「子どもには早いうちから海外経験を積ませたい」と思っている方も多いはず。そんな方にはフィリピン留学がおすすめです。早いうちに留学をすることで、英語力を磨くだけなく、異文化体験によって価値観を広げたり人間的に成長したりといった効果も期待できます。
そこでまず気になるのが費用ですよね。フィリピン留学は他の英語圏での留学と比べ安価で済むのがメリットといわれていますがですが、果たして中学生での留学も同じなのでしょうか。
今回の記事では、中学生がフィリピン留学するのにかかる費用、フィリピン留学でおすすめのエリアなどについて詳しく解説していきます。
※本記事ではフィリピンペソをPHPと表記し、為替レートには2025年4月19日時点での情報を参照し、PHP=2.65円で計算しています。
[目次]
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具体的な話に入る前に、まずは制度面について知っておきましょう。実は、フィリピンでは人身売買や誘拐などのリスクを考慮して、15歳未満の単身での入国を許可していません。そのため、中学生が留学するときには以下のどちらかを選ぶ必要があります。
親子留学とは、保護者と2人で海外へ渡り、留学プログラムに参加することです。
親子留学は保護者も一緒に授業を受講することもあれば、授業を受けるのは子どもだけで保護者は滞在のみというパターンもあります。あるいは、保護者はまったく別のプログラムを受けることも可能です。
ただし、学校によって受け入れ方が異なります。でそれぞれホームページなどで確認しましょう。留学エージェントを利用している場合にはエージェントに詳しく話を聞くことをおすすめします。
WEG(Waiver of Exclusion Ground)とは、親権者がその子ども(未成年者)の単独でのフィリピン渡航を認める書類です。事前にフィリピン大使館にて申請しておくことで、15歳未満であっても、WEGを取得することで親権者の付き添いなしでの入国が可能になります。
多くの語学学校では、WEGを取得するためのサポートを行っています。そのため、手続きに関してあまり心配しすぎる必要はありません。ただし、WEGはフィリピン入国時に入国管理局の判断によって許可がおりるか否かが決まります。申請していても100%入国が確約されているわけではないので注意が必要です。
【必要書類】(※1)
・父母または親権者の署名欄以外の項目を記入した扶養、保証に関する同意宣誓供述書
・記入済みWEG申請用紙
・子どもの証明写真
・子どもの有効なパスポートのコピー
・同行者の有効なパスポートのコピー
・父母または親権者の有効なパスポートコピー
・子どもの出生証明書(戸籍謄本の原本とWEG用戸籍謄本の英訳用紙)
【条件】
「扶養・保証に関する同意宣誓供述書」の父母または親権者の署名欄は、大使館職員の面前で署名すること
【申請料金】
3,120PHP(約8,268円)
上で説明したように、中学生でも条件を満たせばフィリピン留学が可能です。普段と違う環境に身を置くことでさまざまな側面での子どもの成長が期待できるでしょう。具体的にフィリピン留学に期待できる効果やメリットは、下記のようなものがあります。
フィリピン留学が人気の理由の1つとして、「マンツーマンレッスンが受けられる」ことが挙げられます。語学学校によって違いはあるものの、フィリピン留学では講師と1対1で授業を進めていくのが一般的です。
大人数クラスでのレッスンと異なり、講師と密にコミュニケーションを取りながらレッスンを受けられるため、スピーキングとリスニングを集中的に鍛えられます。
周りに人がいないので間違いを恐れる必要もなく、積極的にアウトプットの時間が取れるのもメリットです。
同じくフィリピン留学の人気の理由として挙げられるのは、その費用の安さにあります。日本人にはオーストラリア留学も人気ですが、フィリピンの物価はオーストラリアの約半分です(※2)。
その分留学にかかる費用も少なく、他の英語圏での留学より気軽に検討しやすいのではないでしょうか。例えば、オーストラリアに1カ月留学する場合の費用は約64.8万円が目安ですが、フィリピンなら約42.3万円です。
同じ金額を出せば、より長い期間滞在できます。さらなる英語力アップが期待できますよ。
一般的に、フィリピンは明るく親切な人が多いといわれています。英語講師も明るくフレンドリーな人が多く、中学生でも安心して楽しく英語を学べる環境が整っているといえるでしょう。
また、フィリピンはタガログ語のほかに英語も公用語として定めており、英語ネイティブが多め。フィリピン人講師は英語を話すだけでなく英語教育にまつわる学位や資格を有する人も多いので、教育の質の高さも期待できます。
次は具体的に留学計画を進めていきましょう。フィリピンには各都市に語学学校があり選択肢がたくさんありますが、選ぶときには下記のサポートがあるかチェックすることをおすすめします。
中学生1人での留学でも、親子留学のいずれでも、送迎に対応している語学学校を選ぶようにしましょう。空港から宿泊先、宿泊先から語学学校と、道中どんなことがあるかわかりません。安全面を考慮して送迎ありをおすすめします。
語学学校によって送迎が学校諸費用に含まれているのか、オプションとして別料金になるのかが異なります。詳しくはエージェントや語学学校のホームページで確認しましょう。
日本人スタッフの有無も注目ポイントです。体調不良になったり、ホームシックになったり、心細い状況に陥ってしまったときに母国語で話せるスタッフがいるとそれだけでも安心でしょう。
保護者が同伴する場合でも、現地でいろいろと事務的なことが聞けるスタッフがいるのは心強いのではないでしょうか。よりスムーズに留学環境に馴染むためにも、日本語サポートがある語学学校がおすすめです。
渡航先ではどんなことがあるかわかりません。万が一のときのため24時間のサポート体制があると安心です。
例えば、夜中に体調を崩してしまうなど、自分たちではどう対処していいのかわからない事態に遭遇することもあるでしょう。そんなときに現地のことを知り尽くしたスタッフに対応してもらえると心強いのではないでしょうか。
学校を選ぶときにはどんなサポートがあるのかを確認することをおすすめします。
留学には選べるコースやプログラムがいくつかあります。目的別、期間別にいろいろと選べるようになっているので、予算や目標に合わせて選びましょう。ここではいくつかおすすめのプログラムをご紹介します。
ジュニアキャンプとは、夏休みや春休みに開催される短期集中プログラムのことです。英語の授業があるのはもちろんですが、アクティビティや観光もコースの中に含まれており、授業以外にもさまざまな体験ができます。授業で学んだことをすぐに実践の場で使える機会があり、楽しみながら英語を学習していけるでしょう。
また、現地の文化や歴史を学ぶことは、視野を広げたり新たな価値観を得たりするきっかけにもなります。他国から来ている子どもたちとの異文化交流も本人にとって良い刺激になるはずです。
短期間で徹底的に英語力を鍛えたいのであれば、マンツーマンの集中英語コースがおすすめです。授業は文法やリーディングなどいろいろな科目がありますが、それぞれ生徒のレベルに合った内容になっているので、より効果的な学習が期待できます。授業の進め具合も生徒の理解力や進捗に応じて柔軟に調整できるので、無理なく学習を続けていけるでしょう。
また、1日中フィリピン人の講師と英語で話さなければならないため、常にリスニングやスピーキングにアプローチできます。英語に触れる時間がより長くなることで、英語力アップが目指せるでしょう。
学校によっては、英検やTOEFL、TOEICなどの英語テストに特化したコースを提供しているところもあります。各テストに特化した授業を受けられるので、それぞれのテストでハイスコアが目指せるでしょう。
こういった資格や英語スコアを持っていると、高校受験や大学受験などに役立つことがあります。また、わかりやすい目標を持つことで留学中もモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
日本では読み書きに偏りがちですが、フィリピンなら4技能すべてにアプローチしやすく、まんべんなく英語力アップを目指せます。
学校を選ぶときにはロケーションも重要です。子ども単身で行かせるにしろ、親子で行くにしろ、治安のよさや利便性が気になる人は多いはず。ここでは特におすすめのエリアをピックアップしてご紹介していきます。
photo by:Kim David / Shutterstock.com
クラークは、首都マニラから車で北へ2時間ほど行ったところにあります。かつてアメリカ軍基地があったエリアで、いまでもあちこちにその影響が色濃く残る街です。現在は経済特区として開発が進んでおり、インフラが整備されていたり道路が広く作られていたりと生活しやすくなっています。
経済特区の入り口にはゲートが設けられており、警官が24時間在中しているなど、治安面も厳重に管理されています。高級ホテルやレストランなども軒を連ねており、フィリピンの中では比較的安全といわれています。
クラークでの留学のより細かい魅力や特徴は下記ページをご参照ください。
クラーク留学
ルソン島の北部に位置し、標高約1,500mの高地にある避暑地として知られるバギオ。年間平均気温が約20℃と過ごしやすく、フィリピンとは思えない涼しさです。その過ごしやすさと景観の美しさから、多くのフィリピン人にとって憧れの避暑地となっています。
他の主要都市よりも治安が良いとされており、中学生の留学にもぴったり。マニラから長距離バスで5~6時間と少し離れますが、その分観光客や観光スポットは少なく、勉強に集中できる環境が整っています。
バギオ留学については下記ページで詳細がご確認できます。
バギオ留学
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リゾート地として人気のセブ島は留学先としても人気で、多くの語学学校があります。中学生向けのプログラムを展開しているところも多く、さまざまな選択肢の中からお子さんにぴったりのものが選べるでしょう。
セブのなかでもマクタン島やITパークなどの観光地、ビジネスエリアは比較的安全といわれています。ただし、一部治安の悪い地域もあるので注意が必要です。夜間の移動は避ける、人気のない場所には近づかないなど防犯意識をしっかり持つようにしましょう。
セブ島での留学についてより詳しく知りたい方は下記ページもご参照ください。
セブ留学
中学生のフィリピン留学については情報が少なく、不安に思う人もいるでしょう。そんな人はぜひスクールウィズのLINE相談までお問い合わせください。
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ここでは、中学生のフィリピンにかかる費用を解説していきます。下記の表は1週間、1カ月フィリピンに留学した場合にかかる費用です。
カテゴリ | 費用項目 | 1週間 | 1カ月 |
---|---|---|---|
学費 | 授業料・滞在費・食費 | 8.9万円 | 23.5万円 |
学校支払い諸費用 | 4万円 | 4.2万円 | |
渡航費 | 航空券購入費 | 5万円 | 5万円 |
海外旅行保険加入費 | 0.3万円 | 1.4万円 | |
ビザ関連費 | 2万円 | 2万円 | |
生活費 | 通信費 | 0.2万円 | 0.2万円 |
交通費 | 0.3万円 | 1万円 | |
娯楽費 | 1万円 | 4万円 | |
雑費 | 0.3万円 | 1万円 | |
総額 | 22.0万円 | 42.3万円 |
中学生だからといって料金が割高になることは一般的にはありませんが、セキュリティ面などで追加サポートを入れることで費用が増えることはあります。費用についての詳細は下記ページをご参照ください。
【最新版】フィリピン留学費用総まとめ!期間別に解説
最後に、中学生のフィリピン留学で注意すべき点をご紹介します。子どもの留学をより安全に、より実りのあるものにするためにも、下記の点を意識するようにしましょう。
子どもを単身で行かせる場合には、常に日本にいる親御さんとの連絡が取れるようにしておきましょう。
緊急事態に備えるという目的もありますが、それ以上に子どもが何か心配事ができたときにすぐ相談ができる環境を整えておくことで、不安な気持ちを和らげてあげられるという面もあります。
海外対応のWiFiやSIMを事前に準備しておき、連絡手段を確保しておくことをおすすめします。フィリピンと日本の時差は1時間ですので、対応はしやすいはずです。
連絡手段の確保に加え、貴重品の管理や身の安全の守り方についても徹底して話しておきましょう。
フィリピンは日本ほど治安が良くはないので、スリや窃盗などは日常的に起こりえます。そういった犯罪から身を守るため、まとまったお金は持ち歩かない、人の少ないエリアには近づかないなどの対策が必要です。
また、何かあったときに頼るべき場所についても確認しておきましょう。親元を離れても安全に過ごせるよう、安全対策は十分すぎるほど話し合いをしておくことが重要です。
現地で体調を崩してしまったときの対策も考えておきましょう。慣れない環境に身も心も疲れてしまい、調子を崩してしまうことも珍しくありません。常備薬を持参したり、万が一のときにかけ込める近くの病院を確認したりしておきましょう。
病院を受診するときには保険がないと高額な支払いが発生してしまうため、海外旅行保険の準備も欠かせません。前述の通り、学校によっては日本人スタッフが常駐しているところもあります。学校選びのときには、こういったサポートも含めて確認していくことが重要です。
今回の記事では中学生のフィリピン留学について詳しく解説してきました。
子ども向けの留学には、語学レッスンだけでなく異文化体験ができるジュニアキャンプなどのプログラムもあり、目的や予算に応じて留学方法が選べます。フィリピン留学は他の英語圏に比べて安価なので、いろいろなことにトライしやすいでしょう。
親子で留学できるプログラムもあるので、子どもを単身で留学させるのが不安という場合でも安心です。
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※1...フィリピン共和国大使館「WEG 扶養と保証の宣誓供述書」(参照日:2025-04-19)
※2...NUMBEO「Cost of Living in Philippines」(参照日:2025-04-18)
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