留学先で銀行口座開設する人必見!口座開設のキホンと国別おすすめ銀行まとめ
- 2019/08/22
こんにちは、オーストラリアとフィリピンに留学したことがあるモリキです。
「留学中に現地で銀行口座を開設した方がいいのかな……」
と悩む人は多いのではないでしょうか。
留学先で、私たち日本人が銀行口座を作ることは可能です。銀行口座を開設することで、日本からの送金やアルバイト代の振り込みがスムーズに進みます。
とはいえ、自分に銀行口座が必要なのか、どの銀行を選べばいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、現地の銀行口座の必要性や開設をすべき人、銀行口座が必要になるケース、国別のおすすめ銀行、開設の流れ、必要書類などを徹底的に解説します。
留学先で銀行口座を開設すべきか調べている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
[目次]
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留学先で銀行口座って誰でも作れるの?
留学先で、日本人が銀行口座を開設することは可能です。開設に国籍は関係ないので、誰でも口座開設ができます。
海外の銀行口座は、以下の2つにわけることができます。
- (1)チェッキング・アカウント:小切手が利用できる業務用の「当座預金」
- (2)セービング・アカウント:日本でも多くの人が使用する「普通預金」
留学生は一般的に「セービング・アカウント」の口座を作ることになると思います。お金を引き出すキャッシングカードを併せて発行することで、現地のATMから現金を引き出すこともできるようなります。
留学で銀行口座を開設するべき人と必要ない人
続いては、銀行口座が必要な人と不要な人の特徴を見ていきましょう。
銀行口座を作った方がいい人
留学中に銀行口座を開設するのをおすすめする人は、以下の通りです。
- ・3カ月をこえる長期留学の人
- ・アルバイトをしたい人
- ・お金を安全に管理したい人
特にワーキングホリデー中のアルバイト代の振り込みには、現地の口座が必要です。その他、留学が長期になるほど必要な現金が増えるため、送金や安全にお金を管理するために口座が必要になります。
銀行口座が不要な人
留学中でも、以下の人は銀行口座を開設する必要がありません。
- ・1週間や1カ月の短期留学の人
- ・現地で働く予定のない人
- ・現金やクレジットカードのキャッシングでお金を用意する人
3カ月未満の短期留学では、銀行口座を開設する必要はほとんどありません。お金は日本で用意した現金や、クレジットカードによるキャッシングで現金を用意できるためです。
ここまで銀行口座を開設するべき人について解説しました。次は、銀行口座が必要になるケースも紹介しますね。
留学中に銀行口座が必要になるケース
続いては、留学中に銀行口座が必要になるシーンとして、
- ・仕送りを受け取る
- ・アルバイト代を振り込んでもらう
- ・日本で用意したキャッシュカードが利用できない
を紹介します。
ケース(1)日本からの仕送りを受け取る
1つ目は「日本からの生活費の仕送りを受け取るため」です。
長期留学となると、現地でかかる生活費は少なくても何十万円と高額になります。しかし、大金を持ち歩いたり、自宅で保管したりすることは不安に思う人が多いのではないでしょうか。
盗難などのトラブル回避のためにも、現地の銀行口座に日本から振り込んでもらう方が安心です。お金がなくなるリスクを最小限におさえることができます。
ケース(2)アルバイト代を振り込んでもらう
2つ目は「ワーキングホリデーでアルバイトをするため」です。
アルバイトをすると給料が振り込まれますが、入金は現地の口座にしか対応していないことも多いです。
給料はそのまま生活費にする人も多いため、現地で開設した銀行口座に振り込んでもらうことで、出入金はもちろん、支払われたかどうかのチェックもスムーズに行えます。
ケース(3)日本で用意したカードが利用停止になった
3つ目は「日本から持ってきたカードが利用できないときのため」です。
日本で作ったキャッシュカードやクレジットカードで、ATMから現金を引き出そうとしている人も多いと思います。
しかし、海外でカードの盗難や紛失、破損などトラブルが起こらないとは断言できません。たった1枚のカードが利用できなくなると、お金を引き出す方法がなくなってしまいます。
トラブルが起きたときに困らないためにも、現地で口座を開設してカードを作ることをおすすめします。
ここまでを読んで、「私は銀行口座が必要かも……」と感じた人もいるかと思います。そこで次は、口座を開設するときに確認しておきたいことを紹介しますね。
留学先で使う銀行口座の開設前にチェックしたい3つのポイント
次は口座開設でチェックしておきたいこととして、
- ・日本の支店
- ・ATMの数
- ・日本語対応
の3つを解説します。
ポイント(1)日本に支店があるか
海外の銀行でも、日本に支店を持っていることがあります。
例えば、香港の銀行である「HSBC」。2019年時点で東京にも支店があります。
日本に支店のある銀行口座は帰国後も使用できるため、解約の必要がありません。また世界中に支店のある銀行は、別の国に留学したときにも活用できます。
留学先で銀行口座を開設する際は、日本や世界にある支店数で判断することもポイントです。
ポイント(2)ATMの数は多いか
現地にどれくらいのATMが用意されているのかも、大切なポイントです。
ATMの数が多いほど、急にお金を引き出したいときに困ることがありません。日本と同じようにすぐにお金を引き出せるため、慣れない海外生活でも安心です。
またATMの数だけでなく、引き出しにかかる手数料も確認しておきましょう。引き出すたびにお金がかかると、手数料だけで数千円になることがあるためです。
手数料0円の銀行を選ぶことで、現地での生活費節約につながります。
ポイント(3)日本語でも対応してくれるか
銀行口座の開設は、英語力に不安がある渡航直後のタイミングであることが多いでしょう。ポイント(1)でご紹介したように、日本に支店がある銀行などでは、口座開設にあたって日本語で対応してくれることがあります。
母国語で説明を聞くことができると安心ですよね。口座開設にあたっての疑問もそのまま日本語で聞いて解決策を教えてもらえるので、不安になることがほとんどありません。
特に初めての留学では、日本語対応のできる銀行を選ぶのがおすすめです。
ここまで口座開設におけるポイントをお伝えしました。続いては、国別におすすめの銀行を紹介していきます。
イギリス留学でおすすめの銀行
イギリスの銀行として、
- ・Lloyds
- ・Barclays
を紹介します。
銀行(1)Lloyds
Lloyds(ロイズ)とは、ロンドンに本社がある銀行です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・ATMの引き出し手数料が無料
- ・ネットバンキングも利用可能
海外で初めてお金を引き出すとき、どれくらいの金額が必要なのかはわかりにくいものです。ロイズは手数料が無料のため、こまかい出費を気にする必要がありません。
便利に活用できる銀行を探している人におすすめです。
銀行(2)Barclays
Barclays(バークレイズ)とはロンドンの国際金融グループであり、イギリス4大銀行のひとつです。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・留学生専用の口座あり
- ・連携している30カ国以上への送金が無料
- ・提携しているお店での食事や買い物で料金の還元あり
銀行口座の開設だけでなく、さまざまなサービスをお得に活用したい人におすすめです。
オーストラリア留学でおすすめの銀行
続いては、オーストラリアの銀行として、
- ・National Australia Bank
- ・ANZ Bank
を見ていきましょう。
銀行(1)National Australia Bank
National Australia Bank(ナショナルオーストラリア銀行)とは、国内最大の資産を持つ大手の銀行です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・ATMの数は3,400以上
- ・口座維持費が0円
- ・東京と大阪に支店や出張所あり
ATMの数が多いため、急にお金が必要なときでも困りません。利便性を重視する人におすすめです。
銀行(2)ANZ Bank
ANZ Bank(オーストラリアニュージーランド銀行)とは、180年以上の長い歴史を持つ銀行です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・シドニーやケアンズなど一部支店では日本人スタッフが常勤
- ・他の都市でも電話で日本語対応あり
日本語で対応してもらえるため、英語に自信のない留学初期でも安心です。
アメリカ留学でおすすめの銀行
続いては、アメリカの銀行から
- ・BANK OF AMERICA
- ・Morgan Chase Bank
を紹介します。
銀行(1)BANK OF AMERICA
BANK OF AMERICA(バンクオブアメリカ)とは、「バンカメリカ」や「バンカメ」の愛称で親しまれている銀行です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・支店数がアメリカで最も多い
- ・銀行維持費は毎月1,500ドル(約16万2,000円)以上の入金でOK
長期留学でアメリカに滞在する人、アメリカ国内を移動する予定の人におすすめです。
銀行(2)Morgan CHASE BANK
CHASE BAN(モルガンチェース銀行)とは、ニューヨーク州に本社をかまえる銀行です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・銀行のカードにクレジット機能をつけることも可能
- ・日本の銀行にも振り込み可能
日本からの送金予定などがある人におすすめです。
カナダ留学でおすすめの銀行
次はカナダの銀行として、
- ・CIBC
- ・Canada Trust
を見ていきましょう。
銀行(1)CIBC
CIBC(カナダ帝国商業銀行)は、カナダの5大銀行のひとつです。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・利用者が多くて人気
- ・1年以内の滞在では手数料無料
ただし日本語の窓口は用意されていません。ある程度の英語力があり、1年までの中期や長期で留学する人におすすめです。
銀行(2)Canada Trust
Canada Trust(カナダトラスト)とは、カナダで日本人がよく利用している銀行のひとつです。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・日本語窓口あり
- ・口座開設で小切手を4枚もらえるなど特典あり
日本人の対応に慣れている銀行を利用したい人におすすめです。
フィリピン留学でおすすめの銀行
最後はフィリピンの銀行から、
- ・Metro bank
- ・BPI
を紹介しますね。
銀行(1)Metro bank
Metro bank(メトロポリタン銀行)とは、フィリピンの大手銀行です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・ATMは1,000以上
- ・日本語での対応可能
- ・日本支店もあり
日本にも支店があるため、日本人留学生からの人気が高い銀行です。日本語でスムーズに手続きしたい人におすすめです。
銀行(2)BPI
BPI(バンク・オブ・ザ・フィリピン)とは、日本にも支店を持つフィリピンの大手銀行です。
おすすめポイントは以下の通りです。
- ・マニラを中心に展開
- ・ATMの数は800以上
- ・円も対象となる外貨預金が可能
マニラに留学する人や、帰国後もBPIの口座を使い続けたい人におすすめです。
ここまでおすすめの銀行を紹介しました。
次は実際に銀行口座を開設する流れについて、簡単に紹介します。
留学中に銀行口座を開設する流れ
海外で銀行口座を開設する流れは、以下の通りです。
- (1)銀行の窓口で口座を開設したいことを伝える
- (2)申込用紙を記入する
- (3)身分証明書など必要書類を提出する
- (4)お金を預ける
- (5)カードを受け取る
基本的に、日本で口座を開設する流れとほとんど変わりません。キャッシュカードは2〜4週間で自宅に到着する場合がほとんどです。
留学先で銀行口座を開設するために!日本で準備する3つの書類
口座開設の流れは日本と変わりませんが、準備する書類は日本とは少し異なります。当たり前ですが、必要な書類がなければ留学先で銀行口座は開設できません。最後に銀行口座の開設に必要な書類として、
- ・身分証明書
- ・住所を証明する郵便物
- ・申込書
の3つを紹介します。
書類(1)パスポートなど身分証明書
身分を証明できなければ、銀行口座は開設できません。留学生は基本的にパスポートが証明書となるため、忘れずに持参してください。
また国によっては、学生証なども求められることがあります。
書類(2)住所を証明できる郵便物
銀行口座を開設するには、住所が必要です。そして住所を証明するためには、郵便物を提出することが多いです。
シェアハウスや学生寮、ホームステイ先など住所のわかるものを用意しましょう。
書類(3)申込書
最後は申込書です。申込書は銀行で「口座を開設したい」と伝えると渡してもらえます。スタッフの指示に従って、漏れのないように記入しましょう。
基本的な必要書類をお伝えしましたが、詳しくは国や銀行によって異なります。スムーズな手続きのためには、事前に確認することをおすすめします。
まとめ
今回は留学中に銀行口座を開設する必要性や、おすすめの銀行について解説しました。
おさらいすると、銀行口座が必要な人は以下の通りです。
- ・3カ月をこえる長期留学の人
- ・アルバイトをしたい人
- ・お金を安全に管理したい人
また口座を開設する前のチェックポイントとして、以下の3点をお伝えしました。
- ・日本に支店はあるか
- ・ATMの数は十分か
- ・日本語での対応は可能か
迷ったときは、今回紹介した銀行から選んでみてくださいね。
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- ステップ3:申し込む
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