラム(Start-up Visa Program)
・スキルドイミグランツ(Skilled immigrants)

必要な語学力は、申請するプログラムによって変わりますが、CLBスコアで7以上が1つの目安です。IELTSであれば約6点、TOEFLであれば約60~78点のレベルを目指しましょう。

また主要都市は仕事が見つけやすく快適に過ごせる反面、住宅コストには注意が必要です。

カナダにおいて仕事を探すことは、年々ハードルが上がっていますが、前もって準備をしておくことで職を見つけて移住することは可能です。

まずは、移住先を決めた上で必要な永住権のプログラムを確認することからはじめましょう!

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    長濱 裕作

    長濱 裕作

    学生時代はお金を貯めて海外各地を放浪。異文化に触れる楽しさや多様性の価値を知る。学生結婚を経て12年に渡り大手アミューズメント企業に勤めるも、家族と過ごす時間を増やすために退職。現在は田舎に引っ越して古民家を購入、半農半ライターとして生活。子どもたちの留学の在り方についても勉強中。妻ラブな3児の父。

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