語学留学やワーキングホリデー、最近ではカレッジや大学への正規留学でも人気の渡航先、カナダ。カナダが留学先として人気がある理由として、治安が良いということが挙げられます。
留学などで現地で長期滞在するとなると、治安の良し悪しは国や地域選びで重要なポイントですよね。そこで今回は、「実際のところカナダの治安はどうなの?」という方に向けて、カナダの治安についての基本情報から、よくあるトラブルや対策方法、治安の良いエリアなどをまとめて紹介していきます。
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カナダは治安が良い留学先と言われていますが、在カナダ日本国大使館のレポートではカナダの国全体の犯罪発生率は日本の5倍となっています。この数字を見ると、一般的にイメージされているカナダと犯罪発生率の数値に差があるように思われます。
しかし、毎年発表されている世界の安全な都市ランキング(Safe cities index)では、2017年ではカナダの中で留学先として非常に人気が高い都市トロントが4位と上位にランクインしています。続いて3位大阪、2位シンガポール、1位東京となっています。
トロントはカナダで1番人口が多く、カナダの経済の中心地として発展し続けている大都市ですが、トロントの治安は東京や大阪などの日本の大都市とさほど変わらないと言えます。
また留学先として人気があるカナダの2大都市、トロントとバンクーバーは、住みやすい街としても毎年選ばれています(トロント 4位、バンクーバー3位)。このランキングでは治安の良さも評価されるため、この2大都市は比較的治安は良いと言えます。
カナダの国全体としても、イギリスのエコノミスト紙が24項目にわたって世界の国々を分析し、各国がどの程度平和かをランキングに表した”世界平和度指数”(Global Peace Index)というランキングで、2017年カナダは8位なりました。カナダは特に内戦や政治での争いが特に少ないという点で上位にランクインしています。
ただ先程述べたように、犯罪発生率は日本の5倍と数値化されているため、全体的には治安は良いですが、犯罪率が高いエリアが存在することも事実です。カナダに滞在する際は、日本ではなく、海外にいるという認識を常にもって最低限の注意は怠らないことが大切です。
カナダでよく起こる犯罪やトラブル、またトラブルに巻き込まれないための対策方法について解説していきます。
カナダで、特に留学生や外国人に対しよく起こる犯罪やトラブルとして挙げられるもののひとつは、置き引きやスリです。
席を確保するために荷物を机やイスに置いたままにする行為は、日本ではよくみられる光景で置引の被害に合うこともあまりありません。しかしカナダでは、図書館やカフェ、学校などで置引に被害に合うことがあります。
携帯や財布、現金、パソコン、パスポートなど、貴重品は席を離れる時は必ず携帯する必要があります。特に図書館やカフェなどは誰でも利用でき、人の出入りも多いので、特に気をつける必要があります。
また旅行客や留学生は多額の現金を持ち歩いている可能性が高いと思われているので、スリや置引に狙われることがあります。不必要な金額の多額の現金は持ち歩かないほうがよいです。
カナダでは現時点(2018年5月)においてマリファナは合法ではありません(しかし政府が現在合法化に向けての政策を進めています)。非合法ではありますが、カナダではマリファナは比較的簡単に手に入るため、街中でマリファナを吸っている人を見かけることもあります。
マリファナへの取り締まりは非常にゆるいので、留学生でも手に入ってしまうこともあると思いますが、余計なトラブルに巻き込まれないために誘われても断りましょう。
シェアハウスのテナントを狙った詐欺(振り込め詐欺やクレジットカードを利用した詐欺)などがあります。英語が堪能ではない留学生やワーホリを狙って、デポジットと称して高額料金を請求し、そのまま逃げられたというテナントもいるようです。
シェアハウスや貸部屋の契約をする際は、契約書をしっかり読み、信用できない大家さんには現金やクレジットカードの情報、その他の個人情報を渡さないようにしましょう。
大使館のレポートによると、夜間に銃器や刃物で脅し、所持品を奪うという事案も発生しているようです。カナダでは、米国と比べると銃の所持が自由でなく非常に厳しく規制されているとこもあり、銃を使用した犯罪は非常に少ないです。
しかし、アメリカからの銃の密輸が後を絶たず、銃を使用した犯罪が増加しています。夜間の一人歩きや人通りが少ない道の通行は控えるようにしてください。
若い女性を狙った性犯罪も発生しています。例えば、英語を教えてあげるよと言って家に呼ばれ、性被害にあったという話を聞いたことがあります。
近年のカナダでは、インターネットやSNSを利用したマッチングアプリ(出会い系サイトのようなもの)が幅広く利用されているため、現地の見知らぬ人と簡単に出会うことが可能になりました。
知らない人は容易に信用せず、知り合ったばかりの人と密室で2人きりにならないようにしましょう。また、女性だけではなく、男性も被害にあうこともあります。
ここでは万が一、現地でトラブルに巻き込まれてしまった時の対処法について紹介していきます。
現地の留学エージェントや語学学校のスタッフは今まで何人もの留学生を受け入れているため、トラブルの対処への経験が豊富です。現地に長く生活している人や留学を経験している人、また日本語が話せるスタッフも多く、安心して相談することができるでしょう。
置き引きやスリの被害にあい、クレジットカードを盗まれた際にはすぐにクレジットカードの会社へ連絡しましょう。24時間カスタマーサービスセンターを利用できるので、被害に気づいたらすぐに連絡し、カードを止めてもらうよう対処すべきです。
場合によっては、在カナダの領事館や大使館へ連絡することも検討してみましょう。またパスポートを紛失した場合は、大使館や領事館へただちに連絡し再発行を行いましょう。
以下がカナダにある大使館と領事館のリスト(モントリオール、バンクーバー、カルガリー、トロント)です。
・在カナダ日本国大使館(613-241-8541)
・在トロント日本国総領事館(416-363-7038)
・在モントリオール日本国総領事館(514-866-3429)
・在カルガリー日本国総領事館(403-294-0782)
・在バンクーバー日本国総領事館(604-684-5868)
緊急の事案の場合は、911へ連絡すると警察へつながります。英語に自信がない人は、"Japanese please" というと日本語を話す人につないでくれる可能性があります。
最後に、カナダで治安の良い都市と近寄らない方が良いエリアも合わせて紹介していきます。
トロントは北米の大都市の中で最も殺人などの凶悪犯罪が少なく、安全な都市として知られています。また、犯罪率も年々減少傾向にあります。
また安全な都市にランクインしているトロントでも、犯罪率が高く危険な場所は存在します。以下の場所に夜間1人で行くことはしないようにしましょう!
温室の庭園もあり、日中はとても雰囲気のよい公園として知られています。しかし、夜間は麻薬などのドラッグの売買が行われているため、近寄らない方が無難です。
このエリアはダウンタウンにも近く、コンドミニアムなども建設され始めていることから治安は良くなっていますが、ガバメントハウス(政府が安くで提供してしている住宅)やシェルターなどもあるため、夜間の1人歩きは気を付けるべきです。
ダウンタウンからすこし離れているので、あまり関係のない人も多いですが、トロントで最も治安が悪いと言われています。近くには有名な大学、ヨーク大学もあるため、ヨーク大学へ正規留学や語学留学を考えている人は周辺の治安も確認するようにしてください。
上記のエリアの周辺にはできるだけ近寄らないようにする方が良いといえます。
トロントと同じく住みやすい都市として選ばれたバンクーバーも、治安が良い都市と言えるでしょう。
特にウエストバンクーバー辺りは住宅の平均価格も2億円や3億円することが当たり前で、富裕層も多く生活しているため、特に治安が良いと言われています。
ただバンクーバーにも同じように治安があまりよくない地域がありますので、以下のエリアに夜間1人で行くことは避けましょう!
日中は観光客や地元の人でにぎわうチャイナタウンですが、夜間は近寄らない方が良いエリアです。ホームレスや薬物中毒者が多く集まるエリアなので、夜間の1人歩きは非常に危険です。
日中は観光客が多く集まる広大な公園、スタンレーパーク周辺は、夜になると薬物中毒者やホームレスが寝床として利用するために多く集まります。過去にはスリやレイプなどの犯罪も発生しているため、夜間は近寄らないでください。
以上、カナダの治安を留学先として人気があるトロントやバンクーバーを中心にして紹介しました。日本に比べると犯罪率は高いですが、アメリカやイギリスなど他の英語圏の留学先と比べると比較的安全で、危険なエリアを避けるとトラブルに合う確率はかなり下がるでしょう。
ほとんどのカナダへの留学生が犯罪やトラブルに合わず日本へ帰国しているので、海外にいるということを意識し、最低限気をつけて生活していれば、大丈夫といえます。
ぜひカナダでの滞在を楽しんできてくださいね!
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