ビクトリアの気候とオススメの服装を解説！

カナダ・ビクトリアに行くにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際ビクトリアは東京と比べると気温や日照時間、降水量などが異なり、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、ビクトリアの気候や季節ごとの雰囲気、服装、ベストシーズンなどをご紹介します。ビクトリアへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装、現地での服の調達イメージを持っていただければと思います。

※本記事ではカナダ・ドルをCADと表記し、為替レートには2023年1月23日時点での情報を参照し、1CAD＝98円で計算しています。

ビクトリアの気候帯

まずはそもそもビクトリアがどの気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、ビクトリアの気候は地中海性気候（気候区分：Csb）に属しています（※1）。

地中海性気候は夏と冬での降水量の大きな差が出るのが特徴で、フランス南部やスペイン北西部、ポルトガル北部などが属しています。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北、沖縄などを除くと、大部分の地域が温暖湿潤気候に属しています。

年間を通して気温差が大きく、夏に雨が多く冬は乾燥するため、ビクトリアの気候とは乾燥する時期や年間を通した寒暖差に違いが出てくるので注意が必要です。

カナダの中では気温差は緩やかなビクトリアの気候

上ではビクトリアの気候帯について簡単にご紹介しましたが、実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。続いては、ビクトリアの平均気温や降水量などを東京と比べながらご紹介します。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」、およびオランダに拠点を置くWorld Wide Travel Organisationが運営する「Weather and Climate」、ノルウェーに拠点を置くTime and Date ASが運営する「timeanddate.com」掲載の情報を参照しています（※2〜6）。

ビクトリアの平均気温

地中海性気候に属するビクトリアの平均気温は、東京のようにはっきりとした寒暖差はなく、年間を通して変化が穏やかです。ただし、朝晩の冷え込みが厳しいことから、日中との寒暖差には注意が必要です。

ビクトリアの平均最高・最低気温

ビクトリアは、東京と比べ最低気温は低く、夏でも最低気温が10℃近くまで下がります。年間を通した寒暖差は緩やかですが、東京よりも気温が低いので、どの時期でも寒さには気をつけましょう。

ビクトリアの日照時間、日の出・日の入り時間

ビクトリアでは夏に日照時間が伸び、特に日本の梅雨の時期が重なる6月では、倍以上の日照時間があります。一方で冬は極端に日照時間が減るため、注意が必要です。

ビクトリアの降水量

ビクトリアでは、東京とは逆に冬に降水量が増えます。天気も一日雨模様が続く日も多いため、日照時間とあわせて冬のビクトリアには注意が必要です。

ビクトリアの春（4月中旬〜6月）

ビクトリアでは、4月の終わり頃から5月上旬に段々と春めいていきます。3月には10℃ほどだった平均最高気温は、6月には20℃まで上がり、この時期は一気に気温が上がります。

春のおすすめの服装

4月の上旬の方ではまだ冷え込みが厳しくなり、雪がちらつくこともあるため、4月はまだ冬用のコートが手放せません。5月に入ると気温が高くなり、長袖のシャツにパンツ、またはワンピースに一枚羽織るものでも過ごせるようになります。

なお、日中暖かくても夜に冷え込むことがあるため、日中から夜にかけて外出する際は羽織るものを持っていくといいでしょう。

ビクトリアの夏（6月〜9月中旬）

ビクトリアの夏は一年を通して最も快適に過ごせる季節です。

気温は一年の中で一番高くなりますが、それでも最高気温は30℃を超える日は少ないため東京ほどは暑くなりません。スポーツをやっても少し汗をかく程度で、気持ちよく体を動かせます。

夏のおすすめの服装

服装は半袖1枚、または夏用ワンピースなど、日本の夏の格好と同じで十分です。日本の夏よりも日差しは強いため、帽子やサングラスがあると便利でしょう。

夜は若干冷え込むこともあるため、薄手の羽織るものを一枚持っているといいでしょう。

ビクトリアの秋（9月中旬〜11月中旬）

ビクトリアでは、9月に入ると次第に木々の紅葉が始まり秋めいていきます。降水量はこの時期急激に増え、気温の冷え込み以上に寒さを感じることもあります。

秋のおすすめの服装

服装は日本の秋の服装そのままで、薄手のセーターやジャケット、または秋用コートなどがあれば少し肌寒い時でも安心して過ごせます。

ただし、日によっては冷え込みも厳しくなるため、念の為冬用のコートは1枚用意しておきましょう。

ビクトリアの冬（11月中旬〜4月中旬）

ビクトリアでは、11月中旬から冬の到来です。

トロントやモントリオールなどの都市と比べると冬の気温の高いビクトリアですが、それでも最低気温が氷点下まで下がる日もあります。加えてビクトリアの冬は雨の日が多いため、体感温度は人によってさらに冷える恐れがあります。

冬のおすすめの服装

夜の冷え込みは日本より若干厳しいため、手袋や厚手のセーターがあると安心です。また雨が多いため対策としてレインコートや長靴があるといいでしょう。

ビクトリアのベストシーズンは6月〜9月！

ビクトリアのベストシーズンは何と言っても夏です。湿度が低く気温も高すぎないため、外を歩くだけで気持ちがいい季節です。

ビクトリア留学中に服を購入できる場所と値段

短期間の滞在であれば、日本から持っていく服装で十分に生活を送れますが、長期滞在などで荷物がかさむ場合には、現地で衣服を買うことを検討しましょう。特にジャケットやコートなどは厚みがあるため、現地調達がおすすめです。

幸いビクトリアには、日本人にも馴染みのある「H＆M」、「GAP」をはじめとするファストファッションの店舗があります。

価格や日本とはやや異なるため、下にカナダで販売されているH＆Mの各衣類の価格イメージをお伝えします（※7）。

ビクトリアにある各店舗の位置は下にまとめているので、店舗を訪れる際にはご確認ください。

項目	金額
H＆M	H＆M Uptown店をGoogleマップで見る
GAP	GAP MAYFAIR S/C店をGoogleマップで見る GAP WESTSHORE T/C店をGoogleマップで見る

留学では最低1週間分を用意！

留学の場合、ホームステイ、あるいは学生寮での滞在が多く、自分の好きなタイミングで洗濯できるとは限りません。最低でも1週間分の服装を用意するようにしましょう。

ビクトリアの気候まとめ

今回はビクトリアの気候について紹介しました。

ビクトリアの気候の特徴は、東京よりも年間を通した気温の変化が緩やかで、他のカナダの都市と比べると冬が温暖な点です。ぜひ今回ご紹介した内容を元にビクトリアに持っていく服装の準備を進めて下さいね。

なお、もし留学先としてビクトリアを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。

おすすめの語学学校や準備の流れ、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。

また衣服をはじめ、カナダ留学に必要な持ち物は下の記事でまとめているので、渡航前に漏れがないかチェックするためにこちらもあわせてご確認ください。
カナダ留学持ち物リスト

あなたの目的に合った語学学校をご紹介します！

留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。

ポイント1. 留学の目的

ポイント2. 生徒規模や雰囲気

ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無

ポイント4. 立地

ポイント5. 滞在方法、滞在先の希望

特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。

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