留学して実際良かった?10ヶ月のアメリカ留学生活で得られた成長と変化総まとめ | ボストン交換留学#12
こんにちは!アメリカ・ボストンに交換留学していたMayukoです。
本連載では、これまで留学生活のノウハウやアメリカに関する様々なことをお伝えしてきました。連載最後となる今回は私のこれまでの留学生活を振り返りつつ、留学を通して学んだこと・自分自身どんな考え方の変化があったのかを紹介していきます。
10ヶ月に渡る、ボストンでの交換留学のまとめとなっています。留学って実際どうなの?と考えている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
なお、アメリカ留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
アメリカ留学
どんな留学生活だったの?
大学のキャンパスの景色
私はアメリカのボストンに、2018年8月から翌年の5月まで留学していました。通っていたのは、「ノースイースタン大学」という総合大学。日本の大学から交換留学生として派遣されました。
留学生だから特別ということはなく、現地の大学生と全く同じ環境で大学生活を送っていました。もちろん、授業も課題も全て英語です。私は主にビジネスの授業を履修していました。
また授業だけではなく、ルームシェアやサークル活動、旅行なども留学生活中に体験しました。今まで長期留学も海外居住の経験もなかったので、10ヶ月も違う国で過ごす、というのは初めてのことでした。
そもそも私がアメリカへ留学することを決めた理由については、以下の記事も参考にしてください↓
実際留学は楽しかった?
ボストンの街並み
留学後に「アメリカ生活は楽しかった?」と聞かれることが多いです。しかし思い出が多すぎるあまり、一言では表せず、「本当に楽しかった!」としか答えられていません。
もちろん毎日いいことばかり、というわけではありません。
挫折したり、失敗した経験を通して、日本にいたら気づけなかったような学びが多かったように思います。そういった面も含め、留学生活は本当に楽しかったです。
留学したからこと得られた、自分の変化とは
具体的に留学が「どのように」楽しかったのか、どのような学びや気づき、自分自身の変化があったのか、お話していきます。
1. 英語面:スピーキングとライティング力が飛躍的に向上!
もともと英語はかなり得意な方でした。しかし留学前はいざ話す・書くとなると、なかなか英語が出てきませんでした。留学した最初の方はそれに悩むことも多かったです。自分の英語力に自信をなくした時期もあります。
しかし、周りのバイリンガルの親友の姿を見ているうちに、「なんで諦めているんだろう、本当は私にもできるはず!」と奮起。次第に英語力を褒められることが増え、英語を話す機会が増える=そのぶん上手くなる、といった流れに乗れました。
ルームメイトとの写真。
グループでの討議やルームメイトとの生活を通して、「英語を話さざるを得ない環境」にずっと居たことは英語力向上にかなり大きな影響があったと思います。
ライティングスキルは、課題のレポートを毎週書いているうちに大幅に向上しました。英語で書くだけではなく、その後教授やチューターに添削してもらうことで、書き方を自分のものにしていきました。英語の語句だけでなく、英語での文章の組み立て方なども習得できましたね。
こういった環境は、留学をしていないとなかなか実現が難しいと感じます。英語の文章を常に添削してもらえる環境があったのは、非常に有り難かったです。
2. 勉強面:「本当」の経営学を勉強できた
私は日本の大学で1年半ほど経営学を勉強してからアメリカに行きました。日本では経営学の基礎的な部分だけ学習していましたが、あくまで理論ベースでしたので、「実際にこの知識をビジネスにどう活かすか」というところまで理解できていませんでした。
しかし私がアメリカで履修した授業はどれも非常に実践的。自分でビジネスプランを考えなさい、企業の課題を解決しなさい、といったテーマに沿ってグループで取り組みます。知識のインプットとアウトプットを両方できる、優れた環境だったと思います。
そのおかげで日本で学習した理論への理解が深まり、かつ包括的に経営学を学習することができました。
また日本では学べなさそうな分野の授業を積極的に履修したため、興味の範囲が大きく広がりましたね。
例えば「Social Responsibility of Business in an Age of Inequality(不平等な時代における企業の社会的責任)」という授業では、企業が社会に与える好影響・悪影響を学ぶことができ、ビジネスの本質を理解することに繋がりました。
アメリカの大学は日本の大学よりも実践性を重視するので、知識の理解度も深まります。これはアメリカ留学のメリットの1つと言えるでしょう。
ニューヨークのウォール街(世界的に有名な金融街)。授業ではウォール街に集まる金融機関が社会の格差にどう影響しているかを勉強しました。ビジネスについて学びつつ、アメリカの隠された真実についても知ることで、金融機関への見方が180度変わりました。今後も深く勉強していきたいと思っています。
以下の記事では、大学での授業内容についてレポートしています↓
3. アメリカ文化の知識:日本とアメリカそれぞれの価値観や政治 に興味を持つように
私は高校生の頃から、アメリカの文化や生活に興味を持ち、「アメリカ暮らし」に対して密かな憧れを抱いていました。10ヶ月の間もアメリカに住めるという経験は私にとって夢のようなことでした。実際に住んでみてわかる、アメリカ文化も多くありました。
例えば、アメリカの個性を大事にするという良い一面を発見する一方で、格差社会にショックを受けることも多々ありました。日本の制度や社会的規範に疑問を持ったり、両国の政治や国際情勢に興味をもつきっかけになりましたね。
自分の肌で感じる異文化は、メディアや教科書を通して知るものと大きく異なるように思います。
親友との写真。
アメリカの文化や価値観に戸惑った時は、いつも周りの親友に相談していました。「日本の場合はどうなの?」と聞かれたりお互いに話していくうちに、両国の文化への理解が深まっていったと思います。
4. 自己成長:自分で自分を管理するスキル・主体性が身についた
初めて親元を離れ、日本の外で生活するという経験を通して身についたと感じるスキルが自己管理力。例えば効率的に時間を使えるようにスケジュールを組み立てたり、自分の感情の変化にも気を配るようになったり。
また最初は知り合いが全くいなかったため、自分で積極的に行動してコミュニティを広げていきました。慣れない環境でも恐れず行動する勇気・主体性も身についたと思います。またアメリカは、良い意味で自己主張が激しいです。そういった環境で過ごすうちに、自分の意見を持ち、積極的に発信する姿勢も身につきました。
MIT(マサチューセッツ工科大学)でのMBA学生の交流会に混ぜて頂いた時の写真。留学を通じてMBAにも興味を持つようになりました。世界最高峰の大学院で勉強しているエリート学生と交流できる、非常に貴重な機会でした。
留学というと英語力向上と勉強が主の目的と思われがちだと思います。しかし異国で自分一人で生活していくことを通して、精神面で自己成長ができることも留学のメリットですね。
5. 将来への好影響:世界が広がったことによって、キャリアも考え方も広がった
友達と出かけたイベント会場にて。
私の大学は非常に多様な人種構成で、様々な国の人と知り合うことができました。また大学での専攻もかなり幅広いため、ニッチな分野の研究をしている人の話を聞くことも多々あります。
そういった人たちと話すことで、ユニークなキャリアや将来の夢を知ることができました。特にアメリカは日本と比べて挑戦する精神が強いため、大変刺激になりましたね。
日本だったら「そんなの無理でしょ…」となりそうな話でも、自信と熱意を持って友達が話す姿をみて自分自身の考え方が大きく変わりました。
幸せな人生はこうであるべき。成功こそが全て。そういった固定観念がなくなりました。キャリアも生き方も人それぞれで、自分が活躍できるフィールドも努力次第で無限にあります。
20歳という年齢で多種多様な生き方を知れたことは、これからキャリアや生き方を考える上で大きな糧になりました。
留学の悪い面はあるの?
私自身は留学に行って悪かったことは全くありません。自分が挑戦してみたかったことを大学生のうちに経験できて、非常に良かったと思います。「留学なんかしなきゃよかった」と思ったことは一度もありません。
今振り返ってみると、そう思えた理由は大きく2つあります。
(1)私がやりたいことを十分にできる環境、自分の性格に合った環境だったから
(2)自分が恐れずに行動していたから
前提として、留学先の大学や都市が自分のしたいことができる環境(学習環境や生活環境など)であったと思います。留学先を決める前に、くまなくリサーチしてよかったです。
またしっかり目標を持ち、その目標を叶えられる環境を自分で作り出すことを意識しました。ある分野に挑戦できていないと感じたら、それができそうな環境を自分から探し参加しました。
そのため当初持っていた目標を全て叶えることができました。後悔もないです。
「環境選び・環境づくり」で留学生活は大きく変わってくると思います。この2点をしっかり行えたかどうかで、留学の満足度は違ってくると私は考えます。
私が留学したボストンの魅力については以下の記事から↓
留学を迷ってる人へアドバイス
ボストンの景色。
もし留学することを迷われている方がいれば、私は留学することをおすすめします。もちろん留学費用も高いですし、周りのサポートなしでは実現できません。留学したからと行って、何かが急に劇的に変わることもほとんどありません。
ただ英語力や物事への考え方の変化、新しく得た知識が、自分の人生にとって大きくプラスに働いているのは間違いないと思います。
それはまだ目に見える成果では現れていませんが(現れているけど、気がついていない可能性もあります)、これから結びついていくではと感じています。
最近では留学を支援する団体・情報源も多くなっているので、留学をする絶好のチャンスだと感じます。この記事が、留学を考えている方にとって一押しになれば幸いです。
過去の連載記事一覧はこちらから。ぜひ読んでみてくださいね ↓↓
# ボストン交換留学
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
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考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を
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