海外には日本にない交通機関があったり、日本にもある交通機関が異なる方法で使われたりする場合があります。そのため現地でどのような移動手段を使えば良いかわからず、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
幸いにもクライストチャーチにはバスや電車など、日本でも一般的に使われる交通機関が移動手段として利用されています。
とはいえ現地での利用方法や料金は、日本と異なる点も多々あります。
そこで今回はそんなクライストチャーチで利用されている交通機関、利用料金、おすすめの移動方法などを解説したいと思います。これからクライストチャーチを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
なおレートはNZ$1=75で計算しています。
[目次]
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クライストチャーチはニュージーランドで3番目に大きな都市です。
南島の玄関口としての役割もあり、他の観光地へのアクセスのための拠点としても栄えています。ガーデニングの文化が根付いているため手入れの行き届いた庭が多く、その美しさから「ガーデンシティ」とも称されています。
クライストチャーチは交通機関が発達しているので、様々な方法で目的地まで移動することができます。主な交通手段としては路面電車や市バスなどがあります。
それではクライストチャーチで使われている交通機関の種類を具体的に見ていきましょう。
クライストチャーチでは市バスを2つのバス会社が運営しています。
バス会社はRed Bus(レッドバス社)とLeopard Coachlines(レパード・コーチライン社)の2つです。
2つのバス会社は乗車料が統一され、同一の料金で利用できるのでわかりやすいです。ルートは市内を網羅しているので、ちょっとした移動などや観光などにも便利です。
バス停から乗車しますが、乗りたいバスが来たら手を挙げて合図をすると確実です。
クライストチャーチのバスは前払い制なので前方のドアから乗車し、まず運転手に行き先を告げます。運転手が行き先をパネルに入力し料金を教えてくれます。
料金は現金かICカードのMetro Cardで支払います。
目的地が近づいたら車内の降車ボタンを押して運転手に合図をします。
市バスの料金はゾーンによる一律料金です。
市内にはゾーンと呼ばれるエリアが2つあり、それぞれの料金は以下の通りです。
ゾーン1内:現金でNZ$4.00(300円)、Metro CardでNZ$2.65(約199円)ほど。
ゾーン2内:現金でNZ$5.50(約413円)、Metro CardでNZ$3.85(約289円)ほど。
また、ゾーンをまたいだ移動には、ゾーン2の料金が適用されます。
乗車料はMetro Cardの方が現金よりも安いので、交通費を抑えたい方はMetro Cardの利用がおすすめです。
photo by:Smaks K/ Shutterstock.com
クライストチャーチ市内では路面電車(トラム)が運行しています。英国風の街並みの中を走る路面電車は、レトロな車体デザインでクライストチャーチの名物でもあります。
運行間隔は15〜20分ほどで、運転手によっては観光スポットなどのアドバイスをもらうこともできるので観光にもおすすめです。
利用方法は街中にある停留所から乗車し、運転手に乗車料を支払いチケットを受け取ります。チケットは1日有効ですので、乗り降り自由で利用しやすいです。
路面電車は環状ルートで所要時間は1周50分ほどです。
1周約4kmのルートに17カ所に停留所があり、ゆったりとした速度で利用しやすいため観光客にも人気の乗り物です。
路面電車(トラム)の乗車料は、1日乗り放題でNZ$25(1,875円)です。最初に乗った路面電車で乗車料を支払いチケットを受け取れば、あとはこのチケットを見せるだけで乗り降りが自由になります。
photo by:Leonard Zhukovsky/ Shutterstock.com
タクシーは目的地までの行き方がわからない時や、急いでいる時に便利です。
クライストチャーチにはタクシー会社が多数存在しています。主なタクシー会社はBlue Star Taxisと Gold Band Taxisです。ウェブ予約やスマートフォンのアプリを利用して予約を取ることができるタクシー会社もあります。
日本のように流しているタクシーはいませんので、タクシー乗り場(タクシースタンド)に行くか事前に予約をするのが確実です。料金はメーター制となっています。
タクシーの利用方法は、基本的に日本と同じです。
タクシーに乗車し行き先を告げます。運転手に目的地の住所を書いた物を見せたり、地図を使って説明するとスムーズです。クライストチャーチにはチップの文化はありませんので、メーターの料金を支払うだけで大丈夫です。
クライストチャーチのタクシー料金はメーター制です。タクシー会社により異なりますが、一般的な料金は初乗りNZ$3(225円)程度、その後1kmにつきNZ$3(225円)ほどが加算されます。
クライストチャーチ南部のリトルトンと、その対岸の町ダイヤモンドハーバー間ではフェリーが運行しています。
所要時間はおよそ10分ほど。クライストチャーチ市街地への通勤・通学手段として利用されています。
フェリーには現金とMetro Cardでの支払いで乗車が可能です。Metro Cardでバスからフェリーに乗り継ぐ場合には、バスの運転手にその旨を伝えます。
その場でフェリーの乗車料も含めた料金を支払うことで、2時間以内であればバスとフェリーの間の無料送迎が利用できます。
フェリーは片道料金を現金で支払う場合はNZ$6.50(約553円)、Metro Cardの場合はNZ$4.70(約353円)です。
photo by:alarico/ Shutterstock.com
クライストチャーチでよりお得に電車を利用するには、「merto card」の利用をおすすめします。この電子カードを使えば、プリペイド式にお金をチャージすることができ、交通機関を利用する際にスムーズに支払いを済ますことができます。
また、数日分の料金を事前にチャージすることもでき、該当期間乗り放題で利用が可能です。
最後にクライストチャーチの有名な観光スポットに行くためには、どのような交通機関を使えばいいのかをご紹介します。
ハグレー公園は165ヘクタールの広大な敷地を持つ公園です。ニュージーランドの植物を見ることもできます。市民の憩いの場であり、公園内にはスポーツ施設やサイクリングコース、ラグビー場などがあり一日中楽しめる人気の公園です。
ハグレー公園へはバスを利用するのがおすすめです。運賃は現金でNZ$4(300円)、Metro CardでNZ$2.65(約199円)です。所要時間は約13分です。
14 Riccarton Ave, Christchurch Central, Christchurch 8011 ニュージーランド
ハグレー公園をGoogle Mapで見る
photo by:WindAwake/ Shutterstock.com
南極を体験できる人気の観光スポットです。
クライストチャーチの空港から歩いて5分の場所にあるため、空港の待ち時間に利用することもできます。−18℃の南極の気温を探検できたり、南極生物の生態を学習できるので家族で楽しめる施設です。
南極で使用される雪上車への乗車体験や、南極の映像を4Dで楽しむこともできます。
国際南極センターへの市内からアクセスには、バスがおすすめです。運賃は現金でNZ$4(300円)、Metro CardでNZ$2.65(約199円)です。所要時間は約30分です。
38 Orchard Rd, Christchurch Airport, Christchurch 8052 ニュージーランド
国際南極センターをGoogle Mapで見る
photo by:travellight/ Shutterstock.com
クライストチャーチ大聖堂は2011年の震災により半壊しましたが、日本人建築家の坂茂により紙製の仮設大聖堂が建設されました。
特別な紙で建築されたため50年ほどの耐久性があると言われています。十字架まで紙製の仮設大聖堂は新しい観光スポットとして多くの人々が訪れています。
クライストチャーチ大聖堂へはバスで移動します。運賃は現金でNZ$4(300円)、Metro CardでNZ$2.65(約199円)です。所要時間は約7分です。
ニュージーランド 〒8011 クライストチャーチ クライストチャーチ・セントラル
クライストチャーチ大聖堂をGoogle Mapで見る
いかがでしたでしょうか。
クライストチャーチには日本でも使われているバスや電車などの交通手段が現地で暮らす人や旅行者に利用されています。その中でも特にバスは、路線ルートは市内に網目状に広がっているので、多くの目的地までの移動手段として使える点でおすすめの移動手段と言えます。
これからクライストチャーチを訪れる予定のある方はぜひこの記事の各交通機関の利用のポイントを抑え、快適にクライストチャーチでの生活を過ごしてください。
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