こんにちは、留学ブログライターのAyakaです!
アメリカ留学中のみなさん、ビザの更新予定はありますか?または、この先ビザを更新する予定がある人もいるのではないでしょうか。
ビザを初めて申請したときは、慣れない英語での資料集めや書類作成に奮闘した人も多いかと思います。
更新時も「また同じように手続きするのか……」と思っている人は、ちょっと待ってください!実は、申請時と更新時で手続きや条件が少し異なるため、事前にしっかりと準備をする必要があるんです。
とはいえ、自分ですべて調べるのは、なかなか大変ですよね。
そこで今回は、アメリカ留学時のビザ更新方法を徹底解説します。更新条件や必要書類、申請時の手順まで細かく紹介していくので、これからアメリカ留学する人やビザ更新を予定している人は参考にしてみてくださいね。
なお、最新のアメリカ留学でのビザについては下のページでまとめているので、具体的な準備を進めたい方はチェックしてみてください。
アメリカ留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説
なお、本記事は2019年11月時点での情報を元に作成しています。閲覧日が作成日から期間空く場合には、最新情報をアメリカ大使館よりご確認ください。
[目次]
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まずはアメリカ留学の学生ビザについて、基本的な情報をチェックしていきましょう。
アメリカ留学の学生ビザには、「F1」と「M1」ビザがあります。それぞれの特徴やポイントを解説しますね。
「F1ビザ」は最も一般的な学生ビザで、大学や高校などに進学する人が必要になります。また語学学校などで週18時間以上の授業を受ける人も、F1ビザを申請してください。
ただし在学が90日以内、かつ週の授業時間が17時間以下の場合は、観光ビザと同じ「VWP」と呼ばれるビザでの入国が可能です。
例えば、夏休みなどの短期間語学学校に通う場合などです。自身の授業時間などをチェックしてから申請しましょう。
「M1ビザ」はアメリカでデザインや美容など、学術以外の職業的な教育や研修を受ける場合に必要です。留学でも学位の取得を目的としない場合、M1ビザを申請することが多いです。
次に、各ビザの有効期限を確認しましょう。
F1ビザの有効期限は、最長で5年間です。ただし人によってその長さは異なるうえに、実際に滞在できる期間は「I-20」と呼ばれる入学許可証で許可されている滞在期間をもとに決定されます。
例えばビザの有効期限が1年だとしても、I-20の期限が半年であれば、滞在できるのはI-20の期限内である「半年」。1年滞在することはできません。
ちなみに滞在期間を過ぎると、不法滞在になってしまいます。ビザにはF1ビザとI-20、それぞれの有効期限が記載されているので、間違えないよう注意してください。
M1ビザの場合、有効期限は入学する学校のプログラムと同じ期間です。また最長でも、滞在できる期間は1年までとなっています。
それぞれのビザは、どのようなタイミングで更新をすればいいのでしょうか。1つずつ解説しますね。
F1ビザの更新のタイミングには、いくつかのポイントがあります。
1つ目は「F1ビザが切れてしまうけれど、I-20の期間は有効な場合」。この場合は学生ビザのF1ビザを更新しなくても、アメリカに滞在することが合法的に許されています。ただし一時帰国してしまうと同じビザでは入国できないので、その際はF1ビザの更新を忘れないでください。
2つ目は「F1ビザが切れてしまい、I-20の期間も迫っている場合」。この場合はまずI-20を取得しないと、ビザの更新もできません。学校に話をして、新しいI-20を発行した後、F1ビザを申請します。
残念ながら、M1ビザの更新は難しいと言われています。またF1ビザからM1ビザへの変更は可能ですが、M1からF1への変更は現地でできません。
F1ビザに変更したい場合、日本でもう一度最初から申請する必要があります。
ここまでで、アメリカの学生ビザに関する基本情報をチェックできたかと思います。
次は、ビザ更新の際に知っておきたいポイントを4つ紹介しますね。
アメリカの学生ビザを更新できるのは、日本国内に限られています。
ビザの発給は大使館が行うため、どうしても日本にある在日米国大使館に申請しなければなりません。そのためビザを更新したい場合、一時帰国する必要があります。
また日本からビザを申請していることを証明するために、日本への入国スタンプが必要です。しかし最近では、日本入国時に自動化ゲートの導入が進んでいるため、帰国したのにスタンプが押されないことも。
ビザ申請を予定している人は、出入国審査で必ずスタンプをもらうようにしてください。ゲートを出る前、近くにいる職員に「スタンプが欲しい」といえば、専用の窓口に案内してくれます。
ビザは期限が切れていなくても、更新することは可能です。
例えば、5年の有効期限が途中まで過ぎ、卒業前にビザが切れてしまうことがわかっていたとします。その場合はビザが残っている状態でも、途中で更新の申請が可能です。
その場合「どうして更新する必要があるのか」をエッセイにして、資料として添付しましょう。
一方で、ビザの期限中でも5カ月以上は学業を中断して帰国することになった場合、学生ビザの資格は取り消されることがあります。アメリカを出国する前に長期間戻ってこれないことがわかっている場合は、新しいビザの発行手続きが必要です。
ビザの申請には面接を受ける必要がありますが、更新時にも絶対に必要なわけではありません。
ビザを更新する際、条件がそろっている人は面接を免除され、郵送による書類提出のみで手続きを完了できることがあります。
遠方の人は面接に行く手間が省けるので、とても助かりますよね。後ほど詳細を紹介しますので、参考にしてみてください。
ビザ更新は時間がかかることを頭に入れておきましょう。
というのもビザ更新に必要な書類を大使館や領事館に送ると、結果がわかるまでに最低でも2週間の時間が必要です。ビザの更新は一から書類をチェックするので、どうしても時間がかかってしまうものです。
書類の準備を含めても、余裕を持って1カ月は必要だと考えておいてください。
帰省も兼ねて帰国する人が多いと思いますが、くれぐれもギリギリの日程を組まないように注意してくださいね!
続いては、アメリカ留学において学生ビザを更新するための条件を確認してみましょう。
基本的に、更新は郵送で完結できます。そのためここでは、郵送で対応可能な条件を紹介しています。
先ほどお伝えしたように、場合によっては面接を課されることもあるので、あらかじめ知っておいてください。
更新するには、前回のビザ申請時と同じ専攻で別の学校に通う、もしくは引き続き同じ学校へ通う必要があります。
パスポートを紛失すると、所持しているビザの効力もなくなってしまいます。そのため更新には、現在のビザが手元に残っていることも必要です。
もし前回のビザ申請時からパスポートを更新している場合は、古いパスポートを見せてください。
申請は、前回と同じ大使館で行いましょう。別の大使館、もしくは領事館へ申請する場合、郵送での対応はできません。間違えて別の場所へ送らないように注意してくださいね。
ビザの有効期限が切れている場合、更新はその期限が切れてから12カ月以内である必要があります。また有効期限中での申請も可能なので、早めの申請がおすすめです。
この記載があるかどうかは、最初のビザをチェックしましょう。もし”Clearance received”、または”Waiver granted”の記載がある場合は、郵送での申請ができません。
その場合は面接の予約が必須なので、忘れないでください。
次に、アメリカ留学のビザ更新時に必要な書類を紹介します。
入学許可証は、各学校に在籍することを証明する書類で、学生ビザを更新したい人にとって最重要といっても過言ではありません。I-20は学校から交付され、専攻や在学期間、初回の登校日が記載されています。
ビザは国に入るための通行証であるのに対し、I-20はアメリカに滞在するために必要な許可証とイメージするとわかりやすいかと思います。
ビザの申請には、パスポートも欠かせません。申請時には、半年以上の有効期限が必要です。
もしビザの有効期限中にパスポートの期限が切れてしまったら、古いパスポートにあるビザも見せることになります。その場合は、新しいものと古いもの、2冊のパスポートを大使館に送れば問題ありません。
DS-160は、学生ビザの取得を予定している人が、作成しなければならない必要書類のひとつです。このとき氏名、性別、生年月日、出生地、国籍、ビザの種類、渡米歴をインターネット上で登録します。
学生ビザの場合、DS-160オンライン申請書作成時に「SEVIS番号」が必要になります。「SEVIS番号」はI-20に記載されているので、まずはI-20の発行を学校に依頼しましょう。
ビザ申請時に提出する写真は、規定が細かいです。
その規定は、
・6カ月以内に撮影したもの
・背景が白のカラー写真
・サイズは「5cmx5cm」
であるもの。
メガネの着用は不可で、顎や目の位置、余白も細かく指定されています。
詳しくは、下記ページをチェックしてみてください。
残高証明書は、学費や滞在中の資産力を証明するために必要な書類です。学生ビザでは働くことができないため、貯蓄によって「不法に働かないこと」を示す資料でもあります。
本人名義もしくは、援助してくれる親族の銀行の残高証明書原本、または預金通帳原本を準備しましょう。
I-20の再取得が必要な場合は、SEVISの登録も必要です。更新時には、費用を支払ったことが確認できる書面の提出を求められます。
次に、アメリカ留学のビザ更新の手順を紹介していきます。
この手順は、急に変更される可能性があります。必ず最新の情報を米国政府の公式ビザ情報サイトでご確認の上、準備を進めてください。
まずは、インターネットで「DS-160オンライン申請書」を作成します。この時I-20の番号を求められるので、手元に準備しておきましょう。
入力が完了したら、ビザ料金として160USD(約1万7,280円)を支払います。支払い方法は、銀行振込やクレジットカード払いなどから選択できます。
登録情報を使って「APPLY FOR A U.S. VISA」にログインします。そして「郵送・更新申請確認書」を印刷してください。
https://cgifederal.secure.force.com/?language=English&country=Japan
先ほど紹介した必要書類を、大使館か領事館に郵送します。レターパックが届くので、そちらを使いましょう。
更新において面接が必要な場合は、大使館や領事館を訪問する必要があります。
次に、ビザ更新が不可になる可能性や理由について紹介します。
先ほど紹介した書類が足りていないと、ビザは更新できません。ただし追加で書類を提出すれば、更新できることもあります。
書類を送るときは、公式ホームページなど最新情報を必ずチェックし、自分の条件に合った書類を準備しましょう。
一定の成績をキープしていないと、ビザを更新できない可能性があります。さまざまな理由で退学処分になったり、著しく悪い成績を残してしまったりした場合、ビザの更新の難易度は高くなるとお考えください。
「I-20」を別の学校から発行してもらうことができれば、再度ビザを申請することも可能です。ただし一度国外に出る必要があるなど、準備は簡単ではありません。
ビザは「アメリカに滞在しても問題ないか」を審査した上で、発給されるものです。移民局は特に「ビザが切れたのに不法に残ってしまわないか」などを心配しています。
面接や書類で不誠実な印象を与えてしまうと、当たり前ですが移民局はビザ発行の許可を出せませんよね。
更新するために誠実に対応する必要があることを頭に入れて、準備をすすめてください。
ここまでビザ申請や更新について解説しましたが、手続きは業者に依頼することもできます。
一度、アメリカ留学のビザを自分で申請しているのであれば、更新の手続きも自分ですることは可能です。細かい違いはあるものの、流れはほとんど変わりません。
多くの人は留学を通して英語力がアップしているので、以前よりもスムーズに申請できるでしょう。
業者による手続き依頼をおすすめするのは、書類の不備があった、成績が悪かったなど、イレギュラーなケースです。
そのような不利な状況で確実に更新するためには、プロの知識を借りて申請にそなえることをおすすめします。
今回は、アメリカ留学で学生ビザを更新する手順について紹介しました。
ビザの更新と聞くと「大丈夫かな」と身構えてしまうことが多いですよね。しかし今回紹介した以下のポイントをおさえれば、スムーズに申請することは可能です。
ポイントをまとめると、以下の通りです。
ビザの申請にはいくつかの条件がありますが、順調に留学生活を過ごしている人であれば更新は可能といえます。真面目に勉強していれば、更新の手続きで頭を悩ませることはありません。
また帰国する予定がないのであれば、学生ビザが切れていたとしても、I-20の期間内で滞在することもできます。
自分はビザを更新する必要があるのか、事前にチェックしてみてください。
今回紹介した内容を活かして、みなさんが充実した留学生活を過ごせるよう応援しています!
なお、ビザの準備以外に留学で準備すべきことなどはスクールウィズのLINEで相談を受け付けています。語学学校や滞在先の手配をはじめ具体的に準備を進めたい方はお気軽にご相談ください。
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