
アメリカの名門、ボストン大学。スタンフォード大学やUCLAと並んで世界的に知名度が高く、一度はその名前を耳にしたことがある人は多いでしょう。では、ボストン大学へ留学したいと思ったら、どんな手続きや試験が必要なのでしょうか。
この記事では、ボストン大学への留学について詳しく解説していきます。必要な書類、出願の手続きなど事務的な側面はもちろん、そのメリットや留学に向けたポイントなどもご紹介していきます。ボストン大学への留学を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事ではアメリカドルをUSDと表記しています。為替レートは2025年6月5日時点での情報を参照し、1USD=145円で計算しています。
[目次]
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まずはボストン大学について、基本的な情報を確認していきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | Commonwealth Ave, Boston, MA 02215, United States |
| 略称 | BU |
| 設立年 | 1839年(※1) |
| 学生数 | 約37,000人(※2) |
| 留学生比率 | 26%(9,851人)(※3) |
| 学部数 | 17(※4) |
| 著名な卒業生 | キング牧師、ドリュー・ワイスマン(ノーベル生理学・医学賞受賞)(※5) |
| 留学プログラムがある日本の大学 | 慶應義塾大学(※6)、青山学院大学(※7)、法政大学(※8) |
ボストン大学はマサチューセッツ州ボストンに本部を置くアメリカの研究総合大学です。留学生が多い大学として知られており、その割合は26%です。
ボストンはアメリカ有数の学術都市として知られ、ボストン大学以外にも複数の大学があります。そんなボストンでの学生生活について、下記の記事で体験談をご紹介していますのでこちらもぜひご参照ください。
ついに新学期!ボストンに留学してからの4ヶ月間を振り返ってみる

私立大学としては全米最大規模を誇り、留学生を多く受け入れているボストン大学。そんなボストン大学での留学にはどんなメリットがあるのでしょうか。ボストン大学留学の特長を解説していきます。
ボストン大学は世界的にも非常に高い教育水準を誇る大学であり、2025年世界大学ランキングでは108位に、アメリカのみに絞ると第26位にランクインしています(※9)。特に国際的な研究ネットワークの広さと留学生の受け入れ数で突出しており、世界に門戸が開かれた大学であることがわかります。
また、創始者3人が実業家だったこともありビジネスの分野でも高い評価を受けています。Bachelor(学士)、Master(修士)、PhD(博士)の3つを合わせるとコース数は300以上。生徒それぞれのニーズに応じた実践的なプログラムを受けられます。

ボストン大学は留学生へのサポートが充実しているのも特徴的。例えばボストン大学の公式サイト、留学生向けのページには、ビザ取得のプロセスや先輩留学生のアドバイスが掲載されています(※10)。
また、これからボストン大学に入学する留学生に向けた「BU First Class」というコースもあります。これはボストン大学での学生生活についてや学業で気を付けるべきことなどを学べるオンラインプログラムです(※11)。留学生に優しい環境で、充実した大学生活をスタートさせることができるでしょう。
キャリア支援が充実しているのもボストン大学の特長です。先述の世界大学ランキングの評価項目のひとつ「Employability(=就業能力)」で非常に高い評価を受けており、それによって全体のランキングが引き上げられているほどです(※9)。キャリアセンターでは面接対策が行われていたり、レジュメの書き方を指導してくれたりといったサポートがあります(※12)。
また、ボストン大学では学内外でインターンやキャリアイベントが豊富に開催されています。在学中から将来のキャリアを意識した実務経験が詰めるのも大きな強みです。

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ボストン大学にはいくつかキャンパスがありますが、メインキャンパスはボストン市内にあります。アクセスが非常に良いだけでなく、周囲には美術館や図書館といった文化施設も充実しています。全米有数の規模を誇るボストン美術館はメインキャンパスから車で7分の距離です。
ハーバード大学やMITといった他の教育機関や研究機関も多く集まる学術都市であり、学生向けのサービスやアクティビティも多数あります。学業以外にもさまざまな楽しみがある留学になることでしょう。
2025年6月現在、存命しているボストン大学の卒業生は約37万人、日本だけを見ても1,486人の卒業生がいます(※13)。世界中に広がるOB・OGのネットワークは将来のキャリアを考えるときにも大きな支えとなるはずです。
卒業生との交流を容易にするために、ボストン大学のホームページには「BU Connects」というページがあります。ボストン大学の学生、卒業生、及び教職員であれば誰でも利用できるサービス(※14)。これを使えば業界別に分けられたグループに参加できたり、メンター探しをしたりすることが可能です。

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本格的にボストン大学への留学を考え始めたら、具体的な入学手続きについて知っておかなければなりません。そこで次は、ボストン大学への留学に向けた事前準備について詳しく説明していきます。
ボストン大学に出願するにあたって、まず満たさなければならない条件は「高校を卒業していること、その見込みがあること」もしくは「高校卒業と同程度の学力を有すること」です(※15)。前者の場合は高校最終学年に在籍しているか、すでに高校を卒業していればクリアです。一方、後者の場合は高等学校卒業程度認定試験に合格していることが求められます。
ちなみに、日本の高等学校卒業程度認定試験の結果を学力の証明として使えるかどうかは大学によって異なります。もし、使用が難しい場合には代わりにGeneral Education Development(GED)と呼ばれるテストを受けます。これはアメリカの高等学校卒業程度認定試験のようなもので、高校の卒業証書と同等の効力を持つものです。
留学生として海外の大学に出願する時には英語テストの結果を提出する必要もあります。ボストン大学への出願に使えるのは、TOEFL iBT、IELTS、DETの3つのテストのいずれかのスコアです(※16)。各テストの必要スコアについては下記の表をご覧ください。
| テスト名 | スコア要件 |
|---|---|
| TOEFL iBT(Test of English as a Foreign Language Internet Based Test) | 90-100点(各セクション20点以上) |
| IELTS(International English Language Testing System) | overall 7.0以上 |
| DET(Duolingo English Test) | 125-135点 |
ただし、上記のスコアに届かない場合でも、実際に授業が始まる前に必要スコアを取得すればボストン大学への入学を許可されることがあります。また、ボストン大学はそういった学生に向けた英語コースの実施もしています。
出願時に必要な書類は下記の通りです(※16)。
・共通出願書類
・中学の成績証明書
・高校の成績証明書
・カウンセラーによる School Report Form と推薦状
・教員による評価
・英語テストの結果
・経済的支援の証明書
・パスポートの写し
経済的支援の証明書とは、保護者の銀行口座のコピーなどがそれにあたります。アメリカの学生ビザはアルバイトの制限があり、フルタイムで働くことができません。そのため、アルバイトに頼ることなく学費や普段の生活費を支払えることを証明しなければならないのです。
また、上記のリストの中には「Common」というアプリを使って、アプリ内で入力を行うものもあります。

留学となると、気になるのは費用ですよね。ここでは、1年間のボストン留学にかかる学費や生活費などのトータルコストを紹介します。(※17)。
| 項目 | 金額 | 日本円の目安 |
|---|---|---|
| 学費 | 69,870 USD | 約1,013万円 |
| 住居費 | 12,790 USD | 約185万円 |
| 食費 | 7,180 USD | 約104万円 |
| 手数料 | 1,502 USD | 約22万円 |
| 教材費 | 1,000 USD | 約14.5万円 |
| 娯楽、その他個人的な出費 | 1,455 USD | 約21万円 |
| 渡航費 | 1,380 USD | 約20万円 |
| 交通費 | 630 USD | 約9万円 |
| 合計 | 95,807 USD | 約1,390万円 |
もちろんこれは一例ですので、住む場所や普段の過ごし方などによっても変わります。あくまで参考程度ですが、1年でこれくらいの費用は必要になると認識しておきましょう。
ボストン大学では学生に対し、奨学金など経済的な支援も行っています。毎年4億7,300万USD(約686億円)が学部生への経済援助として割り当てられており(※17)、学生たちのキャンパスライフをサポートしています。経済的に不安がある場合にはこういったサポートを検討するといいでしょう。
また、日本の財団や教育支援機関が提供している奨学金もあります。大きく分けて給付型と貸与型の2つがあり、組織によって提供している奨学金は異なります。詳しくは下記の記事をご参照ください。
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ボストン大学への留学の準備をスムーズに進めていくためには、いくつかポイントがあります。具体的に留学を検討し始めている人はぜひ参考にしてみてください。
必要な情報や書類を集めたり、英語テストに向けた対策をしたり、準備には時間がかかります。しっかりとタイムラインを把握し、慌てずに余裕をもって進めていきましょう。遅くとも、大体1年くらい前には準備を始めることをおすすめします。早めに取り組むことで、志望動機をじっくり考えるなど選考対策が丁寧に行えるはずです。
ボストン大学の場合、新規入学者の出願締め切りは1月頭です(※18)。そのため、前年の年初めから準備を始めることになります。高校卒業後すぐの留学を考えている場合には、高校2年生の冬から始動しましょう。
出願に向けてだけでなく、留学後のキャンパスライフを充実させるためにも情報収集は欠かせません。ボストン大学の公式サイトだけでもたくさんの重要な情報が載っているので、なるべく情報を集めるようにしましょう。
また、InstagramやTikTokといったソーシャルメディアの情報もチェックすることをおすすめします。大学公式のアカウントもありますし、実際にボストン大学に通っている学生のアカウントを見つけることもできるでしょう。そういった情報を通じて、現地でどんなキャンパスライフが待っているのかを知っておきましょう。

仮に出願時の必要スコアを満たした後も英語力の向上は欠かせません。というのも、必要スコアはボストン大学での学業を進めていくのに「必要最低限の英語力」であって、実際にはさらに高度なスキルや知識が求められます。
特にライティングについては「アカデミックライティング」の習得が必須です。英語の小論文やエッセイには一定の「型」があり、大学の課題などではそれに沿って文章を書くことが求められます。普段の生活ではなかなか触れない、使わない英語のルールが出てくるので、早い段階から集中的に鍛えておきましょう。

英語力をもっと伸ばしたいという人は、留学の前に語学留学で英語力をブラッシュアップするのもおすすめです。実際の留学前に海外経験を積んでおくことで、いろいろな面で自信もつくでしょう。
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今回は、ボストン大学での留学について詳しく解説してきました。ボストン大学はアメリカ有数の名門大学であり、非常に高い教育水準を誇る大学です。留学生の受け入れ数が非常に多いことでも知られており、留学生向けのサポートが充実しています。
ボストン大学への留学を目指すなら、およそ1年くらい前からの準備が必要です。必要書類を揃えるだけでなく、英語テストのスコア取得も欠かせないので早めの動き出しがカギになります。英語力アップを考えているなら、ぜひ語学留学も検討してみてくださいね。

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いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

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※1、2、4...Boston University「About BU A world-renowned institution」(参照日:2025-06-05)
※3...Boston University「Student Enrollment」(参照日:2025-06-05)
※5...Boston University「Nobel Laureates」(参照日:2025-06-05)
※6...慶応義塾大学国際センター「協定校別募集要項」(参照日:2025-06-05)
※7...青山学院大学「海外短期プログラム」(参照日:2025-06-05)
※8...法政大学「スタディ・アブロード(SA)プログラムについて」(参照日:2025-06-05)
※9...QS TOP UNIVERSITIES「World University Ranking」(参照日:2025-06-05)
※10...Boston University「Admitted International Students」(参照日:2025-06-05)
※11...Boston University「International Student Support」(参照日:2025-06-05)
※12...Boston University「Center for Career Development」(参照日:2025-06-05)
※13...Boston University「Living Alumni」(参照日:2025-06-05)
※14...Boston University「BU Connects」(参照日:2025-06-05)
※15...Boston University「First-Year applicants」(参照日:2025-06-05)
※16...Boston University「International Applicants」(参照日:2025-06-05)
※17...Boston University「Full Tuition Figures」(参照日:2025-06-05)
※18...Boston University「Important Deadlines」(参照日:2025-06-05)
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